3月9日、芝政ワールドに「恐竜の森」がオープン

2024年1月31日(水) 配信

ウォークスルー型のアトラクションが誕生する

 芝政観光開発(福井県坂井市)が運営するテーマパーク「芝政ワールド」に3月9日(土)、日本最大級の恐竜アトラクション「恐竜の森」がオープンする。2万6000平方メートルの広大な森を歩くウォークスルー型のアトラクション。

 恐竜の森は芝政ワールドの中央に位置し、日本海に面した全長約1キロのコースには30種・60体以上の動く恐竜模型を配置。巨大なティラノサウルスや水を飲むステゴサウルス、福井県で化石が発見されたフクイサウルスなどが楽しめる。

 散策中は、カードを使って未知のエネルギー「ディノエネルギー」を収集するミッションも設定。集めた量で恐竜の卵が孵化するという演出で、生まれた恐竜のカードはゲットすることができる。

 恐竜の森の利用料金は1回1人800円。パスポートチケットの場合、1回無料で楽しめる。

 同テーマパークは3月16日(土)に北陸新幹線が延伸し、福井への利便性が大きく向上することから、「この機会に、これまで芝政ワールドにお越しいただいていた皆様はもちろん、より多くのお客様に芝政ワールドの広大な敷地と豊かな自然の中で、福井県の誇る恐竜ブランドを生かしたテーマパークならではのオリジナリティ溢れる恐竜の世界をご体感いただけます」とアピールしている。

世界最大の客船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」 船内に8つの街を備える(ロイヤル・カリビアン・インターナショナル)

2024年1月31日(水) 配信

アイコン・オブ・ザ・シーズ イメージ

 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(マイケル・ベイレイ社長、米国・フロリダ州)は1月27日(土)、世界最大の客船となる「アイコン・オブ・ザ・シーズ」の運航を始めた。全長365㍍、乗客定員は5610人(最大7600人)、乗務員も併せて最大9950人収容可能なクルーズ船。船内は8つ「街」から構成され、ウォーターパークエリアや本物の植物が植えられた公園、40店以上の飲食店などが備えられている。

 洋上最大といわれるウォーターパークエリア「スリルアイランド」では、6つのウォータースライダーを用意した。

 船の目抜き通りである「ロイヤルプロムナード」では、11㍍×29㍍の巨大な窓からオーシャンビューを望むことができ、15店もの飲食店が並ぶ。また、ロイヤルプロムナ―ド内のアイス・アリーナ「アブソリュートゼロ」ではアイススケートショーも行われる。

 「クラウンズエッジ」は、海上49㍍の高さで遊べる洋上アスレチック。大海原を見ながらスリル満点かつ、ハーネスを着けながら安全に楽しむことができる。

 同船は、米国フロリダ州マイアミを母港に、7泊の東・西カリブ海クルーズを通年で運航する。また、すべての航路で、同社が保有するプライベート・アイランド「パーフェクトデイ アットココケイ」のほか、メキシコ・コスメル、セントマーチン島のフィリップスバーグ、ホンジュラス・ロアタンなどの島を訪れる予定だ。

春の秋田大曲花火大会を鑑賞 ジャルパックがツアー販売

2024年1月31日(水) 配信

4月27日の出発

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、秋田県大仙市で開かれる「大曲の花火―春の章―」を鑑賞するツアーを売り出した。出発日は4月27日(土)で、全国各地から1泊2日または2泊3日で設定している。

 花火大会では競技花火や世界の花火と日本の花火のコラボレーションなど、さまざまな花火が観覧席で鑑賞できる。ツアー特典としてオリジナルトートバッグや軽食・飲み物などが付く。

 ツアーはバスガイド付きの観光バスで秋田県の観光名所を巡る「観光付きコース」と、花火以外は自由に行程を組める「フリーコース」を用意。観光コースは、酒蔵観光と角館の観光を楽しめる。料金はダイナミックパッケージのため空き状況により変動する。予約は先着順で募集定員になり次第、販売を終了する。

トキエア「新潟ー札幌(丘珠)」線、1月31日に初便就航

2024年1月31日(水) 配信

BV101離陸のようす

 トキエア(長谷川政樹社長、新潟県新潟市)は1月31日(水)、15年ぶりとなる独立系新規航空会社として新潟―札幌(丘珠)線(1日2往復)の運航を開始した。

 初便のBV101便は新潟空港を定刻の午前9時30分を7分遅れて出発し、札幌丘珠空港に定刻通り午前11時10分に到着した。

就航セレモニーのようす(前列中央が長谷川政樹社長)

