ジャルパックとJTBが海旅を共同企画 「誰かに話したくなる旅」

2024年8月5日(月) 配信 

ジャルパックパンフレット(左)、JTBパンフレット(右)

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)とJTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)はこのほど、共同の海外旅行企画「誰かに話したくなる旅」を売り出した。長年、海外旅行のパッケージツアーを取り扱ってきた2社だからこそできる企画として、「パッケージツアーと個人旅行の魅力をかけ合わせた、新しい旅」をテーマに中近東・アフリカとヨーロッパを巡る3つのツアーを用意した。

 海外旅行の個人化やニーズの多様性など、海外旅行商品において共通の課題を持つ2社が新たな需要を創出するため、「現地係員の同行」「自由行動時間の拡充」「今までになかった旅先の組み合わせ」を軸に商品を造成した。

 「ここに行ってきた」と写真を共有したくなる旅先を意識し、「今、訪れるべき都市」の組み合わせを提案する。個人旅行ではハードルが高い中近東・アフリカは日本語ガイド付きでしっかり観光し、個人でも楽しめるヨーロッパは自由行動時間を多めに各確保した。

 異国情緒あふれるモロッコを訪れる旅は、組み合わせるヨーロッパの都市をパリかバルセロナかを選び、8日間で一度に周遊する。モロッコでの世界遺産マケラシュなどは日本語ガイドと巡る。ヨーロッパは終日自由行動を用意する。

 バスク地方とドバイを訪れる8日間の旅は、バスク地方で世界遺産のビスカヤ橋が有名なビルバオや、サン・セバスチャンなどを巡る。ドバイでは、世界最大級の高さを誇るバージュ・カリファやドバイフレームなど、さまざまなシンボルを案内する。

 出発の設定は2025年1~2月。出発地は羽田・成田空港。両社それぞれでデジタルパンフレットを用意している。

第1回地域エンパワーメントアワード 商業・観光・ふるさと納税で、9自治体を表彰(楽天グループ)

2024年8月5日(月) 配信

楽天グループはこのほど、「地域エンパワーメントアワード」の受賞自治体を発表した

 楽天グループ(三木谷浩史会長兼社長)は、地域創生事業において「地域エンパワーメントアワード」を新たに創設し、商業(Eコマース)・観光・ふるさと納税の3部門で2024年の受賞自治体を発表した。

 同賞は、地域創生や地域のファン創出の観点で重要となる「関係人口」に注目し、日本各地における関係人口のさらなる創出と拡大を目的に自治体を表彰するもの。

 楽天のマーケティングデータに基づき、「定住人口1人当たりが、地域外の人とどの程度つながりがあるか」を相対的な指数として算出した。

 商業(Eコマース)部門では、ゴールド賞が福井県、シルバー賞が和歌山県、ブロンズ賞が奈良県。

 観光部門では、ゴールド賞が沖縄県、シルバー賞が山梨県、ブロンズ賞が石川県。

 ふるさと納税部門では、ゴールド賞が佐賀県、シルバー賞が宮崎県、ブロンズ賞が山形県となった。

 楽天グループ取締役副社長執行役員の武田和徳氏は、「自治体や地域事業者の地域創生への熱意と努力が、素晴らしい結果を生み出した。受賞された皆様の取り組みは、他の地域とっての大きな励みとなる。我われも、サクセスケースとしてさらに横展開していきたいと考えている」と話した。

楽天グループ取締役副社長執行役員の武田和徳氏

震災後初となる大規模花火大会「双葉花火」 福島県・双葉町で9月28日(土)に開催(糸井火工)

2024年8月5日(月) 配信

花火大会のイメージ。会場は東日本大震災・原子力災害伝承館。(NPO法人県クリエイターズ協会提供)

 福島県・双葉町中野地区で、東日本大震災後初となる大規模花火大会「双葉花火」(福島煙火協会主催)を9月28日(土)に開催する。1尺玉を含めた約5000発規模の花火大会となり、福島県内の花火師たちが協力する。

 音楽に合わせて花火を打ち上げる「ミュージックスターマイン」や、絵本「きぼうのとり」の朗読に合わせた特別な花火などを打ち上げる。

 打ち上げは、9月28日(土)午後6時から。

 花火観覧エリアは、東日本大震災・原子力災害伝承館裏広場。

 自由席は、一般席が1人4500円、カメラマン一般席が1人5000円。

 指定席は、椅子席が1人6000円、ペア席2人で1万5000円、4人テーブル席が4人で2万8000円。

 プレミアム席は、ペア席が2人で2万4000円。4人テーブル席は、4人で4万円。どちらも、伝承館3階の海のテラスから花火を見渡せる。

 また、協賛プランも用意し、協賛社にはホームページなどでの企業名掲載や、特別観覧席が付いたS~Dの各プランのほか、会場内にPRブースを設けるCMプランなどの特典を付ける。

