JTBGW旅行動向、国内旅行者数は微増 海外は日並びが後押しに

2026年4月3日(金) 配信 

4月25日~5月7日の旅行動向見通しを発表

 JTB(山北栄二郎社長)は4月2日(木)、ゴールデンウイーク(GW、4月25日~5月7日)の旅行動向見通しを発表した。これによると、GWの総旅行者数は前年同期比1.9%増の2447万人、総旅行消費額は同1.1%増の1兆2876億円といずれも微増傾向を見込む。

 国内旅行では、旅行者数が同1.7%増の2390万人、平均旅行予定費用は同2.1%減の4万6000円、旅行消費額が同0.5%減の1兆994億円と推計。旅行者数は日並びの良さ、堅調な旅行意欲もあり微増で、平均旅行予定費用は物価高などの影響を受けて引き続き高止まり、旅行日数の短期化で微減する見通しだ。行先は居住地域内を中心とした近場で短期間、自家用車での近距離の旅行が増加すると予測している。

 海外旅行では、旅行者数が同8.5%増の57万2000人、平均旅行予定費用は同2.2%増の32万9000円、旅行消費額が同10.9%増の1882億円と推計する。旅行者数はコロナ禍前を超える国際線航空便の回復や、日並びの良さも後押しし、増加を見込んだ。平均旅行予定費用は日数の増加と円安や物価高の影響を受け微増。行先は韓国、台湾、東南アジアなどの比較的近場、ヨーロッパや北米も根強い人気傾向とみている。

 JTBのアンケート調査によると、今年のGWに旅行に行く人の関心は「日常から離れた非日常空間(32.5%)」が最も多く、次いで「その時期や場所でしかできない体験(24.3%)」、「本物の文化や食事に触れる体験(20.4%)」。

 年代別にみると、60、70代では「地域の歴史・文化・自然について学ぶ旅」が高く、29歳以下では「推し活・聖地巡礼」のほか、「デジタルデトックス」「スリープツーリズム」など、趣味性や自己回復、SNSと親和性の高い項目が上位を占めた。旅行に求める価値は世代によって異なり、従来の観光だけでなく、生活者の関心に応じた体験へ広がりつつある。

第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」募集を開始 「スタートアップ特別賞」を新設

2026年4月3日(金) 配信

 ツーリズムEXPOジャパンは4月1日(水)から、第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の募集を開始した。今回から「スタートアップ特別賞」を新設し、実績はなくても革新的なアイデアや技術で産業の発展・拡大を目指す取り組みに光を当てる。

 同賞はツーリズムの発展・拡大に寄与した、国内・海外の団体・組織や企業、個人の持続可能で優れた取り組みを表彰するもの。受賞取り組みを社会に周知することで、ツーリズムへの理解を深めてもらうとともに、モデルとして業界の発展に貢献することを目指す。

 また、今回から審査ポイントの明確化をはかる。革新性や事業性に加え、持続可能な観光への貢献の観点では、「自然環境への配慮がなされているか」「地域社会との共生がはかられているか」とより具体的な記述を追加した。

 応募対象はツーリズムの拡大に資する事業展開をしている組織や企業団体で、国や政府観光局、自治体、観光協会、DMO、旅行会社、運輸・交通、宿泊、学校など幅広く受け付ける。また、観光の振興・発展に寄与した個人も対象となる。応募種別は自薦と他薦を用意。日本観光振興協会が主催していた「産業観光まちづくり大賞」を2024年に統合したことから、全国産業推進協議会などからの他薦を受け付けている。

 各賞は大賞として並列の「国土交通大臣賞」「経済産業大臣賞」を各1本ずつ選出する。次点の「観光庁長官賞」は3本。また「実行委員長賞」は1本、「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード」は2本、「UN Tourism特別賞」は2本、「スタートアップ特別賞」は2本。このほか、「審査委員特別賞」は10~15本、「入賞」は15~20本程度としている。大賞には「ツーリズムEXPOジャパン2027」の出展権利1小間分が授与されるほか、受賞作品はロゴの使用が許可され、積極的な発信が可能になる。

