訪日外国人の消費行動に注目!「2026年5月 インバウンド注目度急上昇商品分析」
調査レポート
2026.06.16
Payke
~ 美容・スキンケア・食品カテゴリーへの関心の動き ~

株式会社Payke(ペイク、本社:沖縄県那覇市、代表取締役:古田奎輔、以下「Payke」)は、当社が提供するバーコードスキャンアプリ「Payke」および提携アプリから収集された、2026年5月期の訪日外国人による製品視聴データを分析しました。
分析の結果、一部の商品において前月比で商品視聴率※の増加傾向が確認されました。今回は、日本のゴールデンウィークと韓国のこどもの日連休が重なる5月の動向として、美容・スキンケア・食品といったカテゴリーで関心が高まった商品の商品視聴動向について解説します。
※「Payke」は、商品パッケージのバーコードをスマートフォンでスキャンすることで、商品の特徴や使い方などの情報を自国の言語で確認できるアプリです。本記事における「商品視聴率」とは、このスキャンを通じて訪日外国人ユーザーが商品情報を閲覧した回数を指し、ユーザーの関心度を示す指標として使用しています。
今回のデータから見えてきたのは、訪日外国人の関心が「日本国内で実施された数量限定パッケージや期間限定コラボレーション」「キャラクターIPと組み合わせた商品施策」、そして「春先のリニューアル・新発売タイミング」と結びついている傾向です。新たな限定SKUの店頭投入、コラボパッケージの全国展開、連休と訪日客数の重なりなど、商品が手に取られる理由は一つひとつ異なっていました。
具体的には、以下のようなカテゴリーにおいて関心の動きが見られました。
- 数量限定パッケージのビタミンCシートマスク
- キャラクターコラボの期間限定パッケージ飲料
- 推し活パッケージで店頭露出が拡大したスナック菓子
- 炭配合のメイク落とし/毛穴ケアジェル
- 海外展開を本格化した日焼け止めクリーム
■2026年5月 商品視聴率急上昇ランキング
2026年5月、特に伸びが見られた製品は以下の通りです。韓国・台湾の各国籍ユーザーによる、美容・スキンケア・食品カテゴリーでの伸長が見られました。
※本ランキングはPaykeにおける訪日外国人ユーザーの「商品視聴率」の前月比増加率に基づくものです。売上順位ではありません。

1.【韓国】数量限定パッケージのビタミンCシートマスクへの関心(クオリティファースト ダーマレーザー スーパーVCマスク 8枚入)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約6.40倍と、今月のランキングの中では最も高い伸び率となりました。
【商品概要】
本商品は、株式会社クオリティファーストが展開する「ダーマレーザー」シリーズのフェイスマスク「ダーマレーザースーパーVC100マスク」です。APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)など4種のビタミンC誘導体を配合した処方が特徴で、長繊維コットンの不織布シートを採用し、毛穴・くすみ・キメといった肌悩みに訴求するアイテムとして展開されています。
2026年3月9日、同社は「ダーマレーザー」ラインのプレミアム上位「Super Black Line」アップグレードを発表し、主力VCシリーズへの注目が再喚起されました。さらに春2026には「7枚+1枚オマケ」の数量限定8枚入りキャンペーンが実施され、@cosmeおよびLIPSの新作リリースインデックスでも取り上げられています。
【要因・分析】
ダーマレーザー シリーズは韓国で長らく「日本旅行で必ず買うマスク」として認知が定着しており、Naver・Instagramでは「現在日本で最も人気のクオリティファースト ダーマレーザー」として継続的に取り上げられています。ドン・キホーテやLOFTといった主要店舗に定番として陳列されており、韓国人観光客の主要購買動線と一致するブランドです。
