「福岡・大分DC」PR 大分はアート作品展示など 大分県宣伝隊

2024年3月22日(金) 配信

河室幸一次長(右)と髙倉玲子主任

 大分県大阪事務所の河室幸一次長と髙倉玲子主任が3月8日、本紙関西支社を訪れ、同県とJRグループ、福岡県などと共同実施する大型観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」をアピールした。

 福岡・大分DCは4月1日―6月30日までの開催。「至福の旅! 大吉の旅! 福岡・大分」をキャッチコピーに、両県の食や温泉、文化の魅力を打ち出し、全国から誘客をはかる。

 DC期間中、両県は「イチ推し」企画を設定。大分は「Oita Cultural Expo!’24」を開催する。国内外で活躍するアーティストの作品を県内各地で展示するほか、地域の食文化や歴史などを生かしたイベントを体験するカルチャーツアーを県内6地域で行う。

 JR九州は新しいD&S列車「かんぱち・いちろく」を4月26日から運行開始する。博多駅(福岡県博多市)から、ゆふ高原線(久大本線)を経由し、由布院駅(大分県由布市)と別府駅(同県別府市)を結ぶ。1日片道1便運行する(木曜日運休)。

 JR券と沿線のこだわりの食事がセットになった旅行商品として、専用ホームページと主な旅行会社で販売する。座席のみの販売は行わない。

 河室次長らは「大分の水族館うみたまごと福岡のマリンワールドのコラボによる、特別な魚朱印も売り出します。この機会にぜひ大分県にお越しください」と話していた。

【土橋 孝秀】

小学生が業務体験 誘客へANA航空教室 橿原市観光協会

2024年3月22日(金) 配信

離着陸や機内サービスなどの業務を体験

 奈良県・橿原市観光協会(中谷昌紀会長)は2月17日、ANAあきんど大阪支店(種村守之支店長、大阪府大阪市)と連携し「ANA航空教室」を実施した。

 関西国際空港や伊丹空港から約1時間の距離にある橿原市の利便性の良さをPRするとともに、橿原神宮や今井町など、歴史の深さを感じる“日本国はじまりの地”と称される同市への観光誘客につなげていくことを目的に行うもの。昨年度に続き、今回が2回目。

 航空教室は、橿原市分庁舎(ミグランス)の屋内交流スペースで開催。小学生が対象で、定員30人に対し、39人の応募があった。このうち7割以上が大阪府など市外からの応募で、なかには埼玉県など遠方からの参加希望もあったという。

 会場では、空にちなんだクイズ大会のほか、現役のパイロットや客室乗務員指導による業務体験を実施。離着陸体験では、段ボールで作ったシミュレータに1人ずつ着席し、パイロットやスタッフのサポートのもと、キャプテン役や副操縦士役となって操縦体験を行った。

 また、機内で実際に使用しているカートを使い、客室乗務員に教わりながら、乗客役の保護者らにリンゴジュースを入れて配るドリンクサービスも体験した。

 参加者のなかには、将来、パイロットや客室乗務員になりたいと考えている子供も少なくなく、業務内容などについて真剣に質問する姿も見られた。

 このほか、子供用のパイロットや客室乗務員の制服を着用しての撮影体験も行われ、子供たちは、それぞれ憧れの制服に身を包み、記念撮影を楽しんだ。

八重山エリアの公共交通で「ANA Pay」決済可能に

2024年3月21日(木) 配信

5月31日までキャッシュバックキャンペーンも

 沖縄県・八重山エリアの対象交通機関で3月19日(火)からVisaタッチの導入が開始された(=既報)。これに伴い、ANA X(驫木一博社長、東京都中央区)が提供するVisaタッチ対応の「ANA Pay」も決済可能になった。同社は利用開始を記念し、5月31日(金)まで「ANA Pay」Visaタッチ決済で公共交通機関を利用した金額に応じて最大1000円分をキャッシュバックするキャンペーンを実施している。

 キャッシュバックはANA Payキャッシュで行われる。対象の公共交通機関で1000円以上支払いをすると最大1000円分が付与され、1000円未満は利用金額分をキャッシュバックする。

 また、ANAトラベラーズダイナミックパッケージを利用して対象エリアに宿泊し、「ANA Pay」Visaタッチ決済で対象の公共交通機関を利用すると、ANA Payキャッシュ1000円分をプレゼントする。

学生対象にアメリカ旅行企画コンテスト実施 JATA、日米観光交流年で若者の海旅需要喚起

2024年3月21日(木) 配信

薦田祥司副部長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は3月21日(木)、若者の海外旅行需要喚起策の一環で学生を対象とした「アメリカ旅行企画コンテスト」を実施すると発表した。日米の政府はコロナ禍で落ち込んだ両国間の観光往来の回復に向け、今年を「日米観光交流年2024」に制定。また、今年は海外渡航自由化60周年の節目でもあることから、今秋開催予定のツーリズムEXPOジャパン2024の海外旅行シンポジウムの1プログラムとして展開する。