日本観光振興協会の町田光朗部長

 4月2日(水)の日本旅行業協会(JATA)の定例会見で発表を行った、日本観光振興協会の町田光朗担当部長は、前年の第9回は213件の応募があり、第8回の119件から倍増していることを報告。「コロナ禍後、実績が上がってきたことが要因ではないか」と分析した。応募内容は年々、多様性に富んだものが増えており、「観光産業のすそ野が広いことを痛感する。これは観光ではないのでは、と心配せずに幅広い取り組みを応募してほしい」と呼び掛けた。今回は220件の募集を目指す。

 募集期間は5月29日(金)まで。6月中に第1次審査を行い、7月中旬~下旬で第2次審査、8月上旬に最終選考を行う。8月下旬に結果を発表し、9月24日にツーリズムEXPOジャパン2026内で表彰式を開く。

「進化する旅のカタチ」テーマに 9月24~27日に東京開催で18万人の来場目指す【ツーリズムEXPOジャパン2026】

2026年4月3日(金) 配信

説明を行ったTEJ推進室の早坂学室長(右)と日本観光振興協会の町田光朗担当部長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は4月2日(木)に開いた定例会見で、9月24日(木)~27日(日)までの4日間、東京ビッグサイトで開催する「ツーリズムEXPOジャパン2026(TEJ2026)」の概要を発表した。今年のテーマは「進化する旅のカタチ(The Changing Nature of Travel)」。期間中の来場者数は18万人を目指す。主催は日本観光振興協会、JATA、日本政府観光局(JNTO)、特別協力は全国旅行業協会(ANTA)。

「TEJコレクション」を新設

 展示会は観光DXや高付加価値化、多様化する旅の提案を柱に展開。展示会内では従来の「特別コーナー」「特集エリア」を新設する「TEJコレクション~選べる旅、ひろがる世界~」としてまとめる。TEJコレクションは「旅」「目的」「人」をつなぐ多様な旅のスタイルを提案し、出展テーマにはこれまでのクルーズやアドベンチャーツーリズム、観光SDGsなどに加え、「ウェルネスツーリズム」「ガストロノミーツーリズム」を新たに盛り込む。

 出展小間数の目標は1200小間で、内訳は国内500、海外450、そのほか250の設定。会場は東展示棟だが、東4~6ホールが改修工事中で使用できないことから従来よりも規模を縮小して設定する。(24年の前回ビッグサイト開催時の出展実績は1624小間)。

 TEJ推進室の早坂学室長によると、海外は19年以来、復活して出展する国がある一方、中東情勢により例年出展があるサウジアラビアとエジプト、ヨルダンは現時点で未申し込みとなっている。ただ、全体の申し込み状況は、「国内は想定を超える出展数で、会場が従来より狭いこともあり、9割がた埋まっている」と好調だ。今回のトピックとして、2027年国際園芸博覧会や広島県・宮島が世界遺産30周年を発信するほか、日本遺産ツーリズムは小間数を12から20へ大幅に拡大する。TEJコレクション内への出展は別途設けており、無料プロモーションなど特典もつくため、積極的な参加を呼び掛けている。

業界日はトラベルソリューション展、商談会、TEJカンファレンスも

 業界日にフェアinフェアとして同時開催する「トラベルソシューション展2026」は、デジタル技術、サービスなどで観光産業をサポートする事業者向けのBtoB展示で、新たなビジネス創出が狙い。最新技術を駆使した新たなコンテンツ情報などを発信する。

 また商談会は、バイヤー数を600人に設定し、全国からのバイヤー参加やANTA会員のバイヤー参加を継続する。関東圏以外からのバイヤーへは補助を行う。訪日商談を含むグローバル商談会も実施する。

 今回から新たに業界日に高校生を招待することで、α世代へのアプローチをはかり、観光人材育成につなげていく。展示会に出展する大学の付属高校など、既に観光を学んでいる生徒が対象。

