10月17日、羽田空港隣接地に「ホテルメトロポリタン ⽻⽥」開業へ

2023年10月13日(金) 配信

13タイプの客室を用意

 日本ホテルは10月17日(火)、「ホテルメトロポリタン ⽻⽥」(東京都大田区)を開業する。エアポートサイドの客室から航空機が間近に見られる、羽田空港に隣接したホテル。

 広報支配人兼宿泊副支配人の渡邊智彦氏は、「『旅に寄り添う、おもてなし』をコンセプトに、空港を利用する人のととまり木のような存在にホテルを育てていくのが目標。地域との連携も大切にし、飛行機や大田区のエッセンスなども感じていただきながら、ホテルを楽しんでいただきたい」と開業前の思いを語る。

 ホテルは、東京モノレール⽻⽥空港線、京浜急⾏電鉄空港線の天空橋駅から徒歩1分の場所で開発が進むHANEDA INNOVATION CITY(HICity)ZONEAの5〜10階に立地する。

部屋からも航空機を間近に

 客室は1人利用から長期滞在まであらゆる需要に応えられるよう13タイプ、237室を用意。全体的に落ち着いた色合いのインテリアを基調とし、バーカウンターを設え、落ち着いた照明で大人な雰囲気に仕上げている。部屋からの眺望も魅力で、リバーサイドからは高い建物がないので開放的な景色が楽しめ、晴れている時は富士山も見ることができる。

THE ROOFTOP

 部屋からの眺望と並び注目なのが、屋上の展望デッキ「THE ROOFTOP」 からの眺め。ここからは羽田空港だけではなく京浜工業地帯の夜景も楽しめるほか、風向きと時間帯によっては頭上を通過する飛行機も見ることができる。

 朝食は、ホテル5階のレストラン「イル チェーロ 羽田」で提供する。約50品の和、洋、中、アジア料理で構成するビュッフェ形式で、運営するフードワークスが契約する山梨の農家から直送された野菜も使用される。また、東京ブランドや大田区産の食材も使用していく考えだ。

 同ホテルでは、各航空会社や東京モノレールとのコラボレーションも検討している。

 「今は日本航空(JAL)に協力をいただき、東京オリンピック当時のノベルティや昔の機内誌などをお借りし、ロビーに展示しています。またホテル各所のインテリアなども、大田区の町工場で制作したパーツを使用したインダストリアルアート や、空港を想起させるようなデザインを取り入れています。今後は、空港や大田区の魅力をお客様に楽しんでいただける企画を考えていきたいです 」(渡邊氏)。

どらなびEXPO2023秋、名古屋は10月14日、東京は28日で

2023年10月13日(金) 配信

今年6月の「どらなびEXPO2023春」東京会場のようす

 バス運転手専門の求人サイト「バスドライバーnavi(どらなび)」を運営するリッツMC(中嶋美恵社長、東京都港区)は、9月30日(土)から関西、名古屋、東京でバス運転手専門の就職イベント「どらなびEXPO2023秋」を開催している。同日に大阪・ハービスホールで開かれ、10月14日(土)に名古屋・JRゲートタワーで、同月28日(土)に東京・新宿エルタワーを会場に開かれる。

 「どらなびEXPO」は、バス運転手を目指す人を対象にした就職イベントで、過去に東京・大阪・名古屋で33回を超える開催実績がある。各開催エリアを中心に、積極採用中のバス会社が集結し、総来場者数は6700人を突破。今後、観光・移動需要の回復基調が見込まれるなか、地域・観光の足となる「バス」を動かす人材確保への支援に取り組んでいる。

 会場では、バス事業者の採用担当者と直接話せるブースコーナーのほか、男性・女性現役バス運転手や人事責任者によるトークセッション、業界初心者向けの特別講座、就職相談コーナーなども用意する。

 開催時間は午前11:30~午後5:30。入場無料。イベントの予約来場者全員に、どらなびオリジナルお守り&QUOカード500円分、女性にはスキンケアセットもプレゼントする。

