JALグループ、離島17空港で「御翔印」販売へ 第3弾で全55空港を網羅

2023年9月11日(月) 配信

「御翔印」と「御翔印帳」

 日本航空(JAL)とJALUXは9月16日(土)から、JALグループが就航する離島の17空港で「御翔印(ごしょういん)」と「御翔印帳」を売り出す。2022年9月に11空港で販売を開始し、今回で第3弾となる。これにより、JALグループが就航する国内55空港すべてを網羅する。今後、全55空港の御翔印購入者には記念品の贈呈を予定する。

 また、販売開始から1周年を記念し、9月20日(水)の「空の日」に、「1周年の記念御翔印」を第1弾空港の11空港で売り出す。枚数限定で、各店舗無くなり次第終了となる。

 今後、海外空港への展開や御翔印をテーマにしたツアーも検討するなど、同コンテンツを生かして交流人口の拡大などをはかっていきたい考え。

 なお、御翔印の価格は第3弾空港が各350円(税込)、1周年記念が各600円(税込)。

「TAIKI圏内で体験」 日旅など4者が北海道・大樹町の観光振興目指すパートナーシップ結ぶ

2023年9月11日(月) 配信

左から小谷野社長(日本旅行)、富田社長(キャリオ技研・ジュラテクノロジー・日本カレラクラブ)

 日本旅行(小谷野悦光社長)とキャリオ技研(富田茂社長、愛知県名古屋市)、ジュラテクノロジー(同、北海道広尾郡)、日本カレラクラブ(同、京都府京都市)の4者はこのほど、北海道・大樹町において、HOSPO(北海道スペースポート)などを活用した観光振興と航空・宇宙のまちづくりを目的としたパートナーシップ協定を結んだ。

 「TAIKI圏内で体験」をコンセプトに、観光商品の企画開発を行う。北海道スペースポート滑走路を活用して、小型機操縦体験やスポーツカー滑走路走行体験などのコンテンツを開発する。また、パイロットライセンス取得のパッケージツアー造成や、小型航空機運行の検討、ジビエ料理と食育メニュー開発などに取り組む。

 このほか、国内外旅行者の受け入れ環境整備について、スモールエクセレントホテル「十勝宿場おきばる」宿泊プランを、ふるさと納税返礼品としての造成も含め検討している。

JTB、農業も観光も体験 「りんご農家ボランティアツアー」

2023年9月11日(月) 配信

リンゴ収穫(イメージ)

 JTBは、青森県弘前市、アサヒビール、ニッカウヰスキーと連携して、10~11月にかけて、「りんご農家ボランティアツアー」を企画、実施する。4者の連携により農業の人手不足解消への貢献とともに、援農を起点とした地域活性化、関係人口の創出・拡大による地方創生を目指す。

 多くのリンゴ農家を抱える青森県弘前市は、高齢化や人口減少により、後継者の確保と合わせてとくに農繁期での人手不足が大きな社会課題となっている。このため、農業現場での作業支援を起点とした、地域活性化や地方創生に向けた取り組みが急務。今回、JTBによる地域や観光事業者の課題を解決する支援を行ってきた取り組みに共感し、同ツアーを企画、実施することで協業するに至った。

 「りんご農家ボランティアツアー」は、人手不足に悩む農家に対して、主に都市の在住者が農作業を手助けすることを主眼にしたボランティアツアー。ツアーを通じて、困っている農家を支援できることはもちろん、農家をはじめとした地域との交流など、普段はできない体験や経験が期待できる。

 今回は日本一のリンゴ産地である弘前市のリンゴ農家を、サポート・応援したい地域外の住民や企業などが1日かけてリンゴ収穫の農作業を手伝う。リンゴ収穫作業のほか、葉取りや運搬などを想定している。NIKKA弘前工場でつくられた「ニッカシードル」の土産付き。

 出発日は10月15日(日)、22日(日)、29日(日)、11月4日(土)、12日(日)の日帰り計5コースを設定する。募集人数は各開催日ごとに60人。プログラム参加費は0円だが、これ以外の交通費・宿泊費は自己負担となる。

 申し込みは「ひろさき援農プロジェクト」Webサイトから。

日台交流の持続的な発展を 愛知で日台観光サミット開く

2023年9月11日(月) 配信

2023日台観光サミットin愛知のようす

 日台観光推進協議会(会長=山西健一郎日本観光振興協会会長)は9月8日(金)、台湾側のパートナーである台日観光推進協議会(葉菊蘭会長、事務局=台湾観光協会)と愛知県で「2023日台観光サミットin愛知」を開いた。日本と台湾の双方向交流の持続的発展に向けた「愛知宣言」を発表した。

 双方が合意した宣言は①環境保全を前提とした輸送能力の早期回復②人手不足や人材育成などの課題への協力③質的向上による観光消費額の拡大④需要の分散によるオーバーツーリズムへの配慮――などを軸にした。

 サミットには、日本側から山西会長のほか、本保芳明観光庁参与や大村秀章愛知県知事、日本旅行業協会(JATA)の髙橋広行会長ら地方自治体や観光関係者ら140人が参加。台湾側からの葉会長や台日駐日経済文化代表処の謝長廷代表ら70人と合わせ、計210人が出席した。

