島根県・海士町 グランピング開業 SUPや収穫体験も用意

2023年6月6日(火) 配信

海の眺望広がるドーム型テント

 島根県・海士(あま)町に5月19日、隠岐諸島初のドーム型グランピング施設「TADAYOI(ただよい)」がオープンした。同町が整備し、運営は全国で地方創生事業を展開する「ファンディングベース」(佐々木喬志CEO、東京都世田谷区)が行う。

 隠岐諸島は4つの有人島からなり、海士町はその1つの中ノ島を主島とする1島1町の自治体。

 グランピング施設は菱浦港に近い海水浴場の隣に位置。ドーム型テント5棟とベル型テント2棟の計7棟を配置する。隣のテントと十分な距離を取り、プライベート性を高めた。各棟には冷暖房やトイレ、シャワー、キッチンスペースが付く。室内からは時間ごとに異なる海の景色が楽しめる。

 町内事業者と連携し、SUPやカヤックなどのマリンアクティビティ、町内での収穫体験などさまざまな体験メニューも用意する。

 宿泊料金は朝食・夕食付きプランで、ドーム型テントの場合、1人1万5500円から。時期や曜日により異なる。

RITA 出水麓 追加客室棟を開業 出水麓武家屋敷群に

2023年6月6日(火) 配信

出水麓武家屋敷の分散型ホテル

 鹿児島県出水市の「出水麓武家屋敷群」に展開する武家屋敷ホテル「RITA 出水麓」は6月2日、2棟3室からなる客室棟「加藤邸」と「土持邸」を追加オープンする。

 古民家再生を中心に、地域活性化事業を進めるいづる(小田切俊彦社長、鹿児島県出水市)が昨年6月に、1棟3室の宮路邸を開業。今回、2棟を追加して、ホテルは計3棟6室の分散型ホテルとなる。今夏には、土持邸の納屋を改修したレストランも開業する。

 薩摩藩最大規模を誇る「出水麓武家屋敷群」は、国の重要伝統的建造物群保存地区や日本遺産の構成文化財の1つに認定されており、江戸時代からの美しい町割が残る。麓内には約150戸の武家屋敷が現存している。

 今回オープンするホテルは、加藤邸が築100年程の武家屋敷。改修して、1棟貸しの客室「円 ―MADOKA―」(定員6人)として提供する。土持邸は築120年ほどの武家屋敷を改修し、2つの客室を設けた。

日本温泉協会が23年度第1回理事会開く 「『温泉文化』のユネスコ無形文化遺産登録」推進を最重点目標に

2023年6月5日(月) 配信

笹本森雄会長があいさつ

 日本温泉協会(笹本森雄会長、1157会員)は6月5日(月)、東京都内で2023年度第1回理事会を開き、「日本の温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を目指す」など今年度事業の8つの重点目標などを確認した。

 笹本会長は冒頭、「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けた活動が加速している」と述べ、同日午前中に公明党の観光立国推進議員懇話会(赤羽一嘉会長)に要望書を提出したことを報告した。また、今年度はユネスコ登録推進活動費として99万5000円を計上する。

 そのほか、インバウンド拡大を見据え、入浴エチケットポスター販売による入湯客のマナー向上や、レジオネラ属菌対策と温泉に関わる新しい課題の検討、温泉モニタリング装置開発普及への協力などに取り組む。

 6月25日(日)には、岡山県・湯原温泉で23年度会員総会を開く。

 さらに、24年度は宮城県・秋保温泉で会員総会を開催することを決めた。

連携の一環でe-bike寄贈 JTBが片品村観光協会へ

2023年6月5日(月) 配信

セレモニーのようす

 JTBは6月2日(金)、群馬県の片品村観光協会に対し、2021年9月に締結した地域創生に関する連携協定の一環で、電動アシスト機能付き自転車「e-bike」の寄贈式とセレモニーを実施した。

 今回のe-bike寄贈により、連携協定の内容を踏まえ、アフターコロナでの観光需要の拡大を見据えた取り組みをはかる。これにより、新たな観光コンテンツや観光ルートの開発、尾瀬国立公園の自然資源の保全を進め、地域産業の活性化や交流人口の拡大を目指す。

 取り組みを進めるにあたり、JTBは片品村の村民や事業者から、尾瀬の中心地だった「アヤメ平」を観光地としてサステナブルなかたちで再生させたいという、地域の生の声をもらったという。この想いを具現化するため、アヤメ平につながる富士見下―富士見峠を新たな観光ルートとして、e-bike活用の観光開発に取り組みたいと考え、今回の寄贈に至った。

