7月14日から「ビール電車」を特別運行 大井川鐡道

2023年6月16日(金) 配信

過去のビール電車のようす

 大井川鐡道(静岡県島田市)は7月14日(金)から、「ビール電車」を特別運行する。9月30日(土)まで計19日間実施する。

 ビール電車は普通電車の車両にテーブルなどを設置し、車内でビールやおつまみを提供する。缶ビール2本のほか、目的地の家山駅のホームにはビールサーバーを設置し、生ビールが飲み放題で楽しめる。また、車内へ飲食物の持ち込みも自由という。同社は「あっという間に『ビアホール』ならぬ『ビアホーム』が誕生します。夜風に当たりながら一般的な酒場とはちがった雰囲気でビールなどをお楽しみください」とアピールする。

 運転区間は新金谷駅―家山駅間の往復で、家山駅で約1時間停車する。使用車両は東急電鉄の元主力電車・7200系。代金は大人がビール・おつまみ付で6500円、中学生~19歳はおつまみ付で4500円、小学生同4000円、席のみの幼児は1500円。申し込みは同社ホームページで6月19日(月)から受け付ける。

 

7月15日からオープントップバスを運行 北海道・倶知安観光協会

2023年6月15日(木) 配信

日の丸自動車興業からバスをリースし「スカイバスニセコ」を運行

 北海道・倶知安観光協会は7月15日(土)から、オープントップバス「スカイバスニセコ」の運行を開始する。夏の本格的な観光再開を目指し、日の丸自動車興業(富田浩安社長、東京都文京区)からバスをリースし、地元のバス会社が運行する。昼間は「ニセコパノラマ号」、夜は「ニセコナイト号」として1日最大16便をシャトル型で運行。今季は外国人観光客向けの英語・韓国語・北京語・広東語の音声ガイドシステムを導入する。バスの運行は9月3日(日)まで。

 運行ルートは、夏の雄大な羊蹄山を望むことができる大自然を満喫するコース。乗車券は3枚セットのため、途中の観光スポットで自由に乗り降りできることが特徴だ。ニセコのミルク工房高橋牧場では、人気の「飲むヨーグルト引換券」などが乗車特典として付く。

 ニセコひらふに長期滞在する旅行者にも便利で、昼は道の駅ビュープラザへ新鮮な野菜を買いに行ったり、夜はニセコ駅前の温泉「綺羅乃湯」へ行くこともできる。また、アジア最長のジップラインや光のアート「Mountain Lights 」へもスカイバスで行くことができる。

 スカイバスニセコは音声ガイドシステムを搭載し、20を超える観光スポットでニセコならではの観光ガイドが多言語で楽しむことができる。バスにはアテンダントが乗車し、その日のトピックやお得な情報、イベント情報なども楽しく紹介する。

 なお、電子チケットの発売は7月上旬を予定している。料金は中学生以上が1500円、子供が750円。

スタンプラリー参画の中国5県と広島でイベント開く JAF中国支部

2023年6月15日(木) 配信

昨年開催時のようす
 日本自動車連盟(JAF)中国本部(本部長前泰弘本部長)は6月18日(日)に、「中国5県×JAFドライブスタンプラリー2023」のイベントを、広島県広島市の「THE OUTLETS HIROSHIMA」で開く。
 
 現在開催中のドライブスタンプラリーに参画している中国地方の自治体や、観光協会、立ち寄りポイントになっている施設が、地域の特産品や、見どころを紹介し、より多くの人に来訪してもらうことを目指す。
 
 会場では15以上のブースを展開し、来場者へ観光パンフレットの配布や、地元の特産品販売などを行う。安田女子大学のブースでは、学生が考えたドライブスタンプラリーコースの立ち寄りポイントにまつわるクイズを企画し、観光地の魅力を発信していく。

 また、JAFブースでは、中国5県の特産品やTHE OUTLETS HIROSHIMAで利用できる商品券が当たるガラポン抽選会を実施。交通安全クイズに回答して運転免許証そっくりのカードが作成できる「子ども安全免許証」や、演奏を通して交通安全を学ぶことができる「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」のコンサートも開く。

 参加費用は無料でだれでも参加できる。時間は午前10時から午後4時まで。

全日本ホテル連盟、清水嗣能会長が再任 4本柱で持続可能性を追求

2023年6月15日(木)配信

清水嗣能会長

 全日本ホテル連盟(ANHA、清水嗣能会長、正会員229ホテル)は6月13日(火)、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、清水会長(ホテルリバージュアケボノ社長)が再選した。23年度は4つの柱を立て、連盟の理念に基づく持続可能性の追求をはかる。

