中国からの訪日拡大を ANAとTrip.comが戦略的提携

2024年1月23日(火) 配信

 全日本空輸(ANA)は1月22日(月)、Trip.comグループ(中国・上海)と中国からの訪日旅行拡大に向けた戦略的提携を結んだ。同グループは航空券や宿泊、鉄道などの販売と観光情報の発信をネット上で全世界のユーザーに提供しており、中国本土でも幅広い顧客に支持されているという。ANAは同グループと商品開発やプロモーションを行うことで、日本各地の魅力・情報発信を強化する。

 4月以降、同グループの中国Webサイト・アプリ内にANA専門店(旗艦店)を開設し、セール運賃での販売やサービスを紹介するほか、ライブ配信をしながら商品販売を行うLIVEコマースによる観光地の訴求やキャンペーンを実施する。また、中国のANA未就航地からの日本各地への2次交通を含めた乗り継ぎ商品などを販売。会員プログラムの連携なども行う。取り組みは順次展開する予定。

能登半島地震の被災地でボランティアツアー可能に 10地域に実施の通知適用(観光庁)

2024年1月23日(火) 配信

観光庁はこのほど、能登半島地震の被災地域をボランティアツアーの実施適用地域に追加した

 観光庁は1月22日(月)、災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について、「令和6年能登半島地震による被災地域」を追加した。これらの通知の適用を受けた10地域では、ボランティア団体が現行の旅行業法に抵触することなく、運送・宿泊サービスを提供できる。

 ボランティアツアーの主催者は、発災を受けて組成されたボランティア団体、または発災を受けて参加者を募集するNPO法人や自治体、大学など。ツアーにおける旅行の募集に係る運用を適用する期間については、被災の規模・状況に応じて、観光庁が後日定めることとしている。

 今回通知が適用となる地域は次の通り。

▽令和6年能登半島地震による被災地域

▽令和5年台風第13号による被災地域

▽令和5年7月7日からの大雨による被災地域

▽令和5年6月29日からの大雨による被災地域

▽令和4年8月3日からの大雨による被災地域

▽令和2年7月豪雨による被災地域

▽令和元年台風第19号による被災地域

▽令和元年台風第15号による被災地域

▽平成30年7月豪雨による被災地域

▽平成28年4月14日に発生した熊本地震による被災地域

神戸空港が開港18周年 サンクスフェア開催へ

2024年1月23日(火) 配信

2月17、18日に開催

 関西エアポート神戸(兵庫県神戸市)は2月17日(土)、18日(日)に神戸空港と神戸ハーバーランドumieで「神戸空港開港18周年 サンクスフェア」を開く。2月16日の開港18周年を祝うもの。

 神戸ハーバーランドumie会場では就航地の物産・観光フェアや各航空会社によるブース、ワークショップなどを開催。神戸空港では、普段は立ち入ることができない飛行場周辺の道路をバスで巡り、滑走路などが見学できる「空港場内バスツアー」を行う。こちらは土曜日のみで計5回開催する。

 イベントの詳細やバスツアーへの申し込みは神戸空港ホームページから。

北海道・余市のワイン楽しむツアー ジャルパック、1月30日に発売

2024年1月23日(火) 配信

先着24人限定ツアー

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は1月30日(火)午後2時から、北海道・余市のワインを楽しむツアーを売り出す。ワイナリーツアーに加え、余市町のワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦氏を招いてメーカーズディナーを開催する。ツアーは3月2日(土)出発限定。

 曽我氏は日本のワインシーンを牽引するワイン葡萄生産者で醸造家。2010年にワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」をオープンした。有機栽培のピノ・ノワールにこだわり、野生酵母・全房発酵で醸造するワインは限られた生産本数で希少性が高く、熱狂的なファンが多いという。

 出発は全国各地から。定員は24人で先着順となる。代金はダイナミックパッケージのためその時々で変動するが、東京発の目安は1人17万8000円。

食べて地方創生! GEMSで1月30日から高知フェア開催

2024年1月22日(月) 配信

井上浩之・高知県副知事(左)、矢野忠孝社長

 野村不動産コマース(矢野忠孝社長、東京都新宿区)は1月30日(火)から高知県の協力のもと、同社の都市型商業施設「GEMS(ジェムズ)」16棟で、「食べて地方創生第5弾『GEMS×高知フェア』を開催する。計92店舗で高知県の魅力ある食材を使ったフェアメニューを提供する。

 「食べて地方創生」は、コロナ禍で小売店や百貨店の特産物フェアが減少した各地の第1次産業に関わる人や厳しい事業環境に置かれた飲食テナントを支援する目的で、2022年1月に開始。今回で5回目となる。過去開催した地域の行政や生産者から「県産品の販路拡大を助力していただきありがたい」、またテナントからは「店にいながらにしてさまざまな銘品や生産者を知る機会になる」などの声があり評判という。

 こうしたことから、アフターコロナでも各地域の行政や企業と連携し、地方創生への貢献や飲食業の活性化のため継続する。

 今回は実名型グルメサービス「Retty」とコラボレーションし、テナント2店舗でユーザーが交流をはかるオフ会イベントを実施する予定だ。申し込みはRettyから。

APAC旅行者が注目する最新の旅行先10選 日本の地方8カ所がランクイン(ブッキング・ドットコム)

2024年1月22日(月) 配信

APAC旅行者が注目する最新の旅行先トップ10(ブッキング・ドットコム調べ)

 ブッキング・ドットコムはこのほど、アジア太平洋地域(APAC)の旅行者が注目する最新の旅行先10選を発表した。日本からは、大分県・日田、静岡県・富士宮、佐賀県・嬉野、大阪府・東大阪──など、8つの旅行先がランクインした。

