山形県・庄内の18蔵元が一堂に 6月22・23日、鶴岡市の「庄内観光物産館」で地酒まつり

2024年6月6日(木) 配信

 山形県鶴岡市の庄内観光物産館で2024年6月22日(土)、23日(日)の2日間、庄内地方18蔵元の地酒の飲み比べが楽しめる「地酒まつりin庄内観光物産館」が開かれる。

 飲み放題チケット(前売り3500円、当日4000円)を購入すると、酒処・庄内の全18酒蔵の地酒をはじめ、どぶろくやビール、ワインの試飲を自由に楽しめる。「ちょいのみ」が楽しめる10枚つづりのチケット(1000円)も販売する。地酒にあう海鮮焼や肉料理の販売やテイクアウト屋台も多数出店。山形初のジャパニーズウイスキー・遊佐蒸留所のシングルモルトウイスキーの試飲(有料、数量限定)も用意する。このほか、マジックショー(22日のみ)や地酒の銘柄当てチャレンジなどの催しも企画している。

 会場へは、JR鶴岡駅前から市内循環バスBコースで約15~20分。

由志園 門脇栄一専務に聞く~東松山ぼたん園の指定管理者に~ 

2024年6月6日(木) 配信

門脇栄一専務

 由志園(門脇豪社長、島根県松江市)は昨年12月、「東松山ぼたん園」(埼玉県東松山市)の管理者に指定された。同社は9年にわたり苗と技術の提供を通じ、ぼたん園の発展に貢献してきた。今春からは指定管理者として、「観光」と「子育て」の場として磨き上げるべく、通年イベントなどを開催。島根県の由志園と東松山ぼたん園双方の魅力向上に向けた取り組みを展開していく考えだ。

 ――東松山ぼたん園を運営するに至った経緯を教えてください。

 指導者として9年前から東松山ぼたん園のぼたんの品質向上や維持管理にかかわってきたなかで、今回指定管理者に応募し管理者に選定されました。当園としても関東圏に誘客やPRの拠点ができたと考えています。

 ――由志園など山陰との連携策は。

 島根・鳥取両県の花をテーマとした5施設で組織する「山陰花めぐり協議会」がありますが、当社が指定管理を受けたことで単独では難しい関東エリアの情報収集やPR事業に取り組むことができると考えています。松江市と東松山市は市花のぼたんという共通点もあり、東松山市で花に関わる団体を山陰花めぐり大使に任命するなどして、相互の花の魅力を発信していく好機と捉えています。

 ――東松山ぼたん園のインバウンド誘客は。

 市民の方々、そして関東の方々に親しまれる公園づくりが優先ですが、将来的にはインバウンド誘客を見据えています。外国語対応の園内看板やリーフレットの整備、SNS(交流サイト)での英語を使った情報発信、AI搭載の通訳機を導入するなどスタッフのホスピタリティ向上を視野に入れています。

 ――今後の集客目標を教えてください。

 2022年の年間入園者数は9万4482人。これを新しいイベントの実施や有料期間の拡大により、1・5倍に増やすのが目標です。現地職員はもとより当社一丸となって取り組んでいきます。東日本一のぼたん園に育て、西日本一を目指す由志園とともに、国内だけでなく世界から注目される2つの施設にしていきたいと考えています。

【土橋 孝秀】

由志園 東松山ぼたん園の指定管理者に 「観光」と「子育て」の場として磨き上げ

2024年6月6日(木) 配信

星野守所長(右)と新井勝己事務局長

 由志園(門脇豪社長、島根県松江市)は昨年12月、「東松山ぼたん園」(埼玉県東松山市)の管理者に指定された。同社は9年にわたり苗と技術の提供を通じ、ぼたん園の発展に貢献してきた。今春からは指定管理者として、「観光」と「子育て」の場として磨き上げるべく、通年イベントなどを開催。島根県の由志園と東松山ぼたん園双方の魅力向上に向けた取り組みを展開していく考えだ。

