ラベンダー無料刈り取り体験を実施 さっぽろ羊ヶ丘展望台、7月4~17日まで

2023年6月30日(金) 配信

刈り取り体験のイメージ

 さっぽろ羊ヶ丘展望台(北海道札幌市)は7月4(火)~17日(月・祝)に「ラベンダー無料刈り取り体験」イベントを行う。

 同期間は、1200平方メートルの畑に植えられた約1000株のラベンダーが見ごろを迎える。同イベントは、ラベンダーを見るだけではなく刈り取って持ち帰ることができるため、人気を博している。

 時間は期間中の午前10時~午後3時。ハサミと袋、輪ゴムは同施設で用意しており、自身で刈り取った1人50本ほどを無料で持ち帰れる。

 当日は同施設のラベンダー写真などに「#羊ヶ丘ラベンダー」をつけてSNS投稿した人にラベンダーポプリをプレゼントする。1日先着30人まで。

地域と連携して関係人口を創出へ JR東海らが新サイト開設

2023年6月30日(金) 配信

新サイト「conomichi(コノミチ)」

 東海旅客鉄道(JR東海)とジェイアール東海エージェンシーは6月28日(水)、地域と連携して関係人口を創出するためのサイト「conomichi(コノミチ)」をオープンした。

 同サイトは、地域が抱える「社会課題」を地域の「個性」と捉え、住民らと楽しく課題解決に取り組める魅力的な企画を練り、参画してくれる人を募ることで「関係人口創出」への貢献を目指す。今後は、沿線地域に限らず連携パートナーの拡大をはかっていく。

 コンテンツは地域事業者が開催するイベントに楽しんで参加しているうちに、地域への理解が促進され、地域課題解決に貢献できるものを掲載する。一例としては、栗農家の人手不足解消のための栗拾いや皮むき手伝い&栗堪能ランチ(3300円)や、放置竹林解消のためのワークショップなど。

 サイト開設に伴い、同事業に参画した岐阜県中津川市の中津川市観光局は「古くは交通の要衝として栄え、中山道の宿場町として旅人を出迎えた歴史ある中津川。中央新幹線駅の開業で身近なまちとなるなかで、地域課題解決をきっかけに、地域と訪問者のつながりを築き、新しい人の流れと関係人口の創出に取り組みます」とコメント。

 また、長野県飯田市の南信州観光公社は「長野県の南部に位置する飯田市には、豊かな自然環境を背景に、さまざまな地域活動や伝統文化が根付いています。中央新幹線開業を見据え、当地域の暮らしや地域課題解決に寄与する関係人口創出に、JR東海と連携して取り組みます」と意気込む。

 サイトオープンを記念して、7月31日(月)までの期間中にコンテンツを申し込んだ人全員にJR東海ECサイトで使えるポイントを1000ポイントプレゼントする。

7月1日「さしみこんにゃくの日」PR こんにゃくパーク

2023年6月30日(金) 配信

さしみこんにゃく食べ比べ&さしみこんにゃくの日限定セット

 群馬県・甘楽町にあるこんにゃくのテーマパーク「こんにゃくパーク」(横尾浩之社長、運営=ヨコオデイリーフーズ)は、7月1日の「さしみこんにゃくの日」PR特別企画として、7月1(土)~31日(月)の期間限定でイベントを開催する。

 「さしみこんにゃくの日」は、こんにゃくの消費量が減少するなか、調理せずに簡単に食べられるこんにゃく商品として、たれ付きの水洗いだけで食べられる「月のうさぎおさしみこんにゃく」を1999年(卯年)の7月1日に発売したことが由来という。

 同イベントでは、無料のこんにゃくバイキングコーナーで定番の刺身こんにゃくだけではなく、オリジナルのレバ刺し風、ゆばさし風、生とろなど4種類の刺身こんにゃくの食べ比べを実施する。メニューは日替わり。

 さらに、エコバッグ入りのお得な刺身こんにゃく食べ比べセットも限定販売する。セット内容は「月のうさぎ おさしみこんにゃく」170㌘、「月のうさぎ 秘密のさしみゆばこんにゃく」170㌘、「月のうさぎ タレ付レバ刺しこんにゃく」170㌘、「お徳用生さしみこんにゃく青さのり」300㌘、「お徳用うすぎりさしみゆばこんにゃく」300㌘、「生とろさしみこんにゃくあおさ海苔」220㌘×2個の計6種7個入り。特別価格961円(税込)で販売する。

