2023年3月22日(水) 配信

5月並みの暖かさとなった3月22日(水)、桜の名所でもある東京・上野の上野恩賜公園には外国人旅行者を含め、多くの見物客が訪れて、満開に近づく桜の花を眺めていた。
2023年3月22日(水) 配信

5月並みの暖かさとなった3月22日(水)、桜の名所でもある東京・上野の上野恩賜公園には外国人旅行者を含め、多くの見物客が訪れて、満開に近づく桜の花を眺めていた。
2023年3月22日(水) 配信

滋賀県大津市のおごと温泉の琵琶湖グランドホテル(金子博美社長)は3月18日、宿泊者限定のオプションプランとして、ヘリコプターでの琵琶湖遊覧飛行を始めた。
新型コロナ禍からの観光復活の機運が高まるなか、非日常の体験と満足感を味わってもらおうと企画した。ヘリコプターは匠航空(森岡匠社長、京都府京都市)が運航する。
4人乗りの小型ヘリを使用する。乗員1人のため、1フライトで3人まで搭乗可能だ。最少利用人数は2人。
同館玄関前にある駐車場内の特設ヘリポートを発着する。遊覧は「湖上遊覧」(飛行時間3分)、「琵琶湖大橋」(6分)などのコースを設定した。
申し込みは代理店の草津物流が受け付ける。フライト可能時間は午前9時30分ごろから午後4時ごろまで。
料金は6月まで割安の特別料金を設定する。湖上遊覧コースが1人3千円、琵琶湖大橋コースが同6千円。7月以上は湖上遊覧が4200円、琵琶湖大橋遊覧が8400円となる。
設定コース以外にも琵琶湖1周や京都上空など希望に応じた遊覧のほか、関西国際空港や中部国際空港セントレアまでのVIP送迎も可能という。
運航開始に先立つ2月28日、メディアなど関係者を集め試乗会が行われた。実際にヘリコプターに乗り込み、琵琶湖大橋遊覧コースを体験した。
快晴のなか、飛び立ったヘリはみるみる高度を上げ、あっという間に琵琶湖の湖面が眼下に広がった。遠くに見えていた琵琶湖大橋に近づくと、橋を渡る車が小さく見える。ここで左旋回し、比良山系と琵琶湖大橋を一望する絶景を眺めることができた。
参加者は「最高の景色が楽しめた」「これは子供たちが喜ぶだろう」と話していた。
【土橋 秀孝】
2023年3月22日(水) 配信

愛真館(岩手県・つなぎ温泉)の1階に新たな食事処「盛岡冷麺・焼肉 黒ひげ Produced by 髭」が2月20日にオープンした。
新たな食事処は地元の人気店、焼肉冷麺「髭」がプロデュースした。「温泉旅館の夕食はバイキングや会席などが定番だが、ご当地の名物も味わいたいというお客様も多い。そこで盛岡の食と言えば盛岡冷麺と焼肉であり、気軽にその味を楽しんでほしいとオープンしました」(同館)と語る。
会場は17卓(6人掛け5卓、4人掛け12卓)で木の温もりを感じるテーブル。ここで焼肉・盛岡冷麺のコースメニュー(県産黒毛和牛カルビ・国産ロース・ハラミ・豚カルビ、盛岡冷麺またはビビンパまたはクッパなど)や単品メニューを用意している。
営業時間は午後5時30分―9時(ラストオーダー8時30分)。また、ランチ(午前11時30分―午後2時、ラストオーダー1時30分)は一般にも開放する。ランチは盛岡冷麺や、県産黒毛和牛カルビ重、豚カルビ重などで、焼肉は提供しない。
今回のオープンで既存のバイキングや部屋食、食事処に加え、さらにさまざまなスタイルで食事を提供することができるようになった。
同館がある盛岡市は、今年1月にニューヨーク・タイムズが発表した「2023年に行くべき52カ所」に福岡市とともに選ばれ、しかもロンドンに次いで2番目に紹介された。盛岡は中心街に歴史的な建物と、川や公園などの自然があり、街歩きを手軽に楽しめるほか、コーヒー店やわんこそば、ジャズ喫茶、書店など文化が根付く街であることが評価され、選ばれた。
これまでに日本から選出されたのは東京、大阪、京都など世界的にも名の通る大都市で、中核市が選ばれたのは初めて。
【野村 一史】
2023年3月22日(水) 配信

愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約70㌔の「しまなみ海道サイクリングロード」は、多島美の絶景を眺めながらサイクリングが楽しめ、「サイクリストの聖地」として注目を集める。
芸予諸島の島々を結ぶ西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の橋の部分に併設された原付および自転車・歩行者道を利用することで瀬戸内海を渡ることができる。日本初の海峡を横断する自転車道で、国土交通省の「ナショナルサイクルルート」にも認定されている。
愛媛県自転車新文化推進協会では、安全・安心なサイクリングを楽しんでもらおうと、「サイクリングガイド」制度を展開している。事業委託を受けた「コイデル」(今治市)が実施するもので、出発地やルートの詳細、立寄場所の設定、レンタサイクルの手配など、サイクリングツアーをトータルプロデュースする。
ツアーには道路交通法などを熟知した経験豊富なガイドが同行。地元ならではの視点で安全性の高いルートを設定するほか、交通状況を予測した安全管理や緊急時に適切な対応が受けられるなど、ガイドが付くメリットは多い。

ツアーは事前ヒアリングから始めるオーダーメイド型だ。例えば要望が、サイクリング拠点「サンライズ糸山」(今治市)から尾道まで片道70㌔を体力のない4人で走り午後5時までに到着したい、という場合、Eバイク(スポーツタイプの電動アシスト付き自転車)を利用しガイドは1人付く。
Eバイクであれば、1時間当たりの平均で18㌔程度走行することができるので、昼食・休憩時間を含め所要7時間を想定。午前8時30分集合でブリーフィングを経て、同9時30分にスタートすれば、午後4時30分ごろには尾道に着くという流れだ。
希望によっては、ツアーに車で伴走し、補給食やドリンクの提供などを行う「サポートカー」の手配も可能だ。
普段、自転車に乗らない人にとっては数10㌔の走行は厳しいと思いがちだが、Eバイクを使うことで長距離移動も快適だという。観光スポットに立ち寄りながら、おいしいものを食べる、そして、しまなみの絶景に出会う。スローな自転車旅を今こそ楽しみたい。

