【20年2月8、9日】浅草で岐阜の観光フェア、武将観光PRを

2019年12月18日(水)配信

甲冑着付け体験(写真はイメージ)

 岐阜県は2020年2月8日(土)、9日(日)の2日間、東京・浅草のまるごとにっぽんで観光フェア「体感!まるごと“ぎふ”~冬の陣~」を開く。19年8月に同会場で開き、約1200人が来場した「夏の陣」に続く第2弾の体験イベント。

 オリンピックイヤーの2020年は、岐阜県ゆかりの武将・明智光秀が主役の大河ドラマ「麒麟がくる」の放映や、関ケ原の合戦から420年の節目の年を迎える。7月17日に古戦場史跡めぐりの拠点となる「岐阜関ケ原古戦場記念館」(関ケ原町)の開館などを控えていることから、岐阜県は同年を「観光ビッグイヤー」と位置付け、各種PRを展開している。

関ヶ原古戦場(笹尾山石田三成陣跡)

 前回好評だった甲冑の着付け体験や、家紋の模様付けを行うコースター作り体験を引き続き実施。今回は戦国武将にも愛された刃物の生産地、岐阜県関市から刃物事業者を招き、シャインカービング体験(彫刻刀を使用したミニステンドグラス作り)を実施する。

 そのほか、郷土料理のライブキッチン、特産品や武将関連の土産物の販売や来場者プレゼントも行う予定。

「体感!まるごと“ぎふ”~冬の陣~」概要

開催日:2020(令和2)年2月8日(土)、9日(日)

時間:午前10:00~午後5:00

会場:まるごとにっぽん(東京都台東区浅草二丁目6番7号)

内容:

(1)展示

 ・甲冑レプリカ(徳川家康)

 ・模造刀(太刀、脇差)

 ・関ケ原、明智光秀、刀剣に関連するポスター・パネル

 ・岐阜県の温泉地に関するポスター、パネル など

(2)ワークショップ

 ・甲冑の着付け体験(小学生以下)

 ・家紋の模様付けを行うコースター作り体験

 ・シャインカービング体験

 ・岐阜県の郷土料理のライブキッチン

(3)物販

 ・岐阜県の特産品や武将関連の土産物の販売

「井川今日子のおもてなし接客術(40)」 おもてなし上級者のいるUSJ

2019年12月18日(水)配信

USJにはもてなしの上級者がいる(画像はイメージ)

 開業18年目にして初めて、USJを訪れました。開業当初はトラブル続きで、ディズニーの2番煎じとも言われていましたが、いまやTDLを凌ぐ勢いのある人気テーマパークとなっています。

 USJ滞在中は、ついTDRと比較をしてしまいますが、その印象はUSJの方が、お客様を楽しませようとする気持ちが強い(強く伝わってくる)というものでした。 

 TDRがゲストをゲスト扱いする招待型とするならば、USJはゲストも一緒に作り上げる参加型を意識しているようです。

 同じテーマパークでも、コンセプトがまったく異なるということはスタッフの対応を見ても明らかでした。

 私の経験からすると、会話のきっかけがゲスト発のTDRと、スタッフ発のUSJという違いが見えてきました。 

 TDRのスタッフ「キャスト」は、以前から接客本のテーマとして取り上げられるなど話題性も高く、優秀とされています。 

 一方で、USJのスタッフ「クルー」は、ようやく最近、テレビでその教育ぶりが取り上げられるようになってきたぐらいです。

 そのため、スタッフの対応などはTDRに比べて劣るのだろう、と勝手な思い込みをしていたのですが、良い意味で期待を裏切られました。 

 最も感心したのは、ファストフードスタイルのレストランスタッフが、話術巧みに待ち時間を感じさせない工夫をしていたことでした。テーマパークと言えば「待ち時間」がつきもの。USJでもアトラクションはもちろん、食事をとるのも列に並んで待つのが当然でした。 

 私もその行列に並び、ようやく自分の順番になり食事を注文すると、レストランの女性スタッフは、会計中にこちらから聞きもしないのに、間もなく始まる園内イベントのことを話し始めました。