旅行支援運営業務で564万円不正請求(日本旅行)

2023年6月29日(木) 配信

舘真代表取締役常務取締役(左)と吉田圭吾取締役兼常務執行役員

 日本旅行(小谷野悦光社長)は6月29日(木)に開いた会見で、全国旅行支援事業の愛知県版「いいじゃん、あいち旅キャンペーン事務局」運営の受託事業で、愛知県に564万円を不正請求していた問題について、調査結果と再発防止策を発表した。会見には舘真代表取締役常務と吉田圭吾取締役兼常務執行役員らが出席。一連の問題について謝罪し、調査結果と再発防止策を説明した。

 外部専門家の調査委員会による社内調査を行った結果、日本旅行グループで取り扱う中央省庁、地方自治体、独立行政法人に関わる全ての取り扱い案件2457件において、新たな不正は見つからなかった。

 同社によると、愛知県から事業委託されたJTBが、同社含む4社の旅行会社からなるコンソーシアムに業務を再委託していた。

 2022年7月から今年4月にかけて、業務に関わる期間総要員数をもとに、10~15人を事務局に拠出。うち2人は運営責任者を含む同社社員を固定で拠出し、残りの人数を外部派遣会社に委託していた。

 欠員が出た際には、愛知法人営業部長が勤務指定表を確認して、対応できる社員を特定して運営責任者に報告。しかし、愛知法人営業部長は、実際には事務局業務に従事させず、支店での通常業務を行わせていた。

 運営責任者は、①事務局勤務表に特定社員を欠員補充として記入②出退勤記録簿(手書き)に代筆③日報に代理入力──するなどの不正な記入を行っていた。

 個別ヒアリングや当事者などのメール調査により、22年7月~23年4月の10カ月間で、166人日、45・5時間、564万749円の不正勤務が行われていたことが分かった。

 不正の要因について、①対面を重視し、欠員補充の体裁を第一とする誤った認識②不正行為の重みに対する認識不足③契約書に対する理解の不足④不正行為を抑止する機能の不全──などを挙げた。

 舘常務取締役は、「人員が確保できないことで、運営能力の低さを問われたくないという意識があり、不正につながった。組織風土改革や、内部管理体制の強化を行い再発防止に努める」方針を示した。

 同社は6月30日(金)に、不正請求に関わった13人(うち6人が懲戒処分、うち7人が訓戒処分)を処分対象とした。加えて、社長と常務取締役2人が役員報酬の一部を自主返上する。

ふるさと納税の返礼品に市長体験 北海道滝川市

2023年6月28日(水) 配信

100万円のふるさと納税で「一日市長体験」

 北海道滝川市(前田康吉市長)はこのほど、ふるさと納税の返礼品として「一日市長体験」の提供を開始した。寄付金額100万円で体験できる。

 今回の返礼品は同市の市長として、自治体のリーダーの仕事を体験するもので、新たな視点での魅力発掘や課題解決のアイデア提供も期待する。市長体験と合わせ、味付けジンギスカン発祥の地で本場のジンギスカンを滝川市長がふるまうほか、地元住民との交流も行う。

「市長が自らジンギスカンを調理し、寄附者の方をおもてなしします!」(前田康吉市長)

 また、寄付を行った翌月から1年間、同市の特産品を毎月届ける予定だ。

 同市は北海道のほぼ中央に位置し、夏は30度を超える一方、冬はマイナス20度を下回る夏と冬の寒暖の差の激しい内陸性気候の地。積雪量は約7メートルと北海道内でも有数の豪雪地帯だ。

 上昇気流が発生しやすく、航空管制の制約も少ない滝川市はスカイスポーツが盛んなまちで、市内にある「たきかわスカイパーク」は全国トップクラスの設備を備え、日本中からグライダー愛好者が集まるという。