 JTBでは、寄贈したe-bikeを活用してもらうことが、来訪者に尾瀬の新しい楽しみ方を提供(アドベンチャーツーリズムの具現化)することにつながる。同時に、自然環境保護とサステナブルツーリズムの推進になると考えている。アフターコロナの観光需要復活とインバウンドの誘客促進に向けて、これからも地域資源を活用した、観光コンテンツの開発に取り組むと示した。

ヒルトン東京お台場 屋形船 晴海屋の乗船チケット付き宿泊プランを売り出す

20223年6月5日(月) 配信

レインボーブリッジを橋下からくぐる体験も

 ヒルトン東京お台場(東京都港区)はこのほど、屋形船 晴海屋(東京都江東区)の乗船チケット付き宿泊プランを売り出した。

 外国人旅行者をメインターゲットに、国内外の利用者に屋形船の魅力を発信する。

 屋形船の乗船とホテル内「シースケープ テラス・ダイニング」での朝食ビュッフェがセットとなったプランで、 ヒルトンルームからロイヤルガーデンスイートまで全客室が対象となる。

 「屋形船 晴海屋」は、江戸の粋をコンセプトに、「江戸らしさ、屋形船の素晴らしさ」が伝わるよう、細部にまでこだわったおもてなしをしている屋形船の老舗。同宿泊プランでは、両国乗船場を出発し、隅田川を東京湾に向け運航。船内では、船内で揚げる熱々のてんぷらや和牛の陶板焼き、お造り盛り合わせなど全11品からなる「はるみや御膳」を提供。季節ごとに移り変わるさまざまな景色を、食事とともに海上から楽しめる粋な屋形船体験が楽しめる。

 料金は1室2人利用で7万8709円(税・サービス料込み)から。宿泊予約完了後、専用フォームから乗船予約を行うことが必要。

解放的なルーフトップバーで都会の夏休みを プルマン東京田町で「シャンパンガーデン feat. モエ・エ・シャンドン」開催

2023年6月5日(月) 配信 

 フランスのホテルブランドアコーの最上級ライフスタイルホテル「プルマン東京田町」(東京都港区)で 8月 31日(木)まで、「シャンパンガーデン feat. モエ・エ・シャンドン 」が行われている。

 ホテル内のルーフトップバー「PLATFORM9」と、同じくフランスのシャンパンメゾン「モエ・エ・シャンドン」の初コラボレーション企画。

 氷を入れて楽しむ「モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル」など3種類のシャンパンが楽しめる。

 また、フードペアリングのセイボリーは、「サーモンキャビア」を添えた自家製リエットや、シャンパンに浮かべて楽しむフルーツスティックなど6種類を3段のスタンドで提供する。

 中でもおすすめなのが、オーストラリア政府公認のラム肉のアンバサダー( ラムバサダー )でもあるエグゼクティブシェフの福田浩二氏が手掛ける夏野菜とラム肉を合わせた「ラムタコス」。エキゾチックなアイスアンペリアルとも相性がいいという。

 仕事が忙しく気軽に遠方に旅行に出られない人にも、解放的なルーフトップバーで都会の夏休みを味わってもらいたいと企画された同イベント。

 それに伴い「シャンパン 3種・ワイン 10種のフリーフロー+フードペアリングセット」、「シャンパン 3種・ワイン 10種の フリーフロー」に加え、ドリンク1杯からの注文を可能とするなど、時間に合わせて、気軽に訪れ楽しんでもらえるよう、 さまざまな料金形態を用意している。

 

16種のラベンダーが楽しめる 嵐山町の「千年の苑ラベンダー園」で6月9日から

20223年6月5日(月) 配信

関東最大級のラベンダー園
 嵐山町観光協会(埼玉県・嵐山町)は6月9日(金)~6月25日(日)まで、「らんざんラベンダーまつり」を行う。
 
 会場は、「千年の苑ラベンダー園」。東京ドームの1.4倍(およそ6.5ヘクタール)の敷地に、約2万2000株のラベンダーを植えられており、イベントでは品種によって形や香りが異なる16種類のラベンダーが鑑賞できる。
 
 またイベントでは、全国的に珍しい人数制限のないラベンダーの摘み取り体験や、ラベンダースティック作り体験を実施。「ラベンダーソフトクリーム」や嵐山産の小麦を使ったうどんなどのグルメも楽しめる。
 
 嵐山観光協会では、町で収穫したラベンダーを蒸留し抽出した精油を使ったオリジナルブランド「カゼカオルランザン」を立ち上げており、会場では同ブランドの商品も販売される。
 