【土橋 秀孝】
2023年3月22日(水) 配信
溝畑宏理事長、岡本栄市長、岩永裕貴市長.png)
大阪観光局(溝畑宏理事長)は2月22日、忍者ゆかりの地である三重県伊賀市(岡本栄市長)のほか、滋賀県甲賀市(岩永裕貴市長)と観光振興の連携協定を締結した。協定締結には伊賀上野観光協会と甲賀市観光まちづくり協会、信楽町観光協会も加わった。
両市は忍者の聖地として知られ、2017年には「忍びの里 伊賀・甲賀―リアル忍者を求めて―」が日本遺産に登録された。忍者はアニメ放送などの影響もあり、海外での知名度が高くインバウンド誘客にあたっての有力コンテンツになりうることから、ゲートウェイ機能を強化する大阪と連携することで、広域観光ルート形成をはかる。
「忍者の日」である同日の記者会見で、大阪観光局の溝畑理事長は「コロナ禍を経てインバウンド復活後の大きなうねりとして忍者をコンテンツしたモデルコースをつくっていきたい」と話した。
伊賀市の岡本市長は「しっかりと連携をして潮流を捉え、プロモーションやコンテンツの造成に取り組んでいきたい。伊賀市では忍者体験施設の整備も進めている」と語った。
甲賀市の岩永市長は「令和2年11月22日にリアル忍者館をオープンした。甲賀の観光のゲートウェイとして人気だ。第2期工事として、体験施設の整備にも着手する予定だ」と述べた。
会見には国内外で活躍するダンサーのケント・モリさんが登場し、忍者をテーマに拡張現実(AR)を使ったダンス映像を披露した。
2023年3月21日(火) 配信
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南三陸ホテル観洋(宮城県・南三陸温泉)を経営する阿部長商店(宮城県気仙沼市)はこのほど、日本フィランソロピー協会(浅野史郎会長、東京都千代田区)が主催する「第20回企業フィランソロピー大賞」の企業フィランソロピー賞を受賞、3月3日に東京都内で贈呈式が開催された。
同賞は自社の経営資源を有機的・持続的に活用した社会貢献活動を顕彰するもので、2013年に創設。
阿部長商店はKATARIBEカルチャーの創成が対象活動として受賞した。同社が経営する南三陸ホテル観洋は2011年3月11日の東日本大震災時に自ら被災しながら、約600人の避難者を受け入れた。また所有する多目的ホール、高野会館は震災遺構として保存している。このような経験を通じて始めた「KATARIBEプロジェクト」はホテル宿泊者を対象に被災した場所を、同館の社員などが語り部となる「語り部バス」の運行を毎日継続するなど、震災経験の風化防止だけでなく、命を守ることの大切さを共有する学びの場となっている。
さらにこの学びを南三陸に留めることなく、「全国被災地語り部シンポジウムin東北」を開催し、国内はもとより海外へも発信し続けている。
なお、今年の全国被災地語り部シンポジウムは2月26、27日の2日間、同館の姉妹館であるサンマリン気仙沼ホテル観洋で開催した。
【野村 一史】
2023年3月21日(火) 配信

日本酒の新酒ができる時期は一般的に12月から3月の日本の最も寒い時期に当たる。温度の変化を起こさないように、適切な温度管理の下に保管するためだ。吟醸造りをする時には気温が一定して低くないと品質を安定させるのが難しいからとされる。
冬にはしぼりたての新酒が各地の酒蔵から出回るため、日本酒にとって美味しい酒が楽しめる特別な季節だ。近年はコロナ禍の影響で、従来は酒蔵に出向かないと手に入らなかったしぼりたての新酒が通販でも販売されるようになった。一部離島を除く日本中の誰でもネットで購入することが可能になったのだ。
但しいまだにネットでも買えない銘柄が存在するのも事実。一筋縄で行かないところが「日本酒探しの旅」の醍醐味なのかもしれない。それもまた愉しい。
【古沢 克昌】
2023年3月20日(月) 配信

旬刊旅行新聞で毎月1日号掲載の「精神性の高い旅」は、グリーフケアや巡礼、色彩心理学などを研究するカラーセラピスト・石井亜由美氏と、神奈川大学国際日本学部教授の島川崇氏が交互に執筆する大好評企画だ。
5月14日(日)からは、NHK文化センター青山教室(東京都港区)の講座「ふらっと巡礼 心の旅」として9月まで計5回、石井氏による「東京の五色不動巡礼の旅」が企画された。
実際に徳川3代将軍家光公ゆかりの地をめぐりながら、仏教や仏像、歴史、開運などについて、案内人の石井氏が楽しいトークで“癒しの旅”を受講者と共に体感していく。
なお、4月9日(日)午前10時30分~正午まで、石井氏と島川氏による「精神性の高い旅」の講演会&対談のトークイベントが開催される。

「東京の五色不動巡礼の旅」のオリエンテーションを兼ねた内容で、コロナ禍で失ったものが多いなか、新たなステージに向かう「心穏やかとなる旅へ」と誘う。
2023年3月20日(月) 配信