 機材はATR72―600(座席数72席)で、初便の乗客数は71人(搭乗率98・6%)だった。

JNTO、地方誘客強化へ 43道府県の客数がコロナ禍前まで回復せず

2024年1月31日(水) 配信

中山理映子理事

 日本政府観光局(JNTO、蒲生篤実理事長)は1月25日(木)に開いた会見で、2023年1~10月の外国人延べ宿泊者数は、東京都がコロナ禍前の19年同期比40%増となった一方で、大阪府や京都府、沖縄県など43道府県は19年同期を下回ったことから地方誘客を強化する方針を示した。

 エリア別外客数の回復傾向をみると、中国は71%減、台湾が55%、香港は31%減、タイが24%減となった。

 中山理映子理事は「コロナ禍前に需要を牽引していた東アジア市場の回復の遅れが影響している」と理由を説明した。

 これを踏まえ、JNTOは韓国と中国、香港、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムの10カ国の訪日ライトリーピターを対象に延泊や再訪日、観光施設の予約を促進させるため、OTAのCtripとTrip.com(トリップドットコム)、Expedia(エクスペディア)に特設ページを開設した。

 具体的にエクスペディアでは12月8日~2月末、シンガポール市場向けに沖縄を訴求するため、連泊特典や体験型コンテンツなどの商品を掲載しているページをオープンした。

 トリップドットコムでは1月24日~2月下旬に、タイ市場を対象に鉄道パスや航空便などの商品を掲載。さらに、トップページには銀山温泉(山形県)の写真を載せた。

 各海外市場と日本の訴求地域の組み合わせは、広域DMOの重点市場やJNTO海外事務所の訴求希望エリアを勘案し、オーバーツーリズム対策として、宿泊統計で上位の地域を除外した。

 また、25年の大阪・関西万博の開催を契機に地方へ訪れてもらおうと、JNTOは同万博への関心が高いという万博開催国のドイツやイタリア、中国などを対象に、情報発信や旅行会社などとの共同広告を出稿する方針だ。

 11月にはJNTOが特設ページとプロモーション動画を公開した。10月には在日のグローバルメディアを招請し、北陸や四国を巡るファムツアーを行った。

 中山理事は「メディア露出につながるような仕掛けも展開していき、地方誘客に力を入れたい」と語った。

東濃鉄道が3月に80周年で記念事業 第1弾は記念乗車券発売

2024年1月31日(水) 配信

80周年でさまざまな記念企画実施

 名鉄グループでバス事業などを手掛ける東濃鉄道(今川孝英社長、岐阜県多治見市)は3月1日(金)に80周年を迎えることから、感謝を込めた記念事業を展開する。第1弾として、新旧のバスを並べたデザインを印刷した記念乗車券を同日、100枚限定で売り出す。発売は東濃鉄道多治見駅前店で午前11時から。価格は800円。

 80周年記念バスツアーも企画する。ツアーは「富士山をぐるっと一周!様々な場所から富士山を眺望~石和温泉ホテルふじ宿泊ツアー」。夕食は80周年の記念メニューで、プレート付きのデザートも楽しめる。参加者全員に80周年記念ラベルのミニワインボトルもプレゼントする。出発は多治見駅北口発と東鉄可児車庫発で日程はそれぞれ3~5月の5日間を設定している。代金は1人3万1800~5万3800円。

 また、昨年6月に実施して好評だった笠原鉄道の廃線跡を歩くウォーキングイベントを今年は80周年記念イベントとして行う。4月にモザイクタイルミュージアム前広場で開催の「タイル感謝祭」との同時開催を予定している。

明石海峡大橋登頂体験ツアー 24年度の開催概要発表

2024年1月31日(水) 配信

神戸側主塔(2P)からの神戸側風景

 本州四国連絡高速道路(後藤政郎社長、兵庫県神戸市)は1月31日(水)、同市と淡路島を結ぶ世界最大級の吊橋・明石海峡大橋の登頂体験ツアー「明石海峡大橋ブリッジワールド」の2024年度開催分の概要を発表した。

 4月4日(木)から11月30日(土)と、25年3月1日(土)から30日(日)の木・金・土・日・祝日のうち、同社が指定する日にツアーを実施する。

 4~6月分のツアー参加申し込みを、2月1日(木)午前10時からウェブサイト「JTB BÓKUN」で受け付ける。先着順となる。

 24年度のツアーは3年ぶりに神戸側主塔(2P)で開催する。同市の橋の科学館集合・解散で所要時間は約2時間40分。舞子海上プロムナードを経由し、管理路から高さ300㍍の登頂に上がる。