 次回は24年に台湾の高雄市で開催する予定だ。

日台観光サミット愛知宣言(日本語)

 日台観光推進協議会(台日観光推進協議会)は2023年9月8日、日本・愛知県において「2023日台観光サミットin愛知」を開催し、「日台の緊密な連携と持続可能な観光の実現」について議論を行った。

 その結果、日台双方は「持続可能性」を念頭に置いて2025年の相互交流人口を2019年水準である700万人に戻すことを目指し、より緊密な連携・協力をはかることで一致した。

 具体的な施策として、環境保全を前提とした輸送能力の早期回復や、双方における人手不足や人材育成の課題解消に向け、お互いの取り組みの共有をはかることに努める。

 あわせて、訪問者数等の量の重視だけではなく、旅行商品の高付加価値化や地方誘客を通した質的向上による観光消費額の拡大や、需要の分散によるオーバーツーリズムへの配慮など、日台双方が持続可能な取り組みを深化・促進させ、観光交流の永続的な発展を実現することとする。

 次回の「日台観光サミット」は、台湾・高雄市で開催することに合意し、日台双方の観光産業界の絆を更に強くして、観光交流のさらなる活性化に取り組んでいくものとする。

岐阜県で初段取り! 都ホテル岐阜長良川で西尾一男とピザを囲む会

2023年9月11日(月) 配信

西尾一男さん「段取りさしてもらいます!」

 都ホテル 岐阜長良川(岐阜県岐阜市)は11月26日(日)、「西尾一男とピザを囲む会 in 都ホテル 岐阜長良川」を開く。芸人・友近さん扮する、中高年プロアルバイター「西尾一男」が、現在働いている宅配ピザ「PIZZA CAP」への情熱と自身の人生を語る。“段取り”された軽快なトークとパフォーマンスが楽しめる。

 当日の開始時間はランチが正午から、ショーが午後1:30から。料金は一般1万7000円、4~12歳は1万1000円で、料理やドリンク代が含まれる。チケットは9月11日(月)の午前11時から、都ホテルズ&リゾーツ公式オンラインショップで売り出す。

 なお、3歳以下の入場や席の指定、チケットの変更・キャンセル・返金などはできない。

志摩スペイン村 ハロウィーンフェス 10月まで限定グルメ用意

2023年9月11日(月) 配信

ハロウィーン限定フォトスポット

 志摩スペイン村(三重県志摩市)は10月31日まで、ハロウィーン限定のフォトスポットやグルメが楽しめる「ハロウィーンフィエスタ」を実施している。

 期間中は、高さ4㍍のオバケカボチャのモニュメント「モンスターパンプキン」や、不思議な形をしたブロックを、特定の角度から撮影することで「HALLOWEEN」の文字が浮かび上がる「ワンダーフォトブロック」など園内各所にフォトスポットが登場する。

 10月7―29日までの土日祝日と10月31日には、ハロウィーン衣装に身を包んだハロウィーンキャストとの記念撮影が楽しめる「ハロウィーングリーティング」も実施する。小学生以下の子供には、「オラ!トリック オア トリート!」の合言葉で菓子をプレゼントする。シベレス広場を会場に1日2回行う。

 また、園内レストランでは、おばけやジャックオーランタンなどをモチーフにしたハロウィーン限定メニューが勢ぞろい。ホテル志摩スペイン村でも、ハロウィーンをテーマにしたお洒落なランチを提供する。園内ショップでは、ハロウィーンコスチュームに身を包んだキャラクターデザインの菓子などを販売する。

栃木県宣伝隊 アンテナショップPR 「関西でも栃木の魅力を」

2023年9月11日(月) 配信

栃木県マスコットキャラ「とちまるくん」もPRに駆け付けた

 栃木県の観光宣伝隊が8月22日、本紙関西支社を訪れ、翌23日から、あべのハルカス(大阪府大阪市)で開かれた期間限定アンテナショップや、県内の見どころなどをアピールした。

 来社したのは、とちぎおもてなしメイツの角田絵理華さんと、栃木県観光交流課観光プロモーション班の黒子貴彦係長と菊地康裕さん、栃木県大阪センターの安野佑紀主査の4人。

 栃木県では、関西圏において県内特産品の魅力を発信するべく、2021年から期間限定アンテナショップを開いている。今回は8月23日から29日まで、あべのハルカス近鉄本店2階「ウエルカムガレリア」で、期間限定アンテナショップ「いいね! 夏の栃木 スペシャル7デイズ!」をオープンした。

 期間中は、宇都宮餃子や地ビール、佐野らーめん、工芸品など、関西では普段、なかなか手に入らない特産品約80品目を販売。栃木県産米粉を使った米粉ピザや、生乳生産量が北海道に次いで全国第2位を誇る「ミルクの国とちぎ」ならではの県産牛乳を使ったミルクパンも限定販売した。

