3月4日(月)、ストックホルム事務所を開設 26カ所目のJNTO海外拠点

2024年2月15日(木) 配信

ストックホルム事務所・若林香名所長

 日本政府観光局(JNTO)は3月4日(月)、26カ所目の海外拠点として、スウェーデンにストックホルム事務所を開く。北欧地域(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランド)からのインバウンド促進を目指し、現地の旅行業界関係者などとのネットワーク構築や、マーケティング活動を拡充する。

 ストックホルム事務所では、2023年度から重点市場となった北欧地域を管轄し、現地消費者の志向やトレンドなどの新情報を把握し、現地の旅行業界関係者や一般消費者に対して、効果的なプロモーションを展開する。また、日本の自治体・DMO・観光関連事業者へ、有益なマーケット情報を提供する。

 所長には、若林香名氏が就任する。若林所長は、17年にシドニー事務所長を務めた経歴を持つ。

 JNTOは、「海外旅行が旺盛な北欧地域は、市場開拓の余地が大きい。24年に新たな直行便の就航の予定もあるこの好機を捉え、日本の観光関連事業者の皆様とともに、誘客に取り組んでいく」とコメントした。

 開所日には、現地の政府・旅行業界関係者などを招待して開所式を行う。

海外ツアーの検索サイトをリリース ジャルパック

2024年2月15日(木) 配信

検索サイトのトップページ

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は2月14日(水)、目的に合わせた海外旅行ツアーが検索できる新サイト「JALパックおまかせ海外ツアー」を開設した。

 同社がおすすめする多彩な商品のうち、出発地や目的地から、またホテルグレードや添乗員付きなど条件を選んで旅の目的から検索することも可能。「航空券+宿泊」に観光や食事、送迎などをセットした海外ダイナミックパッケージの新プランも用意した。

 同検索サイトでは世界52都市、全446コースをそろえており、今後も順次拡大していく予定だ。

「クラフトホテル瀬戸内」 香川県東かがわ市に3月1日開業(ダイブ)

2024年2月15日(木) 配信

中庭のチャペルサウナ(右奥)と水盤

 人材サービスやグランピング施設運営などを行うダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)は3月1日(金)、香川県東かがわ市に同社初のホテル業態となる「クラフトホテル瀬戸内」を開業する。

 閉業した旧「三本松ロイヤルホテル」を全面改装し、リニューアルオープンする。

 コンセプトは、「瀬戸内のローカル感とつながる滞在型アウトドアホテル」。元々、中庭にあった三角屋根のチャペルを、約36平方㍍の広さのフィンランドサウナに改装。チャペル前の芝生スペースには、水盤を設置するなどして、中庭全体で非日常のリゾート感を創出する。

 中庭を望むテラス席ではご当地グルメを使ったアウトドアディナーが楽しめる。瀬戸内エリアのクラフトビールなどを提供する「CAFE&BAR」も備える。

 客室は全35室。宿泊料金は素泊まりで1人あたり1泊1万450円から(季節変動あり)。比較的リーズナブルな価格設定で、若い世代の旅行需要を取り込む。

JR東日本、北陸応援フリーきっぷ発売 新幹線・特急普通車自由席が4日間乗り放題

2024年2月15日(木) 配信

「北陸応援フリーきっぷ」の北陸フリーエリア

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月15日(木)から、令和6年能登半島地震の被災地支援の一環として「北陸応援フリーきっぷ」を発売し、北陸3県と新潟エリアを目的地とする旅行商品代金の一部を寄付することを決めた。

 特別企画乗車券「北陸応援フリーきっぷ」の発売期間は、2月15日(木)~3月11日(月)。利用期間は2月16日(金)~3月15日(金)。

 料金は2万円で、有効期間は連続する4日間とした。

 往路については、東京都区内から北陸フリーエリアまでは、北陸新幹線(かがやき・はくたか)の普通車指定席が1回限り利用可能。復路は、北陸フリーエリアから東京都区内までは、北陸新幹線(はくたか)の普通車自由席が1回に限り利用可能となる。