 参加予約は、どらなびWebサイト内のどらなびEXPO特設ページから。

障害者の収入アップと観光消費拡大を 千葉・佐原に「おりづるガチャ」3台設置

2023年10月13日(金) 配信

「HOSTEL Co-EDO‐ホステル コエド」の設置画像

 障害者就労支援ネットワークP&P(奧岳洋子代表理事、千葉県柏市)は10月10日(火)、各設置店舗の割引クーポンなどが入った「おりづるガチャ」を佐原地区の宿泊施設などに3台設置した。障害者の収入アップと、観光消費額の増加による地域活性化を目指す。

 おりづるガチャは、コロナ禍で激減した障害者事業所の内職作業を補うため、事業所が地域と共に収益を生み出せるビジネスモデルとして立案したもの。

 今回は、京葉銀行と佐原信用金庫の支援を受けて10月13日(金)から開催の「佐原の大祭秋祭り」に合わせて設置。佐原を訪れた観光旅行者が各店舗で使用することで、域内の観光旅行者の周遊を促しながら消費額を増加させる狙いがある。カプセル封入作業は近隣の福祉事業所が請負う事で、観光と福祉を掛け合わせた新しいかたちのエシカルな連携事業という。

 ガチャマシーン本体の色はこれまでの視認性を意識した「赤」ではなく、設置エリアの一部が国選定の重要伝統的建造物群保存地区と重なっている点を考慮し、景観との調和を意識した「黒」にした。

 設置したのは、酒蔵見学も行っている「東薫酒造」と醸造したクラフトビールを併設レストランで提供する「伊能忠次郎商店」、旅行新聞新社主催の「日本の小宿2019」に選出された宿泊施設「HOSTEL Co-EDO‐ホステル コエド」の3カ所。これらの協賛を受け、各施設で利用できるクーポンをカプセルに同封した。

 今後は、観光の活性化が「おりづるガチャ」を通して障がい者の収入が増えることにつながるため、協賛企業と連携して観光客にとって魅力的なガチャのプロデユースを行っていくという。

八重山のバス・船乗り放題チケット販売 24年1月31日までの期間限定 ジョルダン

2023年10月13日(金) 配信

デジタルチケットで快適に観光

 ジョルダン(佐藤俊和社長、東京都新宿区)は10月12日(木)、沖縄県・八重山地域のバスと船が乗り放題になる「石垣・西表周遊フリーパス」の販売を始めた。2024年1月31日(水)までの期間限定商品だ。

 「令和5年度地域新MaaS創出推進事業:八重山観光MaaS推進事業(経済産業省・沖縄総合事務局)」の一環として実証的にサービスを提供する。昨年度も同様のパスを販売し好評を得たことから、今回は利用できる交通機関の拡充や観光アクティビティのオプション設定などを行った。

 パス(デジタルチケット)は同社のアプリ「乗換案内」で販売する。2、3、4日券の3種類あり、それぞれに繁忙期と閑散期の料金を設定した。最も安い2日券閑散期は大人7000円、子供3500円。最も高い4日券繁忙期は大人1万1000円、子供5500円。

 乗り放題となる交通機関は、石垣島内の全路線バス(運行:東運輸、カリー観光)▽石垣島・西表島・竹富島・小浜島・黒島・鳩間島間の全定期船(運航:安栄観光、八重山観光フェリー)▽西表島内の全路線バス(運行:西表島交通)▽西表島内の白浜―船浮間の定期船(運航:船浮海運)。

 別料金のオプションとして、竹富島交通乗り放題や黒島レンタサイクル、西表島・仲間川マングローブクルーズなどを設定する。

 また、黒島と石垣島北部を周遊できる特典付きの「黒島・石垣北部周遊トクトクパス」(3日券のみ)も販売する。大人6000円、子供3000円。石垣島―黒島間の定期航路と石垣島内の路線バスが乗り放題となる。黒島でのレンタサイクルや黒島研究所の入館料、石垣島・川平湾でのグラスボード遊覧など約4000円相当の特典が付く。

