大阪観光局とワタナベボクシングジムが連携協定 スポーツツーリズムの振興はかる

2023年8月30日(水) 配信

左から渡辺均会長、京口紘人選手(オンライン)、溝畑宏理事長

 大阪観光局(溝畑宏理事長、大阪府大阪市)とワタナベボクシングジム(渡辺均会長、東京都品川区)は8月29日(火)、ボクシングによるスポーツツーリズムの振興をはかるため包括連携協定を締結した。

 同ジム所属の前WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人選手が、大阪府和泉市出身で大阪観光大使を務めている縁で実現した。相互連携を強化し、2025年大阪・関西万博に向けた機運の醸成や、ボクシングを通じた交流人口の拡大などに取り組む。

 同日の会見で溝畑理事長は、米国ラスベガスで頻繁に開かれるビッグマッチを事例に上げ、「ボクシングは世界的に大きなマーケットがある。今後大阪がエンターテイメント都市を目指すなかで、ボクシングは重要なコンテンツになる。ボクシングを通じて大阪の魅力を発信していきたい」と期待を込めた。

 渡辺会長は「万博やIRを控え大阪は一層の発展が期待される。全面的な協力関係を構築し、大阪の発展に寄与できれば。ボクシングは野球やサッカーと違いホテルなどでも興行できるのが利点だ」と述べた。

 9月22日(金)に東京・後楽園ホールでの試合を控えるためオンライン参加した京口選手は「大阪が盛り上がるよう、できることをやっていきたい」と話した。

JOTCワークショップ開く 各国観光局・大使館100団体、旅行会社21社集まる

2023年8月30日(水) 配信 

ワークショップのようす

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)が運営するJATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)は8月30日(水)、各国のアップデート情報の提供や、旅行会社とのネットワーク構築を目的としたワークショップを開いた。

 各国の航空会社や政府観光局、大使館など約100団体と、21の旅行会社が参加し、商談会を行った。

 髙橋会長は冒頭あいさつで、「インバウンドはコロナ前の2019年に対してほぼ8割から9割近く回復している。一方で、アウトバウンドはコロナ前の4割程度にとどまっていることから、これは我われ日本の旅行業界が直面する最大かつ喫緊の課題」と力を込めた。

 円安の影響や、航空運賃・ホテルなど旅行費用全般の高騰、日本発の航空座席の問題などといった他動的な要因もあるとしながら、「これは観光業界総出で対応していかなければならない問題。インとアウトの崩れているバランスを整え、海外旅行の復活を果たして、健全な双方向の流れを取り戻していくためのご支援とご協力を」と会場に呼び掛けた。

髙橋広行会長

モンベルとJALコラボのアウター販売 JAL整備士の制服再現、JALUX

2023年8月30日(水) 配信

JAL整備士愛用のモンベルアウター再現商品

 JALUX(東京都港区)は8月29日(火)から、アウトドアブランド「モンベル」と日本航空(JAL)のコラボレーションで、JAL整備士の制服を再現した高機能防寒アウターを売り出した。JAL Mall内の「JALショッピング」で販売している。表面胸元にモンベルロゴ、内側にはJALロゴを配したJALオリジナル商品。

 JAL整備士の雨衣や防寒衣として2020年から採用されている、モンベル製アウターの素材や機能などを再現して商品化した。雨や風の侵入を防ぎ透湿性にも優れたGORE-TEX®素材やシームテープ、止水ファスナーによる防水仕様となっている。中綿には、軽量かつ濡れても高い保温性を維持するモンベル独自の高機能中綿「エクセロフトⓇ」を使用。収納性や取り外し可能で、ヘルメット着用時でもすっぽりかぶれる大きさのフードなど、各所にこだわった。

 モンベルコラボ防寒アウターはサイズ展開がМ、L、XLで、販売価格は7万9200円(税・送料別)。

テーマは「思わず写真を撮りたくなる」 9月23日「日本のてっぺん」のまち稚内市でON・ガスウォーキング開催

2023年8月29日(火)配信

北門神社のクリア御朱印

 北海道本島最北「日本のてっぺん」に位置するまち稚内市で9月23日(土)、ONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。

