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【特集No.515】地域で奮闘するFC 地域間競争激化 特色ある魅力を

2019年2月21日
編集部:平綿 裕一

2019年2月21日(木) 配信

1745号1面イメージ

 息をのむ展開の映画や旬の役者が映えるドラマ作品のかげに、地域で奮闘するフィルムコミッション(FC)がいる。FCは映像制作者の撮影にさまざまな支援を行う。映像作品が当たれば、地域へファンが訪れ、観光振興や地域活性化につながる。一方、実務は撮影許可の交渉からロケハン(撮影の下見)、宿泊施設の紹介や地域住民との合意形成、作品の宣伝など多岐にわたる。日本で初めてFCが設立したのは約20年前で、今は全国に300近いFCがあるという。地域間競争が激化するなか、特色ある魅力を打ち出すFCらを取材した。

【平綿 裕一】

アニメ聖地の意識定着  半信半疑が一転  強みに 湘南藤沢FC

 湘南藤沢フィルム・コミッション(神奈川県)では2012年に初めて深夜アニメーションの撮影を支援したのち、地元舞台の作品を数多くサポートしてきた。初めは半信半疑だったアニメ作品も一転、いまや欠かせない強みだ。「アニメの聖地としての意識も定着している」と藤沢市観光協会事業担当課長兼FC担当課長の柳田芳和氏は語る。多言語化したアニメ版ロケ地マップの作成もするなど、PRに熱が入る。

多言語アニメ版ロケ地マップも

 湘南藤沢FCは2002年に設立した。過去5年間でロケ支援の平均をみると、依頼件数は652件、実績件数は136件で、ロケ日数は約200日だった。2日に1度以上はロケがある。17年の宿泊やロケ弁などによる直接的経済効果は約1244万円、メディア露出などの間接的経済効果は約60億円に上る。

 すでに今年1月現在で500件を超える問い合わせがあり、実績件数は125件、直接経済効果は1250万円と売れっ子FCとなっている。ただ、地元舞台の映画が舞い込んできたのは設立後10年以上が経ってからだ。支援を通じ、以前にドラマを撮った人が、その後に映画を撮りにきてくれることもあった。柳田氏は「長い道のりがあった」と振り返る。

 さまざまな撮影支援を行うが、とくに力を入れるのはPRだ。

 12年のアニメ「つり球」は台湾でも放送があり、台湾台北国際旅行博の出展時にオリジナルのうちわやチラシを配布した。同年の「TARI TARI」は、江の島で主演声優によるファン感謝祭を行った。スタンプラリーはもちろん、作品をテーマにした市民向けフォーラムも開く。開催すれば全国からの応募がある。

 「アニメでも支援は同じだが、主にロケハンが中心となる。初めは、作品完成後のグッズ販売などを疑っていた。『深夜アニメのものが売れるわけない』」――。しかし、ふたを開ければ飛ぶように売れた。アニメの力を身をもって経験済みだからこそ、地域では全面的な協力体制ができあがっている。……

【全文は、本紙1745号または2月27日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

 

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