 なお、滝川市(たきかわ)の名前の由来は、アイヌ語の「ソーラプチ」=「滝下る所」を意訳したもの。

来秋、駒ケ根市に体験型施設「くらすわの森」開業 養命酒製造

2023年6月28日(水) 配信

オープン予定の「くらすわの森」

 養命酒製造(塩澤太朗社長、東京都渋谷区)は今年、会社創立100周年を迎えた。100周年を機に、養命酒駒ヶ根工場内(長野県駒ケ根市)にある「養命酒健康の森」をリニューアルし、新たに「くらすわの森」をオープンする。全施設のグランドオープンは2024年秋ごろを予定。また、グランドオープンに先駆け、カフェ、ショップ、ベーカリーとして「くらすわ駒ヶ根店」をリニューアルしている。

 会社創立100周年の日、23年6月20日(火)に「くらすわの森」のオープン記念式典を行った。年間30万人の来場を目標に据え、将来は100万人規模の来場者を目指している。「くらすわの森」は、レストランやハム・ソーセージ工房、マルシェ、菓子工房、ベーカリー&カフェ、ショップが集い、森のプレイパークや森のライブラリー(図書館)なども含めて、おいしい体験、たのしい体験、すこやかな体験を通して「すこやかさ」を提供する施設になるという。

 くらすわは、10年に長野県の諏訪湖畔に開業した「くらすわ本店」からスタート。開業当時は「地産地集」というコンセプトを掲げ、信州の良いものを同社の目利きで探し、アレンジして提供してきた。くらすわオープン10周年を機に、松本にあった店舗を「和ダイニングくらすわ」としてリニューアルオープンしたほか、ブランド露出を高めるため、県外初出店として東京都に「くらすわ 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」をオープンしている。

 「くらすわの森」の所在地は長野県駒ヶ根市赤穂16410。中央自動車道「駒ヶ岳スマートインター」から車で約5分、同「駒ヶ根インター」から約15分。敷地面積は13万8千平方メートル。

農協観光連結決算、当期損失6億円に 債務超過は解消へ

2023年6月28日(水) 配信

23年度株主総会であいさつする櫻井宏会長

 農協観光(清水清男社長、東京都大田区)が6月27日(火)に発表した第34期(2022年4月1日~23年3月31日)連結決算によると、当期純損失は6億8662万円(前期は16億7029万円の損失)を計上し、赤字幅を縮小させた。喫緊の課題だった債務超過は、第三者割当による優先株式の発行や引き受けなどで解消。23年度は既存事業であるJA活動支援事業の回復と、確実に需要のある首都圏市場やWeb市場の開拓を中心に取り組むとした。

 取扱高は前年同期比118.1%増の185億3053万円、売上高は同175.7%増の76億3046万円、営業収益は同89.8%増の25億8851万円と大幅に増加した。経常損失は6億6305万円(前期は23億7044万円の損失)と約17億円の圧縮で、当期純損失は6億8662万円(前期は16億7029万円の損失)と約10億円の圧縮。黒字転換には至らなかったが、同社は「23年度は2カ月連続で事業目標を達成している」との回復基調の継続を明らかにした。

 事業報告では、前期に策定した事業継続計画に基づき、最小限の事業体制で開始。年間を通じて旅行需要は回復基調にあったが、個人・小グループからの受注が進み、同社事業の核となる団体企画旅行の全面的な回復までに至らなかった。

 一方、同社は旧来の旅行事業に限定せず、日本航空(JAL)と業務提携を結び、23年度からの事業化に向けた実証実験を開始。愛知県豊川市に農福連携事業の5つ目の作業場(農福ポート)を開設するなどの取り組みを進めた。

 経営面での喫緊の課題としていた債務超過の解消については、23年2月の臨時株主総会で第三者割当による優先株式の発行が承認。全国農業協同組合連合会や全国共済農業協同組連合会、全国農協観光協会などの引き受けにより、3月30日に解消されたと報告した。

 23年度の事業では、既存事業であるJA活動支援事業の回復と、確実に需要のある首都圏市場や個人宿泊向けのWeb市場の開拓を中心に取り組む。JA活動支援事業として、旅行やイベントの実施の可能性が高まると想定して需要喚起に資するさまざまな企画提案を行う方針だ。また、Web宿泊システムの導入により、申し込みから清算処理までの簡略化やSNS(交流サイト)発信によって、若い世代の顧客獲得に努めていく。

 このほか、4月にJALとの業務提携で「JJエリアセンター但馬」を兵庫県豊岡市に開設し、全国6カ所目となる「農福ポート横浜北事業所」を開設。農業と福祉の課題解決に企業の雇用する力を活用するビジネスモデル「Nツアー農福連携事業アグリンピア」を促進していくとした。

