トラベロカ×チューリッヒ、航空券と旅行保険 同時購入でポイント贈呈

2025年7月9日(水) 配信

航空券の購入金額に対して最大4000ポイントを付与

 チューリッヒ保険会社(東京都中野区)とTraveloka Japan(トラベロカ、東京都港区)は9月30日(火)まで、トラベロカが運営する旅行予約プラットフォームで、航空券とチューリッヒが提供する旅行傷害保険を同時に購入した人を対象とする共同キャンペーンを始めた。

 チューリッヒは、2025年4月からトラベロカが運営する東南アジアを中心に展開するオールインワンの旅行予約プラットフォームで、日本旅行者を対象に旅行傷害保険を提供している。同CPでは、トラベロカが提供する税込5000円以上の航空券と、チューリッヒが提供する旅行傷害保険を同時に購入した場合、次回以降の予約時に使用できる「Travelokaポイント」に交換できるクーポンをプレゼントする。

 付与されるポイントは、航空券の購入金額に対して最大4%(最大4000ポイント)。なお、クーポンの配布は予定数に達した時点で終了とする。

 詳細はCPサイト(https://www.traveloka.com/ja-jp/promotion/zurichjp25)から。

阪急交通社国内旅行推進協力会、245万人を集客へ 東京で25年度総会開く

2025年7月9日(水) 配信

総会のようす

 阪急交通社国内旅行推進協力会(会長=村木營介・矢太樓執行役員会長、5738会員)は7月8日(火)、東京都内で2025年度役員総会を開いた。今年度は企画旅行で220万人、手配旅行で25万人の集客を目指す。

 同会は1999年9月に観光産業の発展を目的として、阪急交通社が契約のある全国の旅館・ホテル、バス事業者、食事施設、観光施設などの協力を得て、設立した。阪急交通社と同会が相互連携をはかり、会員施設の販売拡大を通じた国内旅行の発展に取り組んでいる。2025年4月1日(火)時点で、宿泊施設2825会員、船車施設1472会員、食事・観光施設1441会員が加入している。

 村木会長は、「観光産業は、コロナ禍で販売できなかった宿泊在庫を再び売ることはできない。これが尾を引いている」と話し、今後の会員のさらなる業績向上に向けて、「国内をはじめ、訪日も全国各地に来てもらえるよう、皆様と取り組んでいきたい」と呼び掛けた。

村木營介会長

 来賓の阪急交通社の酒井淳社長は「国内旅行が、今年度上期において早めの商品の仕入れや造成で順調に推移し、下期も計画通りに進んでいる。今年設立した教育旅行営業部も堅調に伸びている」と報告。「グループ旅行で(業界)ナンバーワンとなる目標の実現に向けて、お客様に何回も旅行してもらえるよう、テーマ型や全国の地域との連携した商品などの販売で、高い満足度を維持していく。今後も商品造成するうえで、協力してほしい」と語った。

酒井淳社長

 その後、会員をはじめ、観光関連団体や阪急交通社の社員など約200人が集う懇親会が開かれ、国内観光の活性化に向けて、交流を深めた。

箱根海賊船が「花火クルーズ」を運航 箱根芦ノ湖夏まつりウィーク花火大会期間に

2025年7月8日(火) 配信

船上からの花火(イメージ)

 小田急箱根(水上秀博社長、神奈川県小田原市)が運航する箱根海賊船は7月31日(木)~8月5日(火)に開催される箱根芦ノ湖夏まつりウィーク花火大会に合わせて、「花火クルーズ」を運航する。小学生以下の子供は通常の半額料金で乗船できる。

 「花火クルーズ」は芦ノ湖の湖上から打ち上げられる花火を、ライトアップされた海賊船のデッキや船室から間近で観覧できる。同社は「色鮮やかで大迫力の花火を眺めながら、湖上の涼を感じる優雅なひとときをお過ごしください」とアピールしている。

 クルーズは7月31日が湖水祭花火大会、8月1日が例大祭奉祝花火大会、8月2・3日は箱根園サマーナイトフェスタ納涼花火大会、4日が湖尻龍神祭花火大会、5日は鳥居焼まつり花火大会を鑑賞する。乗船港は元箱根港、箱根町港または桃源台港で各日により設定は異なる。いずれも午後7:30~40に出発し、同じ港に8:30~9:00に帰着する。