 角田さんは、「県内には、日光や那須以外にも、かつての宿場町の風情や舟運で栄えた歴史を物語る黒塗りの見世蔵や白壁の土蔵が連なる“蔵の街”栃木市など、見どころは豊富。アンテナショップをきっかけに、関西圏の若い人たちにも、もっと栃木県の魅力を知ってもらえたら」と話した。

【塩野 俊誉】

「津田令子のにっぽん風土記(101)」「安曇野暮らしツーリズム」を掲げて(後編)~長野県安曇野市編 ~

2023年9月10日(日) 配信

美しい冬の安曇野の風景
安曇野市商工観光スポーツ部観光課長 下里 強さん

 かつて日本を代表する3人の巨匠(東山魁夷、川端康成、井上靖)は長峰山(標高933㍍)に集い、“残したい 静けさ 美しさ”と感嘆したと言われているが、文人墨客だけではなく、これまで多くの人々を虜にしてきた安曇野。この地には人をひきつける風景が当たり前のように散りばめられている。

 

 安曇野市の観光振興ビジョンには、「安曇野暮らしツーリズム」を基本理念に、来訪者との関わりを通じ市民や観光事業者も当地の良さを再認識し、地域を磨き上げ、観光地としてブランド向上をはかっていくことと書かれている。

 

 「観光で訪れ、最終的に移住につながった方からは、『会いたいと思う魅力的な人との交流がきっかけ』だと聞いています。まず安曇野で暮らすように旅をしていただくことで『暮らしツーリズム』を体感していただきたい」と長年安曇野市で観光を担当してきた下里課長はおっしゃる。

 

 最近とくに女性からの支持が高い理由を、「最大の魅力である北アルプスを眺めながらのどかな田園地帯の心地よさを感じつつ、点在する隠れ家のようなカフェやショップの中からお気に入りのお店や場所を見つけたり、自分だけの時間を過ごせたり、リフレッシュできるまさに暮らすように旅をすることができることではないでしょうか」と分析する。

 

 秋も魅力的なイベントが目白押しだ。なかでも女子注目の安曇野の味めぐりが楽しめる、恒例の「安曇野やさいスイーツフェア」は10月開催予定だ。市内の菓子店や飲食店などが地産地消にこだわり、野菜を使った新作のスイーツを作るもので、「安曇野やさいスイーツプロジェクト」と銘打っている。14回目の今年のテーマは「夏秋イチゴ」。加盟する店のセンスと技がキラリと光る一品を味わいながら、街を歩き、綺麗な景色も楽しめる。

 

 下里さんは地元の八幡宮の祭りで小学生にお囃子を教えている。ご自身も小学生のときにお囃子をやるようになり、学生時代から指導を始め、40年近くになる。「譜面もなく、子供たちの手で連綿と引き継いできたお囃子は地域の宝。近年は少子化で継承が難しくなっていますが、次世代につなげられるよう頑張りたい」と明日の安曇野を担う人材育成にも力を入れている。

 

 「朝が美しい街・安曇野で、朝焼けの3000㍍級の山々を眺めて驚嘆したり、北アルプスを映し出す田園風景に感動したり、心を揺さぶり続ける安曇野で暮らしてみてはいかがでしょうか」と話す。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

〈観光最前線〉海外旅行 不安は食

2023年9月9日(土) 配信

某映画のラストに出てくるリンカーン大統領の像も強く印象に(写真はイメージ)

 10代のころ、異文化に触れたくなりアメリカに1週間ほど滞在した。

 日本より大きな博物館、フードコートまである大学の図書館、見るものすべてが新鮮で毎日が刺激的だった。

 が、食事だけはとてもつらかった。甘いだけのパンケーキや塩コショウの味しかしない肉など。なかには、これはおいしいなというモノもあったが、もう二度と海外旅行はしないと日本から持ち込んだカップみそ汁を飲みながら心に誓った。

 それからしばらく、海外に出掛けたくなりパスポートを取り直した。台湾では日本統治時代に建てられた西洋建築がいまだに現役だと聞いて、どうしても見てみたくなったのが理由。不安なのは食。

 果たして美味しいグルメは楽しめるのか。不安しかないが、覚悟を決めて台湾に出掛けることを決めた。

ウェブサイト「倉敷リトリート」公開 倉敷市の深呼吸できる場所発信

2023年9月8日(金) 配信

倉敷市5エリアのビジョン広告

 岡山県倉敷市や倉敷観光コンベンションビューローなどで組織する倉敷市観光情報発信協議会(安達壽延代表)は9月1日(金)、同市の新たな魅力を発信する特設ウェブサイト「倉敷リトリート」を公開した。

 心身をリラックスさせることを目的とした「リトリート旅」が注目を集めるなか、市内を倉敷、児島、水島、玉島、真備・船穂の5エリアに分け、それぞれのリトリートスポットを発信している。

 「深く、吸い込む。」をキャッチコピーに、県在住の写真家が撮り下ろした風景写真を全面に使った広告も作成し、9月10日(日)まで、大阪駅(大阪府大阪市)や京都駅(京都府京都市)、三ノ宮駅(兵庫県神戸市)などでビジョン広告として掲出している。