蕎麦屋・川上庵、6月2日に「善光寺表参道 たき澤」開業 蕎麦とかしわ料理の新ブランド

2025年5月20日(火) 配信

かしわ天せいろ

 長野・軽井沢発祥で東京都内にも複数の店舗を展開する蕎麦屋、川上庵は6月2日(日)、長野県長野市・善光寺の参道内に「善光寺表参道たき澤」をオープンする。蕎麦とかしわ料理、信州の酒を提供する新ブランド。

 蕎麦は信州産のそば粉を中心に使用し、石うすで曳いた細目の田舎蕎麦。数量限定で太打ちの十割蕎麦も用意する。信州の高級地鶏「真田丸」を使用した「かしわ天せいろ」や「真田丸手羽煮込みそば」のほか、昼は親子丼、夜は真田丸の串焼きなど一品料理も提供する。

 店舗の建物は築100年以上の古民家で、「滝澤商店」というガラス屋を改築した。敬意を払い名を残し、長野県ゆかりの書道家・秋山白巖が書いた看板を当時のまま使用するという。

 営業時間はランチが午前10~午後4時まで、ディナーが午後4~10時まで。座席数はテラスを含み95席。

23万本のチューリップが見ごろに 札幌市・国営滝野すずらん丘陵公園

2025年5月20日(火) 配信

彩の丘(カントリーガーデン上段):2025年5月19日撮影

 国営滝野すずらん丘陵公園(北海道札幌市)では、5月19日(月)からチューリップ全体が見ごろを迎えている。今年は約120種、23万本のチューリップが広大なカントリーガーデンを彩る風景が楽しめる。6月1日(日)までは、「チューリップ・すずらんフェスタ」が開かれている。

 上段はカラフルな色が混ざり合うモザイクアートのような花畑、下段は美しいアーチを描く虹の花畑となる。また、東口とカントリーガーデンをつなぐ「KINOTWON」に皇室献上品種として選定されている富山県産チューリップ6品種が初登場。すずらんの開花時期に合わせてさまざまなイベントも開催するという。

 園によると、気温や天候にも左右されるが1週間ほどは見ごろが続く見込み。

 開園時間は午前9時~午後5時まで。入園料は15歳以上の大人が450円、65歳以上は210円。子供は無料。駐車料金は普通車500円。

“宿選び”75%が「公式HPの出来栄えが予約決定に影響」(宿研調べ)

2025年5月20日(火) 配信

 宿研(兼松和貴社長、神奈川県横浜市)はこのほど、デジタル時代における「宿泊施設選びの意思決定プロセス」に関する消費者調査結果を公表した。これによると、75%が公式ホームページの出来栄えが予約決定に影響すると答えた。

 調査は、今年3月に全国旅行好き1000人を対象に行われた。

 宿泊施設探しで利用する主な情報メディア(複数回答)を聞くと、「宿泊予約サイト」が75・5%と断トツ。2位は「宿泊施設の公式HP」で32・9%。次いで「旅行比較サイト」(22・6%)、「旅行会社の窓口やパンフレット」(17・5%)、「SNS」(17・2%)、「友人・知人からのクチコミ」(14・1%)、「旅行雑誌・ガイドブック」(14・1%)と続く。

 宿研は調査を通じて、「『発見』と『比較検討』という2段階で異なるメディアが活用される消費者行動パターンが明らかになった」と分析。このうえで、「とくにSNSは20~30代を中心に、宿との出会いの場として機能しているが、実態としては若年層であっても宿探しは予約サイトが中心となっている」傾向を示した。

 宿泊施設を比較するときに、「公式HPをチェックするか」の問いには、「必ずチェックする」が48%、「時々チェックする」38%、「あまりチェックしない」10%、「まったくチェックしない」4%という結果が出た。

 さらに、「公式HPの出来栄えが予約決定にどれくらい影響するか」では、「多少影響」が50%、「とても影響」が25%と合わせて75%が影響すると回答。宿研は「情報収集の選択肢が多様化した現在でも、公式HPは単なる情報源ではなく、最終判断を左右する“決断の場”として機能している」とまとめている。

シェア別荘・SANU始動の共創基盤にJAL、ANAなど参画 “都市と自然を行き来する暮らし”実現へ

2025年5月20日(火) 配信

SANUの福島弦CEOら(右から4人目)

 シェア別荘サービス「SANU 2nd Home」を手掛けるSANU(福島弦CEO、東京都目黒区)は5月19日(月)に東京都内で会見を開き、現在国内31拠点で展開している同サービスを今年度中に40拠点、28年までに100拠点、さらに35年には全世界500拠点へ拡大していく考えを示した。これらを実現していくため、“都市と自然を行き来する暮らし”の社会実装に向け、産業や地域を横断する共創基盤「SANU Lifestyle Partners」を始動。会見には、参画する日本航空(JAL)やANAグループなど6社が登壇した。