 乗車運賃は7月31日が大人3500円・子供880円、8月1~5日が大人3100円・子供780円。チケットは「じゃらんnet」「アソビュー」で事前予約販売する。

読売旅行協力会、岡崎会長、2期目へ 名誉会長は読売旅行新社長の岩上氏

2025年7月8日(火) 配信

総会のようす

 読売旅行協力会(岡崎彌平治会長、893会員)は7月3日(木)、京王プラザホテル(東京都新宿区)で2025年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、岡崎氏が会長を再任し、名誉会長を今年6月に読売旅行の社長に就いた岩上秀憲氏が就任した。

岡崎彌平治会長

 岡崎会長は、訪日外国人旅行(インバウンド)客が伸長している地域がある一方で、急増したインバウンド客で「国内旅行客が取り込めなくなる問題も起きている」と指摘。問題の解決を含め、読売旅行との連携を一層強化し、会員施設の宣伝活動や送客促進事業、会員数拡大を目指すなどの事業方針を示した。

読売旅行の岩上秀憲社長

 来賓で出席した読売旅行の岩上秀憲社長は「協力会との関係は、2人3脚で利益を共有する重要なパートナーである認識に一点の曇りもない。今年はこれまで以上に取り組みを強めて送客を増やし、会員の要望に応えていく」と力を込めた。各支部での商談会や視察研修、イベントの開催などを通じて、積極的に送客を支援したい考えだ。

 岩上社長は「協力会にできる唯一無二の恩返しは『会員の皆様への送客』。今後の協力会と当社の結びつきをさらに強固なものにするため、このミッションを確実に積み上げていく」と決意の言葉を述べた。

読売旅行の阪本健司取締役事業統括本部長

 続いて、読売旅行の阪本健司取締役事業統括本部長は、読売旅行の現状報告と今後の方向性を説明した。このうえで、集客を見込める地域に根差した営業所の復活を視野に入れた活動を検討していると明かした。

 コロナ禍により営業所の店舗数を縮小したものの、コロナ禍前から収益性の高かった地域は、日帰り旅行や1泊旅行などのツアーを企画・推進する。阪本部長は「皆様の期待に応えるべく、地域に送客できるように努めていきたい」と述べた。

読売旅行の河野勝執行役員

 最後に、読売旅行の河野勝執行役員は「今年度の業績向上が必須のなか、当社の良いところは残しながら時代に合わせて変わっていくことが求められている」と現状を語った。

8月1日「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」が一新 3つのレストランや新客室など誕生

2025年7月8日(火) 配信

土鍋炊き立てご飯と炭火焼き朝食コース

 OTAなどが主催する各ホテルランキングで上位にランクインする「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」(北海道函館市)は8月1日(金)、新しい客室やレストランを増築し、リニューアルオープンする。

 「食」に重点を置き、「朝食がおいしいホテルランキング(Relux)」全国1位の朝食をさらに進化させるほか、「炭火焼」がテーマの3つのディナーレストランもオープンする。1日50人限定の朝食メニュー「囲炉裏朝食」は、炭火で炙る「海の幸」と土鍋炊きの「銀しゃり」、最高級の「いくら」かけ放題が特徴。また、専用ワゴンで提供される小鉢料理や、炭火で炙る和菓子、彩りのデザートも楽しめる。

 オープンに先駆け、7月1日にジンギスカン料理の「炭火成吉思汗 北ジン」が、7月16日には囲炉裏料理が楽しめる「海鮮炉端 北乃路」が開業。囲炉裏料理は生け簀で管理された新鮮なホタテやカニなど、季節に合わせた北海道食材をスタッフが香ばしく焼き上げる。8月1日には職人が目の前で腕を振るう、囲炉裏会席料理の「SUMI KITANOJI」がオープンし、3つのレストランがそろう。