 清水会長は冒頭、今春に連盟会員を対象としたアンケート調査を行った結果、85%以上が「人手不足」に一番困っているとの回答だったと報告した。これを受けて、同様に人手不足が深刻なアメリカでは、従業員の賃金を上げて人材を集め、客室料金も上げて売上を上げたことでカバーしている対策事例を紹介。業界として「価格競争から、価値競争へ転換をしていかなければならない。価値を作っていく業界に変わっていかなければならない」と強調した。

 来賓の観光庁観光産業課長の柿沼宏明氏は、昨年10月の水際措置の緩和以降、全国旅行支援による需要喚起もあり、観光業界がインバウンドを含めて元通りの姿に戻りつつあると言及。一方、一番の課題は人手不足であるとの共通認識を示し、観光庁では「高付加価値化事業というカタチで、宿の単価を上げて、その分で賃金を上げられる環境整備に取り組んでいる。今後も生産性を高めてもらう支援は続けていきたい」と力を込めた。

 23年度事業計画では、①国づくり②会づくり③人づくり④宿づくり――の4つの柱を立て、それぞれの分野が密接に連携して事業を行い、連盟の理念である「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」に基づく持続可能性を追求するとした。具体的には、インバウンド誘客活動やハラール対応などの会員向け研修会、各種規定の整備やSDGs推進に関連した事業を担当しながら、連盟の基盤整備を行う。

 このほか、本部委員会活動を担う人材の発掘と各支部活動に実参加してもらえる会員を増やすため、会員増強委員会を新たに設置。オンラインのホテル経営者セミナーの開催のほか、女性の活躍が欠かせない業界であることから、交流の場として女性部を設置する。

 23年度の年会費はコロナ禍を鑑み、減免措置による支援を継続。正会員は半額免除で2万5000円とし、客室割会費も半額を免除する。準会員は1万円、賛助会員は10万円で従来通りとした。

観光業界に特化したマーケティングチーム設立 NEL

2023年6月15日(木) 配信

マーケティングチーム「Travel Engine」(トラベルエンジン)を設立

 TikTokを中心としたSNSを活用し、企業のマーケティング支援事業を展開するNEL(西田陸社長、東京都渋谷区)はこのほど、旅行・観光業界に特化したマーケティングチーム「Travel Engine」(トラベルエンジン)を設立した。インバウンドが回復しているなか、SNSを活用した集客のノウハウを求める声が多くなったことから、サービスを開始した。

 SNSで情報を入手する現代において、コト消費のコンテンツは積極的で効果的な情報発信をすることが重要視されている。一方、「どのような施策が効果的かわからない」「どのようなインフルエンサーに依頼すればいいか分からない」「人手不足でSNS運用にまで手が回らない」などの悩みを抱える事業者は多いという。

 こうした悩みを解決するため、今回のチームを設立。「7千人を超えるクリエイターネットワークと他社実績も含む施策実施結果データをもとに、要望に合わせた企画提案を提供していく」と意気込む。他社との差別化や、適切なターゲットへのアプローチ、SNSキャンペーンを実施したい事業者に利用を呼び掛けていく。

 

デジタルノマド呼び込みに向け制度整備を 自民党ワーケ議連第4回総会

2023年6月15日(木) 配信  

鶴保庸介会長

 自民党のワーケーション推進議員連盟(鶴保庸介会長)は6月8日(木)、第4回総会を開いた。リモートワークが主流となり、世界各国どこでも働ける環境が整っている。このなかで、国際的なリモートワーカーである「デジタルノマド」を日本に呼び込むため、査証や在留資格の制度整備について議論を交わした。

 鶴保会長は、冒頭あいさつで、「ワーケーションを推進するなかで、1つ1つ課題を乗り越えていくことが必要。各省庁においては、本日の説明を聞いていただき、問題クリアへ向けての努力と、活発な議論を求めたい」と述べた。

 総会には、内閣官房、総務省、外務省、厚生労働省、国税庁、観光庁、デジタル庁、出国在留管理庁の代表者が出席。

 また、デジタルノマドの有識者として、次の各氏が説明した。

▽田中敦氏(山梨大学生命環境学部地域社会システム学科教授)
▽牧野裕貴氏(牧野法律事務所代表、9time9代表理事)
▽西岡貴史氏(たびふぁん代表、観光クロスオーバー協会代表理事、若手観光コミュニティHIT)
▽坪井悠起氏(若手観光コミュニティHIT、F Ventures)
▽加々美一雄氏(加々美行政書士事務所)

長野・中野市にルートインが開業 「ホテルルートインGrand中野小布施」

2023年6月14日(水) 配信

グループ334軒目のホテル誕生
 ホテルチェーン「ルートインホテルズ」を運営する、ルートインジャパン(永⼭泰樹社長、東京都品川区)は6月14日(水)、長野県中野市にグループ334店舗目のホテル「ホテルルートインGrand中野小布施」を開業した。
 