 JATAが3月21日に開いた定例会見で発表を行った、海外旅行推進部の薦田祥司副部長によると、2023年の日本人海外旅行者数は19年比で47.9%となった。他方、19年のアメリカ(ハワイ・グアムを含む)への日本人渡航者数は約375万人で人気ナンバーワンの海外旅行先だったが、23年のアメリカへの日本人渡航者数は19年比で40.5%と全体平均に比べ下回っているという。

 円安や旅行価格高騰などが主な原因だが、人気の旅行先の回復遅れは旅行業界としては憂慮すべき事態。日米間は464の姉妹都市提携があることから観光交流年を機に、「交流の活発化やコロナ禍で止まっていた交流を再開しましょうと会員からも自治体へ声をかけている」と紹介したうえで、「アメリカの回復が海外旅行市場全体を押し上げる要因になる。JATAとして強く推していきたい」と意気込んだ。

 今回のコンテストの対象は全国の大学、短期大学、専門学校に在籍する学生で、1人でもグループでも、また複数点でも応募できる。学生目線の斬新な発想で同世代の若者のアメリカへの旅行需要を新たに創出、喚起できる実行性のある旅行商品を求む。旅行先地域はアメリカ50州と5準州。

 薦田副部長は「これまでの旅行商品はひょっとすると、今の若い世代にとっては的外れかもしれない。また企画性の面で欧州などに比べて低いのではという懸念もある。ハワイやグアムでも航空券とホテルだけではないプラスの企画や、本土はニューヨーク、カリフォルニアだけではない新しいデスティネーションを求めている」と期待した。

 応募方法は6月3日(月)~7月5日(金)の期間中に所定のプレゼンテーションファイルから作成した企画書を応募フォームに登録する。詳細はJATAホームページから要確認。

 スケジュールは1次、2次審査を経て7月下旬を目途に優秀企画6作品を選出。8月上旬ごろプロによるブラッシュアップを受け、最終的に9月27日(金)開催のツーリズムEXPOジャパンの会場で公開プレゼンテーションを行う。グランプリには応募企画観光地までの旅行費用最大50万円補助のほか、ANAの成田―ホノルル往復航空券2人分などを贈呈。旅費をサポートすることで、企画した旅でのようすをSNSなどで積極的に発信してほしい考え。

 なお、2019年まで実施していた学生を対象とした海外卒業旅行コンテストの実績では300件以上の応募があったことから、「最低でも100点を目標にしていきたい」とし、観光関係以外の学生にも広く参加を呼び掛けていく。

東京観光財団・タイムアウト東京が共同研究 「ポストコロナにおける東京の魅せ方」

2024年3月21日(木) 配信

東京観光財団とタイムアウト東京はこのほど共同研究を行った

 東京観光財団(金子眞吾理事長)とタイムアウト東京(リム・チーワ編集長、東京都渋谷区)はこのほど、「ポストコロナにおける東京の魅せ方 タイムアウトエディターの視点から」について共同研究を行った。

 この研究では、タイムアウト誌の6都市(ロンドン、香港、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、東京)を拠点とするエディターたちとオンライン座談会を実施し、事前ヒアリングを含めて意見をまとめたもの。

 インバウンド需要が本格的・急速に回復してきた昨今、訪日客は東京になにを求めてやってくるのか、日本にやってくる理由を考察し、「インバウンド目線」で地域の魅力を改めて深掘りする重要性を主張する。

 最終報告書は、「なぜいま日本・東京へ? インバウンド客のマインド」「東京の魅力深掘り:5つのキーワード」「東京とサステナビリティ」「東京は今後、どのような特徴をアピールしていくべきか」「地域の魅力の深掘りに必要なこと」──の5つの構成でまとめた。

東山動植物園、電子チケットで入場混雑を解消 実証実験で入場待機時間を60%軽減へ(アソビュー)

2024年3月21日(木) 配信

アソビューはこのほど名古屋市東山動植物園で電子チケットサービス実証実験を行った

 アソビュー(山野智久代表、東京都品川区)はこのほど、名古屋市東山動植物園(愛知県名古屋市)で電子チケットサービスを提供し、チケットレス入場の実証実験を行った。この結果、電子チケット利用比率は1日当たり32%となり、入場待機時間を60%軽減するなどの効果がみられた。

 東山動植物園は、コロナ禍前は年間250万人と国内の動物園で2番目に多い入園者数を記録した施設。繁忙期には1日3万人が来園し、有人券売所が混雑するなどの課題を抱えていた。