 新客室は、客室露天風呂に専用サウナを備えた特別室「マリーナサウナスイート」などを備える。

 改装を記念して、1日10室限定の「海鮮炉端コースディナー付プラン」を用意した。7月16日以降の宿泊利用プランとなっている。

「つながる、二地域暮らし」を始動へ JALと1県6市町らがコンソーシアム

2025年7月8日(火) 配信

JALマイル積算で移動費サポート

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長)はこのほど、1県6市町を含む12団体で構成するコンソーシアム「二地域居住応援ネットワーク」が国土交通省の二地域居住先導的プロジェクト実証事業に採択されたと発表した。ネットワークでは、9月から12月まで、持続的な2地域居住モデルとして、「つながる、二地域暮らし」プログラムの提供を行う。参加者は7月中旬から募集する予定。

 JALグループは、「移動を通じた関係・つながり」の創造に取り組んでおり、地域への関わりを深める取り組みの一環として、2地域居住を推進している。これまでの実証実験で得られた知見や課題をもとに、2地域居住者の費用負担軽減や利便性向上を促すスキームをより広めるため、コンソーシアムを立ち上げた。

 「つながる、二地域暮らし」は、各自治体のサポートで、参加する2地域居住者に片道分を想定したJALマイルを積算。自治体、2地域居住者、関係事業者の3者にとって持続可能なモデルの確立を目指す。また、地域とのつながりを醸成するため、2地域居住者が農作業を手伝いながら暮らしを体験できるプログラムや、JALマイルの寄附、自治体を応援するJALふるさと納税などさまざまなプログラムを用意する。

 参画する自治体は北海道・上士幌町と和歌山県、同県田辺市・白浜町・すさみ町、香川県三豊市、長崎県壱岐市。なお、参加者募集を開始する際に具体的な内容や要項などを発表するという。

沖縄に9月19日「うんこミュージアム」がオープン 東京、名古屋に次ぐ3店舗目の常設店

2025年7月8日(火) 配信

「うんこミュージアムOKINAWA」

 たのしいミュージアム(小林将社長、東京都渋谷区)とカヤック(柳澤大輔CEO、神奈川県鎌倉市)はこのほど、共同で展開する「うんこミュージアム」を9月19日(金)に沖縄県にオープンすると発表した。東京、名古屋に次ぐ3店舗目の常設店となる「うんこミュージアムOKINAWA」は、イオンモール沖縄ライカム(沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1)内に開設し、沖縄ならではの特別仕様のデザインや、ここでしか体験できない限定コンテンツ、グッズを用意する。

 沖縄のミュージアムのテーマは「うんこの楽園」。沖縄の青空と透き通る海をイメージし、楽園にやってきたような気分を演出する。沖縄限定のオリジナルコンテンツ含め、20種類以上のコンテンツを用意する。

 「うんこミュージアムTOKYO」で人気の「ウンコ・ボルケーノ」は巨大な火山が噴火するコンテンツで、沖縄では特別仕様として「うんこの滝」が登場し、会場を盛り上げる。

 また、シーサーやハイビスカス、ジンベエザメなど沖縄を象徴するモチーフを詰め込んだ「うん語ネオン」など、沖縄ならではの特別な体験が楽しめる。

 このほか、うんコンビニ「UNKO MART」ではさまざまな商品を取りそろえる。沖縄限定グッズとして、琉球ガラス村とコラボレーションした「幸運の琉球ガラスうんこ」を数量限定で販売する予定という。

 チケットの販売開始日は8月1日(金)を予定する。

前日予報の最高気温35度以上で入園無料 むさしの村、「埼玉暑すぎる割」実施へ

2025年7月8日(火) 配信

7月19~31日までキャンペーン実施

 埼玉県加須市の遊園地、「緑の中のファミリーランドむさしの村」は暑い夏の日の来園を促進するため、7月19日(土)~31日(木)まで、「埼玉暑すぎる割」を実施する。前日の気象庁発表の天気予報で、当日の熊谷の予想最高気温が35度以上の場合、入園が無料になる。また、イベント適用日には子供限定でガリガリ君もプレゼントする。

