「そうだ 京都、行こう。」、春の舞台は山科・勧修寺

2018年2月22日(木)配信

いい春を残してくださってありがとうございます(CMナレーションより)

「そうだ 京都、行こう。」25年目の春の舞台は、勧修寺――。東海旅客鉄道(JR東海)は2月24日(土)から、首都圏と東海地方でTVCMの放送を始める。今回は、京都の中心部を離れた桜鑑賞の名所を選定した。

 勧修寺は山科にある門跡寺院で、知る人ぞ知る桜の名所。中心部の混雑を避け、ゆっくりと京都の桜を愛でてもらうため、京都駅からバスで約30分で行くことができる場所として、選定された。同寺では、初の境内貸切ライトアップと書院襖絵の特別公開が行われる。近畿日本ツーリストやJTB、ジェイアール東海ツアーズなどが現在売り出している旅行プランに組み込まれているもので、仁和寺や醍醐寺、高台寺、東寺でも同様のプランを設定。ゆったりと京都の桜を鑑賞する贅沢な時間を提供する。また「そうだ 京都、行こう。」ホームページ上では、65カ所の京都の桜の名所の開花情報を毎日更新している。

 また蔦屋書店とタイアップし、「桜咲く。まだ知らない京都へ。」をテーマに、蔦屋書店コンシェルジュがとっておきの京都を紹介するイベントを代官山蔦屋書店など5店舗で開催。代官山蔦屋書店のAnjinではオリジナルメニューとして、桜の紅茶を使用した自家製シロップと薫り高い丸山珈琲のエスプレッソを合わせた「桜ラテ」と京都「伊藤柳櫻園茶舗」の抹茶を使用した生地に桜のムースと甘酒のジュレを乗せた三層で、”京都に咲く桜”を表現した「桜と抹茶のタルト」を提供する。

春の京都セットは1500円(税込)。単品での注文も可能

 2月21日に東京都内で行われた「そうだ 京都、行こう。」2018春プロモーションでは、新CMのお披露目やJR東海営業本部観光開発グループの本田啓之グループリーダーによるプロモーションの説明が行われた。その後、CM音楽を編曲したコトリンゴさんとお笑い芸人の麒麟(川島明さん・田村裕さん)が登壇。京都の思い出や編曲秘話などを披露した。

穴場での桜鑑賞をお楽しみくださいとPR
タルトを試食するゲスト。川島さんは口の中に広がる春の訪れに驚く

日本航空(JAL)の大西賢会長が登壇 防災ツーリズム関連商品を説明(インバウンドマーケットEXPO2018)

2018年2月21日(水) 配信

日本航空の大西賢会長が、インバウンドマーケットEXPO2018でセミナーを行った。テーマはインバウンドによる地域活性化。6月から売り出す「防災ツーリズム」関連商品を中心に説明した

日本航空(JAL)の大西賢会長は2月21日(水)、インバウンドマーケットEXPO2018で行われたセミナーに登壇。「インバウンドによる地域活性化と日本航空の取り組み」と題し、6月から売り出す「防災ツーリズム」関連商品を中心に説明した。

 「防災ツーリズム」関連の旅行商品は、6月ごろに売り出される予定。JTBなど旅行会社数社と提携した取り組みになる。参加者は東北6県を周遊しながら、防災に関する知見を深めることが可能だ。主なターゲットは、インドネシアとフィリピン、台湾、タイの4カ国・地域。日本への関心とリピート率、災害に対する意識の高さをもとに選択した。長期滞在させる工夫など、富裕層の取り込みにも力を入れる方針だ。

 「東北6県の皆様の声を集約した結果、東北ならではの新しい発想が必要との結論に至り、防災ツーリズムが生まれた。震災のメカニズムを理解・学習することで、災害時の被害軽減を目指していきたい。被災地での滞在時間を増やすなど、東北6県の各エリアでプログラムを組むことで、ローカルエリアでの消費額増加も果たしていく」(大西会長)。

