日本を旅する20コース 周遊型、滞在型選べる ANAセールス

2020年8月26日(水) 配信 

日本を旅しよう 上質な旅 VOL.7

 ANAセールス(高橋誠一社長、東京都中央区)は8月25日(水)、国内旅行「日本を旅しよう 上質な旅 VOL.7」を発売した。今しか見ることができない景色、希少な乗り物や食べ物、体験、好奇心を満たす周遊型8コースと、上質な宿に宿泊する滞在型12コースの計20コースを設定する。

 周遊型コースでは、

「豪華バスで北海道の秋を巡る! グルメ・紅葉・ガイド散策 定山渓・小樽・富良野4日間」
出発日:10月4日(日)、11日(日)、18日(日)

「歴史と世界遺産を旅する 永平寺・五箇山・白川郷 北陸大周遊3日間」
出発日:11月1日(日)~12月11日(金)の毎日出発

「冬にしか見られない景色を楽しむ旅 函館・登別・小樽・札幌4日間」
出発日:12月3日(木)、5日(土)、10日(木)、12日(土)、17日(木)、19日(土)、23日(水)

――などが、新たに販売される。

 滞在型コースは、往復の航空券と上質なホテルや旅館に泊まれるプラン。コースによっては送迎タクシーが付く。

 同商品はGo Toトラベルキャンペーンの対象になる。

小豆島 復路フェリー代無料 8月27日からCP開始

2020年8月26日(水)配信

四国限定チラシ

 香川県・小豆島の官民で組織する小豆島観光戦略会議は、復路フェリー代金を無料にするキャンペーンを8月27日から11月10日まで実施する。

 政府の観光支援事業「Go Toトラベル」キャンペーンと連動させる形で、独自の誘客キャンペーンを展開し、一層の旅行需要喚起をはかる。ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、開始当初の対象を四国在住者に限定する。感染状況をみながら段階的にエリアを拡大していく予定だ。

 実施する「人も車も復路フェリー無料キャンペーン」は、①キャンペーン加盟宿泊施設に宿泊②同飲食店で500円以上の飲食③同土産店で1千円以上の買い物または有料観光施設の入場――の3つをクリアすると復路フェリー料金が、旅客専用1枚に付き1人、乗用車専用1枚に付き車1台と運転手が無料になる。3つのスタンプ押印チラシを船会社窓口に提示することで適用される。

 神戸や姫路、岡山、高松などから小豆島を結ぶ全航路のフェリーが対象となる(小豆島フェリー、四国フェリー、国際両備フェリー、瀬戸内観光汽船、内海フェリー、ジャンボフェリーの各社が運航)。

 なお、6㍍以上の車両や1人のみの車両、高速艇、豊島航路、バイク、自転車は対象外となる。

自然豊かな離島で暮らしながら学ぶ 小・中・高校に通う離島留学生募集 国土交通省

2020年8月25日(火) 配信

離島のイメージ

 国土交通省はこのほど、令和3年度離島留学生の募集状況を取りまとめた。近年、小・中・高校生が自然豊かで伝統文化の残る離島で暮らしながら学ぶ「離島留学」を実施する学校が増加傾向にあり、希望者向けの説明会や体験入学を実施している学校のリストを作成。離島留学の推進を通じた離島活性化をはかる。

 来年度、離島留学を募集する地域は、北海道の礼文島や東京の八丈島、島根県の隠岐諸島、長崎県の五島列島、鹿児島のトカラ列島や奄美群島など全国51島におよぶ。

受入体制は4種類ある。島の里親のもとから通学する「里親型」、島の寮などから通う「合宿型」、親子で島に移住する「親子型」、島の祖父母宅から通学する「孫もどし型」があり、島ごとに採用している体制は異なる。

 説明会は学校によってさまざまで、現地での見学会や体験宿泊を行うところがあるほか、オンライン説明会を開催する学校もある。希望日時に合わせて、見学を受け付ける場合もある。

 留学期間は、小・中学校は1年間が多いが、継続可能な学校や義務教育の期間中可能なところなど、長期期間の留学が可能な場合もある。高校は3年間のところが大半を占める。

 具体的な受け入れの可否や詳細については、それぞれの学校の問い合わせ先まで。国土交通省ホームページで離島留学募集地域一覧や、離島留学希望者向け説明会・体験入学などの詳細を公開している。

KNT-CTウエブトラベル、旅のフォトコンテスト開催 投稿テーマは「#ダレカニミセタイ旅」  

2020年8月25日(火) 配信

第1回の投稿テーマは「#ダレカニミセタイ旅」。

 近畿日本ツーリストの公式ホームページを運営するKNT-CTウエブトラベル(藤波卓社長、東京都新宿区)はこのほど、同サイトで「笑顔ふたたび、元気ふた旅フォトコンテスト」を開く。旅の写真や動画を募集し、優秀作品には旅行券などが贈られる。テーマを3回に分け、2021年2月まで開催する。