 同園によると、昨年の同期間の「熊谷」の35度を超える猛暑日は100%となっており、今年は6月にすでに6日間も猛暑日を観測しているという。

 園内では、7月19日から夏限定の「ちびっこプール」もオープン。0歳から利用できるため、「プールデビューにもぴったり」とアピールする。

 暑すぎる割が適用されるのは、前日の午前11時または午後5時発表の予報で、日中の予想最高気温が35度以上になった日。前日の天気予報では35度未満、当日午前5時発表の予想最高気温で35度以上になった場合は対象外になるので注意。

全国79駅発着商品の「夏&秋たびセール」 阪急交通社が7月8~18日まで販売

2025年7月8日(火) 配信

鉄道利用編のセール開始

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は7月8日(火)の午後6時から、Web限定で国内個人旅行「夏&秋たびセール」鉄道利用編を開始する。全国79駅を発着地とする大規模キャンペーンで、セール期間は18日(金)までの10日間。

 物価高で個人消費に陰りがみえるなか、同社は6月に実施した航空機編に続くキャンペーンを実施し、需要喚起に取り組む。今回は大都市圏を発着する目玉商品に加え、全国各地から発着する旅情あふれる列車の旅を取りそろえる。

 東京から往復新幹線で行く函館プランなど日本の各観光都市への旅のほか、温泉地に宿泊する旅は首都圏から手軽に行ける名湯に加え、源泉かけ流しの宿に宿泊する滞在プランなど魅力的な商品を用意した。

 対象商品の出発日は8月1日~10月31日まで。

「津田令子のにっぽん風土記(115)」土偶メガネで地域をつなぐ~ 旅する土偶メガネ編 ~

2025年7月8日(火) 配信

土偶メガネで喜ぶ人々
土偶メガネアーチスト 聡美 杏さん

 2024~25年は、日本全国で埴輪・土偶に関する展覧会が目白押しだ。東京・上野の「東京国立博物館」では、同館所蔵の「埴輪 挂甲の武人」が国宝指定50周年を迎え、特別展「はにわ」に“ハニワ界のスーパースター”が大集合した。千代田区の「東京国立近代美術館」では、埴輪・土偶ブームの裏側を掘り起こす「ハニワと土偶の近代」が開催され、評判を集めた。ほかにも日本各地で個性溢れる展覧会が行われ多くの人が押し寄せている。

 今回はどこかユーモラスでホッとする企画「旅する土偶メガネ」の発案者でもある聡美杏(さとみ・あんず)さんにお話を伺った。杏さんの企みは埴輪・土偶ブームも手伝ってヤフーニュースでも取り上げられるほどだ。

 演劇を通して社会課題解決に取り組む地元密着のNPO法人「劇団サードクォーター」の座付き作家として活動している杏さんは、自身が配信している音声配信プラットフォームアプリ「スタンドFM」のラジオ番組「不可能姉妹のにっちもさっちも」の企画で青森県へ旅することになった。

 途中、三内丸山遺跡で土産として販売されている「土偶メガネ」に出会った。「そこがすべての始まりでした。土偶メガネが2400円。もったいない、何とか活用できないものか」と思案し、出会った人に掛けてもらうことに。「土偶メガネを掛け、わしゃわしゃ喜ぶ姿を写真に撮り、SNSで投稿していると話題となり、『あの人も土偶に! 私も土偶になりたい』と志願して出土される人が増えていったのです」と話す。

 欲が出て土偶メガネの写真を100人撮れたら写真展をやりたいとつぶやいたところ、それも実現した。写真には出土順に土偶ナンバーが振られ、出土場所(撮影場所)と杏さんが命名した土偶名を明記して、パネル展示する。「当初137人だった土偶は出土を重ね、600人近くまでになった」という。

 ユニークで不思議な土偶メガネの縁でつながっていく人々のようすを杏さんは「土偶ミュケーション(ドグミュケーション)」と表現する。

 「土偶メガネで全国行脚するのが夢。色々な(タイプの)土偶が全国で出土するのではないでしょうか」。土偶メガネを掛けて真面目そうな人が突然明るいキャラに変わるなど、「変身ぐあいは、さまざまです。土偶メガネを掛ける“千載一(土)偶”のチャンス。皆様の出土をお待ちしています」と笑顔で呼び掛ける。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。