5つの視点で 「知ると伊東の虜になる!」 静岡県伊東市 12月12日からの1泊2日でモニターツアー 参加者募集

2022年11月30日(水) 配信

城ヶ崎海岸

 映画ドラマなどが撮影された“聖地”(=ロケ地)を多数有する静岡県伊東市が、モニターツアーの参加者を募集している。12月12日(月)から1泊2日で行われるモニターツアーでは、「知ると伊東の虜になる!」をテーマに、5つのコースを造成。そのうちの2つを楽しむことができる。 

 1日目に行われるのは、「気分は名探偵⁉ミステリー作品の聖地・伊東がおくる謎解き周遊プラン」と、「あなただけに教える㊙情報♡  有名人たちになりきって楽しむ伊東の聖地裏話コンテンツ」の2コース。

 謎解き周遊プランは伊東市が聖地に認定したロケ地の中から、刑事もの、ミステリードラマ、映画の撮影がされた場所を謎解きマップを使用し、伊東市に隠された謎を解きながら巡る企画。ドラマ「DCU」で阿部寛さんや横浜流星さんらが訪れた「城ヶ崎海岸」や、ドラマ「金田一少年の事件簿」で道枝駿佑さん(なにわ男子)が訪れた「一碧湖」などの聖地を、近隣の飲食店や土産物店に立ち寄りながら周遊する。

川奈ホテル

 2日目は「地球の恵み」、「昭和レトロ」、「自然満喫」の3コースに分かれ、映像制作者が認める場所は、映えスポットを巡る。各スポットではQRコードを使い特設ページにアクセス、撮影ポイント動画を見ながらその場所を楽しむ仕組み。「所和レトロコース」では、第二次世界大戦以前に建てられたクラシカルホテルの「川奈ホテル」や館内各所で職人らによる手工を凝らした建築美を見ることができる「東海館」などを巡る。

 今回のモニターツアーは、観光庁「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」を活用し企画された。ツアー料金は1人9900円(旅行日程に明示した交通費・宿泊費・食費・各地観光費バス代、食事代、体験費など含む)で、集合場所までの交通費などは含まれない。

 

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読売旅行、新システム連携で DP旅行商品を販売開始

2022年11月30日(水)配信

読売旅行トップページ

 読売旅行(坂元隆社長)は創立60周年を迎えた11月28日(月)、ダイナミックプライシング(DP=変動価格制)に対応した新しい旅行基幹システムを稼働させ、オンライン予約サイトでDP型の旅行商品を売り出した。

 DP型旅行商品は、往復航空券と宿泊を自由に組み合わせられる個人型商品。空席・空室状況によって常に最新の旅行代金で予約できるほか、読売旅行が長年掛けて培ったツアーのノウハウを生かした周遊プランなども組み込む。

 今回のDP商品は、周年を迎えた同社と12月に創立70周年を迎える全日本空輸(ANA)が連携して運用開始するもの。直前でも予約可能で、全国の空港発着の商品が購入できて自由にフライトを組み合わせられる。

 同社は、旅行業界で初めてクラウド型の基幹システム「Dream Journey Cue(DJCue)」を採用した。ツアー型検索システム「フォルシアWebコネクト」と、宿泊施設の予約・販売管理システム「TL-リンカーン」をDJCueで連携。これにより、条件が複雑な検索でも瞬時に結果が表示でき、お客の利便性を高め、こだわりに応えるツアーを提供するという。

 申し込みや詳細は、読売旅行「新しい旅のカタチ」Webページから。

HISと福岡空港、駐機場で撮影ツアー催行 搭乗以外でも楽しむスポットへ 

2022年11月30日(水) 配信

バスから下車して写真を撮る時間も設けた

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)と福岡国際空港(FIAC、永竿哲哉社長、福岡県福岡市)は12月23日(金)~24日(土)、同空港で初となる駐機場から離着陸する飛行機を間近に撮影できる「航空写真家とオープントップバスで巡る福岡空港フォトツアー」を催行する。搭乗以外で空港を楽しんでもらい、観光業界の回復もはかる。
 