力強い語り口が印象的だった大西会長

 6県への誘客を実現するために、「光る観光素材」と「ターゲティング」「人材」の3点にフォーカスした今回の取り組み。被災地だからこそ得ることのできた防災に関する知見=「光る観光素材」を軸に、日本や防災に関連の深い上記4カ国・地域の観光客を「ターゲット」に据えた。「人材」面では、東北大学災害科学国際研究所や、現地宿泊施設(南三陸ホテル観洋)との連携強化に注力。地域に根付いた旅行商品に仕上げた。

 売り出す予定の「防災ツーリズム」関連商品では、長期滞在を実現するために、6県の各エリアを周遊するプログラムを用意している。その理由について大西会長は、「旅行消費の単価をアップするためには、長期滞在する旅行者を増やす必要がある」と強調。米国と比べ、日本は1日当たりの旅行消費額が多いにもかかわらず、1人当たりの消費額では米国に差をつけられていることに触れ、滞在日数の増加によって課題を解決するべきとの見解を示した。

 なお、「インバウンドマーケットEXPO2018」(事務局= 日本能率協会 産業振興センター内)は2月23日(金)まで開催している。詳細は下記公式ホームページから確認できる。

鳴門海峡のうずしおが見ごろに 3月17日から小学生以下無料招待

2018年2月21日(水) 配信

春の大潮を体験しょう

世界的にも稀有な自然現象「鳴門海峡のうずしお」が、年間を通じて最も迫力を増す時期「春の大潮」を迎える。これにあわせ、兵庫県淡路島にある福良(ふくら)港発着のうずしおクルーズを運営するジョイポート南淡路は3月17日(土)~4月8日(日)までの期間、全国の小学生以下の子供を無料招待する。

 鳴門海峡のうず潮は、潮流時速20㌔、渦の大きさが30㍍に達することから、「世界一のうず潮」と言われている。現在兵庫県と徳島県が合同で「兵庫・徳島「鳴門の渦潮」世界遺産登録推進協議会」を発足させ、世界自然遺産登録を推進しているほか、民間団体「うず潮を世界遺産にする淡路島民の会」が海岸の清掃活動やマラソン大会での啓蒙活動などを行っている。

レゴランドジャパンで特別な体験を

2018年2月21日(水) 配信 

新プログラム発表(画像はイメージ)

 LEGOLAND Japanは4月1日(日)から「ゴールデン・ブリック・エクスペリエンス」を始める。

 入園料に追加料金を支払うと、通常では体験できないアトラクションや食事などを楽しめる予約制の新プログラムとなる。通常は入ることのできない、VIPルームでの出迎えや、自分だけのオリジナルのミニランド住人“ミニランダー”をつくり、ミニランド内に設置して記念撮影ができる。このほか、人気アトラクション「サブマリン・アドベンチャー」や「ミニランド」をスタッフのツアーで案内。魚の生態や普段知ることはできない「LEGOLAND® Japan」の豆知識を知ることができる。ランチタイムには、同プログラムだけのスペシャルメニューを提供する。

プログラム概要

実施期間:4月1日(日)~※休園日を除く ※予約受付開始:3月1日(木)

予約方法:LEGOLAND® Japan オフィシャルホームページ

対象:1日2組限定(1組当たり2人以上10人以下)

価格:大人/子供 1万5千円(別途入園料がかかる)

プログラム内容:

・VIPルームでの出迎えと記念写真撮影(撮影した写真のプレゼント)

・スタッフと一緒に、多数の種類のレゴ®ブロックを使ってオリジナル作品を作成(7歳以上対象)

・ゴールデン・ブリック・エクスペリエンスだけのスペシャルメニューを提供

・スタッフの「サブマリン・アドベンチャー」と「ミニランド」の特別ツアー

・スキップパスを使用したアトラクション体験(対象アトラクションは未定のため随時HPを確認)

「華麗(カレー)なる佐野クリケットフェスティバル」を開催

2018年2月21日(水) 配信

木村さん(中央)がクリケットの魅力を紹介!

