「楽しいこと」「美しい景色」「美味しいもの」を探しに、ツーリングへ 「旅行新聞バイク部」発足

2020年6月5日(金) 配信

「旅行新聞バイク部」発足(東京都千代田区の神田明神の前で)

 構想から約4年の年月を経て、2020年5月30日(土)、ついに「旅行新聞バイク部」が発足した。

 部員は現在、旅行新聞新社編集部に在籍する増田剛と、木下裕斗の2人。

 「楽しいこと」、「美しい景色」、「美味しいもの」――を探しに、日本中を走り回る。

 発足式と併せて、旅行新聞新社近くの神田明神を訪れ、安全祈願と、新型コロナウイルス感染症の早期終息、観光業界の隆盛を願って、参拝した。

 その後、よく晴れ渡った東京都内を爽快に走り、お昼に築地の場外市場でお寿司を食べて、解散した。

 ツーリングの途中で出会った面白いネタも、紹介していく予定だ。

 乞うご期待!

 問い合わせ=旅行新聞バイク部 tel03(3834)2718。

【香港】ハイテクを駆使して安全性を確保 JATAのアウトバウンド促進協議会「B2Bウェブセミナー」

2020年6月5日(金) 配信

香港の除菌ロボット(Webセミナー投影資料のスクリーンショット)

 日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)が6月3日(水)に開催した「B2Bオンラインセミナー」で、香港政府観光局が新型コロナウイルス対策の現状や、今後の観光客受け入れなどについて発表した。

 香港の新型コロナウイルス感染者の累計は1085人で、すでに1037人が退院している(6月1日午前11時現在)。香港政府観光局の山本恵美氏は、香港の公共の場での衛生管理について、「ハイテクを駆使した安全性の確保をすでに始めている」と述べた。

公共交通施設に除菌ロボット配備

 香港国際空港には「インテリジェント殺菌ロボット(ISRs)」を配備し、紫外線、360度スプレーノズル、エアーフィルターを組み合わせて、細菌やウイルスの殺菌を行う。香港で開発されたこのロボットはこれまで、病院で使われてきたといい、「今回、世界で初めて空港で使用している」と紹介した。

 香港の地下鉄MTRでは、車内に除菌ロボットを配備。過酸化水素ガス(VHP)ロボットが車両や駅を除菌する。このほか、エアコンフィルターは頻繁に洗浄、交換し、接触頻度が高い券売機やエレベーターのボタン、手すりは、2時間置きに漂白剤で消毒を行う。

 観光で利用することもある2階建てバスは、車内と各停留所に消毒液を設置。フロアマットは漂白剤を浸し、乗車時の靴の消毒を実施している。

対象者別にガイドライン作成

 香港衛生署衛生防護センターは、新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインを作成し、同センターのサイトで公開している。一般的な衛生対策のほか、「旅行者と帰国者」、「医療専門家」、「教育機関と学校」などに分け、さらにシーンや対象者を細かく分類し、それぞれに適した対策を紹介している。

 「ビジネスと職場」の項目では、ホテル産業向けの予防と健康上に関するアドバイスがなされ、「手指の消毒は70%以上のアルコールを使用する」や「ソーシャルディスタンス(社会的距離)に基づいたレストランのテーブルの配置」など、詳細なアドバイスが記されている。

 「SARS(重症急性呼吸器症候群)の時の経験を生かし、厳しい対策の内容が記されている」と山本氏は説明した。

観光地の再開状況

 香港では次の観光地やイベントが再開している。

 文武廟(開館時間は午前10時~午後3時30分)、黄大仙、ゴンピン360、香港観覧車、マダム・タッソー香港、スカイ100香港展望台(営業時間は午前11時~午後8時)、シンフォニー・オブ・ライツ(毎日午後8時~開催)、香港歴史博物館、香港文化博物館、香港美術館など。

日本―香港間の規制

 日本から香港、香港から日本への規制について、それぞれの政府の対応について報告した。

【日本→香港】

日本政府

 感染症危険情報「レベル3(渡航中止勧告)」、危険情報は全世界を対象に「レベル2(不要不急の渡航は止めてください)」を発出。

香港特別行政区政府

 外国人の入境は9月18日(金)まで禁止。香港国際空港でのトランジットは、同航空会社間に限り可能。

【香港→日本】

日本政府

 香港・マカオを含む過去14日以内に滞在歴のあるすべての入国者に対してPCR検査を実施。指定する場所(自宅やホテルなど)で14日間待機し、到着後は公共交通機関の不使用を要請する。