前月比6.40倍という今月最大の伸び率は、構造的に強い訪日韓国人のダーマレーザー需要に、新規の数量限定パッケージが追加投入されたことが背景にあると考えられます。JNTOによれば2026年4月の訪日韓国人数は87.86万人と前年同月比+21.7%で4月単月過去最高を記録しており、ゴールデンウィーク期の訪日韓国人ボリュームが歴史的水準にあった点と、本限定パッケージの店頭視認性が重なったタイミングと整合的に読み取れます。
2.【韓国】期間限定コラボパッケージの飲料への関心(コカ・コーラ やかんの麦茶 from 爽健美茶 650ml)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約2.53倍、前年同月比約3.14倍と伸長しました。
【商品概要】
本商品は、日本コカ・コーラが展開する無糖・カフェインゼロの麦茶飲料で、「やかんで煮出したような香ばしさ」を訴求する六条大麦100%の処方が特徴です。2021年4月の発売以降、2023年4月の国産大麦ブレンドリニューアル、2024年4月の派生商品「やかんの濃麦茶」(機能性表示食品)発売などライン拡張が継続しており、2024年時点で累計出荷7億本を突破した、同社の麦茶カテゴリーの主力商品です。
2026年4月6日には、本商品で「やかんを被ったしんちゃん」を主役とする『クレヨンしんちゃん』とのコラボレーション限定パッケージ全15種が全国新発売されました。6月14日まで実施のキャンペーンで、実写ショートムービー「やかんの家族だゾ!」シーズン2も同日公開されています(前シーズン累計視聴3,800万回)。
【要因・分析】
『クレヨンしんちゃん』は韓国でも長年にわたり放映されているメジャーなIPで、韓国の消費者にとって認知度の高いキャラクターです。日本のコンビニで限定パッケージとして並ぶ商品が、訪日韓国人の店頭での視認性を一段押し上げた可能性が考えられます。
また、5月は日本のゴールデンウィーク(4月25日~5月7日)と韓国のこどもの日連休(5月1~5日)がほぼ完全に重なる稀な配列となり、日韓便の往復需要が高水準で推移しました。韓国における麦茶(보리차)への文化的親和性を背景に、コンビニで手軽に試せる限定コラボ商品としての位置づけが、今月の伸長を後押ししたと考えられます。
3.【韓国】推し活パッケージで店頭露出が拡大した商品(カルビー じゃがりこ たらこバター味 52g)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約2.42倍、前年同月比約2.12倍と伸長しました。
【商品概要】
本商品は、カルビーの定番スナック「じゃがりこ」のフレーバーのひとつで、2024年10月に約7年ぶりとなるリニューアル発売が行われ、塩味を抑えた食べやすい味わいへと改良されています。リニューアル時には、LINE FRIENDS×BTSによる韓国発のグローバル人気IP「BT21」とのタイアップパッケージも展開されており、韓国籍ユーザーとの親和性が継続的に形成されてきた商品です。
2026年4月23日には、「じゃがりこ」シリーズの推し活パッケージ第3弾が発表され、本商品を含む全国4フレーバー(サラダ/チーズ/じゃがバター/たらこバター)が選抜される形で、「おしかつ」「すきすぎて」「めろい」といった推し活ワードが入った味別8種×フタ6種の限定デザインが店頭展開されました。本商品が全国4種に含まれたことで、5月にかけての店頭露出が広がったタイミングと一致します。
【要因・分析】
韓国ではたらこ(明卵/명란)が国民的な食材として日常的に食べられており、本商品のフレーバーは韓国籍ユーザーにとって味覚的に親しみやすい位置づけにあります。「じゃがりこ」本体は韓国国内の一部コンビニや大型マートでも取り扱いがある一方、たらこバター味は韓国小売の常設棚にはほぼ並ばないため、訪日時の購入需要が集中しやすいフレーバーです。