栃木県佐野市は、クリケットのスポーツとしての価値を尊重し、市民に愛されるスポーツに育て、国内外との交流をはかることをで佐野市の活性化を推進する「クリケットタウン佐野」創造プロジェクトを進めている。取り組みの第1弾となる「華麗(カレー)なる佐野クリケットフェスティバル」の概要が2月19日(月)に発表された。

 当日はプロ野球からクリケットに挑戦することを発表した木村昇吾さんと、佐野ブランドキャラクターのさのまるをゲストに迎え、イベント概要やクリケットの紹介、イベントを機に開発された「佐野らーめん・カレー版」の発表、試食を行った。

「佐野らーめん・カレー版」を発表

佐野市クリケットでまちおこし 、3月イベント開催

 「佐野市クリケットタウン始動」発表では、佐野市の岡部正英市長が「クリケットタウン佐野」創造プロジェクトの概要を説明した。クリケットを用いたまちおこしプロジェクトについて、「クリケットは日本国内では認知度が低く、競技人口も少ないが、イギリスや南アジア諸国では愛好されており、それら地域とさまざまな分野で連携の可能性がある。今後、佐野市の発展のために、この可能性を生かしていきたい」と説明。続いて、佐野市観光スポーツ部スポーツ立市推進課の関口吉丸課長が「華麗(カレー)なる佐野クリケットフェスティバル」のイベントについて、「クリケットとカレーを通してクリケットタウン佐野の魅力を多くの方々伝えていきたい」とコメントした。

 その後は、日本クリケット協会の宮地直樹事務局長よりクリケットの紹介があった。「2026年にアジア大会が愛知で開催されるなどクリケットが盛り上がってきているタイミングで、佐野市が『クリケットタウン佐野』創造プロジェクトを始めるというのは、クリケット協会としても絶妙なタイミングだと考えている」と佐野市へ期待をよせた。

クリケット挑戦の元プロ野球選手、木村昇吾さんが競技の魅力を紹介!

 ゲストとして登場した木村昇吾さんは、クリケットの魅力について「野球とは似て非なる部分が多く、野球ではファールになるようなことが実は得点になったり、ワンバウンドしたボールを打つところだったりと違った魅力があります。また、イギリスやインド、オーストラリアのトップリーグでは、10億円や30億円稼いでいる選手もいるので、お金の面でも魅力的かな、と思います(笑)」とコメントした。

 また、佐野市のクリケットタウンとしての取り組みについては、「佐野市がクリケットのまちとして認知されることもそうですが、僕は海外で活躍できるよう頑張っていきたいので、こういった活動をもっともっとしていただき、クリケットの魅力が広がるとプレイヤーとしても嬉しいです」とエールを送った。

「華麗(カレー)なる佐野クリケットフェスティバル」概要

日 時:2018年3月17日(土)、3月18日(日) 午前10:00~午後3:00

場 所:佐野市運動公園陸上競技場
    ※荒天時は佐野市運動公園 市民体育館にて開催

アクセス:東北自動車道「佐野藤岡IC」から11.8㌔(25分)

主 催:佐野市

共 催:日本クリケット協会

内 容:クリケットエキシビジョンマッチ/クリケット体験ゲーム/南アジア&佐野市カレーフェス/南アジア舞踊パフォーマンス

入場料:無料

問い合わせ:華麗なる佐野クリケットフェスティバル事務局 (担当:JTB関東両毛支店・中田)
   TEL:0284‐70‐0118(平日午前9:30-午後5:30/土・日・祝日休業)

華麗なる佐野クリケットフェスティバル
http://www.city.sano.lg.jp/cricket/
2018年3月17日(土)・18日(日)に栃木県佐野市で行われるクリケットとカレーのお祭り。南アジアの美味しいカレーや佐野市の新ご当地グルメを食べながらクリケットを観戦、体験。クリケットタウン佐野の魅力を存分に味わえます