 日中はインバウンド観光客向けに、日本の食や文化、伝統を楽しめる企画も予定。福島の日本酒ブースの設置や、浴衣レンタルブース、線香花火づくりなどが体験できるワークショップコーナー、東日本大震災・原子力災害伝承館見学ツアーなどを用意している。

 福島煙火協会会長(代表=糸井火工)の糸井秀一氏は、「きっかけは震災10年の追悼花火を伝承館で上げたとき。花火を挙げるには最高の場所だと感じた。震災から長い時間が経ち、復興への歩みは確実に進んでいる」。

 一方で、双葉町の町民数は未だ100人程度にとどまっていることに触れ、「被災地の今を知ってもらうため、震災を風化させないためには、この地域に訪れてもらうことが大事」とした。

 「花火はたくさんの人を集めることができる。復興記念公園の開園を来年に控え、復興のラストランナーと呼ばれるこの地域で、みんなで空を見上げたい」と話す。

 同協会は、「イベントを通じて地元以外の人たちが震災関連施設などを巡る機会を作り、浜通り全体の関係人口拡大にもつなげていく」考えだ。

桜の森ホテル&リゾーツ、取得した今井荘をリニューアルオープン グループの食の経験を生かした旅館へ

2024年8月5日(月) 配信

旅館の外観

 学校給食を調理・提供する東洋食品(荻久保英男社長、東京都台東区)のグループ会社桜の森ホテル&リゾーツ(荻久保康利社長、東京都台東区)は8月5日(月)、取得していた温泉旅館「今井荘」(静岡県・河津町)を改装し、オープンした。

 桜の森ホテル&リゾーツは東洋食品グループの食の経験を生かしたホテル事業を展開するため、設立。今井荘を第1号ホテルとして、運営していく。

 今井荘は1934年に開業して以来、日本の静養地として、昭和天皇や政界、財界、文化人などをもてなしてきた。2023年春ごろから約1年掛けて、伝統と格式を残しつつ、新しいモダンな宿泊施設にリニューアルした。

 コンセプトは「SLOW RESORT」。滞在中は時間を気にせず、食事や会話を楽しみながら、目の前に広がる海を見ながら大切な人と思いのままにスローな時間を過ごしてもらう。

 具体的には、滞在中のすべての食事やドリンクを宿泊代金に含めるオールインクルーシブ制度を採用した。食事は伊豆の幸や旬の食材をブッフェスタイルで用意。ライブキッチンでは、メイン料理の肉や魚を利用客の前で仕上げ、提供する。また、すべての客室からは海を眺めることができる。全室が63平方㍍以上であるため、開放的な空間で寛げるという。

 桜の森ホテル&リゾーツは2026年に、第2号ホテルとして神奈川県の小涌谷に新築ホテルをオープンする。

 同社は「これからも食を通じて人を幸せにできるよう邁進し、人と社会に癒しと寛ぎを与え続けていく宿を目指す」とコメントしている。

タヒチ観光局「マルケサス諸島」の世界複合遺産登録を発表

2024年8月5日(月) 配信

© Grégoire Le Bacon

 フランス領ポリネシアの公式観光促進組織である、タヒチ観光局(ジョン-マルク・モスラン最高経営責任者)はこのほど、「マルケサス諸島」がユネスコ世界遺産に登録されたと発表した。インドのデリーで開かれた7月26日の「第46回世界遺産委員会」で、マルケサス諸島の普遍的価値は、この島々で発展を遂げた人類による文化遺産と保全された海洋および陸上生態系による自然遺産の両方にあるとされ、複合遺産に指定された。

 フランス領ポリネシアは5つの諸島からなる。そのうちの1つ、マルケサス諸島はタヒチから北東へ1500キロ、飛行機で約4時間の場所に位置する火山列島だ。多くの伝説に語られる島々はマルケサス語で「人間の土地」を意味する「テ・ヘヌア・エナタ」と呼ばれている。豊かな歴史と自然、生物多様性で知られており、数百もの遺跡やダンス、音楽などマルケサス民族の文化伝統も人々を惹きつける魅力の1つという。

 タヒチ観光局のモスラン氏は「マルケサス諸島が世界複合遺産に登録されたことは、その類まれな文化遺産と自然遺産を世界的に知っていただく、またとない機会であり、タヒチの島々が包括的で持続可能な観光地であることを強化するものとなった」と喜びを語った。