 TEJカンファレンスは9月24日に基調講演と第9回観光大臣会合を予定する。25日はテーマ別シンポジウムとして、主催者3団体がそれぞれ、国内観光シンポジウム、海外旅行シンポジウム、インバウンドシンポジウムを開く。

 また、JNTO主催のVISIT JAPAN トラベル&MICE マート2026は9月24~26日まで西1ホールで開催する。

 なお、昨今の物価高騰を反映し、今回から入場料を200円値上げする。当日券は1500円、前売りは1200円。学生は引き続き無料とする。

セントレアG入社式、新入社員は70人 航空券模した辞令書交付

2026年4月3日(金) 配信 

入社式に臨むセントレアグループ新入社員一同

 中部国際空港(籠橋寛典社長、愛知県常滑市)とセントレアグループ各社は4月1日(水)、フライト・オブ・ドリームズ1階「フライトパーク」で、2026年度入社式を実施した。グループ全体で新入社員70人を迎えた。

 辞令交付では、セントレアグループ各社の社長から新入社員代表者へ、航空券を模した入社辞令書が手渡され、内定式で使用したパスポートを模した内定辞令書に印鑑を捺す場面も設けられた。最後に、セントレアから始まるそれぞれの夢と、航空業界の未来への思いを込めて、新入社員全員で紙飛行機を飛ばした。

 籠橋社長のあいさつ全文は以下の通り。

 セントレアに入社していただきありがとうございます。今、皆さんは、夢や希望と共に、学生生活が終わった寂しさや不安もあることと思います。本日は私が仕事に限らず、生きていくうえでも大切だと思うことを3つ話します。

 1つ目、「愛」。家族やパートナー、友人への愛に限らず、仕事の上で空港を支える先輩・後輩、関係会社の方々やお客さま、清掃スタッフの方々など、一人ひとりに感謝と敬意、思いやりを持つことで、働く喜びや仕事への誇りにつながります。

 2つ目、「やりがい」。自分の仕事に価値を見いだし、社会や会社に貢献しているという実感を持つことは非常に大切です。そのうえで、「どうすればもっと良くなるか」を常に考え、工夫を重ねていくことで、仕事のやりがいはより一層深まっていきます。

 3つ目、「ユーモア」。仕事には大変な時期も必ずあります。そんなときこそ少し俯瞰し、「これはどんな物語の一場面だろう」「後で笑い話にできるだろうか」と考えられる心の余裕があれば、困難は乗り越えていけます。

 セントレアは地域の願いと夢のもとに誕生した空港であり、その原点は3つあります。

 1つ目、「地域とともに成長する好循環の実現」。中部地域の皆さんとともに成長し、この地域に訪れるお客様を増やしながら、世界へとネットワークを広げていきます。

 2つ目、「いい空港を持続するための経営基盤の確立」。セントレアは、世界的な空港評価において、中規模空港部門で10年以上連続して世界一の評価をいただいています。一方で、物価高などにより経営環境は厳しさを増している。「いい空港」を将来に残していくため、経営基盤を改めて強化していきます。

 3つ目、「人を大切にする空港運営」。空港で働く人が、働きやすく、生活しやすく、やりがいを持つことができる空港を目指します。

 皆さんも配属先で自分なりの目標を見つけていくことになりますが、職場の仲間も、皆さんを温かく見守り、成⾧を支えていきますので、安心して挑戦してください。

群旅協、栃旅協が初の合同商談会 来年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」に向け高崎市を視察

2026年4月3日(金) 配信

商談会のようす

 群馬県旅行業協会(小林聡会長)と栃木県旅行業協会(酒井一則会長)は3月4日、群馬県高崎市で合同商談会「連携型ビジネス商談フォーラム2026」を開いた。両者が合同で商談会を開くのは初めて。両協会の会員や協定会員ら約100人が集い、活発な商談が行われた。また、翌5日は高崎市内で、来年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公である小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)ゆかりの地を巡るエクスカーションを実施。約25人が参加したツアーに同行した。

