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日本初の観光促進型地域デジタル通貨「ルーラコイン」 有馬温泉で実証実験

2022年2月8日
営業部:後藤 文昭

2022年2月8日(火) 配信

温泉むすめコラボプリペイドカード

 ルーラ(橋本竜社長、東京都渋谷区)は2月5日(土)、日本初の観光促進型地域デジタル通貨「ルーラコイン」のプロトタイプ版をリリースした。

 ルーラコインは、全国の温泉地・観光地で横断的に使えるデジタル通貨(1ルーラコイン=1円)とプレミアムポイントの2つで構成。

 地域の温泉旅館や観光名所、旅行会社と連携し、同デジタル通貨による特別な宿泊プランやアクティビティ、キャラクターとコラボレーションした限定グッズなどを順次開発、提供していくことが最大の特徴。

 地域で利用された決済金額の1%が、その観光地に自動的に寄付される仕組みになっている。

 ルーラコインは従来型の地域通貨が抱える「限られた地域でしか使えない」、「観光客があまり利用しない」という弱点を補う全国規模のネットワークを持つ地域デジタル通貨となっている。

 一方で「地方活性」、「観光地特化」という観点から、東京などの大都市圏での使用はできないようになっている。

 同デジタル通貨へのチャージ方法はクレジットカードからに加え、専用プリペイドカードも用意した。第1弾は、エンバウンドが展開する地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」とタイアップ。キャラクターを書き下ろしたコラボプリペイドカードを各エリアで順次販売。決済時に鳴る「決済音ボイス」には、人気声優を順次起用する。

 ルーラコインは、現在兵庫県・有馬温泉でプロトタイプ版の実証実験が始まっている。サービス開始2日間で発行金額50万円、利用ユーザー100人を超えた。また加盟13店舗では、同通貨1000円以上の買い物で、有馬温泉の温泉むすめ書き下ろしイラストを使用したオリジナルポストカードがもらえるキャンペーンを展開している。

 同デジタル通貨は今後、2月11日から福島県・飯坂温泉、3月19日から静岡県・伊豆伊東エリアに導入地域を拡大、最終的には全国の温泉地、観光地100カ所以上での導入を目指す。

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