□クリケットタウン佐野創造プロジェクト概要

「佐野から世界へ、世界からSANOへ!」。クリケットを柱とした地方創生への挑戦

 本プロジェクトは、2017年度「国の地方創生推進交付金事業」に採択されスタートしたもので、国内ではマイナーであるが、世界的にはメジャースポーツとされる「クリケット」を活用したスポーツによる地方創生を目的としたもの。

 将来は、国内はもちろん、クリケットの盛んな南アジア諸国やオセアニアなどからのインバウンド誘客を図り、佐野市が「クリケットのまち」として国内外から認知されることを目指す。また、波及効果により地域経済を活性化し、財政支援がなくても、市民が楽しみながら自立していける「稼げる」まちづくりを実現する。

 そのために「地域価値創造マネージャー」として民間人材の登用を計画し、昨年末から募集し285人の応募があった。現在、2次選考まで終了し、3次選考として3月3日(土)・4日(日)の2日間、佐野市内で最終選考会を実施し、マネージャー1人が決定する予定。

 また現在、旧県立高校跡地を活用し、日本初で唯一となる男子国際規格に準じたクリケット場の整備を進めている。工事自体は3月末の完成を目標に進んでおり、その後、芝生の養生期間を経て、実際の運用開始は夏以降を予定している。

国際クリケット場の整備

マイルを楽天スーパーポイントへ交換 ユナイテッド航空

2018年2月21日(水) 配信

ユナイテッド航空で貯まったマイルを、楽天スーパーポイントに交換できるようになった(写真はイメージ)

ユナイテッド航空のマイレージを、楽天スーパーポイントに交換できるようになった。海外のエアラインとしては初の試みで、1千マイル(ユナイテッド航空マイレージプラス)ごとに、400ポイント(楽天スーパーポイント)に替えられる。

 雑貨から旅行、保険商品まで、さまざまな買い物に楽天スーパーポイントを使えることは、楽天エコシステム(経済圏)の持つ大きなメリットの1つ。楽天スーパーポイントへの交換により、ユナイテッド航空のマイレージプログラム参加者は、貯まったマイルをホテルや旅館の宿泊にも当てられるようになった。

 ユナイテッド航空は、楽天エコシステム(経済圏)でのマイル(ポイント)使用を実現することで、国内利用者の増加を期待できる。

 なお、年間で交換できるマイルは最大で10万(4万楽天スーパーポイント)となっている。

中国で人気のキャラクター起用し、訪日中国人の消費増加へ

2018年2月21日(水) 配信

昨年から名古屋などでイベント実施

オリジナルキャラクターの開発やキャラクターグッズの企画製作などを行うミニチュアファクトリーはこのほど、中国国内で 80 以上のキャラクターIP を持つ北京十二棟文化伝播有限公司 (BLOCK12、本社:中国北京市)と業務提携。中国生まれの人気キャラクター「長草(ながくさ)くん」のグッズ販売や各種イベントを本格的に展開する。

  「長草くん」は、中国で女子大生を中心とする 20~30 代の 女性に人気のキャラクター。「夢から生まれた妖精」という設定で、中国版 LINE と言われる「WeChat」でのスタンプ累計ダウンロード数は 2017 年 12 月時点で 7 億回を突破している。同社は今後、イベントなどを通じ日本全国で「長草くん」の認知度を高めるとともに、 国内観光地・商業施設への訪日中国人の集客向上などインバウンド消費の増加にも活用する。 