 第1回の投稿テーマは「#ダレカニミセタイ旅」。旅で「笑顔」や「元気」になった写真または動画をSNS(交流サイト)または専用フォームから投稿する。審査は締切後に一般投票を行い、最も得票数が多かった作品を最優秀賞とする。賞品は、旅行券5万円分。一般投票に参加した人にも抽選で、近畿日本ツーリストの店舗や公式ホームページで利用できるKNTメンバーズクラブポイントが当たる。

 第1回の投稿は9月22日(火)まで、投票は9月26日(土)~10月4日(日)まで受け付ける。

開催概要

【スケジュール】

第1回投稿テーマ:#ダレカニミセタイ旅フォトコンテスト

投稿期間:2020年8月12日(水)~9月22日(火)

投票期間:2020年9月26日(土)~10月4日(日)

受賞作品発表:10月中旬ごろ

【投稿・賞への応募方法】

 以下の2通りいずれかの方法で投稿後、 フォトコンテストページから賞への応募フォームを記入する。 フォトコンテスト開催前に撮影した写真または動画も投稿可能。

<SNSで投稿>

1. 近畿日本ツーリストのアカウントをフォロー(Twitter @KNT_jp、Instagram @KNT_photocon)

2. ハッシュタグ「#ダレカニミセタイ旅」をつけて投稿。「笑顔」「元気」になったエピソードと共に、 撮影場所を明記して投稿する。

<投稿専用フォームから投稿・賞への応募フォーム>
https://www.knt.co.jp/goto/photocontest/my-fav-pic.html

【優秀作品の選考】

上記サイト内で一般投票を実施し、 最優秀賞ほか各賞を選出する。

【賞について】

最優秀賞(1作品、 賞品:ツーリスト旅行券5万円分)、笑顔ふたたび賞・元気ふた旅賞(各1作品、 賞品:ツーリスト旅行券3万円分)、優秀作品賞(6作品、 賞品:全国共通ギフトカード B’way 5,000円分)

【作品の投稿、 作品への投票について】

・誰でも参加できるが、賞への応募と受賞には、 KNTメンバーズクラブ(年会費無料)の会員登録が必須となる。

・作品に投票した人にも、 近畿日本ツーリストで利用できるKNTメンバーズクラブポイントを抽選でプレゼントする。

応募要項の詳細は、 こちらから確認できる。

第2弾、 第3弾の詳細は、決まり次第、近畿日本ツーリスト公式サイト上にて発表する。

リビエラ逗子マリーナ内「マリブホテル」、「ふたり婚」開始

2020年8月25日(火) 配信

コンセプトは「自分たちらしい結婚のかたち」

 リビエラ(小林昭雄、東京都港区)はこのほど、リビエラ逗子マリーナ(神奈川県逗子市)内「マリブホテル」での「ふたり婚」の予約を開始した。

 「自分たちらしい結婚のかたち」をコンセプトに、都心から約1時間、ふたりきりで叶えられる滞在型リゾートウェディングを実現。新型コロナウイルス感染病の影響で海外リゾートウェディングを諦めた人や、⾃分たちのペースで結婚式を挙げたい人を応援する。

 「マリブホテル」は、11ある客室すべてが50平方メートル以上のオールスイートのスモールラグジュアリーホテル。「何もしない贅沢」をコンセプトに、大自然の中での朝食や、ホテル所有艇でのプライベートクルージングなど、さまざまな体験メニューも取りそろえている。

 同プランでは、挙式とディナーのほか、プライベートヨガなど、滞在型ウェディングだからこその充実したアクティビティも提案。アメリカの5つ星ホテルのスパでも施術されている「クレイド スパ」も体験できる。

 担当者は、「いつ収束するかが見えないなかで、結婚式の日延べを余儀なくされている人や、海外リゾートでの結婚を諦めた人に、まずは安心して結婚の誓いをたてていただくことが一番です。そして、その後も、思い出の地となったホテルに毎年お帰りいただくことで、私たちスタッフも一緒におふたりの記念日を祝うことができたら大変嬉しいです」とPRする。

Go Toの宿泊需要調査 1泊5万円以上が好調 atta調べ

2020年8月25日(火) 配信

イメージ

 旅行検索サービスを運営するatta(春山佳久社長、東京都荒川区)は8月21日(金)、Go Toトラベルキャンペーン開始後1カ月間の宿泊料金トレンドの調査結果をまとめた。CPや夏休みによる宿泊需要は伸び悩む一方で、1泊5万円以上の宿泊施設は好調だということが分かった。