推し活パッケージの訴求軸は、K-POPファン文脈と親和性が高く、若年層の韓国籍ユーザーが店頭で本商品を手に取る動機につながりやすい性質があります。2025年10月の「じゃがりこ」ブランド発売30周年記念パッケージ展開、同月の派生商品「ベーコンバター醤油味」発表による売り場でのバター系統の隣接陳列拡大なども、シリーズ全体の視認性向上に寄与してきました。これらの店頭施策と、ゴールデンウィーク期の訪日韓国人規模の歴史的水準が重なったことが、今月の伸長の背景にあると考えられます。
4.【韓国】ブランドの本格展開と連動した毛穴ケア商品(ビオレ おうちdeエステ マッサージ ブラックジェル)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約2.32倍、前年同月比では約24倍と、今月のランキングの中でも特に注目すべき伸びを見せました。
【商品概要】
本商品は、花王ビオレが展開する「おうちdeエステ」シリーズの炭配合メイク落とし兼マッサージジェルで、2023年4月に数量限定で発売された後、好評を受けて通年品化されました。シリーズ全体は「おうちで本格的なエステを再現する」コンセプトで展開されています。
2026年3月3日には、花王が同シリーズの新商品「ビオレ おうちdeエステディープクレイ洗顔」を4月4日発売(一部EC3月3日先行)と発表しました。「日本初の隠れ角栓自己崩壊技術」として国内主要メディアで大きく報道され、シリーズ全体の店頭露出と話題性が拡大しました。
【要因・分析】
韓国市場側では、2026年4月1日に韓国の経済・美容メディア各社(매드클럽、CMN、이코노미스트、전자신문、Nate News等)が、花王ビオレが韓国市場の本格展開にあたりTWICEサナを韓国メインモデルに起用したと一斉に報じました。4月初旬には、ソウル・聖水エリアの올리브영N(オリーブヤング N)にて「ビオレ UV」の公式ポップアップストアが開催され、Stray Kidsとのコラボフォトウォールやノベルティ施策も実施されています。日焼け止めライン中心の打ち出しではあるものの、「ビオレ=日本のスキンケアブランド」という認知が韓国一般層まで短期間で広がる契機となりました。
前年同月比約24倍という伸び率は、2025年5月時点では韓国一般層におけるビオレブランドの認知が現在ほど形成されておらず、本商品の視聴率の母数が極めて小さかった点と整合します。2026年4月の韓国側ブランド露出の集中、3月の「ディープクレイ洗顔」発表を起点とするシリーズ全体の店頭注目度向上、そしてゴールデンウィーク期の訪日韓国人ボリュームの高水準が同時に重なったことで、店頭で目に留まる「ビオレの黒い炭ジェル」として本商品への関心が広がった可能性が考えられます。
5.【台湾】海外展開を本格化した日焼け止めクリームへの関心(ビオレUV アクアリッチ エアリーホールドクリーム 70g)
台湾籍ユーザーの商品視聴率が前月比約1.43倍と、日焼け止めカテゴリーで堅調な伸びを示しました。
【商品概要】
本商品は、花王ビオレが展開する「アクアリッチ」シリーズの最新フラッグシップで、寒天マイクロカプセルと高保水ポリマーによる「湿度に応じて膜厚が変化する湿度応答膜」を独自技術として訴求しています。@cosme日焼け止め部門3年連続1位を獲得した「アクアリッチ」シリーズの実績を踏まえた製品です。
2025年3月の数量限定先行発売の好調を受け、2025年12月10日に花王が本商品の全国発売およびアジア海外展開拡大を正式発表しました。日本経済新聞でも翌12月11日に「花王、日やけ止め『ビオレUV アクアリッチエアリーホールドクリーム』を全国発売および海外展開を拡大」として報じられ、2026年2月7日に全国発売へと至っています。
【要因・分析】