難しい素材の商品化探る

 エクスカーションは「小栗公ゆかりの里めぐり~ 406(ヨンマルロク)再発見」と題し、高崎市の倉渕町を中心に巡った。

 冒頭、主催者の小林会長は「今回は国道406号線に焦点を当て、新たな発見ができればと思う。小栗公ゆかりの地を素材としてツアーが組めるか、視察を行って欲しい」と呼び掛けた。全国旅行業協会栃木県支部の荒井賢治支部長は「新しいコースづくりの参考になるよう、研修内容を栃木に持ち帰りたい」と述べた。

国道406号線再発見の旅へ 

古民家を改装した「三喜卵太郎」

 群馬県高崎市と長野県大町市までを結ぶ国道406号線(草津街道)は、江戸時代から昭和初期まで草津温泉への正規ルートとして使われており、人の往来が盛んだったところ。

 視察には、高崎市商工観光部観光課の職員が同行し、406号線に沿って走る道中、各々で名所や名物を案内した。原田顕治係長は「高崎には隠れた名所や史跡が埋もれている。来年から始まる大河ドラマを契機に、高崎の観光をPRしたい」と意気込む。

 群馬側406の起点は高崎だるま工房の集積地。高崎では日本の張り子だるまの約8割を生産しており、各工房では絵付け体験もできる。

 西に進んだ榛名地域は県内最大の果物の拠点。梨や桃、プラムの生産量が県内1位、梅は東日本1位の生産量を誇る。フルーツ狩りや、これらを使ったジェラートが楽しめる店舗もある。

 フルーツ以外のスイーツを楽しめる店舗は、養鶏場の三喜鶏園が運営する、三喜卵太郎。地元民に愛される鶏卵販売店で、古民家を改装した店舗も特徴だ。卵のほか、卵を使ったシュークリームやプリン、ソフトクリームなどを販売する。

小栗公ゆかりの地倉渕町を巡る

顕彰慰霊碑を案内する小栗上野介顕彰会の市川平治理事長(中央)

 406をさらに西に進むと、倉渕町に入る。以前、群馬郡倉渕村だった同エリアは人口約3300人の山間のまちで、2006年1月、高崎市に編入した。

 同町の一部の権田地域は江戸時代、権田村と称されており、小栗家の領地だった。小栗上野介忠順が新政府軍である西軍に無実の罪で処刑されるまでの65日間を過ごした。

 小栗公(忠順)は旗本小栗家の第12代当主。長男として、神田駿河台(現在の東京都千代田区)に生まれた。才覚にあふれ、34歳で遣米使節団として渡米。約9カ月かけてほぼ世界を一周して帰国すると、幕府の要職を歴任した。大政奉還後は隠居し、権田で余生を過ごそうと家を建てている最中に、西軍の命により斬首された。

 処刑地の烏川の水沼河原には、顕彰慰霊碑が建つ。慰霊碑には義理の甥である、岳南蜷川新氏が記した「偉人小栗上野介 罪なくして此所に斬らる」が彫られている。

 史跡の案内を行った、小栗上野介顕彰会の市川平治理事長は慰霊碑を前に、「罪なくして斬られた、ここが原点。我われは一方的な歴史教育を受けてきた。より多くの人に正義を訴えたい」と活動への想いを語った。

 市川理事長は「これが世界を見てきた小栗公が最後に見た景色。山々はそのときと変わっていないはず」とし、「人間的な暮らしを体験した最後の65日間で、42年の生涯のなかでは短くも濃い日々だった。その意義を理解して欲しい」と呼び掛けた。