 当日はオープントップバスを貸切で運行し、普段は立ち入ることができないエリアを巡る。ツアーの途中では、バスから下車して駐機場で写真を撮る時間も設けた。講師兼ガイドとしてプロの航空写真家・五十嵐顕氏が帯同し、撮影テクニックなどが学べる講習・講評会も開く。

 また、カメラを持っていない人にも参加してもらおうと、Canonのカメラやレンズも貸し出す。ツアー終了後には五十嵐氏が当日撮影した参加者の写真と、参加者自身が撮影した写真をその場で印刷する。旅行代金は2万9800円(税込)。

【特集 No.624】清風荘(あわら温泉) 劇場型の“最先端ビュッフェ”

2022年11月30日(水) 配信

 高品質のおもてなしサービスを提供することで、お客の強い支持を得て集客している宿の経営者と、工学博士で、サービス産業革新推進機構代表理事の内藤耕氏が、その人気の秘訣を探っていく対談シリーズ「いい旅館にしよう! Ⅲ」の14回目は、福井県・あわら温泉「清風荘」社長の伊藤由紀夫氏が登場。今年9月にオープンした「劇場型」をメインコンセプトに据えた“最先端”のビュッフェレストラン「虹」にかける想いや、デジタル化、労働時間短縮を実現した改革について、内藤氏と語り合った。

【増田 剛】

 ――清風荘の歴史からお話しください。

 伊藤社長:清風荘は1952(昭和27)年に同じあわら温泉で、親戚でもある「まつや」(現まつや千千)の別館「まつや別館清風荘」として開業しました。今年70周年を迎えました。
 当時は木造2階建ての7室からのスタートでした。高度経済成長の波にも乗り、67(昭和42)年に先代があわら温泉で初めて4階建て27室の鉄筋コンクリート造の旅館を建てました。250畳の大宴会場も作りました。
 なかでもバス・トイレは特別室にしかなかった時代でしたが、全室に備え付け、リーズナブルな料金設定で団体客を中心に受け入れていました。
 これがとても支持され、増改築を繰り返していき、92(平成4)年7月に現在の170室900人収容の旅館となりました。この年は40億円ほどの売上がありました。

 ――その後の経営状況はいかがでしたか。

 伊藤社長:バブル経済が崩壊したころでしたので、年々収益は落ち込んでいきました。
 また、遊興型のお客様から、癒しを求める個人客へとニーズが変わっていきましたので、大きな建物を持て余すような状態となりました。  
 昼食時に団体を取り入れるなど、365日24時間お客様を入れていかないと売上が上がらず利益が出てこない経営が続きました。
 当時は旅行会社からの予約が8割を占め、料理プランも80種類を超えていました。年に一度しか出ない食材も冷凍庫の中で保存しているような状態でした。団体から個人客へと重心が移っていくなかで、スタッフのオペレーションも煩雑化を極めました。お客様へのおもてなしに費やす余力もなく、ただこなしているという感じでした。

 内藤:社長に就任されたのはいつですか。

 伊藤社長:02年5月に先代が亡くなり、その年の8月に社長に就任しました。今から20年前です。宿に入ったのは25歳のときでした。
 その後、06(平成18)年に「このまま部屋食を続けていたのではムリが生じる」と感じ、レストランを作りました。
 当時、関西のお客様はズワイガニなどの会席を求められ、夏休みはファミリー層が多くビュッフェが人気だったため、ハーフバイキングというかたちで少しでも料理の提供がラクになるスタイルを模索していました。
 このなかで「ビュッフェスタイルにしていこう」と方向性を定めましたが、個室型だったので「お客様が食事を終えなければお皿などのバッシングができない」などの弊害もありました。

 内藤:オペレーションに変化はありましたか。

 伊藤社長:接客係は少しずつ作業効率を高めてきました。一方、調理場の働き方については、朝から仕込みをして、土・日は昼食の団体も受け入れており、深夜まで働くというような状態でした。