 しかも、後ろに誰も並んでいないのならまだしも、ずらっと行列が続いているのも構わず、呑気に話をしてくるのです。

 私には価値のある話で助かりましたが、後ろに並ぶ人のことを考えると気が引ける思いがしました。そして話が一段落する頃に、丁度商品が提供され「いってらっしゃい」と送り出されたのです。

 絶妙のタイミングとはこのことです。これは、次の順番の人にも同じような対応をしていたのは言うまでもありません。

 ふつうゲストはレジに並ぶのに待たされ、注文が終わると再度商品口で待たされるという流れとなり、2回は待たされることになるわけです。ところが、ゲストと会話をして場をつなげば、レジ待ちの1回待てば良く、「待たされた」というマイナスの経験を1回に軽減できるというメリットがあります。

 1~2分の短時間で、このようなテクニックを駆使できるスタッフは、おもてなし上級者と言えます。

(おもてなしコンサルタント 井川 今日子 )

コラムニスト紹介

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案

【水上クルーズセミナー】2つの閘門めぐり、水辺の穏やかな空間を実感

2019年12月18日 (水)配信

荒川ロックゲート

 国際観光施設協会(鈴木裕会長)は11月14日、5回目の水上クルーズセミナーを行った。今回は人工河川「荒川」と都市部をつなげたり、分けたりするシステムを見学し、このシステムに守られた水辺の穏やかな空間を実感することをテーマに据えた。

 まちふねみらい塾専務理事の阿部彰氏が案内役を務めた。

 コースは「荒川ロックゲート」と「扇橋閘門(おうぎばしこうもん)」を実際に通過し、荒川、旧中川、小名木川を経て日本橋に至るルート。豊洲ぐるり公園船着場を出発した船は途中、オリンピック競技が行われる会場の建設風景や、豊洲市場などを眺めながら、荒川ロックゲートを目指した。

 荒川ロックゲートは、水面の高さが違う「荒川」と「旧中川」を船舶が通行できるようにするための施設。これにより、荒川から旧中川、小名木川、隅田川を結ぶことが可能になった。

水門の開閉によって水量を調整

 同ゲートは、地域の防災拠点としても機能する。災害が発生し鉄路や道路が利用できない際は、川を通じて救援物資や復旧資材の運搬、被災者の救出など災害復旧活動の支援に活躍する。

 平常時も、プレジャーボートでの水上観光や、カヌーやレガッタなどでの舟遊びなど、川と川を通じた新たな交流が期待されている。

 荒川ロックゲートを抜けた先は、穏やかな運河の世界が広がる。「旧中川」では、釣りや川辺の散歩を楽しむ人にも出会った。

 その後、船は旧中川から江戸時代初期に建設された約4㌔の直線が続く運河「小名木川」に進路を変えた。運河を切り口に、江戸時代のまちづくりについて理解を深めるとともに、「扇橋閘門」を抜けて日本橋に向かった。

小名木川

 同セミナーを主催する建築部会の﨑山茂部会長は、「閘門を2つくぐることで、高潮や水害から守られていることを実感した。また、閘門に守られた内部河川は、水面ぎりぎりまで下りて釣りや散歩が楽しめる環境にあることも確認できた」と感想を語った。

杉乃井ホテル 10日間の全館休業 長期休暇で社員旅行へ

2019年12月18日(水)配信

メンテナンス休暇する杉乃井ホテル

 大分県別府市の杉乃井ホテル(最大収容2900人)は、来年1月14―23日までの10日間、全館休業してのメンテナンス休暇を実施する。

 大浴場など設備のメンテナンスを行い、期間中に社員約200人が3班に分かれて、国内外への研修旅行に参加する。

 休暇は、現在の人手不足や働き方改革が叫ばれる9年前から「話題性のあるホテルにしたい」と、ホテルメンテナンス期間中に社員旅行を実施してきた。

 当初は、5日連続休暇に合わせて実施したが、帰宅翌日から出社では社員の負担も大きいと、休暇を10日間に延長し、今回で3度目となる。

 今回の旅行では行き先がラスベガス、ハワイ、東京の3カ所からの選択。海外が5日間で、東京は3日間となる。ハワイ希望が半数と人気。東京は帝国ホテルに宿泊し、一流のサービスを学ぶ。