 山本氏は「双方向の規制が解除されて、初めて香港への販売促進の体制がスタートできる」と述べ、香港政府観光局ではこの情報を注視していく考え。最新情報について、旅行会社からの問い合わせに応じるとした。

 また、同観光局が運営する旅行会社専用サイト「香港パートナーネット」に登録すると、イメージ写真のダウンロードのほか、統計の閲覧やイベント検索などができる。

ニッコースタイル名古屋、8月7日開業 開業記念プランも実施

2020年6月5日(金) 配信

客室では仕切りを設けないことでゆったりとした空間を実現

 「ニッコースタイル名古屋」(愛知県名古屋市)が8月7日(金)、オークラ ニッコー ホテルズの新ブランド「Nikko Style」の第1号ホテルとして開業する。開業日の決定に伴い、6月1日(月)から宿泊予約の受付を始めた。

 館内にはコミューナルロビー、オールデイダイニング、カフェ・バー、DJブース、フィットネスジムを設置。地域の食材にこだわった料理や音楽、アートを通じて、ホテルゲストや地元の人々が集まり、つながる場を提供することをブランドの世界観としている。

開業記念プラン

予約期間:2020年6月1日(月)~2020年10月31日(土)

宿泊期間:2020年8月7日(金)~2021年3月31日(水)チェックインまで

宿泊料金:デラックスツインルーム 1万7600円~(2人1室、消費税・サービス料込)

※One Harmony会員には特典として上記から5%オフし、One Harmonyポイント300ポイントプレゼントされる。年会費・入会金は無料。

施設概要

所在地:愛知県名古屋市中村区名駅5-20-13

延床面積:約9,542平方㍍

階数:14階(13階を除く)

客室数:191室

施設:コミューナルロビー、オールデイダイニング、バーラウンジ、DJブース・フィットネスジム

アクセス:JR・近鉄・名鉄・市営地下鉄「名古屋駅」から徒歩10分・タクシーで4分

ニッコースタイル名古屋 開業準備室 TEL:052-211-8050(平日午前9:30~午後5:00)

オークラ ニッコー ホテルズ 予約センター TEL:0120-00-3741(月~土曜日午前9:30~午後5:30)

新しい生活様式に適応したホテル 都シティ 大阪本町 開業

2020年6月5日 (金)配信

ワイドビューコーナーダブルルーム

 近鉄・都ホテルズは6月5日(金)、「都シティ 大阪本町」(大阪府大阪市)を開業した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために政府がまとめた「新しい生活様式」に適応するよう、すべての客室に大きな窓とバルコニーを設置。ニオイやカビ菌、ウイルスの活動を抑える効果があるナノイーの発生機も完備している。

 客室数は308室。2階には、無料のソフトドリンクやグラスワインサーバー(有料)を設置した宿泊者専用ラウンジを設ける。ラウンジには、書籍や閲覧用パソコンを配置したライブラリーも併設しており、ゆったりとした寛ぎの時間を過ごせる。

宿泊者専用ラウンジ

 15-16階「プレミアムフロア」には、同フロア限定のアメニティやコーヒーマシンなどを設置するほか、グラスワインサーバーでワイン1杯のサービスが受けられる宿泊者専用ラウンジ利用特典なども用意する。

 またサービス面では、都ホテルズ&リゾーツで初めてセルフチェックイン端末機「スマーレ」を導入した。

東京都 商店街のキャッシュレス化を支援

2020年6月5日(金) 配信

商店街(イメージ)

 東京都は7月31日(金)まで、商店街キャッシュレス導入モデル事業の募集を行っている。補助対象者は商店街の連合会、商工会、商工会連合会、商工会議所以外の都内商店街で、審査会で審査を経て、8月中旬ごろ補助対象事業を決定する。

 補助対象となる経費は①導入前の準備(導入に向けて必要な助言や支援を受ける費用や、導入準備を専門家に依頼する場合の謝金・委託料など)②キャッシュレス機器の購入③導入を円滑に進めるためのサポート(会員店舗向けキャッシュレス機器の操作研修など)④周知・PR-―の4点。補助率は、10分の9以内(補助限度額 1000万円)。また、東京都も、キャッシュレス商店街として広くPRする。