 福島CEOは2021年に2拠点5室からスタートした事業が3年を経て、ユニークユーザーは2万3000人、合計宿泊数は7万泊と急速に拡大している背景などを紹介。暮らし方が多様化するなか、同社の調査によると約30%の首都圏居住者が2拠点居住へ関心を寄せている。一方、日本では「別荘」や「移住」はハードルが高い現実がある。そのなかで、同社のサービス展開により、手軽に自然のなかで「もうひとつの家」体験ができることが共感されているとした。若年層の利用も多く、「子供を自然に触れさせたいという都会の人のニーズに応えるもの」とした。

 今後は積極的に拠点やサービスの拡大をしていきたい考え。「我われが売っているのは別荘ではない。その先の自然との触れ合いやライフスタイル。自然との関わりは一部の人だけではなく、誰でも享受できるものとして広げていきたい」と意気込んだ。

 また、「ライフスタイルの確立は1社ではできない」とし、今回の共創基盤設立の趣旨を語った。参画するのはザ・ノース・フェイスの国内販売などを手掛けるゴールドウインと大丸松坂屋などを展開するJ.フロントリテイリング、不動産事業の日鉄興和不動産、JAL、ANAグループ、金融業界からクレディセゾン。会見では各社の担当者が意気込みや期待を語った。

 そのなかで、ANA Xの徳田智昭副社長は「SANUのサービスは非日常と日常のブリッジ的な位置づけと考えている。我われの航空移動との相乗効果で新しい体験価値の提供に寄与していきたい」と力を込めた。JALマイレージ・ライフスタイル事業本部マイレージ事業部の杉山寿英部長は「我われは関係人口の創出に取り組んでいる」とし、「海外では富裕層でなくても2拠点居住を日常的に行っている。日本ではハードルが高く、1社では決してできない。まさに共創が重要だ。拠点の共同開発など、SANUと一緒に取り組むなかで1つでも2つでも課題を打破し、日本での2拠点居住実現の社会風潮を作っていきたい」と展望した。

 このほか、SANUはサービス拡充のため、自然共生型建築をリードするADX(安齋好太郎社長、福島県二本松市)を子会社化したと発表。「設計から製造、運営、管理まで一気通貫で行う」(福島CEO)とし、今年中を目途に新体制に移行する。併せて、設計から加工、組み立て、施工まで工場で建築プロダクトを生産する自社拠点「SANU FACTORY」を進め、デジタル技術の活用やロボティクスによる一部自動化を導入することで、28年には年300棟生産の木造モジュール建築体制の構築を目指していく。

【国土交通省】人事異動(5月16日付)

2025年5月20日(火) 配信

 国土交通省は5月16日付の人事異動を発令した。

海事局付・休職〈日本船舶技術研究協会主任研究員〉(海事局海洋・環境政策課技術企画室長)松本友宏

海事局海洋・環境政策課技術企画室長(国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所企画部研究連携主管)加藤訓章

梅雨の旅行に新提案 雨なら最大22時まで延長滞在も 「雨の日ロングステイ」イベント、 山形市黒沢温泉・悠湯の郷 ゆさで実施

2025年5月19日(月) 配信

 山形市 黒沢温泉の悠湯の郷 ゆさ&おふろcafé yusaは、梅雨の時期でも快適な滞在を楽しめる「雨の日ロングステイ」イベントを、期間限定で実施する。チェックアウト日に雨が予報された場合、最大午後10時まで館内のおふろcaféコンテンツを利用できる企画で、読書や温泉、カフェでの語らいなど、思い思いの時間を過ごすことができる。

 2025年5月26日(月)~7月6日(日)チェックアウトまでの期間、公式サイトを通じて予約されたすべての宿泊プランが対象。チェックアウト日の天気予報(チェックイン日の朝に判断)で雨マークがある場合、チェックアウト後も同日の午後10時までおふろcafé yusaの大浴場やサウナ、ブックラウンジ、フリーコーヒー、コワーキングスペースなどを自由に利用できる。客室の利用はチェックアウト時間の午前10時まで。インターネット予約サイトや旅行会社経由の予約は対象外。荷物はフロントで預かる。

 同館を運営する古窯グループは、「一旅の記憶を、一生の感動に。」という経営理念のもと、「どのような天候でも、心に残る素晴らしい思い出となるよう、雨の日ロングステイを企画した」という。「雨音をBGMに、日常を忘れてゆったりと流れる時間をお楽しみください」と来館を呼び掛ける。

第38回「旅の日」の会開く 第45回「日本旅のペンクラブ賞」は長崎県松浦市の「アジフライの聖地×水中考古学の聖地」に

2025年5月19日(月) 配信

日本旅のペンクラブ代表会員の飯出敏夫氏(左)、松浦市の友田吉泰市長(中央)