【後藤 文昭】

 由志園が指定管理者となった東松山ぼたん園は1990年に開園した施設で、園内にぼたん約5千株とぼたんとしゃくやくのハイブリット種550株、しゃくやく850株が植栽されている。東松山市は同社を指定管理者として指定した理由として、「ぼたんの生産地に本拠地を構える強みを生かした新種展示などより充実したサービスの提供が見込めること」「高い技術によるぼたんの品質向上や効率的な運営が見込めること」「管理施設で実績のあるイベントなど具体的な自主事業が提案されており、来園者の増加が期待できること」などを挙げている。

 指定管理者として運営を開始するにあたり星野守所長は、「由志園は9年前から苗と栽培技術の提供を行ってきたので、とても縁のある場所です。指定管理者として今後は、通常の1・5倍の大輪を咲かせる苗の生育や、若い人にも訪れていただけるきっかけづくりを進めていきたい」と思いを語る。

 今回の決定を受け東松山市観光協会の新井勝己事務局長は、「由志園ならではの企画展開を通じ、ぼたん園の付加価値を高めてほしい」との期待感を示した。そのうえで、「東松山・比企エリアは花の名所が多いのでぼたん園を核にこのエリアを花のまちとして磨き上げ、個人はもちろんバスツアーなども呼び込んでもらいたい。加えて、ここは子育て世代を中心に市民にとっては重要な公園なので、市民にも喜んでもらえる企画の展開もお願いしたい」と要望した。

双方向で磨き上げ 由志園の魅力も発信

池泉牡丹

 同社はぼたん園を「観光施設」、「子育ての場」2つの性格を持つ施設として磨き上げる考えを示しており、ぼたんシーズンの4月6日から展開したイベント「花絵巻」では、5千輪のぼたんを水盤に浮かべ絶景をつくり出す「池泉牡丹水盤」や江戸時代の鑑賞スタイルを花壇の一部で再現した「牡丹グランプリ投票」などさまざまなぼたん鑑賞の楽しみ方を提供した。

 一方ぼたんシーズンの終了後は、同園が都市公園であることから、子育て世代が楽しめるイベントの展開も計画している。今冬には、同市出身でノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏に注目し、子供たちが宇宙やスーパーカミオカンデに興味を持つきっかけになるようなイルミネーションを実施したいという。

 こうした取り組みに関し星野所長は「ぼたん園は都市公園でもあるので純粋な観光施設ではないが、工夫次第でより多くの人に来ていただくチャンスがある場所だと思っている。と同時に、子育て世代にとってもよりよい環境を整備することも重要な課題。由志園をはじめさまざまな場所で実績を積んできた雲海をはじめとする我われが自信を持っている技術を活用し驚きを提供し続けることで、たくさんの方に来ていただきたい」と力を込める。

 そのうえで「由志園で好評を博したものをこの場所向けにアレンジして展開する。あるいはここで好評だったものを由志園向けに変更して実施することで、両施設をさらに磨き上げていくことを5年間かけて行いたい。そして、この場所を通じ、由志園と島根県の魅力を発信していきたい」と思いを語った。

JATA旅行安全セミナー 外務省などが海外旅行の安全対策を呼び掛けへ

2024年6月5日(水) 配信 

日本旅行業協会 池畑孝治理事・事務局長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は6月4日(火)、「JATA旅行安全マネジメントセミナー2024」を開いた。令和6年能登半島地震でも活用された「観光産業共通プラットフォーム」や、外務省による「2024年に想定される国際情勢リスクへの備え」、観光庁が編集した「旅行安全マネジメントのすすめ」による旅行会社の責任と役割などをテーマに、旅の安全の日(7月1日)に向け、会員会社の安全に対する認識を高める目的。

 セミナーには来場者70人、Web参加226人の、計296人が参加した。

 冒頭にJATAの池畑孝治理事・事務局長は、「コロナ禍を経て、旅行需要は順調に回復している。自然災害や有事の際の対応を行っていかなければならない」と、会員各社の安全に対する意識向上を呼び掛けた。