穴吹興産「ホテル祖谷温泉」を子会社化  グループ拡大戦略に合致

2020年6月5日(金) 配信

ホテル祖谷温泉 人気の露天風呂

 「アルファ」ブランドのマンション分譲で知られる、総合不動産会社「穴吹興産」(穴吹忠嗣社長、香川県高松市)は6月1日(月)、徳島県三好市の大歩危(おおぼけ)・祖谷(いや)温泉郷の旅館「和の宿ホテル祖谷温泉」を経営する祖谷渓温泉観光(植田佳宏社長)および同ホテルでケーブルカーを運営する祖谷温泉(同)の2社を子会社化すると発表した。

 7月1日付で、祖谷渓温泉観光の発行済株式数の約98%、祖谷温泉の同100%を取得する。両社の社長は植田氏が引き続き担い、他役員と社員は全員残留する。

約1年前から協議を重ねており、新型コロナウイルスの影響とは関係がない。

 ホテル祖谷温泉は祖谷渓谷の絶景に囲まれた環境で、ケーブルカーで降りて行く谷底の源泉かけ流し露天風呂が名物だ。近年は外国人宿泊客が増加していた。

 また、植田氏は地域の宿泊施設5軒などで組織する「大歩危・祖谷いってみる会」の会長を設立当初から20年にわたり続けており、地域一体となった観光素材の磨き上げなど、世界に通用する大歩危祖谷ブランドの構築に努めてきた。

 穴吹興産は現在、グループの子会社が、香川、岡山両県でホテル5施設、旅館1施設を運営。グループの旅行事業会社である穴吹トラベルは、四国八十八カ所霊場めぐりのバスツアーなどを企画販売する一方、近年はインバウンド事業を強化し、東アジアを中心にした現地営業活動、行政機関と連携したPR事業に注力してきた。

 今回の株式取得について、穴吹興産はグループの今後の旅行事業拡大戦略に合致すると説明。祖谷渓温泉観光も後継者問題や株主の高齢化など課題を抱えており、将来を見据え経営の安定化が必要と判断した。

感染防止対策ガイドラインを独自で 「THIRD石垣島」グランドオープン

2020年6月4日(木) 配信

「THIRD 石垣島」イメージ

 スターリゾート(佐々木優也社長、沖縄県那覇市)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年4月開業を延期していた「THIRD石垣島」(石垣市美崎町)を、7月31日(金)にオープンする。独自の新型コロナ感染拡大防止対策ガイドラインも導入する予定。

 ゲスト、地域の人、スタッフが安心できる環境を整えることに加え、「設備や提供サービスが異なるそれぞれのホテルに適したガイドラインの運用が必要」(同社)との考えから導入に至った。

 館内のこまめな消毒や希望する宿泊客へのマスク提供、入館時の検温・体温チェックのほかにも、ゲストやスタッフがソーシャルディスタンスを保持、体調不良時のキャンセルにも対応する。

 感染拡大防止の取り組みの一環として、QRコードを使用した非接触デバイスのチェックインシステム、顔認証を採用した客室キーも導入している。

 客室数は28室。ブックラウンジ、ルーフトップ、フィットネスなどの施設を備える。新石垣空港から車・バスで約30分。

【中国】爆買いの次のブームは「洗肺」 JATAのアウトバウンド促進協議会、「B2Bウェブセミナー」から

2020年6月4日(木) 配信 

オンラインセミナー「中国」(画面のスクリーンショット)

 日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)が6月3日(水)に開催した「B2Bオンラインセミナー」で、中国駐東京観光代表処が各観光地の現状や、今後の観光客受け入れなどについて発表した。※いずれも5月末時点の情報

 中国では5月1日(金)ごろから観光地の70%以上が再開。政府の規定で「定員の3割」に抑える入場制限などの対策をとるとともに、オンラインでの事前入場予約や、検温、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の呼び掛けを行っている。博物館などでは見学通路を一方通行にするほか、見学者の分散、屋内施設でのマスク着用を義務付けている。

 同代表処の山田亜美氏は、海外旅行を含む旅行全体の回復には「2年ほどかかるだろう」との見方を紹介。現在、省をまたいでの団体旅行は中止していることもあり、各省内の旅行を再開後、徐々に範囲を広め、「秋ごろまでに国内旅行が回復するのではと言われている」と述べた。そのあとで、海外旅行へとつなげていく考えだ。