JR大阪駅開業150周年記念でクイズ企画 抽選で「電車ごっこヒモ」プレゼント

2024年8月5日(月) 配信

JR西日本オリジナル 電車ごっこヒモ

 西日本旅客鉄道(JR西日本)は8月5日(月)から、JR大阪駅開業150周年を記念したクイズ企画「大阪駅歴史ヒモ解きクイズ」をLINE上で実施している。全問正解者のなかから、抽選で150人に「JR西日本オリジナル 電車ごっごヒモ」をプレゼントする。磁石を使い、ドアの開閉感を再現した一品。

 大阪駅は1874年に開業。現在、150周年を記念したイベントを大阪ステーションシティ各所で展開している。今回は広く魅力を発信するため、LINEを活用したクイズゲームを企画。クイズは「ホント」「ウソ」の2択で簡単に遊びながら学べるため、夏休みの自由研究の材料としても提案する。

 キャンペーンは10月31日(木)まで。第1期が8月5~31日、第2期は9月1~30日、第3期が10月1~31日。応募方法は「大阪駅歴史ヒモ解きクイズのLINE公式アカウントを「友だち追加」のうえ、クイズに全問正解して応募する。

 なお、同企画に合わせて、うめきたエリア公式キャラクターの「びりーばー」が登場するプロモーション動画も作成した。

近畿日本ツーリスト、アジア旅行CP 海外が1人5500円引に

2024年8月5日(月) 配信

「行こうよ海外 GO!GO!アジア旅行キャンペーン」

 近畿日本ツーリストブループラネット(古川優子社長、東京都江東区)は8月1日(木)、公式サイトで「行こうよ海外 GO!GO!アジア旅行キャンペーン」を始めた。対象期間中、海外ダイナミックパッケージのアジア旅行商品を新規で申し込むと、1人につき5500円の割引クーポンを利用できる。

 出発対象期間は9月1日(日)~11月30日(土)出発分。予約期間は8月31日(土)まで。ソウル、釜山、済州島、台北、香港、シンガポール、バンコク、ホーチミン、ダナン、ハノイの10カ所のダイナミックパッケージでクーポンが利用できる。割引クーポンは1~8人用まで用意され、8人用を利用した場合は4万4000円引きとなる。

 CPの詳細や申し込みは、近畿日本ツーリスト公式サイトから。

城崎温泉の旅館「赤石屋」が一新 1泊朝食付きの宿に

2024年8月5日(月) 配信

城崎温泉の散策に便利な立地の「赤石屋」

 兵庫県豊岡市・城崎温泉の旅館「赤石屋」は7月29日(月)、リニューアルオープンした。足掛け3年間の全面改装工事を行い、1泊朝食付きの宿として生まれ変わった。

 コンセプトは「きのさき、出たり入ったり」。宿を拠点に温泉街へと街歩きへ出掛け、外湯や温泉街のグルメなどを楽しんでもらうのが狙い。朝食は但馬の米を軸に一汁三菜を提供する。

 併設の土産物店「AKASHIYA shop」は一般も利用できる店舗で、スタッフのおすすめの土産10品を厳選して販売。食べ歩きも楽しめる商品もあり、「赤石屋のもち入りあんぱん」がとくにおすすめという。

堀川遊覧船とスサノオマジックコラボ、全船屋根に特別ラッピング

2024年8月5日(月) 配信

 

 島根県松江市の国宝・松江城の堀で「堀川遊覧船」を運航する松江市観光振興公社は8月22日(木)から10月6日(日)まで、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の島根スサノオマジックの特別ラッピング船を期間限定で運航する。

 通常運航便全船の屋根に、コラボデザインを施す。チームカラーである鮮やかな「スサノオブルー」やエンブレムなどで彩る。

 各乗船場もスサノオマジックデザインのシールやのぼり旗などでデコレーション。ふれあい広場乗船場では特別展示も実施する。

 プレゼント企画も実施。船内にスサノオマジックに関するクイズを掲示し、正解回答者のなかから抽選で観戦ペアチケットや選手サイン入りTシャツなどをプレゼントする。

 8月24日(土)と9月下旬の土・日・祝日いずれか1日には、選出とチアパフォーマンスグループ「アクア☆マジック」のメンバーによる乗船イベントも行う。

NAA、高校生向け航空専門学校説明会を初開催 新しい滑走路供用開始へ人材確保はかる

2024年8月5日(月)  配信

説明会(左)と見学ツアーのイメージ

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は8月29日(木)、「全国航空専門学校合同説明会」を成田空港で初めて開催する。2028年度末に新滑走路の供用開始し、さらなる利用者の増加が見込まれるなか、将来の航空業界の人材確保をはかる。

 同説明会は、航空専門学校9校を一堂に集め、今後の進路を検討している高校生を対象に実施。各校の担当者が高校生と直接話し、学校への入学を検討してもらう。

 さらに当日は参加者を対象に、グランドハンドリングなど働く現場を見学する事前申込制の空港見学ツアーも行う。申し込みは、空港のホームページで受け付けている。