 新ホテルは、長野電鉄長野線・信州中野駅から徒歩約3分、上信越自動車道・信州中野ICから車で約10分に位置。総客室数166室、100台の無料駐車場を完備する。宿泊者専用の男女別天然温泉大浴場と地元食材を使用したバイキング朝食を提供する。朝食は公式サイトからの予約は無料、それ以外は1300円。
 
 開業を記念して、7月31日(月)までキャンペーンを実施中。宿泊でたまるポイントが通常3%のところ、10%となる特別プランを販売している。ポイントはPontaポイントか、dポイントから選べるという。

香港国際空港が航空券プレゼントCP 日本には3万8000枚配布

2023年6月14日(水) 配信

香港への航空券50万枚をプレゼント

 中国・香港国際空港は6月26日(月)から、「香港国際空港 World of Winners 50万枚航空券プレゼントキャンペーン」の日本向けCPを開始する。日本では、3万8000枚の香港への航空券を抽選でプレゼントする。

 キャンペーン開始を記念して、6月24日(土)~ 6月25日(日)に東京・六本木ヒルズ大屋根プラザで、「香港国際空港 World of Winners 50万枚航空券プレゼントキャンペーンイベント」を開く。

 当日は特大のガチャガチャを会場に設置し、来場者に抽選で計500枚の日本から香港への往復航空券など景品を用意する。そのほか、香港国際空港の紹介ブースや、現地の食やアクティビティが体験できる「香港屋台」「香港占い」ブースなどを設置する。

 

京都・世界遺産の上加茂神社で夕涼み 7月7日からイベント開催

2023年6月14日(水) 配信

幻想的なひとときを上加茂神社で

 京都府・京都市観光協会は7月7日(金)~17日(月)まで、上加茂神社(京都市北区)でナイトイベント「NAKED夕涼み2023 世界遺産・上加茂神社」を開く。通常時は午後5時で閉門(二ノ鳥居閉門時間)となる上賀茂神社で、夕暮れどきから夜の時間を過ごせるプレミアムイベント。ネイキッド(村松亮太郎社長、東京都渋谷区)が演出するリアルとバーチャルで京都を楽しむアートプロジェクトの一環で、幻想的な風景が楽しめる。

  世界遺産の上賀茂神社は、京都で最も歴史ある神社。賀茂川上流に位置し、自然豊かな上賀茂神社の清流「ならの小川」への足つけは、夏の風物詩となっている。イベントでは、上賀茂神社の名物の大鳥居で提灯を受け取り、境内へ。境内には、重要文化財である楼門へのライトアップや願いが描かれた七夕飾りなど、夏の上賀茂神社ならではの空間が広がる。「ならの小川」では、涼やかな音を奏でる風鈴のアーチやホタルのような光に包まれた幻想的なひとときが楽しめる。

 イベントの開催時間は午後6:30~8:30。チケットは6月19日(月)午前10時から販売開始する。料金は2500円(税込み)。

静岡県旅行業協会、新会長に嶋津禎武氏 研修参加で会員資質向上

2023年6月14日(水) 配信

今年度は安心・安全な旅の提供を徹底する

 静岡県旅行業協会(遠藤勝久会長、150会員)は6月7日(水)、伊豆長岡温泉 ホテル天坊(静岡県)で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、嶋津禎武氏が新会長に就任した。今年度は安心・安全な旅の提供を徹底するほか、研修事業に積極的に参加し、会員の資質向上をはかる。

 嶋津新会長は「前会長を継承しながら、旅行形態の変化にも対応できるよう、皆様と力を合わせていくので、指導いただきたい」と話した。

嶋津禎武新会長

 遠藤会長は「皆様と色々な企画を考え、業界全体の業績を回復に向けて頑張ってほしい」と嶋津新会長にエールを送った。また、コロナ禍で団体の需要が減少したなか、静岡県の委託を受けて実施した首都圏メディアファムトリップなども振り返り、「会員のためになる事業に力を入れてきた」と語った。

遠藤勝久会長

 来賓の全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は、ANTA会員から全国旅行支援の複雑さの解消を求める声が挙がっていることを観光庁に伝えたことを報告。「新たな支援策が講じられる際には、分かりやすくしてもらえるように求める」と語った。さらに、「今後はコロナ禍を乗り越えて皆様と共に業界を盛り上げていきたい」と話した。

北敏一副会長

 同日には静旅協・協定会員連盟(風間秀一会長、109会員)が19年度の総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では風間会長の再任を決めた。

 風間会長は秋以降に宿泊する団体旅行の問い合わせが増えていることを報告した。

風間秀一会長

 一方で「問い合わせまたは予約のどちらか分からない場合が多くある。旅行会社にきちんと確認してほしい」と呼び掛けた。

 今年度は旅行業協会との合同事業である宿泊企画「湯~旅プラン」を行う。また、宣伝活動も強化する。