 今後、中国では“爆買い”の次のブームは「洗肺(シーフェイ)」だと言われ、大自然の中できれいな空気を吸いながら行う「アクティビティや体験型観光が流行するのでは」と予測されている。山田氏は「中国人が日本で買うものの人気トップ3の中に空気清浄機が入っている。新型コロナウイルスの影響でさらに洗肺の傾向が高まるのでは。今後のインバウンド商品の参考になれば」と話した。

 現在、中国の一部観光地では国内旅行者に対して、健康状態を証明する「健康QRコード」の提示を求めている。今後、海外からの観光客への導入が検討されていることにも言及した。

各地の状況

 四川省は、世界遺産の名勝「九塞溝」が3月31日(火)から観光客を受け入れている。ホテルは5月1日(金)時点で83%が営業再開。今後は、漢詩の場面で秘境文化を堪能する「唐詩宋詩の旅」がおすすめだという。同代表処主席代表の王偉氏は「中国への旅行再開は、四川省からスタートしたい。すでに(受け入れの)準備も済んでいる」と話し、日本人観光客の再訪を心待ちにした。

 西安ではコロナ禍後の観光に向けて、専用車での移動の推奨や、風通しの良いレストランの厳選、新スポットの提案などの準備を行っている。

 上海ディズニーランドは5月11日(月)の営業再開後、入場を定員の3割に制限しているほか、予約はオンラインのみとし、パレードやショーは中止している。アトラクションは隣の席を1つ開けるなどの対策を取っている。

コロナ禍後の変化

 今年のゴールデンウイークに雲南省を訪れた国内旅行者44.8万人の傾向は、旅行会社の利用率はほぼゼロで、観光消費額は30%以上減少したという。オンライン予約や自家用車の利用が増え、コロナ禍前と比較して買い物や宴会をしない旅行者が多かったという。

 福建省の厦門島では、新型コロナウイルスの影響で、街全体の店舗893軒のうち、43%に当たる381軒が閉店。内訳は、アパレル店が最も多い137軒、次いで158軒、医療店が86軒だった。

好調なOTA

 中国では、中小旅行会社の倒産が相次いでいるほか、4大旅行会社のうちの1社も倒産し、厳しい状況が続いている。一方で、利用者数を伸ばしているのがシートリップや同程芸龍などのOTA(オンライン旅行会社)で、第1四半期の利用者数は1億人を超えた。これらのOTAは、顧客ターゲットを大都市から中小都市にシフトし、オンライン登録者数を44.3%から56.1%に拡大。サービスは日本と同様に、航空便や宿泊施設、フェリーなどの予約のほか、観光スポットの情報提供を行っている。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~長崎県・佐世保市~

2020年6月4日(木)配信

 長崎県佐世保市の九十九島(くじゅうくしま)の沖合に浮かぶ黒島(くろしま)には2018年7月、世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である「黒島の集落」が存在します。

 江戸時代に迫害を逃れるために潜伏キリシタンが隠れ住んだ島は、現在も島民の8割がカトリック信徒。信仰を守る一念で海を渡った先祖たちの足跡が、今日ではこの島で生きる信徒たちの道しるべになっています。

 島のシンボルである国重要文化財の黒島天主堂(現在、耐震工事中。2021年3月完了予定)や、五島列島を望む海原の景観と長崎鼻(ながさきばな)の断崖が見える蕨展望所(わらべてんぼうしょ)等、多くの見どころがあります。

新型コロナウイルスが終息した際には、潜伏キリシタンの歴史を追体験できる世界文化遺産の構成資産「黒島の集落」に是非足をお運び下さい。

世界文化遺産:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産「黒島の集落」

出張手配・管理サービス「マイナビBTM」 ダイナミックパッケージの取り扱い開始

2020年6月4日(木)配信

タブの切り替えで、個別手配とダイナミックパッケージの料金比較ができる

 マイナビ(中川信行社長、東京都千代田区)が運営する法人向け出張手配・管理サービス「マイナビBTM」はこのほど、ホテルと航空券をセットで手配する「ダイナミックパッケージ」の取り扱いを始めた。

 ANAとJALの航空便(共同運航便を含む)が対象。ダイナミックパッケージの利用で、ホテルと航空券を個別に手配するよりも低価格な出張プランを提供する。

 「マイナビBTM」の手配画面上で日程、出発地・目的地を入力し検索すると、個別で手配する場合とダイナミックパッケージで手配する場合の料金が表示される。同じ画面上で価格を比較できるので、効率よく出張の手配ができる。