地域に稼ぐ力を! JTB×古河市 はなももアロマ商品開発へ

2018年2月21日(水) 配信

はなもも・・古河城主が育てさせたのが古河のモモの始まりといわれる。

JTBグループのJTB関東と茨城県古河(こが)市は、古河市の花でもある「はなもも」を活用したアロマ商品開発事業を行う。

 桜やバラ、ひまわりなど以前から親しまれている花とともに、近年ではラベンダー、ネモフィラ、はなももなどにも多くの観光客が観賞に訪れるようになり、「花」に対する観光資源としての価値は高まっている。一方、花の命は短いことから、期間限定の観光資源という課題もある。今回は「はなもも」を期間限定の観光資源から持続的な地域資源に変えることが出来れば、地方創生につながるとの思いから事業化に取り組む。

期待される効果

・開花時期に限らず、1年を通じて「はなもも」を楽しんでもらう機会を創出
・市の花を活用した特産品開発による古河市の認知向上
・視覚のみならず嗅覚による古河市のPR
・間接的経済効果(花見)から直接的経済効果(商品化)へ稼ぐ力をつける

「低温真空抽出法」を採用

 水やその他の溶媒を使わず低温真空状態で芳香成分を抽出する、最新かつ効率の高い抽出法を採用する。庫内を減圧して真空状態にすることで沸点が下がり、35度前後の低温で液体成分を抽出。低温抽出は植物原料が持つ効果効能を高く保持でき、従来の抽出法では叶わなかった水や熱に弱い成分も抽出可能に。水などを加えない100%由来の優れた液体成分は、精油とも芳香蒸留水とも明らかに異なることから「次世代アロマ」と呼ばれている。
 10 ㌔の植物原料から約8㌔の液体成分が抽出できることから、量産可能な商品開発の検討も可能になる。
 本事業は、第1回地方創生EXPO(2月21日(水)~23日(金)、会場:幕張メッセ)のJTBブースでも紹介する。

全国すべての新幹線でWi-Fiを、19年度中にほぼ完了へ

2018年2月21日(水) 配信 

鉄道のインバウンド政策を大きく加速。サービスの充実化はかる

 

 全国すべての新幹線で2018年度中に、無料Wi-Fiサービスが始まることが2月20日(火)、分かった。19年中にほぼ完了する見通し。政府が同日に開いた観光戦略実行推進タスクフォースで、国土交通省鉄道局から報告があった。訪日外国人旅行者のFIT(個人旅行)化などで、地方部へ重要な足となる鉄道分野の受入整備は課題だった。遅れていた鉄道のインバウンド政策を、大きく加速させていく。

 背景にはインバウンドの急増と対応の遅れがある。訪客向け企画乗車券は12年度の69・7万枚から、16年度は477・8万枚と急増。ただ観光庁の調査で、インバウンドが無料Wi-Fi環境を「利用したかったが利用できなかった場所」は、鉄道が27・1%で最多となった。

 これらに対し国交省は「鉄道事業者との意見交換・情報共有を進め、インバウンド政策を強力に推進する」との方針を示した。

 無料Wi-Fiサービスの取り組みは進む。JR東日本の東北新幹線など(約1千輌)は発表していた今夏スタートから、18年5月からに前倒しした。JR東海の東海道・山陽新幹線(約2100輌)は今夏に始まる。JR西日本、九州、北海道も18年度内に開始。新幹線の108カ所すべての駅でも18年度中にサービスを提供する見通し。さらに海外からの予約を18年度中にすべての新幹線と、全国のJR特急でできるようにする。

 インバウンドに人気のジャパン・レールパスでは、国内販売箇所を大幅に増やす。今年3月に16駅・空港から55駅・空港に拡大。ただ、同パスの「一部新幹線は利用不可」「海外からネットで購入できない」などについては、有識者から改善を求める声があった。

 インバウンドの利用を促し、その利益を還元して国内外の利用者へサービス向上をはかる。国交省では 今後、JRなどの予約ページ共通化と、このための検討を進めていく。インターネット予約環境の充実や、キャッシュレス化も推進。国内外の利用者の増加や満足度向上に向け、より利用者目線に立ったサービス提供を目指す方向だ。

2018年、楽天トラベルがウェブサイトを刷新 ~宿泊施設とともに、さらなる進化を~【PR】

2018年2月21日(水) 配信

2018年、楽天トラベルがウェブサイトを刷新する(クリックで拡大)