台湾向けの訪日プランニング層に向けた媒体としては、2026年2月に樂吃購!日本(letsgojp)が「2026年 日本で買うべきおすすめ日焼け止め15選:アネッサ、Biore、ALLIE、Skin Aquaの選び方ガイド」※ と題する記事を公開し、本商品をBiore枠の推奨アイテムとして掲載しています。同時期にはFunlidayの「2026年 日本の日焼け止めおすすめTop10」※ でも同シリーズが上位枠で紹介されており、春から初夏にかけての台湾旅行者の日本買い物リストに組み込まれた状況がうかがえます。
台湾は高湿度気候であり、本商品の「湿度に応じて膜の厚みが変化する『呼吸感ベール』」訴求と相性が良い市場特性があります。JNTOによれば2026年4月の訪日台湾人数は4月単月過去最高水準で推移しており、ゴールデンウィーク前後の旅行需要が5月にも継続した状況と考えられます。メーカー側の全国発売・海外展開告知から3~5か月のラグを経て、現地の旅行ガイドメディアの推奨と店頭での視認性が同時に揃ったタイミングが、今月の伸長と整合的に読み取れます。
※記事タイトルは繁体字タイトルを日本語に翻訳したものを記載しています。
最後に
今回のデータからは、訪日外国人の消費行動が「土産購入」にとどまらず、日本側で展開されている数量限定パッケージ・キャラクターコラボ・新発売の店頭施策と結びついて関心が広がっている可能性が示唆されました。
また、各商品の視聴率増加の背景には、「数量限定SKUの新規発売による店頭の視認性向上」「期間限定コラボパッケージによる話題化」「現地でのブランド本格展開と日本のシリーズ全体の話題化」「日本側媒体での推奨」など、商品ごとに異なる要因が存在していることが今回の分析から見えてきました。今回の視聴データでは、韓国ではスキンケア・食品、台湾では日焼け止めといったように、国籍ごとに異なるカテゴリーでの伸びが観察されました。
今後もPaykeでは、視聴データを通じてインバウンド消費の変化を継続的に分析してまいります。
Paykeが実現する、訪日外国人向けマーケティングの新たな可能性
Paykeはインバウンド向けにさまざまなソリューションを提供しています。累計550万ダウンロードを超えるユーザ基盤と、そこから得られる豊富なデータから、各企業様のニーズに合わせたご提案が可能です。
旅マエ、旅ナカ、旅アトでのユーザへのリーチ
ユーザの9割は旅マエでPaykeをダウンロード。そのうち7割が3ヶ月以内に来日します。旅マエ段階でアプリ内で購入商品を探しているユーザも多く、効率的なアプローチが可能です。
インバウンドの購買関連データ
いつ、どこで、誰が、どの商品を手に取ったかが把握できます。属性毎のトレンドや、特定チェーンでの傾向などマーケティング戦略立案に活用できるデータを保持しています。
アンケート調査
直近での訪日可能性が高いユーザーに直接アンケートをとることが可能です。
お問い合わせ
Paykeのプロモーションメニュー、保有データ、ユーザへのアンケート、その他サービスについてご興味ございましたら こちら からお問い合わせください。
【会社概要】
■株式会社Payke
本社:沖縄県那覇市真嘉比2丁目5−16
代表者:代表取締役CEO 古田 奎輔
設立:2014年11月
資本金:100百万円
URL:https://payke.co.jp/
概要:商品パッケージにある「バーコード」をスマホでスキャンするだけで、商品のあらゆる情報を7言語で表示することができる訪日外国人アプリ「Payke」を運営。現在、約75万点の商品データを7言語で保有し、訪日客が手に取る商品の約90%*1をカバーしています。2015年のサービス開始以来、アジア圏を中心に550万人*2以上が利用し、企業向けには広告配信やデータ提供を行うなど、累計1,200社以上の企業や団体に活用されています。さらに、「Paykeタブレット」を国内の主要小売チェーンに導入し、多くの訪日外国人に利便性を提供しています。
*1 当社実績(2024)Paykeアプリにて国内でスキャンされた回数を分母に商品情報を保有していた割合
*2 API提供先なども含む利用者