小栗公の供養墓

 小栗公が権田村で仮住まいをしていたのが、曹洞宗の東善寺。同寺の村上泰賢住職は顕彰会理事で、小栗公研究第一人者として数々の著書を執筆している。

 村上住職は小栗公の功績として、横須賀造船所の建設や日本初の株式会社兵庫商社の設立、日本初の本格的ホテル「築地ホテル」の発案など、明治の文明開化前にさまざまな素地を築き、「近代化は小栗の敷いたレールの上になされた」といわれていることを紹介した。村上住職は「明治政府、文明開化賛美の影で教科書に載っていない、小栗公や遣米使節を歴史の授業で教えることが目標。文部科学省の学習指導要領を改訂しなければならないが、大河ドラマがそれにつながることを期待したい」と訴えた。

 寺には、小栗公の供養墓と遺体が眠る本墓がある。姉妹都市関係にある、横須賀市から寄贈された胸像も建つ。

小栗記念館を建設中

 また現在、栗上野介顕彰会が寺の敷地内に市からの補助などを受け、「小栗上野介記念館」を建設中で12月の完成を目指す。寺が保管している資料や遺品などを展示する予定だ。

 小栗公のエピソードは決して明るいものではないが、これをどう旅に結び付けるかが今後の課題だ。エクスカーションの企画を担当した群馬県旅行業協会の福田一樹理事は「観光は明るいものに焦点を当てがちだが、難しい素材ほど我われが商品化していかなければならない」と力を込めた。

食やショッピングも

 牧野酒造の倉渕の水と厳選した米で作る日本酒「大盃」は数々の鑑評会での受賞歴を持つ。酒蔵の先祖が遣米使節として小栗公に随行し、無事に帰国できたことを祝して看板銘酒を改名した。

相間川温泉の「小栗天丼」

 宿泊から日帰り入浴、食事も楽しめる相間川温泉ふれあい館では、新名物として「小栗天丼」を売り出している。エビ2尾で刀を表わし、デザートの桃のコンポートは、小栗役を演じる俳優・松坂桃李さんから連想した。

田圃カフェの玄米ピザ

 道の駅くらぶち小栗の里は昨秋、「田圃カフェ」をオープン。全国の道の駅では初という、玄米ピザを販売している。小栗公の縁から交流がある、横須賀市佐島漁港直送の湘南しらすを使った「湘南しらすの玄米ピザ」はここでしか味わえない逸品だ。

はとバスグループ シンフォニーで2026年合同入社式を実施

2026年4月3日(金) 配信

2026年はとバスグループ合同入社式

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)は4月1日(水)、グループ会社シーライン東京が運航するシンフォニークルーズの船内にて、2026年はとバスグループ合同入社式を行った。今年は、はとバスが46人、はとバスエージェンシーが1人、シーライン東京が16人の合計63人が出席した。

はとバスの武市玲子社長

 新入社員に向けた武市社長の祝辞は次の通り。

                  ◇

 はとバスは、1948年に誕生し、今年で創業78年。「観光事業を通じて日本の人々に新時代の快適なサービスを提供し、外国の人々には平和な日本の真の姿を紹介したい」という高邁な理想のもとにスタートし、多くの先人たちの努力で今日を迎えています。現在は「はとバスグループ」として観光バス事業を中心に、ホテル、不動産、都営バスの運行受託、レストランクルーズ、広告や商事など幅広い事業を展開しています。それぞれの事業は独立しつつも連携・協力し、「すべての事業において常に安全・快適・環境保全を追求し、お客様に満足と感動をいただける企業」を目指しています。

 本日入社式を迎えられた皆さんは事務職、観光バス運転士、バスガイド、整備士、調理師、機関士、甲板員など、多様な職種で構成されていますが仕事は一人ではできません。部門や職種、年代、立場を問わず積極的にコミュニケーションをとることが重要です。

 はとバスの最大の経営資源は「安全・安心」のブランドとそれを支える組織と人であり、皆さんもその一員です。お客様一人ひとりに対しておもてなしの心を忘れず、業務に全力で取り組むこと、そしてそのために皆さん自身が健康であることが大切です。

 国内外のお客様に選ばれ続けるため、はとバスブランドの力をさらに高め、新しい価値を共に生み出していきましょう。

【国土交通省】人事異動(4月3日付)