 イベントの開催時間は、午前9時から午後4時まで。見学料金は13歳以上500円。6~12歳200円。
 
 催期間中は最寄り駅の東武東上線「武蔵嵐山」駅から臨時バスを運行するほか、嵐山町観光協会の公式SNSでは、開催中のラベンダーの「見ごろ」情報などリアルタイムで発信する。
 
 
 

関釜フェリー「青春18きっぷ大応援CP」 下関~釜山航路が50%OFFに

2023年6月5日(月) 配信

関釜フェリー「はまゆう」

 関釜フェリー(入谷一成社長、山口県下関市)ではこのほど、2023年夏季に発売される「青春18きっぷ」を利用して下関に訪れる人を対象に、下関から韓国・釜山航路で使えるフェリー2等旅客運賃の片道9000円を4500円の50%割引する大応援キャンペーンを行う。

 電話で乗船予約をする際に「青春18きっぷ旅大応援割引」と伝えることで利用できる。乗船日前日までの事前予約が必要。下関港チェックイン時に、きっぷを提示したうえで、割引申請書兼キャンペーンアンケート欄を提出する。

 予約は、乗船の2カ月前から乗船前日まで。

 割引適用期間は7月20日(木)~9月10日(日)までの下関発乗船便。往復利用の際は、9月20日の釜山発まで適用される。

 また、8月13(日)~15日(火)の期間は適用外となる。

 同社は、青春18きっぷの販売期間に合わせ、「幅広い世代が『国内』から『海外』へ旅の関心を持ってもらえる機会になれば」と期待を寄せている。

「温泉文化」のユネスコ早期登録へ 公明党観光立推進議員懇話会に要望書提出(日本温泉協会、全旅連、日本旅館協会)

2023年6月5日(月) 配信

赤羽議員(中央左)に要望書を手交する笹本会長(中央右)

 日本温泉協会(笹本森雄会長)と、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(多田計介会長)、日本旅館協会(大西雅之会長)は6月5日(月)、公明党観光立国推進議員懇話会(会長=赤羽一嘉・元国交相)に、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産の早期登録に向けた要望書を提出した。

 「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会の会長を務める笹本氏は、「最速での登録を実現するため、2023年の成長戦略である『新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画』に、『温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を目指す』との文言を盛り込んでいただきたい」と要望。

 さらに、「温泉文化を次代へと守り伝えていくため、温泉の文化的な価値を県内外に広く発信し、温泉文化の保護措置を設けるとともに、温泉地の活性化・観光振興に取り組んでいただきたい」との旨を伝えた。

 これを受けて、同懇話会の赤羽会長は「ユネスコ文化遺産登録によって、温泉文化に対して一層の誇りを感じ、価値を高めていくきっかけになることが大事」と述べ、公明党としても登録へ全面的に協力していく姿勢を示した。

 同全国推進協議会は24年にユネスコへの提案、26年に登録実現を目指している。

JALの空旅を客室で 東京ベイ東急ホテルとJAL 「ウイングルーム」をリニューアル 

2023年6月5日(月) 配信

5感でJALの空旅を感じられる工夫を各所に

 東京ベイ東急ホテル(千葉県浦安市)と日本航空(JAL)はこのほど、期間限定の「ウイングルーム」をリニューアルし、販売を開始した。

 コンセプトルームのリニューアルにあたり、より「5感」でJALの空旅を感じてもらえるよう、さまざまな演出を追加。コンセプトである「空の旅の楽しみを味わうことができるホテルの客室」に磨きをかけ、①親子で楽しい②写真撮影が楽しい部屋の追求③本物を独り占めーーの3点を中心に、よりさまざまな世代の人にJALの空の旅を感じてもらう工夫を盛り込んだ。

 航空機の部品などを活用して機内の空間を表現する客室には、国内線の退役機材で実際に使用していた本物のファーストクラスシートや、機内内装(窓、窓枠)、ミールカート、カーペットなどを配置する。そのうえで、機内窓に設置されたディスプレーを通じ、飛行機の離着陸時の景色や東京上空の絶景を音と共に楽しめるようにするなど、「五感」で楽しむ工夫を施す。

 室内では、機内食として提供されていた人気メニューを特別にアレンジしたBISTRO deSKYも味わえる。

 5月26日に行われた発表会で、リニューアルを担当したJALグループのJALエンジニアリング商品サービスセンターの松岡俊彦センター長は、「長い間空を飛んでいた本物の航空機部品を使うことに加え、機内食やハンドソープといったJALの空の旅を演出する本物のコンテンツを提供することで、空の旅の臨場感をホテルで味わっていただけると確信している」とPRした。

 同コンセプトルームの提供期間は2024年3月31日まで。料金は1室2人で2万円(税・サービス料込み)から。