北海道と熊本県が観光交流ウィーク 双方でPRイベント開催

2023年10月13日(金) 配信

 北海道と熊本県は観光交流の拡大をはかるため、10月14日(土)から21日(土)を「北海道―熊本県観光交流ウィーク」に設定し、双方でPRイベントを行う。

 道と県は今年8月、「北海道と熊本県の半導体関連国家プロジェクト推進等に関する連携協定」を締結し、両地域の経済交流と人的交流を進めている。

 14日(土)に、北海道札幌市のさっぽろファクトリーで、「笑いとグルメのくまもとフェアin北海道」を開く。熊本ラーメンや馬刺し、辛子レンコン、球磨焼酎など県産品を販売するほか、お笑い芸人「平成ノブシコブシ」の徳井健太さんの司会で、道の鈴木直道知事と県の蒲島郁夫知事によるトークショーを行う。

 21日(土)は熊本県・益城町の阿蘇くまもと空港で、「北海道PRイベントin熊本県」を開催する。道観光PRキャラクター「キュンちゃん」と、県営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」によるステージショーなどを行う。

渡邉やゑさん(海栄RYOKANS 渡邉幸一会長の母) 11月14日(火)に「お別れの会」開催

2023年10月13日(金) 配信

 渡邉やゑさん(わたなべ・やゑ=渡邉幸一海栄RYOKANS代表取締役会長の母)10月5日(木)、病気治療中のところ死去。94歳。

 葬儀は10月7日に近親者のみで行った。

 なお、「お別れの会」(発起人=渡邉玲緒・海栄館代表取締役社長、喪主=渡邉幸一・海栄RYOKANS代表取締役会長)を11月14日(火)午後1~3時に、花乃丸(愛知県知多郡南知多町大字豊浜字廻間17―18)で開く。

 問い合わせ=海栄館(源氏香) ☎0569(62)3737。担当=伊豫田(いよだ)、三鬼(みき)、森下まで。

浦安の大江戸温泉が来年6月2日に閉館へ 借地契約満了で

2023年10月13日(金) 配信

「スパニワ」(左)などが人気

 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(橋本啓太社長、東京都中央区)はこのほど、千葉県浦安市の温泉施設「大江戸温泉物語 浦安万華郷」を2024年6月2日(日)に閉館すると発表した。借地契約の満了によるもの。

 同施設は2009年4月に開業。敷地内から湧く天然温泉の大浴場や、水着で男女一緒に楽しめる露天風呂「スパニワ」、多様なレストラン・フードコートなどを取りそろえ、幅広い世代の需要を取り込んできた。

 同社は「残り8カ月弱の営業期間となりますが、最後の1日までスタッフ一同笑顔でお客様をお迎えいたします。都心からのアクセスも良好で、思い立ったらすぐに行ける『浦安万華郷』にどうぞ足をお運びください」とアピールしている。

 

ジョブドラフトFes2023、高校生就活を支援 浜松町館で企業が熱心にPR

2023年10月12日(木)配信

企業担当者が直接話を聞き、仕事の内容を説明した(ニュートンの企業ブース)

 高校生を対象にした合同企業説明会「ジョブドラフトFes2023」が10月6日(金)、東京都港区の浜松町館で行われ、企業の担当者が仕事の内容や勤務体系などを説明して熱心にアピールした。

 主催は、高校生向けの就職採用支援サービスを提供するジンジブ(佐々木満秀社長、大阪府大阪市)。2019年から開催する「ジョブドラフトFes」は今年で5年目を迎え、今年7月には全国12会場で開催し、668社の企業と2734人の高校生が参加した。

 今回の東京会場では、飲食やサービス、建設業などの44社が企業ブースを出展した。ホテル業からは、ホテルやレストラン、カラオケ事業などを展開するNSグループの子会社であるニュートン(荻野勝朗社長、東京都新宿区)が出展。自社が展開・運営する「カラオケパセラ」をはじめとしたエンターテインメント事業のほか、NSグループの荻野佳奈子社長自らが子会社の展開・運営するリゾートホテル「アンダリゾート」、豪華カプセルホテル「安心お宿」などの事業を紹介した。

