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NAA、3月外客数126万人 「コロナ前の8割に回復」 水際対策の緩和などで

2023年4月28日
編集部:木下 裕斗

2023年4月28日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が4月27日(木)に発表した2023年3月の総旅客数は前年同月比211%増の267万8675人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同1182%増の125万5750人。コロナ禍前の2019年同月比では約8割まで回復した。同年2月比27%減からも増加した。水際対策の緩和などが主な要因。

 国際線の総旅客数は前年同月比490%増の198万1634人。このうち、日本人旅客数は567%増の51万4268人。コロナ禍前の19年同月比では64%減だった。同年2月比68%減から微増した。

 国内線旅客数は前年同月比33%増の69万7041人。コロナ禍前の19年同月とほぼ同じだった。

 総発着回数は前年同月比%増の1万7176回。国際線は同39%増の1万2784回。国内線は同21%増の4392回だった。

 田村社長は「アウトバウンドは水際措置の解除で5月中旬以降に、さらに増加する」と話した。

 また2022年度の総旅客数は前年度比217%増の2051万6684人。19年度比では約5割まで回復した。発着回数は前年度比29%増17万7837回。19年度比では31%減となった。段階的な水際対策の緩和が主な要因。

 国内線の旅客数は前年度比69%増の695万7058人。19年度比で7%減だった。行動制限のないゴールデンウイークや夏休みとなったことで大幅に増加した。

韓国コロナ前回復 GWは台湾など好調

 4月1(土)~22日(土)までの国際線出国旅客数は前年同期比676%増の61万4800人。このうち、韓国線は同1680%増の11万1800人。19年同期とほぼ同じとなった。

 ゴールデンウイークについては、国際線の旅客数は476.3%増の56万5100人となる見通しを示した。台湾や東南アジアなどが好調。コロナ前の19年比では43.0%減。出国のピークは4月29日(土)。入国は5月7日(日)。

 国内線旅客数は前年同期比10.7%増の24万4600人となる見込み。出発のピークは5月3日(水)。1万5000人の利用を見込んでおり、1日当たりの出発旅客数が過去最高だった19年8月10日(土)の1万4815人を上回る予想を示した。到着のピークは5月6日(土)となる見通しだ。北海道と沖縄が好調となっている。

 田村社長は日本で水際措置が撤廃されることに触れ、「これまで以上に需要が回復することを期待している」と話した。コロナ禍前に最も利用が多かった中国については「団体旅行が解禁されないと大幅な増加が見込めない」と語った。

飛沫フィルム撤去 5類移行日の58日に

 NAAは5月8日(月)から、ほかの利用者との間隔を空ける目安としているディスタンスマーカーやカウンターの飛沫防止フィルム、消毒液などの感染対策品を撤去していく。同日に新型コロナウイルスが5類へ移行するのを受けた措置。

 田村社長は「消毒液は空港の入口などに一部残し、至るところには置かない」と語った。

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