2026年4月3日(金) 配信

 国土交通省は4月3日付の人事異動を発令した。

 大臣官房参事官〈災害対応〉(世界銀行)光橋尚司

山陰花めぐり協議会 花の観光施設が連携 地域つなぐ

2026年4月3日(金)配信

 鳥取、島根両県に点在する花の観光施設が連携し、地域全体の魅力発信と周遊観光の促進をはかる「山陰花めぐり協議会」(会長=松下敦史・一畑パーク社長)は、「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2025」の優秀賞を受賞した。2009年3月の設立以来、「花」と「人」をキーワードに連携事業を展開し、現在では山陽エリアと連携した広域観光ルートづくりにも力を入れている。設立の経緯やこれまでの取り組みを取材した。

【土橋 孝秀】

官民一体で回遊性高める 山陽エリアとの広域連携も

花を軸にした広域連携として発足

 協議会設立に向けて動き出したのは08年。花愛好家が複数の花施設を周遊することで、圏域の花施設の認知度と回遊性向上をはかろうと、島根県松江市が中心となり準備活動を始めた。その前年には、市内にあった「ルイス・C.ティファニー庭園美術館」が閉館し、「松江イングリッシュガーデン」として再スタートを切っており、地域の花資源を改めて観光コンテンツとして捉え直し、広域的に発信していこうという機運が高まっていた。

 山陰には比較的規模の大きい花の観光施設が点在しているが、当時それぞれが個別に集客をはかるかたちが主流で、施設同士の連携はほとんどなかった。花を目的に訪れる観光客のなかには複数の施設を巡るニーズがあるにもかかわらず、地域全体としての情報発信や周遊の仕組みが十分に整っていないという課題があった。こうした状況のなか、松江市の呼び掛けにより関係施設が意見交換を重ね、花をテーマにしたネットワークづくりの検討が進められた。

 09年3月、官民連携による「山陰花めぐり協議会」が発足。松江市、とっとり花回廊(鳥取県・南部町)、日本庭園由志園(松江市)、松江イングリッシュガーデン(同)、松江フォーゲルパーク(同)、しまね花の郷(島根県出雲市)の6会員でスタートした。

スタンプラリーと相互モニター研修会

 協議会発足後、最初の共同事業として取り組んだのがスタンプラリー企画だ。各施設を巡りながらスタンプを集める周遊型の仕組みを導入することで、花愛好家を中心に複数施設への来訪を促し、圏域内での回遊性を高めることを狙った。各施設の開花時期や見どころを生かしながら年間を通じて花を楽しめるルートを提案し、山陰の花観光を一体的にPRする取り組みとしてスタート。現在はデジタル版にブラッシュアップし継続している。

 さらに、各施設の職員が互いの施設を訪問する「相互モニター研修会」も実施した。普段は自施設で業務にあたる職員が他施設を利用者の視点で見学し、展示や園内の案内、接遇などについて感じたことを持ち寄り、意見交換を行うものだ。これにより、各施設が持つ特色や運営の工夫を共有できるようになったほか、来園者への接遇や案内方法の改善などにもつながったという。

 当時、松江市観光文化課に在籍し、協議会設立の旗振り役となった原正人氏(現在は由志園アドバイザー)は「相互研修によって各職員の意識が変わった。また、施設同士の交流が進んだことで、施設・職員間のネットワークも生まれ、協議会の活動を進めるうえでの信頼関係づくりにもつながった」と振り返る。

高速道路開通を契機に広域連携へ

 島根県松江市と広島県尾道市を結ぶ高速道路「尾道松江線」(中国やまなみ街道)が15年3月に全線開通し、山陰と山陽を結ぶ広域観光の環境が大きく変化した。バラやチューリップなどの観光農園が集積する広島県・世羅町の同町観光協会からの打診があり、協議会では山陽側との連携の可能性について早くから検討を進めていた。