JATA国内旅行推進部 野浪健一部長

 JATA国内旅行推進部の野浪健一部長は、「観光産業共通プラットフォームについて 自然災害への対応」をテーマに講演を行った。

 観光産業共通プラットフォームは、23年12月から運用が開始された。現在の登録数は、宿泊事業者6091施設、旅行会社93社、宿泊団体、自治体・DMOなどが15組織(5月28日現在)となっている。

 野浪部長は、「登録施設が、旅行会社契約宿泊施設の約8割であり、エリア全体を網羅できていない。また、OTA販売のみなど、旅行会社と契約がない宿泊施設の登録率はさらに低い。登録はしているが、その後の活用や活用方法が分からない施設も多い」と現状の課題を話した。

 今年の元旦に発生した能登半島地震においても、「災害時情報集約機能」で被災地の宿泊事業者から被害状況の情報を集約し、旅行会社に情報提供した。

 震度5強以上の地震が発生した場合、宿泊施設へ自動的にメールが送信される。能登地震の際も、発生から約13分で、254施設へ一斉にメールを発報した。

 このメールで被害状況の確認を行ったものの、初動で回答が得られたのは4割に留まり、残りの6割は事務局から電話などの聞き取りを行って状況を確認したという。

 今後の展開として、……

 

愛知県旅行業協会、大野氏が正式に会長就任 被災時の連絡体制を検討へ

2024年6月5日(水) 配信

会場のようす

 愛知県旅行業協会(大野静雄会長職代行、214会員)は6月4日(火)、ひがきホテル(愛知県・三谷温泉)で2024年度通常総会を開き、会長職代行をしていた大野氏の会長就任を正式に決めた。

 大野新会長は「身を引き締めて、皆様と愛知県旅行業協会を発展させていきたい」と抱負を述べた。

大野静雄新会長

 また、1月の能登半島地震に触れ、「愛知県も南海トラフ地震が発生する可能性がある。安否確認や被災状況の連絡方法・体制の検討が急がれる。発生してからでは遅い」と会の運営に協力を呼び掛けた。

 今年度は会員の団結へ向けた研修のほか、若手社員の育成に力を注ぐ。会員のIT化の促進も行う。

 来賓の全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は、2月の国内観光活性フォーラムで決定した10万人の送客キャンペーンを通じて地域振興に貢献していることを説明。「地元自治体と関係をより密にしてほしい。これが(県や市町村からの)新たな仕事につながる」と語った。

森川雅史社長

 同日には愛知県旅行センター(森川雅史社長、214株主)が24年度株主総会を開いた。森川社長は「全旅クーポンのさらなる発券によって得られた収益を株主に還元していきたい」と強調。「来年、大阪・関西万博が開催される。さらなる発券につなげてほしい」と呼び掛けた。

 来賓の㈱全旅の中間幹夫社長は「新たにカーボンオフセットに取り組んでいく。旅行で発生した温室効果ガスの埋め合わせ費用を全旅クーポンで支払えるようにしたい」と目標を語った。理由として「社会で環境問題への意識が高まるなか、社会貢献を通じて、消費者に対するクーポン会員の認知度を高める」と説明した。

中間幹夫社長

 愛旅協・協定会員連盟(三田幸宏会長、125会員)も同日に、24年度通常総会を開いた。

 三田会長は「ネット予約が台頭するなか、新会員が増え、既存会員が減らないよう若い人の意見を聞きながら、皆様と他県支部から魅力的に思われる事業を展開していきたい」との考えを示し、「合同懇親会では、愛知県旅行業協会の会員との情報交換で1つでもいい案を自館に持って帰ってほしい」と話した。

三田幸宏会長

 総会後には懇親会が開かれ、盛会裏に終了した。

佐藤工業に「インフラツーリズム事業化研究会」

2024年6月5日(水) 配信

佐藤工業に「インフラツーリズム事業化研究会」発足

 総合建設会社の佐藤工業(平間宏社長、東京都中央区)に「インフラツーリズム事業化研究会」が発足し、「ものづくりの目線からインフラの魅力を伝える旅の提案」へ精力的に活動を進めている。