 調査は、オンラインで予約可能な日本のホテル・旅館3万2541施設を対象に行われた。7月22日(水)~8月23日(日)に2人1室の客室タイプで1泊2日宿泊した場合の料金を調べ、調査結果をまとめた。

 CPや夏休み需要を期待して高めの宿泊プランを販売していたが、予約需要が少ないため、チェックイン直前で宿泊料金が大幅に下がった。

 1泊5万円以上の宿泊プランの料金は、チェックイン日に近付くにつれて高騰し、需要が高かった。3万円未満の宿泊プランは料金が下がり、低迷した。

 2020年夏休み時期の全国平均宿泊料金のピークは例年通り、お盆休み前の土曜(8月8日)だった。前年同様日比だと34%減だった。

 全国平均と比べて、関東から近い避暑地である長野県は好調に推移した。一方、同じ避暑地である北海道は需要が伸び悩んだ。同社は、「飛行機での移動よりも、車で移動ができる近場の避暑地への需要が高まった」と分析する。

 春山社長は、「新型コロナウイルスの感染状況が落ち着かない限りは、旅行需要も増えないことがデータから読み取れる」としたうえで、「少しでも宿泊施設のお役立ちができるように、今後も需要をリサーチしていく」とまとめた。

「魅力的な滞在コンテンツ造成」第2次公募開始 8月21日(金)~10月5日(月)まで 観光庁

2020年8月25日(火) 配信

観光庁

 観光庁(蒲生篤実長官)はこのほど、地域公共団体、観光地域づくり法人(DMO)に向け、「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」における実施事業の第2次公募を始める。募集は8月21日(金)~10月5日(月)、午後5時必着。

 第1次公募の選定結果は9月中旬に公表予定。不採択となった事業も、改良を加えたうえでの再申請を認めている。

 公募は、「観光イベント・観光資源をより安全で、集客力の高いものにする」(観光庁)目的。実証事業の支援を通じて、滞在コンテンツ造成に向けた取り組みの方向性の調査・検証をする。

 観光庁は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、従来の生活様式から変化が急速に進んでいる。これからは、地域が一体となって新しい生活様式に沿った旅行スタイルに対応した着地整備を行っていくことが重要」とした。

MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020、93タイトル551点の原画など展示

2020年8月25日 (火)配信

展示室

 国立新美術館(東京都港区)で11月3日まで、「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」が行われている。フランス・パリで2018年に開かれた「MANGA⇔TOKYO」の凱旋展。東京が漫画やアニメ、映画などのフィクションと相互に影響を与え合いながら変化を続けていることを実感してもらうことが狙い。93タイトル551点の原画などを展示する。

 会場中央に巨大東京都市模型を展示。模型を中心に、東京を舞台とするマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品の展示を展開することで、現実の都市風景に、さまざまな物語の場面やキャラクターの記憶が重ねられて醸成される、「東京」の複合的なリアリティを体感できる構造になっている。

 展覧会は、3つのセッションで構成される。「破壊と復興の反復」では、幾度となく大地震や大火に見舞われ、その都度復興を繰り返してきた東京のすがたに着目。「ゴジラシリーズ」や、「帝都物語」など、漫画やアニメ、特撮などで描かれてきた「東京の破壊と復興」を通じ、歴史とフィクションの関係性を浮かび上がらせる。

 「プレ東京としての江戸」、「近代化の幕開けからポストモダン都市まで」、「世紀末から現在まで」の3つのテーマで構成される「東京の日常」では、日常生活を描写した作品群を通して、人々の生活の場としての東京の姿とその変遷を辿る。

 「キャラクターVS都市」のセッションでは、架空のキャラクターが商品の販売促進や、観光資源などに活用されていることに注目。初音ミクとコラボレーションしたコンビニエンスストアや、「ラブライブ!」のJR山手線キャンペーン時の車内を再現した模型などを展示する。

「トラベルスクエア」コロナ危機の原因はお客にあり

2020年8月25日(火) 配信

 

 実際“Where to Go”(どこに行くの?)と言いたくなるGo To問題なのだが、東京在住組はアウトということで、1度入った予約がまた解けての繰り返しでは、地方のホテル旅館のメンタルがもたなくなるよね。

 一方で3密対策をうるさく言われ(当然だけど)、幾分かの設備投資も余儀なくされたところも多そうだし、殺菌ジェルとかの衛生用備品の購入もしなければならないし、本当に経営者は大変だと思う。とにかく、1人でもコロナ患者が出たらお終い。こんな緊張感のもとでの営業再開も苦しいものがある。

