JTB、ヤクルト球団を応燕(えん) 新幹線貸切燕征(えんせい)ツアー <12日まで抽選販売中>

2024年3月8日(金) 配信

3月8日正午~12日終日までオンラインで抽選販売

 JTBは5月25日(土)、バンテリンドームナゴヤ(愛知県名古屋市)での東京ヤクルトスワローズ“燕征”(えんせい)企画にあわせ、東海道新幹線の号車貸切日帰りツアーを実施する。観戦できる試合は、中日ドラゴンズ戦(午後2:00試合開始)。ヤクルト球団公式ファンクラブ「Swallows CREW」会員を対象に、3月8日(金)正午~12日(火)終日まで、オンラインで抽選販売を行う。

 ツアーでは、東京駅から名古屋駅までの新幹線貸切車両に乗車し、ヤクルト球団の人気マスコット「つば九郎」による車内サービスをはじめ、さまざまなイベントを計画している。バンテリンドームのナゴヤ観戦チケットのほか、ツアー限定のオリジナルグッズなど、スワローズファンに楽しんでもらえるように企画した。

 旅行代金は2万8960円(税込)。東京駅から名古屋駅までの片道新幹線運賃・料金(普通車指定席)、観戦チケット(3塁側A指定席)、オリジナルネックストラップを含む。

 申し込みはJTB公式サイト内の特設Webページから。当落発表は3月15日(金)正午ごろ。

ANTA、5月に旅行業務取扱管理者研修 試験の旅行実務免除に

2024年3月8日(金) 配信

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は5月14(火)~15日(水)に、全国8会場で2024度国内旅行業務取扱管理者研修と地域限定旅行業務取扱管理者研修を行う。全研修科目を受講し、修了テストに合格した場合、同年度と25年度に実施する旅行業務取扱管理者試験の試験科目の旅行実務などが免除となる。

 同研修は、旅行業者または旅行業者代理業者で最近5年以内に3年以上旅行業務に従事し、現在も旅行業者などの業務に従事していることが受講の対象となる。なお、人事や経理、総務などの業務のみを取り扱っていた期間のほか、派遣労働者としての従事期間、海外駐在期間などは旅行業務に従事した経験に含まれない。

 受付期間は4月1日(月)午後5時まで。受講費用は国内旅行業務取扱管理者研修
が2万6000円(消費税込)で、地域限定旅行業務取扱管理者試験に合格している場合は2万5000円 。地域限定旅行業務取扱管理者研修は2万5700 円。このほか、全研修には事務手数料600 円が必要となる。価格はいずれも税込。申し込みはANTAのホームページで受け付けている。

 会場は北海道札幌市の北海道中小企業会館と、宮城県仙台市のハーネル仙台、埼玉県さいたま市のJA共済埼玉ビル、東京都千代田区の日本教育会館、愛知県名古屋市のウインクあいち大阪府大阪市のエル・おおさか、広島県広島市のRCC文化センター、大分県大分市のアイネスとなる。

ANA X新社長にANA執行役員の神田真也氏 4月1日付

2024年3月8日(金) 配信

神田真也氏

 ANA X(轟木一博社長、東京都中央区)の新社長に4月1日付で、全日本空輸(ANA)執行役員アジア・オセアニア室室長兼シンガポール支店支店長の神田真也氏が就任する。同社が3月4日(月)に開いた臨時取締役会で新役員人事を決議した。なお、新役員体制は3月末開催予定の臨時株主総会・定時取締役会の決議をもって正式に決定される。

                 ◇

 神田 真也(かんだ・しんや)氏 1990年3月関西学院大学文学部卒業、4月ANA入社。2009年2月秘書室主席部員、13年4月ANAホールディングス秘書部主席部員、16年4月ANA人財戦略室人事部副部長、20年4月アジア・オセアニア室室長兼シンガポール支店支店長、22年4月執行役員アジア・オセアニア室室長兼シンガポール支店支店長などを歴任。

新会長に鍔一郎氏(つば甚、石川県金沢市) 国際観光日本レストラン協会が総会開く

2024年3月7日(木) 配信

鍔一郎新会長

 国際観光日本レストラン協会(安田眞一会長、209会員)は3月6日(水)、FOODEX JAPAN2024開催会場の東京ビッグサイトで2024年通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、新会長に鍔一郎(つば甚、石川県金沢市)の就任を決めた。