 山陽側との協議では、沿線にあるワイナリーなども含めた観光ルート構想が持ち上がったが、協議会としてはテーマの統一性を重視し、「花」を軸とした連携に絞って協議を進めることになった。その後、ワーキング部会を中心に検討を重ね、山陽側の関係施設との現地視察や意見交換を通じて連携の可能性を探った。

 13年3月、山陰花めぐり協議会、世羅町観光協会、国営備北丘陵公園、鳥取市で開催される全国都市緑化フェア実行委員会の4者による広域連携の覚書を締結し、広域観光の取り組みが本格的に動き出した。

 同年には試験的な取り組みとして「山陰花めぐりスタンプラリーPLUS」と「山陽花めぐりスタンプラリーPLUS」を実施。山陰側のスタンプラリーに山陽側施設を1カ所加えるなど相互に参加するかたちで運営し、広域連携に向けた実務面の検証や情報共有を進めた。こうした取り組みを通じて、施設や団体間の信頼関係を徐々に築いていった。

広域連携事業が高い評価を受ける

 15年3月、山陰・山陽双方が参加する新たな枠組みとして「山陰山陽花めぐり街道協議会」を設立し、広域周遊の核となる事業として「山陰山陽花めぐり街道ドライブスタンプラリー」を開始。山陰と山陽に点在する花の観光施設を巡る広域型の企画として展開し、中国やまなみ街道を利用したドライブ観光と組み合わせることで、両地域を結ぶ周遊観光の促進をはかった。

 同時期には広域連携の先進事例として知られる「北海道ガーデン街道」の取り組みを参考にするため、同街道の関係者を招いた勉強会も開催した。この勉強会を契機に、従来のスタンプラリー中心の仕組みを見直し、各施設の見どころや花の見ごろ、周辺観光情報などを掲載したガイドブックの制作に着手した。それまでスタンプラリー台紙が唯一の共通コンテンツで、施設紹介などの情報は限られていたが、ガイドブック化によって花をテーマにした旅の提案をより充実させることができるようになった。また、ガイドブックに広告協賛を募ることで、加盟施設や団体の負担金だけに頼らない事業財源の確保への道筋を模索した。

 16年には日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)が主催する「ツーリズムEXPOジャパン」のジャパンツーリズムアワード・プロモーション部門で、山陰山陽の広域周遊事業が評価され部門賞を受賞。同年には中国北京で開催された「中国花海博覧会」にゲストパネラーとして招待された。海外からも広域連携や官民一体となった組織への関心が寄せられた。

PRイベントや新たな連携を拡大

 山陰花めぐり協議会には、19年に中国庭園燕趙園(鳥取県・湯梨浜町)が、22年には鳥取市がそれぞれ新たに加入。現在は2市5施設で構成する。

 これら5施設をお得な料金で巡ることができる共通チケット「山陰花めぐりPASS」(冊子)を、一畑トラベルサービス(松江市)と協働で開発。昨春には多言語対応のモバイルチケットを導入し、インバウンド向けにもPRを始めた。販売方法の見直しや周知の強化などを進めながら利用拡大をはかっている。

 また、広域連携の取り組みを生かし、各地で開催される観光イベントや花関連イベントへの出展も積極的に行っている。中国やまなみ街道沿線の施設と連携したPR活動のほか、国営備北丘陵公園で開催されたイベントなどにも参加し、山陰の花施設の魅力や周遊観光の楽しみ方を発信してきた。

 こうした取り組みに加え、自動車ユーザーを対象とした観光振興の一環として、日本自動車連盟(JAF)中国本部と、山陰山陽花めぐり街道協議会として連携。ドライブ観光の安全・安心の啓発とあわせ、花施設を巡る観光ルートのPRを行っている。

 さらに、24年度には日本庭園由志園が埼玉県東松山市の市有施設「東松山ぼたん園」の指定管理者に選定されたことを受け、関東圏との交流も視野に入れた情報発信を検討。松江市と東松山市はいずれも市花が「ぼたん」であることから、花を通じた都市間交流や相互誘客につなげたい考えだ。