 同社は、「2024年の旅行に関する調査」を実施し、この結果から24年の旅行トレンド予測を導き出した。今年の旅行トレンドの1つとして、事前に綿密な計画を立てる旅行スタイルではなく、「偶然に導かれる、発見に満ちた旅」が流行すると予想している。

 APACの旅行者にまだあまり知れ渡っていない海外旅行先について、23年1~9月までの検索データを調査した。この結果、検索数が前年比で大きく増加した目的地トップ10のうち、日本の市区町村が8カ所選ばれた。

 ランキングは、1位スペイン・カマリーニャス、2位米国・メキシコ、3位大分県・日田、4位静岡県・富士宮、5位佐賀県・嬉野、6位大阪府・東大阪、7位沖縄県・宜野湾、8位沖縄県・読谷、9位熊本県・阿蘇、10位、佐賀県・佐賀──という結果になった。

 同社の西日本地区エリアマネージャーの高木浩子氏は、「APACの旅行者が注目する最新のデスティネーションとして、日本の多くの地域がトップ10にランクインした。これにより、旅行者の多くが、日本の地方エリアにも高い関心を示していることが分かった。とくに、今回のランキングでは、九州地方の高い人気が伺える」と分析した。

JTB、公式TikTok 新規層獲得に向け開設へ

2024年1月22日(月) 配信

女優・松下奈緒さんがハワイで食事を楽しむ動画を投稿

 JTB(山北栄二郎社長)は1月22日(月)、「JTB公式TikTok(ティックトック)」のアカウントを開設した。新たなSNS(交流サイト)の活用を通じて、若年層を含む新規顧客との日常的なコミュニケーションの場を拡大する。

 ティックトックは、15秒からの短い動画を投稿できるプラットフォームで、利用者にとって最適な動画をおすすめ欄に表示するレコメンド機能が特徴。同機能を生かし、JTBと接点がない旅好きの顧客にも向けて、旅行前後の役立つ情報やTips、さまざまな取り組みなどを発信する。

 さらに、ショート動画を通じて、新規顧客をはじめ日本全国や世界各国とのつながりを創出。よりよい旅行体験の提供を目指すとした。

吉野川の雄大な景観やうだつの町並みを楽しむ初ON・ガスウォーキング 参加者募集中(美馬市)                    

2024年1月22日(月) 配信

うだつの町並み

 徳島県美馬市で3月24日、初のONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。四国一の大河「吉野川」や、日本一の清流「穴吹川」が流れる美馬市は、豊かな自然に恵まれ、うだつの町並みや寺町、段の塚穴などの歴史、文化を継承してきたまち。

脇町潜水橋

 イベントでは、市役所をスタート・ゴール地点とする約10キロのコースを巡りながら、日本3大暴れ川の一つ吉野川の雄大な景観や、「うだつが上がる」の語源とも言われる「うだつの町並み」を楽しむ。

 各ガストロノミーポイントでは、にし阿波の郷土料理のそば米雑炊や「徳島すだち鶏」の唐揚げなどを楽しむことができる。

オデオン座

 「デ・レイケ公園でのしだれ桜や1万5千本のチューリップ鑑賞や、山田洋次監督の映画『虹をつかむ男』の舞台オデオン座見学などが楽しめる今回のコース。絶景写真ポイントも2カ所、設けておりますのでお楽しみに」(担当者)。

~前後に楽しもう~

 ウォーキング後は「ブルーヴィラあなぶき」に立ち寄り、温泉を堪能してください。露天風呂では、名湯「清水温泉」の源泉が楽しめます。

 泉質は「ナトリウム炭酸水素塩泉」で、“美肌効果”がある「美肌の湯」とも言われています。切り傷、筋肉痛、冷え性などにも効能がある温泉をご堪能下さい。

「オーバーツーリズム未然防止」オンライン説明会 1月23(火)、24日(水)Zoomにて(観光庁)

2024年1月22日(月) 配信

観光庁はこのほど「オーバーツーリズム未然防止」オンライン説明会を開く

 観光庁は1月23(火)、24日(水)に、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」のオンライン説明会を開く。

 両日ともに午後1時から。

 同事業は、観光需要が急速に回復し多くの観光地がにぎわいを取り戻すなか、一部の地域や時間帯によっては過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念も生じていることから、適切な対処を行うもの。

 観光客の受け入れと、住民の生活の質の確保を両立しながら、持続可能な観光地域づくりを実現するため、地域自身が地域の実情に応じた具体策を講じ、この取り組みに対して総合的な支援を行う。

 観光庁は、①地方公共団体が中心となった、地域と連携した先駆モデルの創出②地域の観光関係者が連携して実施するオーバーツーリズムの未然防止・抑制のための面的な取り組み──に包括的な支援を実施する。

 ①の補助上限は8000万円で、補助率は3分の2。②の補助上限は5000万円で補助率は2分の1とした。

地域観光新発見事業、公募は3月から 1月25日(木)にZoomで事業説明会も(観光庁)

2024年1月22日(月) 配信

観光庁は3月8日(金)から、「地域観光新発見事業」の公募を行う

 観光庁は3月8日(金)~4月17日(水)、「地域観光新発見事業」の公募を行う。同事業では、地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、マーケティングデータを生かした磨き上げから、販路開拓、情報発信までを支援する。

 補助対象は、地方公共団体やDMO、民間事業者など。

 補助額は、400万円までは定額となり、400万円を超える部分については補助率が2分の1となる。補助上限は1250万円。最低事業費は600万円としている。

 また、事業説明会を1月25日(木)午後1時から、Zoomで開く。事業概要や、支援の全体像などを説明する予定だ。