9月にサイト刷新 ベストマッチングを実現

 2018年、楽天トラベルがウェブサイトを刷新する。シンプルで使い勝手の良いインターフェイスに一新するだけでなく、システムを根本から再構築する。アロットメント制限の撤廃と、手数料率の変更(19年4月)にも着手する。創業以来初の大規模な取り組みは、ユーザーエクスペリエンスのさらなる向上と、登録宿泊施設の集客、売上アップをサポートするためにある。大きな変革と進化をめぐって、トラベル事業を牽引する髙野芳行事業長と、星野俊介CTOのメッセージを届ける。

※5月に海外ホテルと航空券、9月にそれ以外(国内宿泊施設含む)を刷新する。

「さらなるエンパワーメント」―髙野芳行事業長

宿泊施設様の良きパートナーとして

髙野 芳行 氏 楽天株式会社 執行役員 ライフ&レジャーカンパニー ヴァイスプレジデント トラベル事業 事業長

 宿泊施設自らがその魅力を伝え、集客に結びつける。商品を売る場所を貸すだけではなく、参画する施設が持つポテンシャルを最大限引き出す。施設にとって良きパートナーであることを、楽天トラベルは目指してきた。

 楽天グループがミッションとする“エンパワーメント”には、人の持つ固有の能力・長所に着目し、本来の強みを開花させる意味があるという。楽天ライフ&レジャーカンパニートラベル事業を率いる髙野芳行事業長は次のように語る。

 「楽天トラベルは、日本におけるオンライン旅行サービスの黎明期から、宿泊施設の皆様と一緒に歩んできました。前身となったブランドから数えると、創業から約20年。登録施設様は約3万軒になりました。“エンパワーメント”という理念のもと、一途に宿泊施設の皆様と向き合い、求められる成果を積み上げてきたからこその結果だと捉えています。楽天トラベルでは約250人のITC(インターネット・トラベル・コンサルタント)が日々、トラベル事業専任のコンテンツ制作・マーケティング・開発担当者とともに、施設様に寄り添い売上アップと課題解決に力を注いでいるのです」。

さらなる進化を遂げる

 約9520万人に上る会員数と3兆円を超える流通額(国内EC)を誇る楽天グループ。近年は楽天カードに代表されるフィンテック事業も好調。現在は70以上のサービスを展開している。

 「今年、グループの持つ強固な会員基盤を軸とした“楽天エコシステム(経済圏)”の強みを生かし、宿泊施設様のさらなるお役に立てるよう、楽天トラベルは進化を遂げます」と、髙野事業長は力を込める。

2018年にプラットフォームを刷新

 「さらなる集客を宿泊施設様にもたらすためには、ユーザーに選ばれるウェブサイトでなくてはなりません。変化するユーザーの嗜好にマッチするUI(ユーザーインターフェイス)の提供が必要だと考えました。開発を担うCTOの星野が中心となって、長い時間をかけ準備を進めてきました。モバイル端末からの予約を意識するなど、設計の根幹を見直したのです」(髙野事業長)。

 刷新後、ウェブサイトの利便性は格段に向上する。予約については、宿泊施設からレンタカー、アクティビティまで、一括でカバーする。新しい“マイページ”では、予約データに基づく旅程表を自動で生成するため、ユーザーは出発から現地滞在、復路までの旅程を簡単に管理できるようになる。ユーザーと宿泊施設間のコミュニケーションを補助する仕組みも取り入れた。また、“楽天エコシステム(経済圏)”によって得られたビッグデータを活用して、高精度のレコメンデーションを実現する。ユーザーは、好みの宿泊施設をより簡単に見つけることができるようになる。

 「進化は、ユーザー目線に留まりません。“カスタマイズページ”という宿泊施設様が作成するページについても、使い勝手が向上します。一度の情報入力で簡単に多言語展開もできます。ご自身の宿泊施設の魅力を発信し、予約増加につなげるために役立てていただきたいと考えています」(髙野事業長)。