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~ 美容・スキンケア・食品カテゴリーへの関心の動き ~

株式会社Payke(ペイク、本社:沖縄県那覇市、代表取締役:古田奎輔、以下「Payke」)は、当社が提供するバーコードスキャンアプリ「Payke」および提携アプリから収集された、2026年5月期の訪日外国人による製品視聴データを分析しました。
分析の結果、一部の商品において前月比で商品視聴率※の増加傾向が確認されました。今回は、日本のゴールデンウィークと韓国のこどもの日連休が重なる5月の動向として、美容・スキンケア・食品といったカテゴリーで関心が高まった商品の商品視聴動向について解説します。
※「Payke」は、商品パッケージのバーコードをスマートフォンでスキャンすることで、商品の特徴や使い方などの情報を自国の言語で確認できるアプリです。本記事における「商品視聴率」とは、このスキャンを通じて訪日外国人ユーザーが商品情報を閲覧した回数を指し、ユーザーの関心度を示す指標として使用しています。
今回のデータから見えてきたのは、訪日外国人の関心が「日本国内で実施された数量限定パッケージや期間限定コラボレーション」「キャラクターIPと組み合わせた商品施策」、そして「春先のリニューアル・新発売タイミング」と結びついている傾向です。新たな限定SKUの店頭投入、コラボパッケージの全国展開、連休と訪日客数の重なりなど、商品が手に取られる理由は一つひとつ異なっていました。
具体的には、以下のようなカテゴリーにおいて関心の動きが見られました。
- 数量限定パッケージのビタミンCシートマスク
- キャラクターコラボの期間限定パッケージ飲料
- 推し活パッケージで店頭露出が拡大したスナック菓子
- 炭配合のメイク落とし/毛穴ケアジェル
- 海外展開を本格化した日焼け止めクリーム
■2026年5月 商品視聴率急上昇ランキング
2026年5月、特に伸びが見られた製品は以下の通りです。韓国・台湾の各国籍ユーザーによる、美容・スキンケア・食品カテゴリーでの伸長が見られました。
※本ランキングはPaykeにおける訪日外国人ユーザーの「商品視聴率」の前月比増加率に基づくものです。売上順位ではありません。

1.【韓国】数量限定パッケージのビタミンCシートマスクへの関心(クオリティファースト ダーマレーザー スーパーVCマスク 8枚入)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約6.40倍と、今月のランキングの中では最も高い伸び率となりました。
【商品概要】
本商品は、株式会社クオリティファーストが展開する「ダーマレーザー」シリーズのフェイスマスク「ダーマレーザースーパーVC100マスク」です。APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)など4種のビタミンC誘導体を配合した処方が特徴で、長繊維コットンの不織布シートを採用し、毛穴・くすみ・キメといった肌悩みに訴求するアイテムとして展開されています。
2026年3月9日、同社は「ダーマレーザー」ラインのプレミアム上位「Super Black Line」アップグレードを発表し、主力VCシリーズへの注目が再喚起されました。さらに春2026には「7枚+1枚オマケ」の数量限定8枚入りキャンペーンが実施され、@cosmeおよびLIPSの新作リリースインデックスでも取り上げられています。
【要因・分析】
ダーマレーザー シリーズは韓国で長らく「日本旅行で必ず買うマスク」として認知が定着しており、Naver・Instagramでは「現在日本で最も人気のクオリティファースト ダーマレーザー」として継続的に取り上げられています。ドン・キホーテやLOFTといった主要店舗に定番として陳列されており、韓国人観光客の主要購買動線と一致するブランドです。