 内藤:どの部分から改革を始められたのですか。

 伊藤社長:3年前に中隆太支配人をはじめ、新しい幹部社員を登用しました。中村淳太郎総料理長も迎え、新しい組織に大きく変えることで、マルチタスク化も進めました。課長クラスにも若い人材を数名登用し、コロナ禍も重なり、新旧交代を進めました。
 それまでは旅行会社の料理プランでジャンボステーキにズワイガニ、ノドグロなどを盛り合わせたコースも提供していましたが、「実際お客様はそんなに食べられるのか」と思うこともありました。「商品を企画する旅行会社ではなく、お客様に満足していただける自分たちの自信がある商品を売っていこう」と、団体から個人化に対応する方針を明確に打ち出しました。

 内藤:今年9月に食事会場を一新し、リニューアルオープンしました。

 伊藤社長:調理場の働き方改革では、まず朝食をビュッフェ会場1カ所に集約しました。以前のビュッフェ会場は38テーブルで150人ほどの収容でしたが、これを2倍の70テーブルにし、それを2回転すれば140テーブルになります。当館は満室でも170室なので「十分に対応できる」と計算しました。これが今回リニューアルしたビュッフェレストラン「虹」です。
 中村総料理長が大改革し、手作りで、趣向を凝らした出来立ての美味しい料理を小ロットで提供するようになると、評価も高くなっていきました。…

【全文は、本紙1889号または12月7日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

ダイブ、インドネシアで特定技能試験対策セミナー 渡航可能人材増やし、宿の人手不足解消へ

2022年11月29日(火) 配信

セミナーのようす
 宿泊業界に特定技能人材を紹介するダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)は11月29日(火)~12月10日(土)にインドネシアで実施される宿泊分野の特定技能1号測定試験に先立ち、10月28、29日の2日間、現地でインドネシア人に「日本で就労する特定技能等に関する説明会及び試験対策セミナー」を開催した。日本へ渡航可能な外国人材を増やし、宿業界の人手不足解消につなげる。
 
 同セミナーは、特定技能人材を紹介する日本の企業として、唯一現地で開かれた。当日は試験日程や出題形式などを説明し、サンプル問題や過去問を解説した。さらに、ダイブから紹介した宿泊施設で働くインドネシア人の特定技能人材も紹介した。
 
 今回の受験者数は2100人程度。インドネシアの人口は、世界第4位の2億7910万人。2035年には3億人を超えることが予想されている。また、インドネシアにおける特定技能在留外国人数は、1位の6万4668人のベトナムに次いで、2位の1万2809人なっている。
 

阪急交通社、福たびフェア2023は12月1日(木)から 海外旅行への利用&全国旅行支援との併用も

2022年11月29日(火) 配信

福たびフェア2023は12月1日~23年1月31日まで

 阪急交通社は12月1日(木)から、「福たびフェア2023」をスタートする。今回は国内旅行に加え、海外旅行需要増加を見込んだ割引金額の大きいクーポンを2種類追加し、計5種類のクーポンを用意した。このクーポンは、全国旅行支援とも併用が可能となる。

 5000円以上のツアーは1000円の割引となり、3万円以上は3000円割引、5万円以上は5000円割引となる。また、10万円以上のツアーは1万円の割引、20万円以上は2万円の割引となり、旅行費用が高額になる海外旅行商品にも使用することが可能。

 クーポンは、12月1日(木)~23年1月31日(火)の配布期間中に、同社のWebサイトから旅行代金に応じて取得できる。配布総額は1億円。上限に達するまで何度でも獲得可能。

 対象商品は、国内・海外ツアー、国内ダイナミックパッケージ、国内宿泊プランなど。

 同社は、「このフェアを通じて旅行気運を一層盛り上げたい。さらなる旅行需要の喚起に向けて、今後もさまざまなキャンペーン企画を実施する」方針だ。

観光DX公式サイト開設 「旅をもっと豊かに楽しく」(観光庁)

2022年11月29日(火) 配信

観光DX公式Webサイト(イメージ)

 観光庁が推進する観光DX推進プロジェクト(受託事業者=NTTコミュニケーションズ)はこのほど、観光DXの取り組みについて広く発信するため、公式Webサイトを新たに開設した。

 このPJでは、観光分野におけるデジタルトランスフォーメーションの推進により、旅行者の利便性向上や、観光産業の生産性向上などに取り組む。また、地域間・観光事業者間の連携を通じた地域活性化や、持続可能な経済社会の実現を目指し、これに資する取り組みを推進している。