 また、フリーエリア内では、新幹線を含む特急列車、快速含む普通列車の普通車自由席が、連続する4日間乗り降り自由となる。

 北陸応援フリーきっぷは、首都圏にあるJR東日本のおもな駅の指定席券売機で発売中。

 同社は、対象旅行商品の利用客1人につき500円を、能登半島地震における被災者支援として、日本赤十字社を通じて義援金へ寄付する。

 対象商品は、石川、富山、福井、新潟県を目的地とする宿泊付きJR東日本びゅうダイナミックレールパックの、2月14日(水)~3月31日(日)を出発日とする商品。

クラブツーリズム、「65歳以上限定海外の旅」カタログを発行

2024年2月15日(木) 配信

ユングフラウ地方を空中散歩するロープウェー ⒸJungfrau.ch

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)は2月1日(木)、海外ツアーカタログ「65歳以上限定 海外の旅」を発行した。同世代が同じペースで気兼ねなく旅を楽しんでもらうのが狙い。

 同カタログには、列車や遊覧船、ロープウェイなど乗り物を使って移動の負担を少なく巡る旅をはじめ、海外旅行を安心して楽しめるような特徴を備えたツアーを多数掲載。このほかにも、体調にあわせて観光に行かずに船内で休むなどの調整ができ、荷造りの負担が少ないクルーズ船の旅のほか、往復直行便利用の旅、日程が少し長めの8~16日間のゆとり旅などを取りそろえた。

 団体パッケージツアーによる初めての土地でも安心して旅を楽しめる利点を生かしつつ、団体行動がゆえに「同じグループの人に迷惑をかけないか心配」というお客の声に基に、要望に応えるカタチで商品化された。

 掲載ツアーの一例として、「歩くことが苦手な方におすすめ 多彩な乗り物で絶景を大満喫 楽するスイス9日間」は、設定期間が6~8月、旅行代金が62万9000~85万9000円。「らくらく巡る オランダ・ベルギー 春の花旅 10日間」は、設定期間が4~5月、旅行代金が51万9000~67万9000円で売り出している。

楽天トラベルアワード2023 ゴールドアワードは103施設に

2024年2月14日(水) 配信

楽天トラベルアワード2023表彰式のようす

 旅行予約サービス「楽天トラベル」はこのほど、国内の登録宿泊施設を表彰する「楽天トラベルアワード2023」を発表した。表彰式は2月9日(金)、東京都内で行われた。

 同賞は、全国の楽天トラベル登録宿泊施設を対象に、過去1年間で顕著な実績を上げ、高い評価を得た宿泊施設を表彰する制度。今回は、ゴールドアワード103施設、シルバーアワード101施設、ブロンズアワード598施設が選ばれた。

 さらに、ゴールドアワ―ド受賞施設の中でとくに高い評価を得た10施設へ、「Hotel & Ryokan of the Year」を贈った。

 また、リゾートホテルや旅館などのレジャーカテゴリに含まれる宿泊施設を対象にした「日本の宿アワード」では188施設を選出し、各都道府県1位の「日本の宿アワードTOP47」で47施設を表彰した。

「Hotel & Ryokan of the Year」受賞施設

▽1位・富士山の見える温泉旅館 大池ホテル(山梨県・富士河口湖温泉)

▽2位・グランドニッコー東京ベイ 舞浜(千葉県)

▽3位・ホテル近鉄ユニバーサル・シティ(大阪府)

▽4位・ホテル川六 エルステージ高松(香川県)

▽5位・ホテルエミオン東京ベイ(千葉県)

▽6位・DEL style大阪新梅田(大阪府)

▽7位・ホテルユニバーサルポート(大阪府)

▽8位・仙台 秋保温泉 ホテル瑞鳳(宮城県)

▽9位・AQUASENSE Hotel & Resort(沖縄県)

▽10位・京急EXホテル札幌(北海道)