官民連携組織ならではの課題

 山陰花めぐり協議会は官民一体の組織であり、運営には公金が含まれる。このため予算執行の透明性や公平性が求められ、加盟施設や団体の理解と合意形成が重要なポイントとなる。また、民間施設の負担金は、各施設の規模や集客数が異なることから、集客規模に応じて金額を設定する。事務局機能は年度ごとに持ち回りで担当し、活動は各施設の担当者で構成されるワーキング部会が中心となって進めている。

地域貢献活動にも注力へ

 発足から16年。山陰花めぐり協議会は、花という共通の観光資源を軸に施設同士の連携を深めながら、山陰地域の観光振興に取り組んできた。個別施設の魅力発信にとどまらず、周遊観光という視点で地域全体の価値を高めてきた点が特徴だ。

 今後はデジタルスタンプラリーや共通チケット、イベントなどでのPRに加えて、地域貢献活動にも注力していくという。具体的には地元の団体や小学校などに花の苗を贈呈するほか、花壇づくりやプランターへの植栽を行って寄贈するなど、花を通じた地域貢献活動を展開する予定だ。地域住民や子供たちが花に触れる機会を増やすことで、地域の景観づくりや花文化の醸成にもつなげたいとしている。

HISグループ、新入社員522人を迎え入社式 澤田社長「社会にインパクトを」

2026年4月2日(木) 配信

入社式を開き、522人を迎えた

 HISグループは4月2日(木)、東京ビッグサイト(東京都江東区)で新入社員522人を迎えた入社式を行った。エイチ・アイ・エス(HIS)の澤田秀太社長は「社会にインパクトを与える企業を一緒につくり、未来を築きましょう」と力を込めた。

 新入社員に向けて、澤田社長は現在、中期経営計画を策定していることを改めて説明し、「人とAIとの共生を推進し、過去最高の業績を大きく超えることを目指す」と強調。「皆さんも目標達成のため一員として、同じ方向を向いて精一杯の力を出してほしい」と話した。

澤田秀太社長

 社内で掲げるさまざまな目標の実現に向けて、「スピード感を持った成長と、失敗を恐れない挑戦、生まれ変わる覚悟で主体的に行動することを意識し、社会にインパクトを与える企業を一緒につくりましょう。皆さんから、役員が生まれることを期待している」と呼び掛けた。

 また、「HISグループには多くの同期の社員がいる。仲間と協力し、ライバルとして切磋琢磨して大きく成長してほしい。皆さんの若い力に期待している。共に未来を築いていきましょう」と語った。

 新入社員の代表あいさつでは、グループ各社の代表者7人が登壇し決意表明を行った。 

東武トップツアーズ、新入社員139人迎える 百木田社長「全力で向き合う覚悟」

2026年4月2日(木)配信

新入社員の門出を祝う百木田康二社長(右)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は4月1日(水)、東武ホテルレバント東京で新入社員139人を迎えた入社式を行った。

 新入社員に向けて、百木田社長は「自然災害や感染症の影響を受けやすく厳しい環境と言われる旅行業界に、強い意志と信念を持って飛び込んでくれたことを大変誇りに思い、頼もしく感じている。当社への入社を後悔することがないよう、経営陣も全力で向き合っていく覚悟」と語った。

 あわせて、新入社員には「非凡なる凡人であってほしい」と強調。そのうえで、①夢をもって、会社を自己実現の場にしてもらいたい②困ったとき、悩んだときには周りを頼ってもらいたい③観光業が日本の基幹産業であることに誇りを持ち、変化に果敢に挑戦してほしい――の3点を呼び掛けた。

 また、今年の経営方針は「The Next One~高みへの挑戦~」、基本指針には「挑戦と共創」を掲げると説明。「旅行業を生業として大切にし、新たな領域へも積極的に関わり、東武トップツアーズが社会になくてはならない唯一無二の存在となるよう、一緒に夢を追いかけていこう」と歓迎の言葉を送り、これからの成長と活躍を祈念した。