豪華カプセルホテル「安心お宿」イメージ

 このほか、航空関連から羽田空港サービスグループ(物流〈運送〉)、サンコー・エア・セルテック(サービス)、セノン(警備)などが出展。高校生らは直接話を聞き、企業や業界を知るきっかけとして就活に役立てているようすが伺えた。

羽田空港サービスグループ(左)、サンコー・エア・セルテックの企業ブース

西村経産大臣も視察 東商「ふくしま応援!特産品物産展」開く

2023年10月12日(木)配信

小林会頭と会場を周る西村大臣

 東京商工会議所(小林健会頭)10月11日(水)~12日(木)、同会議所本部ビル1階多目的スペースで「ふくしま応援!特産品物産展」を実施した。

 ALPS処理水の海洋放出の影響が懸念されるなか、海産物の消費拡大をはかることで県を応援するのが目的。福島の港で水揚げされる魚介類「常磐もの」のメヒカリのから揚げやしらす、揚げかまぼこなどの海産物を、地酒や旬の果物とともに販売した。また12日には、西村康稔経済産業大臣が視察に訪れた。

 福島を応援したいと多くの人が訪れ、12日の売上と来場者数が、これまでに比べ1・5倍、過去最高となった今回の物産展。

 会場では福島県観光物産館の櫻田武館長が、「冬は身が引き締まっていて、脂ものっている魚介がおいしい季節。福島の魚介に関心を持っていただき、いわき市や相馬市で、温泉とともに楽しんで」と常磐ものをPRした。

 大臣の視察後にインタビューに応えた東京商工会議所オフィス環境部の貫井晴宣部長は、「福島を応援したいと、多くの方にお越しいただきました。また官民が一体となって安心・安全を発信することが大切なので、西村大臣にお越しいただけ、大変心強かった」とコメント。

 また、東日本大震災以降福島の支援を続けているなか、さらなる支援として毎年7月に東京都内で実施している夏期セミナーの会場を、来年は福島県郡山市とし、提供する食事では県産食材を多用、内容も福島の話題を中心にするべく計画を進めていることを明らかにした。

「沿線まるごとモビリティツーリズム」 東京の秘境を電動トゥクトゥクや電動自転車で巡る

2023年10月12日(木) 配信

沿線まるごとはこのほど、「沿線まるごとモビリティツーリズム」の実証実験を行う

 「沿線まるごとホテル」を運営する沿線まるごと(嶋田俊平代表、東京都・奥多摩町)はこのほど、JR東日本八王子支社と、JR東日本スタートアップ、各モビリティ会社と共創し、環境に優しい新技術モビリティを活用する「沿線まるごとモビリティツーリズム」の実証を行う。

 モビリティレンタル実証事業は、10月18日(水)~12月2日(土)に行われる。JR青梅線鳩ノ巣駅発着での実証事業では、電動トゥクトゥク「Emobi(エモビ)」と、スポーツタイプの電動アシスト自転車「KROAD(クロード)」を用意し、モビリティレンタルやガイド付きツアーを提供する。

 Emobiは最大3人乗り。料金は1時間で税込み2000円。

 HELLO CYCLING KUROADは、利用開始後30分まで300円。延長15分ごとに150円追加し、12時間まで2000円。すべて税込み。

 また同社のイノベーション拠点である「沿線まるごとラボ」(鳩ノ巣駅内)を起点に、電動トゥクトゥクと電動アシスト自転車を活用して、地域のガイドと共に奥多摩の地域資源を巡るガイド付きモビリティツアーを4コース用意した。

 ツアー料金は税込み8800~1万3000円。事前予約制で、2人から予約可能。

 また、JR五日市線武蔵五日市駅から始まる電動キックボードや電動アシスト自転車で巡るモビリティツアーも実施する。

 レンタル電動キックボードは1時間で税込み900円。

 ガイドツアーは、11月11(土)、14(火)、17(金)、19(日)、23(木・祝)、25日(土)、12月2日(土)の7日間。

 午前ツアーは約3時間で税込み8700円。特製キューバサンドのランチボックス付き。午後ツアーは約2時間半で税込み7600円。