 電子チケット実証実験は、東山動植物園公式HPと同社が運営する遊びの予約サービス「アソビュー!」上で電子チケットを売り出した。2023年10月1日(日)~12月28日(木)まで販売し、10月11日(水)~12月28日(木)までの利用期間を設けて行われた。期間中電子チケットを利用した人数は、4万2345人となった。

 この結果、期間中の電子化比率では、平均20%、最大32%の電子化比率を実現した。また、電子チケット購入の案内看板や、電子チケット専用レーンを設置したところ、実証前の約1万4000人来園日の券売待機時間が15分であったのに対し、実証中の約2万5000人来園日の待機時間は6分となり、約60%の待機時間解消を実現した。

 同社は、名古屋市が実施する先進技術社会実証支援事業「Hatch Technology NAGOYA」の課題提示型支援事業で実証事業者として採択され、この実証実験を行った。

吉田栄作さんライブ 島根への思いを歌声に 川崎東急REI

2024年3月21日(木) 配信

美声で観客を魅了した

 神奈川県川崎市の川崎キングスカイフロント東急REIホテルで2月18日、俳優・歌手の吉田栄作さんのミニライブが行われた。

 吉田さんのライブは昨年10月開催に続き2回目で、館内1階にあるカフェ「The WAREHOUSE BISINESS LOUNGE&CAFE」を会場に、2回公演を行い、自身が作詞作曲し、島根への思いを込めた「島根の空のしたへ」などを披露。計90人が吉田さんの歌声に酔いしれた。

 吉田さんがセレクトした島根の地酒3酒にまつわるミニトークもあり、参加者は日曜日の午後を満喫したようすだった。

 同ホテルでは1月17日―2月29日まで、島根県の食材を使ったランチビュッフェなどを提供する「島根フェア」を開催。吉田さんは連続テレビ小説「だんだん」の出演以降、同県と縁を深め、島根のPR大使「遣島使」を務めている。

【土橋 孝秀】

朝倉氏の特別展PR 源氏物語など基調資料展示 福井県宣伝隊

2024年3月21日(木) 配信

清水邦夫館長(右)と常見彩花主事

 福井県の観光宣伝隊が2月28日、本紙関西支社を訪れ、「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」で実施する特別展などをPRした。

 来社したのは、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の清水邦夫館長と常見彩花主事、福井県大阪事務所の長谷川義人所長補佐の3人。

 同博物館は、戦国大名朝倉氏の栄華や城下町一乗谷の繁栄ぶりを、さまざまな出土品や遺構、美術品などで紹介する施設。同館を見学してから一乗谷朝倉氏遺跡を巡れば、越前朝倉氏と一乗谷の実像に、より深く迫ることができる。

 現在、北陸新幹線福井・敦賀開業記念特別展として「戦国大名朝倉氏 武威の煌めき―源氏物語と戦国武将―」を開催している。源氏物語を愛読した朝倉家臣たちに注目し、武力が重視された戦国時代になぜ、古典文学を熱心に学んだのかについて迫る。期間は4月14日まで。

 特別展では、国宝指定の「栄花物語」(三条西家本)や重文指定の源氏物語(大島本)など、貴重な史料を多数展示。このような文化摂取が戦国大名としての権威や威光を誇示する効果があったことを取り上げながら、朝倉氏が武力によらず、文化の力によって、いかに「武威」を獲得し知らしめようとしていたのかを紹介する。

 新幹線開業記念特別展としては今後、2期として「馬駆ける戦国の庭」(4月27日―5月26日)、3期として「蹴鞠と庭が語る戦国」(7月13日―9月1日)の実施も予定している。

 清水館長は「北陸新幹線を利用して、ぜひ当館や一乗谷朝倉氏遺跡へお越しください」とアピールした。

【塩野 俊誉】

〈旬刊旅行新聞3月21日号コラム〉――北陸新幹線福井延伸 北陸応援割とともに復興支援に前進へ

2024年3月21日(木) 配信

 1月1日に能登半島地震が発生し、翌2日に羽田空港で航空機事故が起こり、「2024年の日本は、この先どうなってしまうのだろう」と、年初から悲観的な気分になってしまった。GDPはドイツに抜かれて4位に後退し、間もなくインドにも抜かれてしまうという、衰退ムード漂う幕開けであった。

 

 

 そのなかで、3月16日の北陸新幹線福井延伸は、今年の明るい話題の一つだと春の訪れを待ち望んでいた。

 

 石川県の金沢駅から福井県の敦賀市まで伸びる約125㌔の間には、山代温泉や山中温泉、片山津温泉、あわら温泉など、北陸を代表する温泉地が連ねる。東京駅―敦賀駅は最短3時間8分で、首都圏の人にも物理的、心理的に近づく。