前月比6.40倍という今月最大の伸び率は、構造的に強い訪日韓国人のダーマレーザー需要に、新規の数量限定パッケージが追加投入されたことが背景にあると考えられます。JNTOによれば2026年4月の訪日韓国人数は87.86万人と前年同月比+21.7%で4月単月過去最高を記録しており、ゴールデンウィーク期の訪日韓国人ボリュームが歴史的水準にあった点と、本限定パッケージの店頭視認性が重なったタイミングと整合的に読み取れます。
2.【韓国】期間限定コラボパッケージの飲料への関心(コカ・コーラ やかんの麦茶 from 爽健美茶 650ml)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約2.53倍、前年同月比約3.14倍と伸長しました。
【商品概要】
本商品は、日本コカ・コーラが展開する無糖・カフェインゼロの麦茶飲料で、「やかんで煮出したような香ばしさ」を訴求する六条大麦100%の処方が特徴です。2021年4月の発売以降、2023年4月の国産大麦ブレンドリニューアル、2024年4月の派生商品「やかんの濃麦茶」(機能性表示食品)発売などライン拡張が継続しており、2024年時点で累計出荷7億本を突破した、同社の麦茶カテゴリーの主力商品です。
2026年4月6日には、本商品で「やかんを被ったしんちゃん」を主役とする『クレヨンしんちゃん』とのコラボレーション限定パッケージ全15種が全国新発売されました。6月14日まで実施のキャンペーンで、実写ショートムービー「やかんの家族だゾ!」シーズン2も同日公開されています(前シーズン累計視聴3,800万回)。
【要因・分析】
『クレヨンしんちゃん』は韓国でも長年にわたり放映されているメジャーなIPで、韓国の消費者にとって認知度の高いキャラクターです。日本のコンビニで限定パッケージとして並ぶ商品が、訪日韓国人の店頭での視認性を一段押し上げた可能性が考えられます。
また、5月は日本のゴールデンウィーク(4月25日~5月7日)と韓国のこどもの日連休(5月1~5日)がほぼ完全に重なる稀な配列となり、日韓便の往復需要が高水準で推移しました。韓国における麦茶(보리차)への文化的親和性を背景に、コンビニで手軽に試せる限定コラボ商品としての位置づけが、今月の伸長を後押ししたと考えられます。
3.【韓国】推し活パッケージで店頭露出が拡大した商品(カルビー じゃがりこ たらこバター味 52g)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約2.42倍、前年同月比約2.12倍と伸長しました。
【商品概要】
本商品は、カルビーの定番スナック「じゃがりこ」のフレーバーのひとつで、2024年10月に約7年ぶりとなるリニューアル発売が行われ、塩味を抑えた食べやすい味わいへと改良されています。リニューアル時には、LINE FRIENDS×BTSによる韓国発のグローバル人気IP「BT21」とのタイアップパッケージも展開されており、韓国籍ユーザーとの親和性が継続的に形成されてきた商品です。
2026年4月23日には、「じゃがりこ」シリーズの推し活パッケージ第3弾が発表され、本商品を含む全国4フレーバー(サラダ/チーズ/じゃがバター/たらこバター)が選抜される形で、「おしかつ」「すきすぎて」「めろい」といった推し活ワードが入った味別8種×フタ6種の限定デザインが店頭展開されました。本商品が全国4種に含まれたことで、5月にかけての店頭露出が広がったタイミングと一致します。
【要因・分析】
韓国ではたらこ(明卵/명란)が国民的な食材として日常的に食べられており、本商品のフレーバーは韓国籍ユーザーにとって味覚的に親しみやすい位置づけにあります。「じゃがりこ」本体は韓国国内の一部コンビニや大型マートでも取り扱いがある一方、たらこバター味は韓国小売の常設棚にはほぼ並ばないため、訪日時の購入需要が集中しやすいフレーバーです。
