JATA、「旅行業務取扱管理者定期研修」を完全オンラインへ いつでも受講でき利便性が大幅に向上

2025年6月26日(木) 配信

 

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は6月30日(月)から、「旅行業務取扱管理者定期研修」の受付を開始する。今年からすべてオンライン研修に切り替え、随時受付を実施、いつでも受講できるようになる。申し込みから修了証の発行もすべてオンラインで完結することで、大幅に利便性が向上する。

 旅行会社は旅行業法により、営業所ごとに選任した旅行業務取扱管理者を設置しなければならないと定められている。また、2018年1月4日施行の改正旅行業法では、旅行業務取扱管理者がJATAの実施する「旅行業務取扱管理者定期研修」を5年ごとに受けることを義務化。旅行業務に関する法令や旅程管理、そのほか職務に必要な知識、能力の向上をはかっている。

 これまでの研修は年3回のオンライン講義と集合研修で行っていたが、インターネットを利用したオンデマンド形式の動画配信による研修とする。研修は、個人のほか、会社が複数人をまとめて申し込むこともできる。申し込み完了後、40日間は動画が繰り返し視聴できるようになり、その期間に合計約6時間の講義を視聴すると、修了証がダウンロード可能になる。不正防止機能があり、顔認証により目の前で受講していないことを感知すると、動画が停止する仕組みとなっているという。

 受講料は1人1万2000円、システム使用料が660円。動画配信開始は6月30日の午前11時から予定する。

SUWAガラスの里 特別企画展「高円宮家根付展」7月12日~8月31日開催

2025年6月26日(木) 配信

SUWAガラスの里外観

 長野県・諏訪湖畔にある「SUWAガラスの里」は、美術館・レストラン・体験工房を備える日本最大級のガラスショップ。ガラス工芸をテーマにしたSUWAガラスの里美術館を併設し、国内外の現代ガラス作家の作品を多数展示している。

 同美術館では、特別企画展「高円宮家根付展」を2025年7月12日~8月31日まで開催する。出品内容は高円宮家コレクションの根付約200点、「旅する根付」約20点(予定)。入館料は大人1000円、中学生以下無料。

特別企画展「高円宮家根付展」

 根付は古くから和装における用具として、小物などを持ち歩く際に巾着や印籠などを紐に取り付け、帯に挟み込み、根付で下げた物が落ちないようにする仕掛として使われてきた。時代とともに和装から洋装へと着るものも変化したが、現在でも装飾品やアクセサリーなど身近なアイテムとして親しまれている。

 今回、高円宮家の貴重な根付コレクションを展示することで、古くからの文化を象徴する工芸技術や芸術品としての魅力を伝える展覧会を開くとともに、ガラス素材を生かした高円宮家根付展記念アワードを開催、ガラスを使った「根付」作品を募集した。

 同館では「風土と共に」を理念とし、地方におけるガラス資源の適切な循環を目指し、さまざまな研究を行うとともに、美術や芸術の表現力や発信力を用いてその重要性を広く一般の方々に伝える取り組みを行っている。

 同アワードでは「新たな視点から発想された根付作品を広く募集することで、芸術文化の向上と持続可能な社会の実現を目指す機会につなげられれば」と考えている。

 問い合わせ=☎0266(57)2000。

庄内砂丘メロンの食べ放題を実施 庄内観光物産館

2025年6月26日(木) 配信

メロン食べ放題

 山形県鶴岡市の庄内観光物産館は、メロンの産地として知られる同地で生産された「庄内砂丘メロン」の食べ放題を7月12日(土)~27日(日)までの土・日・祝日限定(合計7日)で開催する。同館の夏の風物詩企画。

 会場は館内特設会場。設定日の午前10時、11時、正午、午後1時、2時と1日5回開催する。制限時間は40分。

 料金は税込みで中学生以上2700円、小学生1700円、未就学児300円。

入場制限があるため、事前予約が必要(当日空席がある場合は当日申込み可)。同館ホームページ内の予約フォームで受け付ける。

 庄内砂丘メロンは果肉が柔らかく、そして瑞々しく、上品な香りと自然な甘みが特徴。

9月、ニュウマン高輪に「北海道どさんこプラザ」 ショップインショップで誕生

2025年6月25日(水) 配信

店内イメージ

 北海道どさんこプラザ(有楽町店以外)の店舗運営などを行っている、北海道百科(桑折功社長、北海道札幌市)は9月12日、「ニュウマン高輪 North 1F」に新規オープンする「明治屋高輪ストアー」内のショップインショップとして出店する。アクセスに優れる地の利を生かし、周辺地域だけではなく世界各国の人々へ向けて、より上質な道産品を提供していく。

 新店舗の名称は「北海道どさんこプラザ高輪店」。販売する商品は、「北のハイグレード食品」など、食材や製法に対する生産者のこだわりの品や、北海道内各地の人気の菓子や老舗銘菓、選りすぐりの道産素材から作られる農産・水産加工品など。道内各地の観光パンフレットや、ポスターなどのコーナーも設ける。