 旅行費用の6割は会社が補助し、4割が自己負担。給与からの10回分割払いという。5年以上勤務のアルバイト、パートも参加対象となる。

 同ホテル担当者は「同じ職場でも、部署が違えば話す機会も少ない。旅行先で社員同士の交流ができる。海外では料理のパフォーマンスなど勉強になることも多い」と成果を強調する。

 同社では今年50人の新入社員を採用。応募者の多くが「10日間連続休暇」に関心を持っていたといい、人材不足対策や社員の定着率アップなどへの貢献も大きいようだ。

 

 

 

訪客レンタ増への初会合、利用促進で地域振興を(観光庁)

2019年12月17日(火) 配信

有識者検討会のようす(奥側が有識者)

 観光庁は12月13日(金)、訪日外国人旅行者のレンタカー利用促進に向けた有識者会議の初会合を開いた。レンタカー利用率は訪日回数に応じて増加し、FIT(海外個人旅行)とリピーター数が増えている現状を踏まえると一層の増加が予想される。予約から返却までの受入環境整備、レンタカー事業者と地域・異業種との連携の方向性を議論し、レンタカーの利用促進で地域振興を目指す。

 レンタカー利用の訪客は急激に増えている。2012(平成24)年度では26万7千人だったが、5年後には140万6千人を記録した。

 同庁が行った18年度の調査によると、訪客のレンタカー利用率は12%(組数ベース)。訪日回数別の利用割合は1回目では7%だが、6―10回目になると21%に拡大する。

 今後も増加が予想される訪客のレンタカー利用促進のため、レンタカー事業者の良質な商品・サービス提供と、受入環境の整備が不可欠。検討会では、レンタカーと地域・異業種との取り組みを議論した。海外のレンタカーや他の公共交通機関と比較しての課題や優位点、ニーズの明確化などを進める。このほか、地方部への誘客や観光振興の観点から、「道の駅」を含む地域や異業種との連携も積極的に行う必要があるとした。

 一方、訪客のレンタカーによる事故が課題の1つ。外国人によるレンタカーの事故件数は、13年から17年に掛けて約5倍に増えていた。18年は全国レンタカー協会などの事故防止に向けた利用ガイドを作成する取り組みなどが奏功し、前年比約11・4%に減少した

 座長を務めた東京女子大学現代教養学部教授の矢ヶ崎紀子氏は、レンタカー利用の訪日客を「地域の魅力を開拓するフロンティア(開拓者)を担ってくれる人」と喩え、「他の方々に日本の知られざる魅力を伝えてくれる存在。大事にしていきたい」と語った。

 なお、検討会は2020年3月の開催を最終月とし、年度末にガイドラインの作成を目指す。

【座長】東京女子大学現代教養学部教授 矢ヶ崎紀子【委員】跡見学園女子大学観光コミュニティ学部准教授 篠原靖▽JTBパブリッシングエグゼクティブ・アドバイザー 楓千里▽JTB総合研究所上席研究理事兼観光危機管理研究室長 髙松正人▽ハーツ・アジア・パシフィック日本地区支配人 広脇敬▽ダイヤモンド・ビッグ社事務局長 弓削貴久

「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」開催 鑑賞者の選択で物語が変化する

2019年12月17日(火) 配信

吉良上野介をイメージしたねぶた

 神田明神文化交流館の地下1階「EDOCCO STUDIO」(東京都千代田区)で2020年2月9日まで、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」が行われている。それぞれ関心をもつ層が異なる①アート②祭り③デザイン④職人⑤テクノロジー――の5つの要素を「あかり」をキーワードにつないだアート展で、鑑賞者の選択で物語が変化する。

 アート展示にアトラクションの要素を組み合わせた「アート系アトラクション」である同展は、7エリアで構成される。「異界に足を踏み入れ、若き日の吉良上野介と出会い、妖怪たちがひしめく不思議なあかりの空間を進んでゆく」という設定のもと、来場者は会場内に並ぶ切り絵作家やこけし作家、妖怪絵師らの作品を鑑賞する。

 「決断の間」では、ねぶた師の北村春一氏の作品を展示。人の顔を半分残しながら鬼に変化していく瞬間の吉良上野介を表現した同ねぶたには、参加者の選択によって異なった演出が重ねられる。

 従来の展覧会とは違い、声優や役者、テーマパークで働いていた人がアクター(スタッフ)となり、自身のセリフを通じアート作品をストーリーのなかに溶け込ませているのも特徴だ。