「日本の宿アワード2023 TOP47」受賞施設

▽北海道・函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート

▽青森県・星と森のロマントピア

▽岩手県・花巻温泉郷 新鉛温泉 結びの宿 愛隣館

▽宮城県・仙台 秋保温泉 ホテル瑞鳳

▽秋田県・天然温泉 田沢湖レイクリゾート

▽山形県・天童温泉 ほほえみの宿 滝の湯

▽福島県・会津東山温泉 庄助の宿 瀧の湯

▽茨城県・大洗ホテル

▽栃木県・那須温泉 ホテルエピナール那須

▽群馬県・草津温泉 ホテル櫻井

▽埼玉県・和銅鉱泉 薬師の湯 ゆの宿 和どう

▽千葉県・満ちてくる心の宿 吉夢

▽東京都・青梅石神温泉 清流の宿 おくたま路

▽神奈川県・箱根湯本温泉 ホテルおくゆもと

▽新潟県・あてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオ

▽富山県・黒部・宇奈月温泉 やまのは

▽石川県・和倉温泉 ゆけむりの宿美湾荘

▽福井県・北陸最大級の庭園露天風呂の宿 清風荘

▽山梨県・富士河口湖温泉 富士山の見える温泉旅館 大池ホテル

▽長野県・蓼科温泉 蓼科グランドホテル滝の湯

▽岐阜県・下呂温泉 ホテルくさかべアルメリア

▽静岡県・熱海倶楽部 迎賓館

▽愛知県・伊良湖オーシャンリゾート

▽三重県・味の宿 みち潮

▽滋賀県・おごと温泉 びわこ緑水亭

▽京都府・里山の休日 京都・烟河

▽大阪府・大江戸温泉物語 箕面観光ホテル

▽兵庫県・神戸牛と有馬温泉 天然金泉・銀泉の宿 有馬御苑

▽奈良県・たまご肌美人の湯 美榛苑

▽和歌山県・白浜温泉 ホテル川久

▽鳥取県・皆生松月

▽島根県・玉造温泉 玉造グランドホテル長生閣

▽岡山県・WASHU BLUE RESORT 風籠 かさご

▽広島県・宮島グランドホテル 有もと

▽山口県・萩温泉郷 宵待ちの宿 萩一輪

▽徳島県・峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか

▽香川県・御宿 敷島館

▽愛媛県・道後温泉 道後舘

▽高知県・城西館

▽福岡県・原鶴温泉 ホテルパーレンス小野屋

▽佐賀県・嬉野温泉 旅館 吉田屋

▽長崎県・海のサウナ&スパリゾート 本と旅する 島原温泉 ホテル南風楼

▽熊本県・南阿蘇俵山温泉 旅館 竹楽亭

▽大分県・別府温泉 杉乃井ホテル

▽宮崎県・高千穂 旅館 神仙

▽鹿児島県・ラビスタ霧島ヒルズ

▽沖縄県・ホテルピースアイランド竹富島

全旅連・旅館協会が義援金約2000万円を贈呈 北陸4県と和倉温泉へ

2024年2月14日(水) 配信

贈呈式のようす(中央左・全旅連の井上善博会長、中央右・石川県組合の多田計介理事長)

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、井上善博会長)と日本旅館協会(大西雅之会長)は2月13日(火)、令和6年能登半島地震において災害救助法が適用された新潟・富山・石川・福井4県の旅館ホテル組合理事長へ、義援金を贈呈した。

 2者は1月9日(火)から、所属する組合員や、施設の宿泊者へ義援金の協力を呼び掛けてきた。2月5日(月)時点で総額約2000万円となった義援金は、4県各地の被害状況を鑑み、石川県組合へ1000万円、新潟県組合・富山県組合・福井県組合へ各300万円と配分した。

 また、断水が続くなか、インフラや通信復旧隊の受け入れなどの対応を行ってきた和倉温泉旅館協同組合へは、100万円を配分した。

 全旅連の井上会長は、「皆様のご協力のおかげで、このように大きな金額を集めることができた。改めて御礼申し上げ、被災地へ贈呈したい」と話した。

 義援金を受け取った全旅連前会長であり石川県組合の多田計介理事長は、「和倉温泉は恐らく2年くらいは営業できないところも出る可能性がある。どういったカタチで復興していくのかは、地域を挙げて話し合っているところ。1軒も落ちることなく営業再開を目指して頑張っていきたい。少しでも皆さんの参考になれるように、これから復興の道を検証して活力のあるものを披露していければ」と意気込みを述べた。