 同研究会のメンバーは、プロデューサー(土木事業本部副本部長)の岩橋公男氏、マネージャー(社長室広報部)の今泉貴道氏、ディレクター(土木事業本部設計部)の米田咲氏の3人。

 佐藤工業は1862(文久2)年、富山の地でたびたび氾濫する庄川の堤防工事を行ったのがスタート。2022年に創業160年を迎えた。

 長年、土木事業本部で現場を担当してきた岩橋氏は「社会で必要不可欠なインフラ事業ですが、十分に理解されないケースが多々あり、さまざまな場面で頭を下げてきました」と振り返る。「しかし、実際にどのような工事をしているのか、地下まで地元住民の方々に見てもらい、その必要性を説明すると、多少の騒音があったとしてもご理解いただき、完成したときにはとても感謝されました」と自身の経験を語る。

 地震や洪水などの災害時には真っ先に現場に入り、命懸けで道路や橋、堤防、トンネルなどの補修を手掛けるが、その存在や貢献度について報道される機会は少ない。「建設・土木会社はものづくりに一生懸命なため、アピールがものすごく下手なのです」と岩橋氏は笑う。

 国土交通省はインフラツーリズムを推進し、大手旅行会社もツアーを企画している。優秀なガイドがそろっているが、ツアー参加者からの予測できない質問に対して、「ものづくりの当事者が説明して、より多くの人に理解していただく」ことの価値を何よりも大事だと感じている。

 岩橋氏自身、数えきれないほどインフラツーリズムのガイドをボランティア的に行ってきたが、「収益を得る事業にしなければ、取り組みを維持・継続していくことはできない」と、事業化への想いに力を込める。メンバーの今泉氏と米田氏が国内旅行業務取扱管理者資格を取得するなど、本気度が伝わってくる。

 今年8月と9月には、東京理科大学の学生を対象に、栃木県の川治ダムや五十里ダムを巡るコースや、“地下神殿”ともいわれる世界最大級の治水施設「首都圏外郭放水路」(埼玉県春日部市)の見学コース、レインボーブリッジ(東京都)や横浜ベイブリッジ(神奈川県)などを巡るコースを3つ企画した。

 岩橋氏は「研究会が発足したばかりで観光のことはまったく分からないですが、3年以内に事業化を実現したい」と意気込む。

ノボテル奈良が9月4日に開業 仏のアコーが国内2軒目の同ブランド

2024年6月5日(水) 配信

ノボテル奈良外観イメージ

 フランスのホスピタリティグループ、アコーは9月4日(火)、奈良県奈良市に「ノボテル奈良」を開業する。国内2軒目のノボテルブランド。公共投資顧問会社はPGIMリアルエステートと提携する。

 同ホテルは「Your time,Your way」をコンセプトに大切な家族や友人、自分自身と充実した時間を過ごせる場所を提供するデスティネーションホテルを目指す。観光でもビジネスでも訪れた人が奈良の歴史や文化を感じられるような空間を提供する。

 立地は新大宮駅から徒歩8分、奈良駅からバスで10分。客室数は264室で、大浴場も備える。

 開業記念特別プランとして、3000円分の飲食チケットが付いた宿泊プラン「OPENING SPECIAL OFFER」を売り出した。販売は9月30日までで、利用可能な宿泊期間は9月4日~12月20日。料金は1人1万1000円から。

【推しの子】祭りin西武園ゆうえんち この夏イチ「推し」のコラボイベント

2024年6月5日(水) 配信

【推しの子】の世界に没入

 西武園ゆうえんち(西田知宏総支配人、埼玉県所沢市)は8月1日(木)~9月29日(日)まで、人気アニメ【推しの子】とコラボレーションしたイベント「【推しの子】祭りin西武園ゆうえんち」を開く。この夏イチ「推し」のイベントとして、1日中【推しの子】の世界観に没入して熱狂できるという。