 オープニング企画として、「じゃがポックル」や「マルセイバターサンド」など、人気ブランドの菓子を数量限定で用意する予定だ。

 営業時間は午前10時~午後8時まで。

「7並び記念硬券入場券セット」 叡山電鉄が令和7年7月7日に発売

2025年6月25日(水) 配信

R777きっぷ台紙

 叡山電鉄(豊田秀明社長、京都府京都市)は、「令和7年7月7日(月)」に「7」が並ぶことを記念して「7並び記念硬券入場券セット」を売り出す。同日から販売し、なくなり次第終了となる。

 今回の入場券セットは、駅名の「木」と「野」の字に「7」が3つ隠れている木野駅の大人と小児の入場券をセットにし、台紙には5月6日まで運行していた「リバイバル721」が木野駅に停車している写真を使用する。

 木野駅の入場券の販売価格は330円。発売場所は出町柳駅インフォメーションで初日は午前6時から発売する。初日以降は始発~終発まで。1000セット限定。

リラックマ×はとバス 7月19日から第5弾のコラボツアー

2025年6月25日(水) 配信

リラックマラッピングバス

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)は7月19日(土)から、サンエックス(千田洋史社長、東京都千代田区)と期間限定で「リラックマ×はとバスコラボ企画 リラックマと一緒に過ごす夏休み♪」を運行する。コラボ企画は今回で第5段となり、待ち望むファンも多く好評という。

 ツアーはリラックマラッピングバスに乗り、東京都内のドライブや観光を楽しむ。夏ならではのうちわやリラックマデザート、オリジナルミニフォトなど、限定の特典をさまざま用意する。

 同社は、リラックマアクリルスタンドを使って撮影をしながらの“推し活”も楽しめるとアピール。「リラックマと一緒に、夏のひとときをごゆるりと過ごしながら、素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか」と呼び掛けている。

 運行日は9月15日(月)までの土・日・祝日。料金は大人が1万5900円、4歳以上12歳未満の子供が1万1250円。

旅行業公取、ステマ禁止の規定を追加へ 小谷野会長が再任

2025年6月25日(水) 配信

総会のようす

 旅行業公正取引協議会(小谷野悦光会長、273会員)は6月24日(火)、東京都内で2025年度通常総会を開き、ステルスマーケティング禁止の規定を追加する、公正競争規約の一部変更を承認した。また任期満了に伴う役員改選では、小谷野会長の再任を決めた。

小谷野悦光会長

 同協議会は今年1月、設立40周年を迎えた。今年度の取り組みについて、小谷野会長は「公正競争規約の周知徹底、昨年度に再開した規約違反未然防止のためのWeb広告表示審査会を重点施策とするとともに、お客様に信頼される旅行広告に取り組んでいる証となる協議会マークを、設立40周年のさまざまな機会を捉えてPRしていく」と述べた。

 旅行広告が紙媒体からWebに移行するなど、旅行会社を取り巻く環境が変化するなか、「これらに対応する見直しが必要になっている。50周年に向けて、消費者の適正な商品選択に資する事業を展開していきたい」と意気込んだ。

 今年度のWeb広告表示審査会はWeb広告における公正競争規約の遵守状況を調査し、不適切な表示を行う会員に対し、是正指導を行う。公正競争規約の認知度向上に向けては、会員以外にも消費者や自治体などに対し、出前講座や講師派遣を行っていく。広報誌の「Fair Wind」は25年度からDX化として、紙を廃止し、ホームページ上での掲載に変更した。

 また、公正競争規約の一部変更については、消費者庁が23年3月に事業者の表示でありながら、第三者の表示であるかのように誤認される、ステルスマーケティングについて、景品表示法第5条第3号の規定に基づき指定(ステマ告示)を行い、同年秋から施行されたことを受け、旅行業界でも規制が必要だと判断した。同協議会によると、未然防止が重要との観点から規定を追加したとし、他産業と比べても公正競争規約への対応は早いという。関係省庁に承認申請を行い、承認後早ければ秋ごろには具体例を示し、変更内容の周知をはかっていきたい考え。

 総会には来賓として、消費者庁、公正取引委員会の担当者が出席。それぞれの立場で、業界内の取引適正化や違反行為の未然防止などを呼び掛けた。

 なお、役員改選で新たな理事に阪急交通社社長の酒井淳氏、読売旅行常務取締役の堤辰佳氏、フィンコーポレーション社長の美甘小竹氏が就任した。また、同協議会の役員として約30年、うち会長を10年務めた古木康太郎氏(グローバル相談役)は退任。小谷野会長は古木氏の長年の労に謝意を述べた。

韓国・忠清圏が大阪で観光懇親会開催、忠清北道など4自治体が共同PR

2025年6月25日(水) 配信

忠清圏4自治体が最新情報を紹介した

 韓国の中央部に位置する忠清北道、大田広域市、世宗特別自治市、忠清南道の4自治体で作る「忠清圏観光振興協議会」は6月24日(火)、大阪府大阪市で「韓国忠清圏観光懇親会」を開いた。