 また会場内には、サントリーによる「あかりのクラフトカクテルBAR」も設けられている。同BARでは、国産素材を使用したリキュールやジンなどを使ったアルコール飲料が味わえる。

江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博 概要

会期:2020年2月9日(日)まで

開場時間:

月〜木・午前10:00〜午後7:00(最終入場、午後6:30)
金〜日・午前10:00〜午後8:00(最終入場、午後7:30)

※2020年1月1日〜1月3日、祝日は午後8:00閉場(最終入場、午後7:30)

会場:神田明神文化交流館 地下1階 EDOCCO STUDIO

入場料:一般1500円、前売り1300円、小中高校生1000円、未就学児無料

主催:千代田中央文化交流推進機構、CoCoRo

後援:千代田区、千代田区観光協会、神田神社

企画制作・演出:オフィスミゴト(日本あかり博)

企画運営:CoCoRo、株式会社オフィスミゴト、新日屋、オーシャンキングジャパン

企画協力:ワールド航空サービス、東武トップツアーズ、ミキ・ツーリスト

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台風15、19号のふっこう割続々と 7県で年内販売開始の見通し

2019年12月17日(火) 配信

長野では17日から販売開始

 台風15、19号で落ち込んだ観光需要を盛り上げようと、ふっこう割が続々とはじまっている。ふっこう割は被災地における1泊以上の旅行・宿泊商品の料金を、一人一泊当たり最大5千円を支援する。災害救助法適用地域になった市町村がある14都県中、12月16日時点で、1県でふっこう割商品が販売され、79県が年内に提供を始める見通しだということが取材で分かった。

 14都県の担当者らに話を聞いたところ、宮城と東京を除く、福島と茨城、栃木、群馬、埼玉、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の12県でふっこう割商品の内容や開始日などを応えた。

 開始日は長野がもっともはやく、12月17日中に各旅行会社から順次販売が始まる。福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川でも年内に商品の提供が開始される見通し。また、岩手と新潟、山梨は1月中、静岡は2月中に販売開始の見込み。

 12県のうち9県は、旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引くか、またはその想定をしていると応えた。

 なお、ふっこう割商品の提供の大まかな流れは、県がふっこう割事業を委託した事務局に、旅行会社などから商品を申請してもらい、事務局から許可が下りれば、割引商品として売り出されるというもの。

※12月24日時点の記事は下記から

ふっこう割、長野と茨城、東京で販売開始 宮城や群馬など6県で年内に売り出す見通し

 長野県では17日から、ふっこう割商品が、日本旅行と近畿日本ツーリスト、クラブツーリズムの店頭と、OTAのyahoo!トラベル、るるぶトラベルで売り出される。宿泊期間は各旅行会社の販売開始日から、来年3月中旬まで。財源が無くなり次第、終了となる。12月28日から20年1月4日の年末年始は対象外。

 福島県では、旅行商品内の宿泊代が6千円以上の場合、一律で5千円を割り引くこととした。宿泊だけではふっこう割を適用しない。さらに他県ではOTA(オンライン旅行会社)も取り扱うが、同県ではOTAからは販売しない。

 同県観光交流課に聞くと、「ビジネスでの利用を避けたかった。全県が対象地域なので、旅行商品で観光をしてもらい、地域を盛り上げてほしい」と狙いを語った。

 このほか、予算額が無くなり次第ふっこう割商品がすぐに終わらないよう、旅行会社からの申請分は12・1月分と、2月分の2期に分けて商品を募集している。

 一方で、ふっこう割の取り組みには温度差もあった。国土交通省は予備費で、ふっこう割に関する補助金に計24億4700万円を充てた。ただ、自治体によって、補助金の交付限度額にかなり差がある。24億円4700万円のうち、約20%の配分される自治体がある一方、1%を切る自治体もあった。

 交付額全額を利用者が最大5千円の割り引きで使っても、そのふっこう割からの見込客は、対象地域における1日の平均宿泊者数の4分の1以下程度といった地域もある。ある関係者からは「手間ばかりで実際に観光需要が戻るか疑問だ」との声も聞かれた。