「ひとっ風呂の後は、おいしいものが待っている‼」――。温泉エッセイスト・観光ジャーナリストの山崎まゆみ氏はこのほど、河出書房新社から、著者初の食べ物エッセイ集「温泉ごはん 旅はおいしい!」を発刊する。
同書は、月刊誌「味の手帖」連載の温泉と美味をめぐる名エッセイを厳選し、文庫化した。32カ国、1000カ所以上の温泉に入った山崎氏が、北海道から沖縄、さらには海外まで、名湯湧く地を訪れて味わった絶品料理や名物の数々、そこで出会った多くの人々との交流を綴った、「読めば温泉に行って美味しいものが食べたくなる」ことまちがいなしの本だ。
アワビが“ダンシング”(房総鴨川温泉)や、夏の戦の戦利品・稲庭うどん(秋田湯沢温泉)、湯治する大豆・ラジウム納豆(栃尾又温泉)、「うどんタクシー」に乗ってみた(琴平温泉)などのほか、乳頭温泉郷、箱根強羅温泉、下呂温泉、長良川温泉、有馬温泉、嬉野温泉、別府温泉郷に加え、海外の温泉と美味にまつわるエピソードも盛りだくさんの内容となっている。
4月6日発売予定で、文庫判240㌻。価格810円(外税)。
2023年3月20日(月) 配信

埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、242会員)は3月7日(木)、三日月シーパークホテル勝浦(千葉県勝浦市)で創立70周年記念式典を開いた。埼旅協協定会員連盟と特別協定会員連盟も出席し、計約140人が祝った。
浅子会長は3月13日(月)からマスクの着用ルールが緩和され、感染対策のガイドラインも廃止されることにも触れ、「(これまでの)団体の慰安旅行も復活し、業界も活性化していくだろう」と予想した。そのうえで、「団体旅行の回復後には、いち早く協定会員連盟の施設に送客してほしい。今後も一丸となって業界の活性化をはかっていく」と話した。

さらに、1953年に消費者保護のために設立された経緯などの歴史を振り返った。コロナ禍の3年間については「大変苦労したと思う」と語り、会員を労った。
来賓の照川由美子勝浦市長は「コロナ禍からの回復の兆しが見られ、安堵している。今後は官民一体となった観光振興により努める。これが地域活性化となることに期待を寄せている」と語った。

埼旅協協定会員連盟の森田繁会長は物価高騰の影響を受けている状況を報告。「(値上げ後に)我慢をしてでも来てくれたお客様へ、さらにおもてなしを磨き上げていく」と話した。

福岡県の旅館で基準値を大幅に超えるレジオネラ属菌が検出されたことに触れ、「全国の宿に不信感を持たれることを危惧している。安心して送客してもらえるよう、より一層お客様の立場に立ったサービスを提供していく」と語った。
茨城県旅行業協会の木村進会長はコロナ禍を経て個人旅行が増加していることから、「団体旅行にも注力しながら、2~3人の旅行も大事することが我われの新時代の役割。観光業を活性化すれば、世界が明るくなる。自信を持ってほしい」と呼び掛けた。

旅行新聞新社の石井貞德社長は「旅行客に喜びを与えていることにプライドを持ってほしい。皆様はコロナ禍を乗り越える力を持っている。これからも1人でも多くのお客を笑顔にしてほしい」とエールを送った。

感謝状の贈呈では、全会員に記念品として社名入りの楯が贈られた。協定会員連盟の会員には感謝状が贈呈された。また、協会の設立以降70年間、その発展に貢献したとして、イーグルトラベル(谷島賢社長、川越市)が特別功労表彰を受賞した。
式典に先立って開催された昨年の全旅協旅行災害補償の取扱高上位3社を表彰する分科会では、来賓として駒井輝男副会長が登壇。昨年、国のガイドラインが緩和されたこととマスクの着用が自由になったことに触れ、「これらは団体旅行を中心とする皆様のセールストークに生かせるだろう。以前のように大勢で楽しめる旅行に励んでほしい」と呼び掛けた。

㈱全旅の中間幹夫社長は「今年度のクーポン事業の売上が初めて400億円を超えた。団体旅行が少ないなかで健闘してくれた」と敬意を表した。

懇親会も開かれ盛会裏に終わった。
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