 同協議会の会長で忠清北道庁文化体育観光局観光課の張寅秀(チャン・インス)課長は「協議会は21年前に発足し、圏域の観光産業活性化のために共同でマーケティングを実施している。忠清圏は韓国の中心に位置し、全国どこからでも2時間で到達できるエリア。世界遺産をはじめとする歴史・文化のほか、自然やグルメの観光資源も豊富。一味違う魅力的な商品造成が可能だ」と述べた。

あいさつする張寅秀会長

 忠清圏の玄関口である清州国際空港は現在、関西国際空港を含む日本国内7つの空港と定期便で結ばれ、年内にはさらに3地域との直行便開設が予定されている。今後、日本からのアクセスがさらに向上することで、観光客誘致の拡大が見込まれている。

 プレゼンテーションでは各自治体がそれぞれの魅力を紹介した。忠清北道は湖や山を生かしたウェルネス観光や、ユネスコ世界ジオパーク認定されている丹陽郡全域の自然の豊かさが特徴。元大統領別荘地「青南台」は現在一般公開され人気スポットになっているという。

 かつて三国時代に百済の都が置かれ2015年にユネスコ世界文化遺産に登録された「百済歴史地区」がある忠清南道は、百済時代に築かれた「公州公山城」や、百済文化を体験できる韓式宿泊施設「公州韓屋村」を紹介した。

 大田広域市は大田駅すぐの場所にあり観光情報と憩いの場を提供する複合施設「大田トラベルラウンジ」や、健康トレッキングコース「鶏足山ファントッキル」をアピールした。

 世宗特別自治市は、ソウル首都圏の過密化を分散させるため、首都機能移転計画を元に2012年に韓国17番目の広域自治体として発足した新しい街。世宗政府庁舎の近くにある65ヘクタール規模の「国立世宗樹木園」や同市のランドマーク「錦江歩行橋」など、新しい都市としての魅力を前面に出した。

ホテルメイドの「東京メンマ」を使用 ホテルコンチネンタル府中が新メニュー開始

2025年6月25日(水) 配信

「東京メンマ」を楽しむ 和洋中折衷コース料理

 ホテルコンチネンタル府中(東京都府中市)はこのほど、千葉県五井市に新設した自社工場で製造するホテルメイドの「東京メンマ」を使用した、和洋中それぞれの個性を生かしたアラカルトメニューとコース料理を、館内3つのレストランで提供を始めた。

 東京メンマは、竹の収穫から加工、茹で・塩蔵・発酵、乾燥まで、すべてホテルスタッフで一貫して行ったまさにホテルメイドと呼ぶに相応しいメンマ。この特別なメンマを各レストランのシェフが趣向を凝らした料理に昇華。和・洋・中のここでしか味わえない特別なコース料理を用意した。

 和洋中折衷コース料理のメニューは、アミューズ(中華)が東京メンマと長葱の山椒マリネ、前菜(洋食)が東京メンマとホタテ貝柱のミルフィーユ バジル風味のサルサソース、吸い物(和食)は東京メンマ入りハマグリの吸い物、魚料理(中華)が東京メンマ、紋甲烏賊、海老のXO醬炒め、肉料理(洋食)は東京メンマとフォアグラ入り大山鶏のバロティーヌ シュプレームソース。また食事(和食)は東京メンマの炊き込みご飯、味噌汁、お新香、デザート(洋食)はパティシエ特製デザート。提供レストランは「レストランコルト」「中国料理フィリー」「バイキングレストラン東北牧場」で金額は8000円(税込)。

 このほか、各レストランでは、それぞれのスペシャリテと「東京メンマ」を融合させた、個性豊かなアラカルとメニューも多数用意している。

 問い合わせ=ホテルコンチネンタル府中 ☎042(333)7122。

【観光庁幹部人事】11代目観光庁長官に村田茂樹氏、国交省大臣官房長など歴任

2025年6月24日(火) 配信

村田茂樹氏

 国土交通省は6月24日(火)、秡川直也観光庁長官が退任し、11代目観光庁長官に村田茂樹国土交通省大臣官房長を充てるなどの幹部人事を発表した。7月1日(月)付の発令。

 村田 茂樹氏(むらた・しげき) 1990年東京大学法学部卒、同年4月運輸省(現・国交省)に入省。2014年大臣官房参事官(航空予算担当)、19年観光庁観光地域振興部長、21年観光庁次長などを歴任し、24年から現職。東京都出身、58歳。

 (7月1日)

【辞職】(観光庁長官)秡川直也

観光庁長官(国土交通省大臣官房長)村田茂樹

国土交通省大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官(観光庁次長)平嶋隆司

観光庁次長(独・鉄道建設・運輸施設整備支援機構副理事長)木村典央

観光庁国際観光部長 中野岳史

観光庁観光地域振興部長 長﨑敏志