 それぞれの被害状況などによって実情は異なるものの、ふっこう割の期間だけでなく各被災地に足を延ばすことが、観光復興の一番の特効薬となりそうだ。

 ◇

 なお、14都県のふっこう割の進捗状況などは16日時点で次の通り。

岩手県:1月中旬に旅行会社などから、商品の申請を受け付ける見通し。宿泊期間は1月中旬以降、3月中旬までの見通し。割引額は、1万円以上が5千円、5千円から1万円未満で3千円、3千円から5千円未満で1千円を予定している。

宮城県:16日時点で担当者は、調整中と応え、なるべく早く始めたいとした。

福島県:17日に旅行会社らにふっこう割に関する説明会を開く。制度上は16日から、申請を受け付け、早ければ年内から商品が販売される見通し。宿泊期間は2月29日までとする。割引額は1人1泊につき6千円以上(旅行商品に組み込まれた宿泊代金の金額)で、一律で5000円を割り引く。

茨城県:宿泊期間は12月下旬から3月中旬を予定。OTAのYahooトラベルなどの宿泊予約サイトでの販売を年内から始める見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。

栃木県:宿泊期間は1月10日から3月7日まで。予約開始日は12月下旬を想定している。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。販売元は、国内OTAがヤフートラベル、るるぶトラベル、dトラベル(docomo)など。国外OTAはトリップドットコムグループとする。このほかの国内旅行会社は後日発表。

群馬県:宿泊期間は1月6日から3月15日までを想定している。年内に商品が提供できるよう最終の調整に入っているという。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

埼玉県:年内の商品提供と、宿泊期間は2月末までを想定している。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。

千葉県:16日時点で担当者は、宿泊開始は1月中を目指すとし、準備を進めている段階と応えた。

東京都:16日時点で担当者は早く進められるよう、準備をしている段階と応えた。

神奈川県:宿泊期間は12月下旬から20年2月末日まで。年内に商品発売の見通し。同県は、年末年始も宿泊対象期間としている。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外。

新潟県:宿泊期間は1月8日から、3月14日までを想定。県としては商品を1月上旬から販売したいとした。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

山梨県:1月中旬に具体的な内容が発表される見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

長野県:17日から、旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引くふっこう割商品が、日本旅行と近畿日本ツーリスト、クラブツーリズムの店頭と、OTAのyahoo!トラベル、るるぶトラベルで売り出される。

 宿泊期間は各旅行会社の販売開始日から、来年3月中旬まで。財源が無くなり次第、終了となる。12月28日から20年1月4日の年末年始は対象外。

静岡県:宿泊対象は2月から3月を想定している。県下の伊豆の国市と、函南町で適用し、同市町は同じタイミングでふっこう割商品の販売を開始する見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

観光庁、旅行・宿泊商品最大5千円引き 補助金創設 「ふっこう割」で観光復興を

横浜観光コンベンション・ビューロー、コンベンション・インセンティブ主催者向けホームページをリニューアル

2019年12月17日(火) 配信

サイト画面

 横浜観光コンベンション・ビューロー(神奈川県横浜市中区)はこのほど、コンベンション・インセンティブ主催者向けのホームページをリニューアルした。横浜で開催される国際会議・インセンティブの誘致・開催支援を推進する。

 サイトは日本語版と英語版の2つに対応し、とくに海外主催者を意識したデザイン・コンテンツを強化した。

 英語サイトでは、横浜の最新開発情報やSDGsに関連したページなど新規ページも追加した。スマートフォンやタブレットからのアクセスにも対応すべくレスポンシブデザインのウェブサイトとなっている。

 

「明智光秀AI」で観光振興 LINEと14自治体が連携

2019年12月17日(火) 配信

発表会のようす

 LINE(出澤剛社長、東京都新宿区)をはじめ、京都府や福井県、滋賀県など明智光秀にゆかりのある14自治体で構成する明知光秀AI協議会はこのほど、加盟自治体の観光情報などを案内するアカウント「明智光秀AI」の運用を始めた。明智光秀をテーマにした新しい観光情報の発信のカタチを作り上げた。 

 同アカウントはLINEで利用者からの質問に答える「チャットボット」。利用者からのメッセージをAIが理解し、自動で回答する。明智光秀に関わる福知山城などの観光情報をはじめ、周遊コースやイベント情報などを提供する。回答パターンとして用意していないイベント情報は毎月、情報更新を行い、答えられるようにしていく。