 18年から3期6年間務めた安田会長は、「パンデミックもあり、思うように活動できない面もあったが、支部活動は大事だと思い、できる限り出席した」と振り返った。

安田眞一会長が冒頭のあいさつ

 さらに、後継者不足など厳しい環境にあるなかで、「私たちのホスピタリティの仕事がいかに素晴らしいかを、若い世代に知ってもらうための教育がこれからますます大事になってくる」との考えを示した。

 鍔新会長は「若いころから協会の活動に参加する機会がたくさんあった」と述べ、「この協会の会長に就任することは大変名誉なことだが重責を感じている。皆様に支えていただきながら協会の発展に寄与していきたい」と語った。

 今年の主な事業として、経営者と女将のトップセミナーや、親子体験食味学習会などに取り組む。国内、海外研修旅行の実施も企画していく考えだ。

 役員改選では、安田会長は相談役に、元会長の尾川欣司氏は名誉会長に就任した。

SDGs商品造成・新たなマーケット開拓へ 25年の日旅120周年に向け(日旅ホ連24年度通常総会)

2024年3月7日(木) 配信

白石武博会長

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(白石武博会長、1759会員)は3月6日(水)、東京都内で2024年度通常総会を開いた。24年度の主な事業計画は、コロナの影響から回復基調にあるなか未だ前面回復には至っていないことから、日本旅行グループとの連携・連動を強め、取り組みを強化していく旨を確認した。また、法人・個人・訪日の3部門と、SDGsを共通テーマとして取り扱い、宿泊販売拡大へ取り組む。

 さらに、25年の大阪・関西万博に関連した取り組みを行う考えを示した。

 白石会長は、「自分自身の23年のテーマは、旅行需要の回帰・復活・新しい時代の旅の模索だった」と振り返った。

 また、日本旅行が「グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会」に加盟したことに触れ、「SDGs宣言に基づき、SDGs型・社会貢献型の新しい商品造成やマーケット開拓を行っていく」と話した。

小谷野悦光社長

 日本旅行の小谷野悦光社長は、「現在決算報告の準備をしているところ。22年が最高値であったが、23年はさらにこれを上回る見通し」と話した。

 また、愛知県の全国旅行支援事務局関連の不正事案や、青森県の新型コロナ患者移送業務入札の談合疑惑など、23年に発生した不正事案については、「公的な事業をするにあたり、企業としての対応が足りなかった。コンプライアンスの徹底をはかる」と述べた。

 「来年には日本旅行が創業120年を迎える。周年に相応しい展開を検討している」とした。

 同日、SDGs優良取組み表彰が行われた。日本旅行箇所表彰では、ツーリズム事業本部九州国内旅行事業部九州企画・仕入れセンターが選ばれた。また、日旅連地域表彰には、北陸支部連合会福井支部が選ばれ、「北陸新幹線敦賀延伸でつながる学びの輪~福井と全国の高校生が共創する次世代修学旅行~」を紹介した。

「景・花・食」で極上の癒しを提供 「よみうりランド眺望風呂 花景の湯」開業 

2024年3月7日(木)配信

絶景露天風呂(男湯)

 「景・花・食」で極上の癒やしの時間を――。よみうりランドは3月6日(水)、新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」(東京都稲城市)内に「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」を開業した。

 標高約100㍍から都心を一望できる「絶景露天風呂」では、深度1750㍍から湧き出す天然温泉をあつ湯やぬる湯などで楽しめる。

 一方内湯には、高濃度炭酸泉とシルク風呂(電気風呂併設)、ジェットバス・リラクゼーションバスからなる内湯、オートロウリュサウナを配置。火窯やミストの岩盤浴などからなる有料岩盤浴エリア「火窯房」も用意した。

銀座おのでら監修 まぐろ御膳

 館内レストラン「美食ノ極」では、不定期で本マグロの解体ショーが行われ、職人が握る本格すしを味える。同施設は、フードサービスなどの事業を手掛ける「ONODERA GROUP」のグループ会社「LEOC」(東京都千代田区)が運営する店舗で、温浴施設への出店は同社にとって初。レストランは、「HANA・BIYORI」のみの入園でも利用できる。

 担当者は「都心を一望できる『絶景露天風呂』は、ロケーションを最大限に生かした唯一無二の露天風呂です。有料の岩盤浴エリアからも景色が楽しめるので、1日中滞在し、昼夜それぞれの景色や、食事、花を楽しんでください」とPRする。