取締役を補欠選任へ、監査役はすべて再任

 同日に東京都千代田のJAビルで23年度定時株主総会を開き、取締役1人の補欠選任と監査役4人全員の任期満了による選任を行った。取締役はJA全国女性組織協議会の中川苗保子氏が新任、監査役は全員再任した。

 農協観光の櫻井宏会長は冒頭あいさつで、喫緊の課題だった債務超過を解消できたと報告し、全面的な回復に向けて「1日も早い自立的な復活へ向け、歩みを進めていきたい」と話した。

ジーエル観光バス(東京都江戸川区)が破産 負債は関係会社と合計約6000万円に(帝国データバンク調べ)

2023年6月28日(水) 配信

 「ジーエル観光バス」(若林英樹代表、東京都江戸川区)と、関係会社の「おたべ」(同代表、東京都江戸川区)は6月7日(水)、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は2社合計で約6000万円。

 ジーエル観光バスは、1976(昭和51)年8月に設立。マイクロバス・ライトバンの賃貸やリース、観光バスの運行管理を行い、95(平成7)年3月期には年間収入高約4600万円を計上していた。

 おたべは、94年2月に設立された飲食店運営業者で、そば店を経営していた。しかし、新型コロナの影響で、ジーエル観光バスは2020年冬に、おたべは22年秋に事業を停止し、今回の措置となった。

 負債は「ジーエル観光バスが約4000万円、おたべが約2000万円」(帝国データバンク)という。

東日本初 行田市など7市町が「御墳印」の販売開始

2023年6月28日(水) 配信

ポスター

 東日本初――。埼玉県行田市はこのほど、熊谷市、羽生市、東松山市、深谷市、久喜市、吉見町と連携し、「御墳印」を売り出した。6市1町にある古墳22基を対象とする、古墳の名前とカタチ、出土品がデザインされている記念印。発売開始日となる6月10日には約900枚が売れるなど、注目が高まっているという。

御墳印帳

 古墳印は、古墳周辺の観光施設などで購入可能。行田市と久喜市の指定店舗では、「御墳印」を収納する「御墳印帳」も販売。稲荷山古墳の後円部墳頂の埋葬施設の一つから出土した金錯銘鉄剣の文字がデザインされており、行田市では、観光物産館さきたまテラスと行田市はにわの館で購入できる。同時にWebサイトも開設し、各古墳の詳細な情報などを発信している。

 今回の取り組みは、「古墳観光の裾野を拡大」や「周遊観光の促進」をはかることを狙いとしており、行田市は今後古墳を有する他の自治体とも連携し、取り組みを拡大していきたい考えだ。

熊野古道のコンテナホテル2人棟オープン 1人宿泊も可「SEN.RETREAT CHIKATSUYU」

2023年6月28日(水) 配信

2人用のコンテナ客室

 日本ユニスト(今村亙忠社長、大阪府大阪市)は、和歌山県の世界遺産・熊野古道のコンテナホテル「SEN.RETREAT CHIKATSUYU」(田辺市中辺路町近露)で、6月27日(火)から2人棟の客室をオープンした。訪日外国人を中心としたトレッキング需要が高まっていることから、1~2人で宿泊できるコンパクトな客室を新たに提供する。

 2022年4月に開業した同コンテナホテルは、都会から離れて自然の中でリフレッシュしたいと思う日本人をメインターゲットに運営してきた。そのため、ファミリーやグループに向けた6人棟や4人棟の客室のみ提供していた。

 しかし、昨秋よりインバウンド需要が復活し、国内外のトレッキング客の姿も徐々に見られるようになったことから、開業以来閉め切っていた2人棟の提供を開始した。4人棟や6人棟で行っているバーベキューなどの食事提供ではなく、弁当のオプションを用意。リーズナブルな宿泊料金に抑えている。また、従来は受け付けていなかった1人の宿泊も可能となった。

 料金は1人1万600円から。トレッキングプランを選択すると、飲料(ビール・みかんジュース・お茶・水各1人1本)と、山歩きに持参できるドライフルーツ・グラノーラバーを提供する。簡易キッチンを完備しており、食材や飲料の持ち込みは自由。