 料金は平日大人5000円、中学生2500円。休日大人6000円、中学生3000円。中学生の参加は大人の同伴が必要。中学生未満は参加できない。

 各日とも1日2回(午前と午後の部)開催する。各回定員48人。最少催行人員12人に満たない場合はツアーを中止する。

 なお、7~9月開催分は4月1日(月)、10・11月開催分は7月1日(月)からそれぞれ申し込みを受け付ける。

ASEAN+3観光大臣会合、國場副大臣が出席 日ラオスの観光交流促進などについて意見交換

2024年1月30日(火) 配信

発言をする國場幸之助国土交通副大臣(国交省HPより)

 ASEAN+3観光大臣会合は1月26日(金)、ラオス・ビエンチャンで行われた。日本からは國場幸之助国土交通副大臣が出席し、ASEAN+3観光大臣会合共同声明を採択した。各国がこれまでに実施した観光施策に関する情報・意見交換や、今後の国際的な観光交流の促進に向けて引き続き協力していくことを確認した。

 國場副大臣は、「観光交流の拡大を通じた国際相互理解の増進や世界平和への貢献の重要性について発信するとともに、昨年10月の日ASEAN観光大臣特別対話において合意した共同声明に基づき、日ASEAN間の絆をさらに強固なものとするための取り組みを進めていくと発言し、多くのASEAN諸国から感謝の意が述べられた」ことを話した。

 また、各国からの能登半島地震の見舞いに対し、「改めて御礼をお伝えするとともに、引き続き政府一丸となって取り組む」と表明した。

 國場副大臣は、ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相へ表敬訪問を行ったほか、2国間会談にてラオスのスワンサワン・ヴィニャケート情報文化観光大臣と日ラオス間の観光交流促進や、観光分野における協力について意見交換を行った。

NAA、12月外客が過去最高 64万人超の国内線旅客も

2024年1月30日(火) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が1月25日(木)に発表した2023年12月の総旅客数は、前年同月比43%増の308万8952人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同74%増の165万3558人で12月として過去最高。19年同月比では6%増とコロナ禍前を超え、過去3番目の水準となった。

 国際線の総旅客数は前年同月比55%増の244万6985人だった。このうち、日本人旅客数は同73%増の57万5227人。コロナ禍前の19年同月比では52%減であり、前月に引き続き5割程度の水準を推移している。

 国内線旅客数は前年同月比12%増の64万1967人と、12月として過去最高。19年同月比では4%増となった。

 総発着回数は前年同月比19%増の1万9505回。旅客便のうち、国際線は同47%増の1万2350回。国内線は同8%減の4145回だった。

23年旅客数が2倍超、国内旅客は過去最高

 23年暦年の旅客数は前年比112%増の3270万5995人。前年比は2倍超で、19年比では26%減まで回復した。水際対策の撤廃や新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けの5類移行、中国の訪日旅行商品の解禁などが主な要因。

 国際線の総旅客数は前年比177%増の2504万7843人。このうち、外国人旅客数は同370%増の1607万2914人となり、過去3番目の水準となった。日本人旅客数は同153%増の605万675人で、外国人旅客数と比べて緩やかだが着実に回復の一途を辿っている。

 国内線旅客数は同20%増の765万8152人となり、暦年として過去最高を記録した。

韓国などコロナ前超、24年の春節に期待へ

 1月1~20日の国際線出国旅客数は前年同期比54%増の68万5600人。このうち、韓国線は同56%増の13万1100人、19年同期比では41%増。台湾線は前年同期比70%増の7万4200人、19年同期比では9%増となり、それぞれコロナ禍前の水準を超えた。

 一方、中国は前年同期比224%増の6万3400人で、19年同期比では33%減まで回復。田村社長は「これからの春節にあわせて、中国航空会社が復便を予定している。需要が増えていくことに期待を寄せている」と話した。

中東へ初の直行便、3月末にドーハ線開設 JAL24年度計画

2024年1月30日(火) 配信

 日本航空(JAL)はこのほど、2024年度の便数計画を発表した。3月31日(日)から、日本の航空会社として初めて中東への直行便となる羽田―ドーハ線を新規就航する。週7便のデイリー運航となる。

 ドーハ線の開設を記念し、2月8日からディスカウントマイルキャンペーンを予定する。詳細はJALホームページで発表するという。

 このほか、国際線はエアバスA350―1000型機を24年度中に羽田―ダラス・フォートワース線、ニューヨーク線、ロンドン線へ順次投入する。

 国内線は好調な観光需要に応えるため、羽田―新千歳線を増便する。6月1日~9月30日は伊丹―新千歳線の期間増便を行う。また、羽田―石垣線ではJALとして初の787―8型機の就航で機材を大型化して供給座席を拡大する。