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【特集No.526】注目の消費市場「70代シニア」 2020年の最多世代は団塊の70代に

2019年6月20日
編集部:飯塚 小牧

2019年6月20日(木) 配信

 第1次ベビーブームで1947-49年に産まれた団塊の世代が今年、全員70代に突入する。国立社会保障・人口問題研究所によると、2020年の日本の将来推計人口(17年推計)で最も多い世代は70代となり、1634万4000人を見込む。12年からシニア調査を行っている三菱総合研究所は、今後の消費市場として70代に注目し、各分野やセグメント別に調査している。未来構想センター主席研究部長の佐野紳也氏とプラチナ社会センター兼地域創生事業本部地域づくり戦略グループ研究員の劉瀟瀟氏に話を聞いた。

飯塚 小牧

70代シニアの特徴

 三菱総合研究所は12年から、「生活者市場予測システム(mif)」でシニア市場を捉える取り組みを行っている。50―80歳代の生活者1万5千人を対象に2千問を尋ねる「mifシニアアンケートパネル」による定量データと、「MROCプラチナ世代コミュニティパネル」というシニア300人を対象に、さまざまなテーマでディスカッションした声を集めた定性データの両面で生活者を探っている。 

 同社は今後10年間、団塊の世代が最多となることから、一昨年から70代に焦点を当てた調査を発表している。70代の特徴は、50代や60代に比べ生活全般への満足度が高まる傾向にある。

 例えば、12年に65歳以上70歳未満の人の満足度は65%だったが、5年後の17年に70歳以上75歳未満になった際の満足度は72%と上昇している。経済的・時間的ゆとりが高まることや、将来への不安が大きく低下することから満足度が上がるとみる。不安が低下する要因は、生活資金面や親の介護問題が解消されることにある。

 佐野氏は「60代と比べ、70代になると就労する人が減り、時間にゆとりが出てくる。また、60代では親の介護を抱えている人や、結婚前の子供が同居している人もいるが70代では概ね手離れする。このため、金銭的にもゆとりが出て、消費市場にとって有望な世代となり得る」と語る。人口最多世代という数に加え、質の面でも期待できるという。

 16年の総務省の家計調査をみると、1世帯当たりの1カ月の消費支出は60―69歳が27万―29万円、70―79歳は23万―25万円と一見、減少している。しかし、1人当たりの1カ月消費は50―85歳まで10万円とほぼ横並びで、60代と70代の消費に遜色はない。「親や子供など世帯人数が減るため、世帯消費全体は減っているが、1人当たりの消費は変わらない。むしろ、自分だけに使えるようになる」と期待は大きい。

 多くのシニアにインタビューし、MROCの定性分析を行っている劉氏は「これからが自分の人生だと開放感を得る人が多い」と特徴を語る。

 消費については、前述の精神面のゆとりから、自分の趣味や好きなことにまわるようになる。

 男性は自分専用の車を所有する率が高まる傾向にある。佐野氏は「昨今は高齢者ドライバーの問題などもあるので良し悪しはあるが、モータリゼーションの申し子ともいえる団塊の世代は車への憧れが強く、重要なツールになっている」と強調する。キャンピングカーへの興味関心もあるため、昨今取り組みが始まった「カートラベル」なども注目を集めそうだ。……

【全文は、本紙1758号または6月27日(木)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

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