 同園はリニューアル3周年となるこの夏、世界で人気を集めるアニメーションとのコラボで熱気をさらに加速させるのが狙い。

 夏定番の花火大会を「ライブ花火フェス 爆レス☆サイリウムナイト」として開催。まるでライブ会場のような盛り上がりと熱狂を演出する。

 また、西武園ゆうえんち限定の“あの頃のアイドル”をテーマにした描き下ろしイラストを使用した特典が付く「【推しの子】祭り限定 特典付き1日レヂャー切符」やオリジナルグッズ、コラボフードなどを用意する。

夏を楽しもう!海水浴&プールの紹介ページを公開 大江戸温泉物語

2024年6月5日(水) 配信

今年もキュレーションページを公開

 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツはこのほど、「夏を楽しもう!2024海水浴&プール」特集ページを公開した。毎年好評の各宿を拠点に楽しめるプールや海水浴場を紹介するもの。

 6月に突入したことから、夏休みの旅行計画を立てる人に向けて、施設内にプールがある宿のほかにも海水浴場が近くにある宿を簡単に検索できるページを提供する。

 例えば、昨年4月にリブランドした栃木県の「TAOYA日光霧降」は敷地内に大型の屋内温水プール「日光霧降VIVA!ハワイアン」を備える。流れるプールや泡のプール、キッズプールなどバラエティに富んだプールが楽しめる。別途有料でビッグエアスライダーなどのアトラクションもある。同ホテルはインフィニティ露天風呂もあり、温泉も魅力。

 「土肥マリンホテル」(静岡県伊豆市)は宿の庭からダイレクトに海水浴場にアクセスできる。宿の目の前の土肥海水浴場は約700メートルの砂浜が続き、浅瀬で波も穏やかなため、家族連れも安心して楽しめる。

大洗町がCAセガジョイポリスと包括協定結ぶ 教育や健康、観光で連携

2024年6月5日(水) 配信

(左)大洗町・國井豊町長、CAセガジョイポリス・吉本武社長

 茨城県・大洗町(國井豊町長)はこのほど、CAセガジョイポリス(吉本武社長、東京都品川区)と包括連携を結んだ。町民の教育の充実や健康増進、年間400万人を超える観光客のさらなる振興などを目指す。5月31日(金)に大洗町立南小学校で締結式を開き、國井町長や吉本社長が出席して意気込みなどを語った。

 國井町長は連携のきっかけとして、自身が東京ジョイポリスを訪問した際に設置されていたAR機器を見て、教育や健康促進などに可能性があると感じたことだと報告。「CAセガジョイポリスが得意とする『バーチャル』な世界と実績、それを具現化させ、さまざまな成果として『リアル』へつながっていく大洗町の未来に期待を寄せている」と語った。

 吉本社長は観光面での事例として、東京ジョイポリスを含む東京・台場エリアのアミューズメントスポットを巡る「お台場周遊チケット」事業を紹介。「相互間でのアクセスの良さを生かし、日帰りではなく1泊、2泊してもらえるようなしかけづくりを行い、年間400万人の観光客のさらなる消費促進につながれば。今後も多方面でタッグを組み、アミューズメント業界ならではの実績をもって大きく貢献していきたい」と力を込めた。

 連携の第1弾として今夏、2つの小学校に室内型AR機器「DIDIM(ディディム)」を導入する。DIDIMは室内型AR式プレイグランドで、床に投影された画面にあわせ、体を動かして楽しむ「体力トレーニング」「頭脳トレーニング」「フィットネスゲーム」など約70種類のコンテンツがある。ルールは簡単で小さい子供から高齢者までゲーム感覚で運動が楽しめるという。

 締結式の日は放課後を利用し、南小学校の児童8人がDIDIMを体験した。最大6人までプレイでき、順を競ったり、見学している児童は「がんばれ!」など応援するなどコミュニケーションツールとしての役割も見られた。

 また、毎年同社が夏休みに開催する昆虫イベント「カブト・クワガタ ふれあいの森」の体験会として、ヘラクレスオオカブトやニジイロクワガタなど5種を特別展示し、昼休みに1~4年生までの児童が触れ合いを楽しんだ。