 そんななか、僕が信頼している温泉評論家の方から寄せられた話が衝撃的だった。

 箱根の旅館に行ったのだが、宿側の対応はほぼ完璧。従業員全員がマスク、フェイスシールドを付けて、しかもきびきび時間を掛けないで対応しているという。

 ところが……。

 お客さんの側でマスクを着用して行動している人がほとんどいなかった、というのである。

 このお客側の事態認識の甘さ! 温泉リゾートでリラックスしに来たのに、マスクなんかしてられないよ、という気持ちは分からないでもないが、無症状のウイルスキャリアーが他のお客さんや旅館側のスタッフに感染させる機会はゼロではない。無神経すぎる。お湯に入って一杯やれば、またまた気持ちが緩んで、夕食会場でも、大声のお喋りも多かったという。

 どうしても、こういう時に旅行に出られるのは高齢者になるが、概して耳が遠い。僕もサークルのOB会の幹事をやってるが、出席者の大半が75歳以上。で、何が起きるかと言うと、我れ先にお喋りしたくなり、自分も聞こえにくいのでどうしても大声になる。結果として大声の掛け合いになってしまう。おそらく、そんなケースが温泉旅館ホテルで頻発すると思う。食事は静かに、終わったらマスクをして静かに談話。そういう習慣を、今こそつけなければいけない。コロナ危機の源はお客にあり、だと思う。要するに。あまりにモラルが低く緩みすぎ。

 政府も多額の税金を使って、観光振興をやろうというなら、その血税を使っての割引措置を受けられる(都民が享受できないというのは、やっぱり納得がいかないけれど)キャンペーン応募の人々にはマスクをきちんとする、大声でしゃべらないなどの禁止条項を明確にし、罰則規定が作れないにしても、「ことコロナ感染問題に関しては、旅館ホテル側の忠告、注意を遵守します」といった趣旨の誓約書をとるくらいのことはしないといけない。旅館ホテルさん側も、目に余る緩み客は人前でも叱り飛ばすくらいの迫力がほしいなあ。

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏=1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

 

 

「井川今日子のおもてなし接客術(44)」 おもてなし場面の縮小を質で補う3要素

2020年8月24日(月) 配信

 日本国内では旅行を促進する施策が動き出し、宿泊需要も活性しています。一方で、宿泊者数の増加に比例するように、宿泊施設では運営方法(コロナ対策)の見直しに迫られています。

 自館での感染者を出してはいけないと必死になるなかで、極力お客様にはリラックスしていただいて、料理や温泉、おもてなしを満喫していただきたい、というのは宿泊業の根底にある想いです。

 宿側としては、お客様と密接にならないように(お客様もそれを求めている)と考え行動しますが、良かれと思ってしていることが裏目に出てしまい、コロナ対策をし過ぎることで顧客離れを招いてしまっては元も子もありません。

 コロナ対策を講じた接客を行ううえで、顧客満足度を下げないポイントがあります。

 ①お客様に手間や面倒を掛けないこと②共感や利点を示すこと③代替案を用意すること。以上の3つをお勧めしております。

 ①に関しては、感染対策を行ったうえで、極力お客様に手間を掛けないように工夫することが求められます。

 感染防止対策のためにと、部屋に荷物を運ぶサービスや、荷物の台車の貸し出しを止めるといったことがお客様は不便に感じます。提供するサービスを無くすのではなく、スタッフが手袋をつけて、台車を消毒すれば済むはずです。

 ②は、宿側が発するメッセージを受け取るお客様が、どう感じるかという心理を最大限に考慮した言い回しをすることをお勧めしています。

 例えば、館内でマスクを着用してくださらないお客様を見かけた時に「マスク着用にご協力をお願いいたします」と言うだけではなく、「ご面倒ではありますが、他のお客様がいらっしゃるところでは、お客様ご自身の感染防止のためにもマスクの着用をお勧めしております」と、共感と利点を伝えた方が聞こえは良いと思います。

 それは、お客様をバイ菌扱いしていないという姿勢を示すことにもつながります。

 ③は感染予防に対する感度は人それぞれ違いますので、個々のお客様になるべく寄り添いアレンジしてあげることが好ましいです。

 例えば、チェックインの際にお客様の往来が集中するからと客室までの案内を控えている場合でも、とくにご高齢のお客様などがフロントでの館内地図を使った説明だけでは不安を感じていらっしゃるようであれば、時間をずらして案内するなど、代替案の提示もできるはずです。

 コロナ対策では、目に見える形で省いてしまう接客対応も少なくなく、お客様からすると対応不足や不便を感じる点が増えたのではないでしょうか。

 接客の場面数としては引き算となる格好ですが、その分、対応の質を足し算して“おもてなし”の強化、顧客満足度の維持・向上に努めることをお勧めします。

 

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。