 また、「いま、北陸は一つになっている。3月16日(土)に北陸新幹線が開業する機会に、能登は難しいが、ほかの北陸地域が頑張って地域経済を盛り上げていくことを、我われも応援していきたい」と強調した。

義援金は北陸4県に贈呈された

ゆこゆこ、宿泊施設に外国人材を ジンザイベースと業務提携

2024年2月14日(水) 配信

サービスの流れ(イメージ)

 温泉宿の電話予約サービスを提供するゆこゆこ(徳田和嘉子社長、東京都中央区)はこのほど、アジア人材マッチングサービスを提供するジンザイベース(中村大介社長、同千代田区)と提携し、宿泊施設向けに外国人材の提供を始めた。

 今回の業務提携では、ゆこゆこの顧客企業である宿泊施設に対し、ジンザイベースが保有する10万人の人材データベースから、各宿泊施設に外国人材をマッチングするカタチとなる。企業へは、面接前に職務経歴書に加え、ジンザイベースのキャリアアドバイザーとの事前面談動画を提供。面接前に求職者の日本語能力を確認できる。

 人材のマッチングに加え、施設ごとに最適な採用戦略の提案や在留資格の申請サポート、入社後の定着コンサルティングに至るまで一貫してサポートしていくとした。

 ゆこゆこは、ジンザイベースとの業務提携を通じて、宿泊業界における人材課題や地域社会での人手不足問題の解消促進を目指す。

3月の土日に夜の水族館探検プラン実施 鴨川シーワールド

2024年2月14日(水) 配信

動物たちの夜の寝姿などを観察できる

 鴨川シーワールド(勝俣浩館長、千葉県鴨川市)は3月の土日の計4日間限定で夜の水族館を満喫する「水族館探検プラン」を開催する。閉館後の水族館でバックヤード見学や動物たちの寝姿を観察する「ナイトアドベンチャー」などが楽しめる。

 プランは閉館後の水族館を約3時間30分満喫できる特別プログラム。「エコアクアローム」ゾーンの裏方見学や、ベルーガにタッチ体験と記念撮影、シャチが泳ぐ姿を見ながら食事ができるレストラン「オーシャン」での夕食ビュッフェなどが付く。最後は飼育員の解説で動物たちが寝ている姿を観察する。

 開催日時は3月23日(土)、24日(日)、29日(金)、30日(土)の午後4:00~7:30。募集定員は1日45人。料金は大人が1万1000円、小中学生が9000円、4歳以上の幼児が8000円。予約は2月19日(月)~28日(水)までホームページ内で受け付けている。

のと鉄道の「鉄印」、IRいしかわ鉄道が代理販売

2024年2月13日(火) 配信

代理販売する鉄印2種類

 「鉄印帳」事業を共同で展開する第三セクター鉄道等協議会と読売旅行、旅行読売出版社、日本旅行はこのほど、のと鉄道の鉄印をIRいしかわ鉄道の金沢駅と津幡駅で、2月9日(金)から代理販売を始めたと発表した。

 のと鉄道は、令和6年能登半島地震による被害を受け、2月1日(木)現在は全区間で運転を見合わせている。七尾―能登中島駅間は2月15日(木)に運転再開の見込みだが、当面の間はIRいしかわ鉄道の2駅で代理販売を行う。なお、代理販売の売り上げは手数料を除き、のと鉄道への寄付金とする。

 販売する鉄印は「のと鉄道応援鉄印」「桃太郎電鉄コラボ鉄印」の2種類。各税込300円。販売箇所は、金沢駅IRお客さまカウンター(午前7時~午後8時)、津幡駅窓口(午前5時30分~午後11時)。