 

 能登半島地震で観光産業も大きな打撃を受けた。政府の観光支援策「北陸応援割」が石川、富山、福井、新潟の4県で3月16日から4月26日まで適用される。

 

 コロナ禍で実施されたGo Toトラベルや、全国旅行支援では現場の混乱が生じたが、今回も支援適用までの期間に宿泊予約のキャンセルが相次いだり、予約申し込みが開始時に集中し、システムで対応できないために大量のダブルブッキングが発生したり、どうも支援策のやり方が上手くないなと思う。

 

 宿泊料金の割引率を大きくしなくても人は訪れる。適用エリアに宿泊すれば、2千円程度のお土産や交通機関、オプショナルツアーにも利用できるクーポンがもらえるなど、広く浅く支援できる仕組みの方がいいと思うのだが、やはり今回も混乱を招いてしまった。

 

 だが、北陸新幹線延伸と北陸応援割によって、多くの人が北陸を訪れて、現地の復興を後押しできたらいいなと思う。あとは、能登半島の一日も早い復旧・復興を願っている。

 

 

 もう一つ、期待しているのは、半導体の受託生産で世界最大手の台湾企業「TSMC」が2月24日、熊本県・菊陽町に新工場を開いたことだ。

 

 菊陽町は熊本空港の北側に位置し、人口は4万3千人余りの小さな町だ。グローバル企業のため、平均収入も周辺の中小企業よりも圧倒的に高く、既に飲食店や商店に経済波及効果が表れている。

 

 福岡空港や熊本空港からTSMCの工場に向かう人の流れが生まれ、九州全体が経済活性化し、景気の底上げにつながる期待が膨らんでいる。

 

 熊本県には黒川温泉や人吉温泉など旅情あふれる温泉地が多く散在する。大分の由布院温泉や別府温泉、福岡の原鶴温泉、鹿児島県の指宿温泉などにも週末に旅行客が訪れることも予想される。

 

 

 観光立国を成長戦略の柱とする日本だが、農業、工業、最先端技術など「ものづくり」分野において、世界最高水準で競うことが国の底力を強くしていくのだと考える。どう考えても観光魅力のないまちで、遮二無二に観光資源を探すよりも、どの分野でもいいから、ものづくりで競争力をつけることができれば、それが観光客ではなくても、人やお金の動きは活発化する。「猫も杓子も観光立市」には大きな疑問を感じる。

 

 

 3月4日には、日経平均株価が初めて4万円を突破した。暗澹たる思いの年初だったが、明るい材料を探して、前進していきたい。

(編集長・増田 剛)

 

【特集No.654】連合47加盟産別で初の女性トップに “多様な働き方”で持続可能な産業へ

2024年3月20日(水) 配信 

 観光業界では訪日外国人客などの需要が急速に回復する一方で、人手不足が課題となっている。このような状況のなか、サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)は、労働者から選ばれる業界へと地位を向上させるため、今年の春闘で定期昇給分とベースアップを合わせ5%と過去最高水準の賃上げを求めている。さらに、ジェンダー平等の推進など労働環境の改善にも努める。昨年7月に連合の47の加盟産別で初の女性会長に就任した櫻田あすか会長に、働く人の立場から観光業界の課題と今後の方針を聞いた。

【木下 裕斗】

 ――会長に就任された2023年は、どのような年でしたか。

 新型コロナウイルス感染症で、観光産業はこれまで大変厳しい状況にありましたが、感染症法上の分類が23年5月に5類となり、行動制限がなくなったことで、本格的に人流が回復することとなりました。円安の影響もあり、とくにインバウンドの需要は急激に増えました。国内旅行も回復したことで、主要旅行社における23年の訪日と国内旅行の取扱額はコロナ禍前の19年比で約8割まで回復しました。

 こうしたなか、23年の春闘では、賃金改善額が過去最高となりました。業績回復に加え、人手が不足するなか、労使ともに「人への投資が不可欠である」ことを強く認識したことで、過去最高の賃金改善に合意することができました。

 ――組織体制も大きく変えました。

 コロナ禍で人と人の接触機会を減らすことが求められたほか、ツーリズム産業は休業を多く取得したため、組合員同士のコミュニケーションの回数が減りました。

 このため、サービス連合は昨年、全国の6つの地方連合を発展的に解消し、本部に機能を集約させることを決めました。

 加盟する各労働組合と連携を密にし、組織強化をはかるため、新たに組織支援局を設置し、各加盟組合に専任の担当者を配置しました。各労働組合の組合員が直接サービス連合へ意見を言えるようになったことで、加盟組合との関係性が深くなりつつあります。……

【全文は、本紙1934号または3月27日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】