名鉄観光サービス、新社長は岩切道郎氏 拝郷氏は取締役継続

2024年3月7日(木)配信

岩切道郎新社長

 名鉄観光サービスの取締役社長に、4月1日付で名古屋鉄道の岩切道郎(いわきり・みちお)取締役専務執行役員が就任する。岩切氏は3月31日付で名鉄執行役員を退任し、取締役を6月下旬に退任。6月下旬に開催を予定する定時株主総会を経て、正式に決定する。

 なお、現在の拝郷寿夫社長は退任後、取締役として名鉄観光サービスに残る。

 岩切 道郎(いわきり・みちお)氏 1963年4月8日生まれ、愛知県出身。慶應義塾大学を卒業し、2007年9月名古屋鉄道に入社。10年7月に名鉄不動産経営企画部長、13年6月濃飛乗合自動車取締役などを経て、17年6月名古屋鉄道取締役、19年取締役常務執行役員、22年から取締役専務執行役員などを歴任。

最大3万円クーポンが当たる「平日に泊まろう!」 4月1日(月)から応募開始(JATA)

2024年3月7日(木) 配信

平日に泊まろう!キャンペーン

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は4月1日(月)から、「平日に泊まろう!」キャンペーンを始める。旅行総需要の拡大や、オーバーツーリズムの解消、旅の満足度向上を目指す。

 インバウンドを含めた国内旅行需要が回復基調にあるなかで、土日や連休へ需要が集中することや、特定の時期や地域に旅行者が集中することで混雑が発生するなど、課題が顕在化している。JATAは、平日への旅行需要平準化による混雑緩和と満足度の向上などを目指したCPに取り組む。

 同CPは、JATA会員旅行会社で1人1万円以上の平日宿泊を含む旅行を購入し、CPに応募すると、次回の旅行で使える3万円・1万円の次回割クーポンが当たる。

 宿泊対象期間は4月1日(月)~2025年3月31日(月)まで。日・祝日の前日泊や、GW、お盆休み、年末年始期間などは除く。

 応募期間は第1期・4月1日~6月30日(7月5日まで申し込み)、第2期・7月1日~9月30日(10月5日まで)、第3期10月1日~12月31日(25年1月5日まで)、第4期・25年1月1日~3月31日(4月5日まで。

 抽選で、各期3万円・1万円それぞれ20人ずつ、合計160人にクーポンが当たる。

 応募は、同CPチラシ裏面の応募用紙か、CP専用サイト応募フォームから受け付ける。

 国内旅行推進部の野浪健一部長は、「平日旅行の推進のみならず、中小の会員旅行会社のリピーターを増やす狙いがある。当たったクーポンは、ぜひ同じ旅行会社で使っていただきたい」と話した。

JTBGMT、訪日客の歩行補助 電動車いす「ウィル」貸出へ

2024年3月7日(木) 配信

免許不要で歩行領域を走行できる

 JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT、石田恒夫社長)は3月6日(水)、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の日額レンタルサービスの取り扱いを開始した。訪日外国人旅行(インバウンド)客向けツアーを対象に、免許不要で歩行領域を走行できるウィルを、最短4日間から30日間の貸し出しを行う。

 同製品はWHILL(杉江理社長兼CEO)が開発、販売し、今回は軽量化を実現した折りたためるモデル「WHILL Model F」を貸し出す。コンパクトになるため収納や持ち運びも便利で、旅行者が家族との旅先や出かけ先で気軽に使えるとしている。

 両社はインバウンド需要が高まりを見せるなか、長距離の歩行に不安を抱える人や高齢の家族と旅行を考える人に対して、「徒歩」をカバーする移動サービスを提案することで、顧客の要望やニーズに応じた快適な旅行のサポートをはかる。

 JTBによると、顧客からの要望に応えるカタチでの案内となり、保険サービスなどを含めて提案していくとした。

「源氏物語誕生の地」大津 絶景×美食×エンタメ 滞在型へプラン磨き上げ ( びわ湖大津プリンスホテル)

2024年3月7日(木) 配信

 「源氏物語誕生の地」、滋賀県大津市――。びわ湖大津プリンスホテルはこのほど、絶景と美食、エンターテインメントを掛け合わせた滞在型観光コンテンツ造成のためのモニターツアーを実施した。