 宿泊施設向けの説明会と施設・商品情報の入力に半年以上を費やす。リニューアルオープンは年内を予定し、準備も万全だ。

 「宿泊施設様には7月ごろから、ご自身の施設情報をご確認いただけるよう作業を進めてまいります」。 

アロットメント制限撤廃 手数料の仕組みも簡素化

 進化するのはウェブサイトだけではない。これまで宿泊施設に依頼してきた提供部屋数の最低条件と手数料率についても、時代に見合うよう、仕組みを改める。楽天トラベルを活用する宿泊施設がもっとも気にかかる部分について、髙野事業長は次のように説明する。

 「OTAの普及が進むなか、販売で生じる負担を軽減することも私たちの役目だと捉えています。より時代に合う販売しやすい仕組みを整えることで応えたいと考えています」。

 2019年4月1日以降、1人利用の場合には手数料は一律7%となる。それに消費税と楽天ポイント付与分を合計した8・64%を宿泊施設は負担する。利用者が2人以上の場合には、手数料率のみ変化して8・25%となり、合計すると9・99%を、宿泊施設は楽天トラベルに対し支払う(ともに日本語サイトの場合)。

 なお、オンラインカード決済時の手数料についても、一律2・0%とし、入金回数や、法人一括精算など、決済方法によって異なるルールを省いた。データ処理・キャンセル処理にかかる手数料はすべて無料とする。

 「私自身、一人のITCとして、楽天トラベルでキャリアを重ねてまいりました。担当する宿泊施設様をサポートするなかで、宿泊施設様から多くのことを教えていただきました。育てていただいたのだと捉えています。私一人だけのことではありません。ITCや編成・マーケティング、開発担当者一人ひとりにも当てはまることです。今後も、宿泊施設様のビジネスが成功するよう“エンパワーメント”をさせていただき、一緒に成長してまいりたいと考えています」(髙野事業長)。

契約内容変更の概要(楽天トラベル)

「AIとビッグデータを活用」―星野俊介CTO

旅に必要なすべてを ワンストップで提供する

星野 俊介 氏 楽天株式会社 執行役員 ライフ&レジャーカンパニー CTO

 「ユーザーにとっても宿泊施設様にとっても、使いやすいプラットフォームを提供してまいりたい。その目的を達成するために、“モバイルファースト”と“シンプル”、“グローバル”の3つを軸に、開発を進めてきました」。そう語るのは、楽天ライフ&レジャーカンパニーの星野俊介CTO。開発部門の責任者として、年内のリニューアルオープンに向け、準備を進めている。

 「長い時間をかけじっくりと腰を据えて取り組んでまいりました。近年の利用状況を分析したところ、6割前後がスマートフォンをはじめとしたモバイル端末からのアクセスでした。現代の利用者にとって利用しやすいインターフェイスを追求するために、基盤から作り直したいという考えが芽生えたのです。リニューアルするサイトは、ユーザーが好むシンプルなデザインに仕上げました」。

 楽天トラベルがサービスを開始して約20年。国内外問わず、個性豊かなOTA(オンライン旅行会社)が登場し、多種多様なサービスの提供が相次いで発表されている。ユーザーが楽天トラベルを選ぶメリットをどれだけ提示できるかが勝負となる。

 「競争が激化するなか、予約だけでなく旅前から旅中まで、旅に必要なすべてをワンストップで提供する必要があるという結論に至りました。ビッグデータ・AI(人工知能)を活用した“レコメンデーション(オススメ)”や、旅程表を確認できる新しい“マイページ”の追加など、強固な会員基盤を持つ楽天グループの一員ならではの利点を生かすことで、差別化をはかってまいりたいと考えています」。

