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跡見学園女子大と大原漁港青年部ら、「漁港と漁師」のブランド化を 

2020年1月7日
編集部:木下 裕斗

2019年1月7日(火) 配信

作成したロゴマーク

 跡見学園女子大学(笠原清志学長、東京都文京区)の篠原ゼミと大原漁港青年部(千葉県いすみ市)らはこのほど、大原漁港を盛り上げようと若手漁師が案内するツアーなどを企画した。今回はインバウンド観光とSDGsを視野に入れた「漁港と漁師」のブランド化を進めるプロジェクトの一環。 

 すでに篠原ゼミといすみ市は2018年、域学連携協定を結んでいた。今回は大原漁港青年部と同大学の学生が連携し、学生の感性で漁港を見つめ直して、大原漁師のこだわりの漁法や港町に対する愛着を見える化させる新事業を始めた。大原漁港の伝統や漁師を消費者につなげ、さまざまな角度から同漁港のブランド化を目指してきた。

 19年は、パンフレットの作成とロゴマークの策定、カレンダーの開発と発売、ツアー造成の4つの取り組みを行ってきた。

 大原漁港では、「大原の伝統漁法」を守りながらも次世代型漁業の研究などを行っている。パンフレットでは、日ごろの若手漁師たちのこだわりや熱い思いを具体的に「見える化」させるために作成した。

 ロゴマークは女子大生と漁師が半年間かけて決定した。⼤原漁港公式認定の「大原漁港マーク」として、ロゴ入りTシャツも作った。ロゴマークは全部で5個あり、同漁港でのイベントや朝市の商品と連動させ、さまざまなプロモーションを展開する。

 「女子大生が選んだ大原漁師IKEMENカレンダー」は漁師個人のブランド化も目指す。同カレンダーは地元の朝市会場や観光協会で発売されたほか、通信販売も行われている。販売収益は大原漁港の環境活動のために還元される。

イケメンカレンダーのポスター版

 「漁師の港の朝市散策ツアー」は、地元漁師が案内する。漁師と学生でガイドシナリオを作り上げた。生まれ育った漁港の歴史やこだわりの生活文化などをツアーに盛り込んだ。今後は毎週大原漁港で開催されている「港の朝市」の特別ツアーとして、定期的な開催を目指す。

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