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NAA、五輪関係者で利用増 21年度4~9月約262万人

2021年11月5日
編集部:木下 裕斗

2021年11月5日(金) 配信

田村明比古社長。「1日当たり3500人としている入国者の上限が緩和されない限り、コロナ禍前の利用水準に戻らない」との見通しを示した。

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が10月28日(木)に発表した2021年度上期(4~9月)の航空発着回は、前年同期比35%増の6万4544回、航空旅客数は同93%増の261万6325人となった。このうち、国際線は発着回数が同31%増の4万9526回。旅客数は同81%増の93万3863人。

 東京2020オリンピック・パラリンピックの関係者の出入国が増えたことが主な要因。

 夏には帰省やレジャーなどの需要が増えたため、国内線は発着回数が同49%増の1万5018回、旅客数は同100%増の168万2462人となった。

 田村社長は「1日当たり3500人としている入国者の上限が緩和されない限り、コロナ禍前の利用水準に戻らない」との見通しを示した。

 国際線貨物便の発着回数は同28%増の2万4945回と最高だった。旅客便の運休 で貨物スペースが減少し、臨時便が多数運航されたことや、北米などでの自動車需要の回復で、部品の輸出が増加した。

 今後については、「急な国際線旅客便の回復が見込めないため、貨物便の便数は好調を維持する」(同社)と見越す。

 同日に発表された9月の総発着回数は前年同月比30%増の1万1076回。総旅客数は同50%増の30万5641人。太平洋とアジア線でビジネス需要が増えたことが影響した。

国内線の発着改善 宣言解除で旅利用増

 10月1(金)~23日(土)までの国際線発着回数は、前年同期比44・8%増の3319回、出国旅客数は同26・7%増の4万2500人だった。

 国内線の発着回数は、同45・0%増の2016回。前々年比では同35・0%減で21年9月同期の同47・0%から改善した。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除され、旅行利用が増えた。

 田村社長は「Go Toトラベルキャンペーンの再開を待ち、航空券を買い控える消費者が増加している。国内線の本格的な回復にはGo Toが必要だ」と述べた。

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