推し活パッケージの訴求軸は、K-POPファン文脈と親和性が高く、若年層の韓国籍ユーザーが店頭で本商品を手に取る動機につながりやすい性質があります。2025年10月の「じゃがりこ」ブランド発売30周年記念パッケージ展開、同月の派生商品「ベーコンバター醤油味」発表による売り場でのバター系統の隣接陳列拡大なども、シリーズ全体の視認性向上に寄与してきました。これらの店頭施策と、ゴールデンウィーク期の訪日韓国人規模の歴史的水準が重なったことが、今月の伸長の背景にあると考えられます。
4.【韓国】ブランドの本格展開と連動した毛穴ケア商品(ビオレ おうちdeエステ マッサージ ブラックジェル)
韓国籍ユーザーの商品視聴率が前月比約2.32倍、前年同月比では約24倍と、今月のランキングの中でも特に注目すべき伸びを見せました。
【商品概要】
本商品は、花王ビオレが展開する「おうちdeエステ」シリーズの炭配合メイク落とし兼マッサージジェルで、2023年4月に数量限定で発売された後、好評を受けて通年品化されました。シリーズ全体は「おうちで本格的なエステを再現する」コンセプトで展開されています。
2026年3月3日には、花王が同シリーズの新商品「ビオレ おうちdeエステディープクレイ洗顔」を4月4日発売(一部EC3月3日先行)と発表しました。「日本初の隠れ角栓自己崩壊技術」として国内主要メディアで大きく報道され、シリーズ全体の店頭露出と話題性が拡大しました。
【要因・分析】
韓国市場側では、2026年4月1日に韓国の経済・美容メディア各社(매드클럽、CMN、이코노미스트、전자신문、Nate News等)が、花王ビオレが韓国市場の本格展開にあたりTWICEサナを韓国メインモデルに起用したと一斉に報じました。4月初旬には、ソウル・聖水エリアの올리브영N(オリーブヤング N)にて「ビオレ UV」の公式ポップアップストアが開催され、Stray Kidsとのコラボフォトウォールやノベルティ施策も実施されています。日焼け止めライン中心の打ち出しではあるものの、「ビオレ=日本のスキンケアブランド」という認知が韓国一般層まで短期間で広がる契機となりました。
前年同月比約24倍という伸び率は、2025年5月時点では韓国一般層におけるビオレブランドの認知が現在ほど形成されておらず、本商品の視聴率の母数が極めて小さかった点と整合します。2026年4月の韓国側ブランド露出の集中、3月の「ディープクレイ洗顔」発表を起点とするシリーズ全体の店頭注目度向上、そしてゴールデンウィーク期の訪日韓国人ボリュームの高水準が同時に重なったことで、店頭で目に留まる「ビオレの黒い炭ジェル」として本商品への関心が広がった可能性が考えられます。
5.【台湾】海外展開を本格化した日焼け止めクリームへの関心(ビオレUV アクアリッチ エアリーホールドクリーム 70g)
台湾籍ユーザーの商品視聴率が前月比約1.43倍と、日焼け止めカテゴリーで堅調な伸びを示しました。
【商品概要】
本商品は、花王ビオレが展開する「アクアリッチ」シリーズの最新フラッグシップで、寒天マイクロカプセルと高保水ポリマーによる「湿度に応じて膜厚が変化する湿度応答膜」を独自技術として訴求しています。@cosme日焼け止め部門3年連続1位を獲得した「アクアリッチ」シリーズの実績を踏まえた製品です。
2025年3月の数量限定先行発売の好調を受け、2025年12月10日に花王が本商品の全国発売およびアジア海外展開拡大を正式発表しました。日本経済新聞でも翌12月11日に「花王、日やけ止め『ビオレUV アクアリッチエアリーホールドクリーム』を全国発売および海外展開を拡大」として報じられ、2026年2月7日に全国発売へと至っています。
【要因・分析】
台湾向けの訪日プランニング層に向けた媒体としては、2026年2月に樂吃購!日本(letsgojp)が「2026年 日本で買うべきおすすめ日焼け止め15選:アネッサ、Biore、ALLIE、Skin Aquaの選び方ガイド」※ と題する記事を公開し、本商品をBiore枠の推奨アイテムとして掲載しています。同時期にはFunlidayの「2026年 日本の日焼け止めおすすめTop10」※ でも同シリーズが上位枠で紹介されており、春から初夏にかけての台湾旅行者の日本買い物リストに組み込まれた状況がうかがえます。