 利用者は明智光秀自身に関する質問もできる。明知光秀AIは「なぜ本能寺の変を起こしたのですか」や「織田信長をどう思いますか」などの問いにも答える。

 回答パターンは全4千種類を用意している。利用者にさまざまな質問を投げ掛けてもらうことでAI機能の強化ができるという。将来的には1万パターンの回答ができるようにする。

 

会話例

 加盟自治体は京都府からは京都市と福知山市、亀岡市、長岡京市、南丹市、京丹後市。岐阜県は岐阜市と可児市、恵那市、土岐市で、滋賀県は大津市と近江八幡市となっている。広域自治体として滋賀県と福井県も参画している。 

 今後は2020年4月までに、謎解き機能を追加する。全3弾をリリースする予定となっている。このうち、第1弾は岐阜編で加盟する岐阜市と可児市、恵那市、土岐市の各4市と明智光秀にまつわる問題を出題する。第2弾は同年8月までに滋賀編。第3弾は同年12月までに京都編を公開する。

 同協議会は12月21日(土)と22日(日)、城にまつわる史料の展示や講演会などを実施する「お城EXPO 2019」に出展する。

 福知山市の大橋一夫市長は12月16日(月)の共同発表会で「明智光秀が築いた城で唯一、天守閣が残る城は福知山城。1日城主体験や現代版の茶会などさまざまなイベントを実施している。ぜひゆかりの地に足を運んでほしい」と語った。

明智光秀AIの追加ページ

じゃらん、創刊30周年アンバサダーに今市隆二さん起用

2019年12月17日(火) 配信

「関東・東北じゃらん」2月号表紙

 2020年に創刊30周年を迎える旅行情報誌「じゃらん」は12月17日(火)、創刊30周年アンバサダーに三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカル・今市隆二さんを起用すると発表した。旅行好きな今市さんとともに、多くの人に長年の感謝と旅の魅力を伝えていく。

 20年の旅行を盛り上げる取り組みの1つとして、「じゃらん」2月号(12月28日発売)の「関東・東北じゃらん」や「関西・中国・四国じゃらん」など、全国4版で今市さんのそれぞれ違ったポーズの袴姿が表紙を飾る。

「関西・中国・四国じゃらん」2月号表紙

 コンビニエンスストアのローソン限定で購入できる「ローソン版」の表紙もそれぞれ別カットの今市さんが掲載される。さらに別冊では今市さんが旅への思いを語ったインタビューに加え、購入者限定の特別メッセージ動画が付いてくる。

 今市さんは今回の起用について、「2020年は『LDH PERFECT YEAR 2020』ということで6年に1度のお祭りの年になり、三代目も10周年を迎え、本当に特別な年になる。旅はリラックスでき、その上わくわくがあって、一緒に行った友達や家族との仲も深まる。それぞれに合った旅行の楽しみ方を探り、人生の糧になるような経験をし、その後押しができるよう僕も一緒に盛り上げていきたい」とメッセージを寄せた。

 「じゃらん」ではSNS(交流サイト)を通じて、今市さんのサイン入りグッズやペア宿泊券などが当たる「『じゃらん』30周年プレゼントキャンペーン」を実施。特設サイトは12月26日(木)に開設予定となっている。

「じゃらん」創刊30周年特設サイト

特設サイト: https://s.jalan.net/2ozPg1N(12月26日開設予定)

プレゼントキャンペーン概要

期間:1月13日(月・祝)~1月31日(金)午後11時59分

プレゼント:「にゃらん」QUOカードPay(500円分)を 抽選で30人

期間:2月3日(月)~2月18日(火)午後11時59分

プレゼント:今市隆二さんサイン入りグッズやペア宿泊券など抽選で3030人にプレゼント。直筆サイン入りJ.S.B.トートバッグや、撮り下ろし写真を使ったQUOカード、ポストカードを用意。

期間:2月21日(金)~3月1日(日)午後11時59分

プレゼント:2月22日(土)の猫の日にかけて合計333(みゃーみゃーみゃー)人に抽選で、「にゃらん」のアイマスク&ネックピロー セットや空気清浄機などプレゼント。

「東海じゃらん」2月号表紙
「九州じゃらん」2月号表紙