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KNT-CT、業績予想を上方修正 損失の改善で赤字縮小に

2022年5月10日
編集部:長谷川 貴人

2022年5月10日(火)配信

営業損失と経常損失、当期純損失はいずれも上方修正(画像はイメージ)

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長)は5月9日(月)、2022年3月期(21年4月1日~22年3月31日)の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。売上高は前回発表から変わらず1400億円の予想となるが、営業損失と経常損失、当期純損失はいずれも上方修正した。

 今回の修正内容は、営業損失は110億円から77億円に、経常損失は75億円が39億円を見込むほか、当期純損失も95億円が58億円となる見通し。

 新型コロナウイルスのオミクロン株亜種の感染拡大により、旅行関連の売上が低迷した一方、PCR検査受付業務などの取り扱いが想定以上に増加した。加えて、各案件の売上原価の圧縮に努めた結果、売上総利益率が大幅に改善。営業外収益で雇用調整助成金などの助成金収入の増加もあり、損失が改善される見込みとなった。

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