台湾は高湿度気候であり、本商品の「湿度に応じて膜の厚みが変化する『呼吸感ベール』」訴求と相性が良い市場特性があります。JNTOによれば2026年4月の訪日台湾人数は4月単月過去最高水準で推移しており、ゴールデンウィーク前後の旅行需要が5月にも継続した状況と考えられます。メーカー側の全国発売・海外展開告知から3~5か月のラグを経て、現地の旅行ガイドメディアの推奨と店頭での視認性が同時に揃ったタイミングが、今月の伸長と整合的に読み取れます。
※記事タイトルは繁体字タイトルを日本語に翻訳したものを記載しています。
最後に
今回のデータからは、訪日外国人の消費行動が「土産購入」にとどまらず、日本側で展開されている数量限定パッケージ・キャラクターコラボ・新発売の店頭施策と結びついて関心が広がっている可能性が示唆されました。
また、各商品の視聴率増加の背景には、「数量限定SKUの新規発売による店頭の視認性向上」「期間限定コラボパッケージによる話題化」「現地でのブランド本格展開と日本のシリーズ全体の話題化」「日本側媒体での推奨」など、商品ごとに異なる要因が存在していることが今回の分析から見えてきました。今回の視聴データでは、韓国ではスキンケア・食品、台湾では日焼け止めといったように、国籍ごとに異なるカテゴリーでの伸びが観察されました。
今後もPaykeでは、視聴データを通じてインバウンド消費の変化を継続的に分析してまいります。
Paykeが実現する、訪日外国人向けマーケティングの新たな可能性
Paykeはインバウンド向けにさまざまなソリューションを提供しています。累計550万ダウンロードを超えるユーザ基盤と、そこから得られる豊富なデータから、各企業様のニーズに合わせたご提案が可能です。
旅マエ、旅ナカ、旅アトでのユーザへのリーチ
ユーザの9割は旅マエでPaykeをダウンロード。そのうち7割が3ヶ月以内に来日します。旅マエ段階でアプリ内で購入商品を探しているユーザも多く、効率的なアプローチが可能です。
インバウンドの購買関連データ
いつ、どこで、誰が、どの商品を手に取ったかが把握できます。属性毎のトレンドや、特定チェーンでの傾向などマーケティング戦略立案に活用できるデータを保持しています。
アンケート調査
直近での訪日可能性が高いユーザーに直接アンケートをとることが可能です。
お問い合わせ
Paykeのプロモーションメニュー、保有データ、ユーザへのアンケート、その他サービスについてご興味ございましたら こちら からお問い合わせください。
【会社概要】
■株式会社Payke
本社:沖縄県那覇市真嘉比2丁目5−16
代表者:代表取締役CEO 古田 奎輔
設立:2014年11月
資本金:100百万円
URL:https://payke.co.jp/
概要:商品パッケージにある「バーコード」をスマホでスキャンするだけで、商品のあらゆる情報を7言語で表示することができる訪日外国人アプリ「Payke」を運営。現在、約75万点の商品データを7言語で保有し、訪日客が手に取る商品の約90%*1をカバーしています。2015年のサービス開始以来、アジア圏を中心に550万人*2以上が利用し、企業向けには広告配信やデータ提供を行うなど、累計1,200社以上の企業や団体に活用されています。さらに、「Paykeタブレット」を国内の主要小売チェーンに導入し、多くの訪日外国人に利便性を提供しています。
*1 当社実績(2024)Paykeアプリにて国内でスキャンされた回数を分母に商品情報を保有していた割合
*2 API提供先なども含む利用者
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