 一語一語、丁寧な語りが印象的だった星野CTO。開発の視線からユーザーファーストの理念を実現することで、宿泊施設の集客を手助けしていきたいと意欲を見せる。

プランニングを容易に予約管理も簡単

 新サイトでは、楽天市場をはじめ楽天の他のサービスでの利用履歴などのデータも活用し、より高精度で、ユーザーの好み・ライフスタイルに適した宿泊施設を提案する。

 「集客とは、閲覧数を増やすことだけではありません。ターゲットとするお客様に絞ったプロモーションがしやすく、お客様も好みの宿泊施設が見つけやすい、ベストマッチングを実現させます。これは、顧客満足度の向上にもつながるものです。ユーザー一人ひとりに合ったレコメンデーションを提供する理由もここにあります」(星野CTO)。

 「新しい “マイページ”では、旅程を一覧表示することで、予約の変更などを容易に行えるようにしました。決済方法や日程、参加人数など、計画を進めていくうえで生じる変更にも対応できる仕組みを整えたのです。パスポート番号などをあらかじめ登録できる基本情報ページも追加します」。

  “マイページ”には通知機能も加える予定だ。これによりユーザーは、フライトの遅延情報などをプッシュ通信で受け取ることができる。万が一の場合でも、焦らず計画を立て直すことが可能だ。

 「目指したのは予約だけでなく、計画や旅中にも活用できるウェブサイトです。これは、宿泊施設様だけではなかなか対応が難しい部分です。強化することで、宿泊施設様の予約アップにもつながるのではないかと思います。また、基本情報を都度入力しなくて良いようにすることで、予約時の手間軽減とウェブサイトからの離脱を防ぎます」。

新たな販売方式を導入

 今回の変革は、楽天トラベルが目指す予約サイトからマッチングサイトへの転換を具現化したものといえる。旅中の体験を充実させる新たな販売方式であるオプション販売もまた、最適なマッチングにつながる。

 「リニューアル後から、客室や食事などのオプションを個別に選択することができるようになります。ユーザーは自由な旅を自分で組み立てることができるだけでなく、宿泊施設にとっては、多様なサービスやオプションを分解してわかりやすく提示できるため、その宿泊施設の持つさまざまな魅力に気づいてもらいやすくなります。自分の宿泊施設の“何が売れているのか”もデータでわかるようになり、マーケティングにも活用できます」と星野CTOは語る。

 昨今、差別化をはかるために、地域の特産品や観光素材を生かした食事・体験型プランの販売に注力する宿泊施設は多い。時代の変化に適した商いを模索する宿泊施設のニーズに対しても、積極的に対応していく構えだ。

インバウンドにも注力

 宿泊施設から高い支持を得る“カスタマイズページ”についても、時代に合った改良を施したという。

 「“カスタマイズページ”は、宿泊施設様とユーザーのコミュニケーションを担う大切な要素です。SNSに似た、シンプルなレイアウトを心がけました。写真や動画の投稿ができるため、最新情報や季節ごとの魅力を素早く発信していただくことができます。容易に編集でき専門知識は必要ありません」(星野CTO)。

 なお、投稿には、宿泊施設オリジナルのキーワードを付与することもでき、検索しやすくなる。

 「食事をオプションとして選択できる仕組みや、新たな“カスタマイズページ”は、増加する訪日外国人旅行者の取り込みにも有効です。これまでの宿泊プランを表現することも可能です。刷新するウェブサイトは、はじめから多言語に対応したつくりとなっています。施設情報の翻訳についても、宿泊施設様単体では取り組みが難しい部分ですから、システムの面からサポートしていきたいと考えています」。

新しいウェブサイトのイメージ

客室タイプを選択するページ(新しいウェブサイトのイメージ)
オプションを選択するページ(新しいウェブサイトのイメージ)
個人情報を入力するページ(新しいウェブサイトのイメージ)
新カスタマイズページ(新しいウェブサイトのイメージ)

広告特集

企画・制作=旅行新聞新社 企画営業部 (2018年2月21日付号1703号4面に掲載)