 日本旅のペンクラブ(代表会員=飯出敏夫氏)は5月16日(金)、東京都中央区の明治屋ホールで「第38回『旅の日』の会」(実行委員長=土井正和氏)を開いた。

 松尾芭蕉が「奥の細道」紀行に旅立った1689(元禄2年)3月27日(陽暦5月16日)を記念し、旅の文化向上へ、同クラブはこの日を「旅の日」と提唱している。

 第45回「日本旅のペンクラブ賞」は、長崎県松浦市の「アジフライの聖地×水中考古学の聖地」に決まった。水揚げ量が日本有数のアジを素材にした「アジフライの聖地 松浦」を宣言。また、元寇の歴史にちなむ鷹島海底遺跡の長年の調査が評価された。

 基調講演には「アジフライと歴史が紡ぐ地方創生 地域資源に光をあてた聖地化への取り組み」をテーマに、松浦市の友田吉泰市長が登壇。

 友田市長は冒頭、「日本旅のペンクラブ賞を受賞できたことは大変光栄」と謝辞を述べ、「地域づくりは、ないものねだりではなく、あるもの探しの大切さを日々実感している。地元の子供たちが松浦市を誇りに思えるように、地域の持つ強みを見つけ、磨いていきたい」と語った。

 また、第17回「旅の日」川柳の授賞式も行った。応募者総数2262人、応募総数5948句の中から大賞を受賞したのは、埼玉県鶴ヶ島市の永野雅也氏の「孝行の 旅行で来たのに 払う父」だった。

山形県・庄内の17蔵元が一堂に 6月14・15日、鶴岡市の庄内物産館で「地酒まつり」開催

2025年5月19日(月) 配信

 酒処で知られる山形県・庄内地方の17蔵元が集結し、地酒やワインなど約80種の飲み比べが楽しめる催し、「おいでよ!おいしい山形・庄内 地酒まつり」が6月14日(土)、15日(日)の2日間、山形県鶴岡市の庄内観光物産館で開かれる。

 飲み放題チケット(前売り4000円、当日4500円)を購入すると、人気銘柄「くどき上手」(亀の井酒造)や「大山」(加藤嘉八郎酒造)など、庄内の17蔵元の地酒をはじめ、ワインや焼酎、どぶろく、サワーの試飲を自由に楽しめる。加えて「ちょいのみ」が楽しめる10枚つづりのチケット(前売り・当日とも1000円)も販売する。

 地酒にあう焼き鳥やもつ煮などの屋台も多数出店。山形初のジャパニーズウイスキー・遊佐蒸留所のシングルモルトウイスキーの試飲(有料、数量限定)や月山の湧き水と庄内町産米で造られた地ビール(1本700円~)も用意する。両日とも、午後2時からお楽しみ抽選会を実施するほか、地酒の銘柄当てチャレンジなどの催しも企画している。

 会場へは、JR鶴岡駅前から市内循環バスBコースで約15~20分。催しの詳細や前売りチケットの販売情報は、庄内観光物産館の公式ホームページやSNSにて。

「HOTEL R9 The Yard 富岡七日市」が6月14日に開業 市内で2店舗目のコンテナホテル

2025年5月19日(月) 配信

HOTEL R9 The Yard 富岡七日市 外観

 デベロップ(岡村健史社長、千葉県市川市)は6月14日(土)、群馬県富岡市にコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 富岡七日市」(富岡市七日市832₋1)を開業する。「HOTEL R9 The Yard」シリーズとしては全国で108店舗目で、市内では2店舗目の出店となる。同社は2023年8月に富岡市と災害協定を結んでおり、災害時には避難所などの役割を担う。

 新施設は上信越自動車道「富岡IC」から車で約6分、上信電鉄上信線「西富岡駅」から徒歩約8分の立地。客室数は38室。料金はダブルルームが1人6200円~、2人宿泊の場合は8700円~。ツインルームは1人6200円~、2人は9700円~。

ホタルの名付けCPを実施 休暇村奥武蔵が6月4~30日まで

2025年5月19日(月) 配信

休暇村奥武蔵のそばを流れる高麗川

 埼玉県飯能市の「休暇村奥武蔵」(新井泰博総支配人)は6月4日(水)から、「〇〇ホタルと名付けようキャンペーン」を実施する。宿泊者が参加できるもので、専用の応募シートでホタルの名前を投稿すると、採用者に宿泊券を進呈する。期間は6月30日(木)まで。

 同CPは、2019年の台風19号の影響で姿を消してしまったホタルを呼び戻そうと、同ホテルと吾野地区まちづくり推進委員会、埼玉県環境科学国際センターが取り組む「吾野地区ホタル保護プロジェクト」の一環。3者のメンバーが選考し、選ばれた採用者には休暇村奥武蔵ベア宿泊券を贈る。ホタルの名前はSNSなどさまざまな情報発信で使用されるという。

 プロジェクトの活動状況としては、2月に高麗川でホタル生息地の環境調査を実施。4月下旬にホタルがエサとするカワニナを1万2000匹放流した。6月中旬にホタルの飛翔状況を確認したのち、ホタル観賞の実施を予定している。今後は、ホタルに詳しい専門家にも参加してもらい、さらなる保護活動の促進をはかっていく。