 同サイトでは、「旅をもっと豊かに楽しく」というテーマのもと、観光事業者・自治体・DMOなど、観光地域においてDXを推進している人に向けて、さまざまな情報発信を行う。

 例として、観光庁が観光DXを推進する狙いや、実証事業者が抱える課題、解決手段の検討方法、デジタル技術の活用方法──などのDXに取り組む際の実情のほかにも、関連ウェビナーの案内なども発信していく。

Global ReformBnB、11月30日に京都で発足総会 違法民泊への世界指標策定目指す

2022年11月28日(月) 配信

22年5月、パリで実施された会議のようす。日本からは全旅連青年部が参加した

 違法民泊を撲滅するため世界各国のホテル協会などが加盟するGlobal ReformBnBは11月30日(水)~12月2日(金)、京都府京都市の鮒鶴京都鴨川リゾートで国際組織として発足するための第1回総会を開く。日本からは全旅連青年部が参加する。

 Global ReformBnBは2018年11月に、世界における違法民泊の被害状況を明らかにし、法整備や世界基準のガイドラインの策定を目的に、UNWTO(国連世界観光機関)に認定され、スタートした会議。24カ国、30都市以上のホテル協会が加盟している。これまで、アメリカ・ニューヨークやアルゼンチン・ブエノスアイレス、フランス・パリなど5回会議を実施してきた。

 今回は、住宅宿泊事業法で年間運営日数を180日以内とすることや、条例によって住居専用地域では冬季のみ営業することを許可するなど民泊の運営期間を限定的していることなどから、日本の事例として「京都モデル」を発表する。

 東京オリンピック開催後の民泊を含めた観光産業の変化を共有するため、青年部は19年11月にブエノスアイレスで、20年秋に実施する会議を誘致したが、コロナ禍でウェブ開催となった。22年5月、パリで再びプレゼンテーションを行い、京都府での実施が決まった。

11月の旅行意欲、微減少 第8波の影響は限定的(いこーよ総研)

2022年11月28日(月) 配信 

いこーとWebサイトアクセス数(いこーよ総研調べ)

 アクトインディ(下元敬道社長、東京都港区)が運営するいこーよ総研はこのほど、10月・11月のお出かけ市場レポートを公開し、分析を行った。この結果、全国旅行支援がスタートして各地の観光地がにぎわっているなか、「いこーよ」Webサイトのアクセス数を見ると、11月のお出かけ意欲は10月よりもやや減少傾向にあることが分かった。

 調査は11月7(月)~10日(木)に、いこーよユーザーを対象に行われた。

 コロナ前の2019年比では、22年10月は19年同月比104%と好調だったが、11月は同96%とやや低調に推移した。

 同社は、「旅行に意識・行動が向いていることに加え、第8波の影響もあると思われる」と分析した。

 全国旅行支援の利用状況については、「支援を利用して旅行に行く予定」が33%、既に「利用して旅行に行った」が19%だった。

 第8波の影響が出始めているが、感染拡大状況がそれほど爆発的ではないこともあり、影響は限定的となっている。

 「行きたいと思う人が一通り旅行の準備などが終わったのか、10月にあった旅行への大きな関心も収まってきているようだ」とした。

九州産交バス、座席生地使用のバッグ販売 「省令満たすため、傷みにくい」

2022年11月28日(月) 配信

トートバッグ

 九州産交バス(岩﨑司社長、熊本県熊本市)は11月23日(水)から、同社のオンラインショップバスもっと!で実際に使われた路線バスの座席生地を活用したトートバッグとスマホショルダー、コースターを売り出した。地球環境に配慮することで、SDGsの達成をはかる。

 バスの座席は省令で難燃性基準を満たす必要がある。このため、商品は傷みにくく、撥水加工もされているため、長く使うことができるという。裁断と縫製は1点ずつ手作業で行う。

 トートバッグは、色の違うベルトで底を支えており、頑丈な形状に仕上げた。価格は4950円(税込)。スマホショルダーは、スマートフォンと少量の貴重品を入れられるポケットを付けて、2860円(税込)で販売される。