 NHKの大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせ、大津市の魅力発信をはかるのが目的。併せて、地域内連携を進めこれまで造成してきたプランをPRし、参加者の声をもとにプランの磨き上げを進める。2回に分けて行われたツアーのようすと、同市の魅力をまとめる。

 大津市は、紫式部の父藤原為時が出家したと伝わる「三井寺(長等山園城寺)」や源氏物語の主人公光源氏のモデルの一人とされる嵯峨天皇の皇子源融(みなもとのとおる)を祀る「融神社」など、紫式部や源氏物語のゆかりの地が点在するまち。

 今年はNHKで放送中の大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせたPRが展開されており、大津市歴史博物館や三井寺(長等山園城寺)でも関連する特別展が行われている。

 747年に聖武天皇の勅願で創建され、平安時代には貴族や女流文学者たちによる石山詣が盛んに行われた石山寺もその一つで、紫式部はこの寺に参篭しているとき琵琶湖に映る月を見て、源氏物語を起筆したという伝説が石山寺縁起絵巻に描かれている。 

 同寺では3月16日から3期に分け、所蔵品約100点を展示する「石山寺と紫式部」展を開催している。また境内明王院に「光る君へびわ湖大津大河ドラマ館」、同館の隣世尊院には、平安時代の「恋」を体感できる企画展「源氏物語恋するもののあはれ展」を展開。さまざまな角度から、紫式部や源氏物語の世界感に触れることができる。

 2回目のモニターツアーでは、平安貴族が石山寺を訪れる際打出浜から船を使用したという記録が残ることから、琵琶湖汽船の所有する高速船を使い、琵琶湖クルーズも楽しみながら同寺を参詣した。

さまざまな作品撮影大津でロケ地巡り

 滋賀県は、映画「隣人X―疑惑の女―」や映画「飛んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~」など、多くの映画、ドラマのロケが行われている県として、注目を集めている。

 大津市内でも多数の作品のロケが行われており、1回目のツアーで訪れた「三井寺(長等山園城寺)」では、映画「るろうに剣心」や映画「大奥」などの撮影が行われた。

三井寺でなりきり体験

 今回のツアーでは、ロケ地マップをもとにした市内周遊や、ロケ地でのなりきり写真の撮影体験を行程に盛り込むことで、商品化するうえでの市の持つ歴史や食などのコンテンツとエンターテインメントの最適な組み合わせ方や必要な要素などに関し、参加者の意見を集めた。

琵琶湖の特等席で美食と絶景に癒される

 モニターツアーを主催したびわ湖大津プリンスホテルは、「びわ湖の特等席」がコンセプトの全室レイクビューの宿。36―38階のレストランは湖に面した席がメインで、朝、昼、夜と琵琶湖が作り出す絶景と美食を楽しむことができるのが最大の魅力だ。

 同ホテルではこれまでも地域間連携によるさまざまなプランを展開しており、昨年の秋、石山寺がライトアップされた期間には、ホテル前の桟橋から船で石山寺を参拝する食事付き日帰りプランと、宿泊プランを造成した。

 また今春、紫式部の好きな食べ物や平安時代の食事内容をイメージした「源氏物語会席~湖都の宴~」や、スイーツ、カクテルといった商品を展開するなど、ホテルも新しい楽しみ方を提供する。

ホテル初の試み地域連携での実施

 今回のモニターツアーは観光庁の「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の支援を受け、地域活性プランニングが企画・監修プロデュースし、びわ湖大津プリンスホテルが実施主体となり、大津市、琵琶湖汽船、石山寺、三井寺と連携して行われた。また、コンテンツ造成とツアー実施は、日本旅行が担った。

 びわ湖大津プリンスホテルの中山隆之副総支配人は「大津の魅力を知っていただけるツアーを実施することができた。このようなツアーを継続して造成していきたい」と所感を語った。

 また地域活性プランニングゼネラルマネージャーの古川武男氏は、「びわ湖大津プリンスホテルにとって初の試みを、地域と連携して実施できたことが大きな成果。多数の観光資源をもつが、それが大津市にあると認知されていないという課題を解決するために、エンターテインメントと連動することで各所の魅力発信に取り組んだ。今回の補正事業の肝であるインバウンド誘客については、海外で配信する作品の映像制作者を招きファムツアーを実施。満足度の高かった内容のさらなる磨き上げを引き続き考えていく」とツアーを総括した。