 4回目となる今回は、「思わず写真を撮りたくなる」をテーマに、コースを造成。担当者は、「テレビやSNSで話題となった神職が常駐する神社としては、日本最北に位置する『北門神社』のクリア御朱印などの新しい文化と、古き良き歴史、稚内の景観を一緒に感じてください。タイミングが合えば、まちに溶け込みすぎる野生のシカも見られますよ」とPRする。

 今年のコースは、JR稚内駅と駅前バスターミナルが併設された複合ビル「キタカラ前」をスタート。稚内のシンボル的存在である氷雪の門や、樺太犬の碑が設置されている「稚内公園」、北海道遺産に指定されている「北防波堤ドーム」などを巡る7㌔。ウォーキング後は、昨年リニューアルオープンした「ヤムワッカナイ温泉港のゆ」の稚内港を一望できる展望露天風呂も楽しめる。 

稚内の海の幸を丼で

 毎回高い評価を集めるグルメは、「地元の人が愛するモノ」をふんだんに用意。稚内を代表する海の幸や、ノンホモ低温殺菌法により生産地域でしか味わうことができない稚内牛乳などを楽しめる。またゴール地点では、豪華な昼食で参加者を出迎える。

~前後に楽しもう~

 現在稚内市では、観光周遊謎解きゲーム「最北謎」が行われている。ウォーキングコースの中には、同ゲーム徒歩編の謎解きポイントも含まれているため、ガストロノミーウォーキングと謎解き、2つを同時に楽しむのがおすすめと担当者。

 正解数に応じて、稚内の特産品が当たる抽選にも参加できる。ゲームのスタート地点は、ウォーキングのスタート地点複合ビル「キタカラ前」内の稚内市観光案内所。参加は無料。

昨年のようす

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タイミー、経験者募集に応募できる働き手確保 人手不足でホテルスタッフ研修会開く  

2023年8月29日(火) 配信

写真提供:タイミー ・ グランドニッコー東京ベイ 舞浜

 アルバイト紹介会社タイミー(小川嶺社長、東京都港区)は8⽉28⽇(⽉)、グランドニッコー東京ベイ 舞浜(千葉県浦安市)でタイミーの働き手28人にホテル宴会サービススタッフ研修会を開催した。

 タイミーはこれまで、同ホテルの宴会サービススタッフの仕事を掲載していたが、専門的なスキルを要するため経験者限定でアルバイトを募集。旅行や宴会の需要回復で人手が不足していることを受け、より多くの働き手を確保しようと実施した。研修会では、新⼊社員向け研修と同等の内容となる基礎知識や実務、⾝だしなみをレクチャーした。

 研修会に出席した働き⼿は終了後、同ホテルの求人に申し込んだ。さらに、ほかのホテルが経験者限定で募集する宴会サービススタッフの求人への応募が可能となった。

JTB、マウイ島の復興支援 救援金10万ドルを寄付へ

2023年8月29日(火)配信

復興に向けて持続的な支援を実施する

 JTB(山北栄二郎社長)は8月24日(木)、大規模な山火事被害を受けたハワイ・マウイ島西部の復興に向けて、持続的な支援を実施すると決めた。

 マウイ島西部山火事救援金として、10万米㌦(およそ1462万円)を寄付した。JTBから7.5万米㌦(およそ1097万円)、JTBアメリカス社から2.5万米㌦(およそ366万円)の計10万米㌦を、ハワイコミュニティ財団が設立したマウイストロング基金へ送る。

 あわせて、持続的な支援の取り組みとして、JTBが関わるホノルルフェスティバルなどの交流イベントを通じた支援策の実施、社員のボランティア派遣、近日中に支援に向けた特設サイトの立ち上げなどを行う。

 同社は「1日も早い被災地の復旧、復興を心より願い、ハワイ州への間接的な経済支援を通して、観光事業による復興支援の取り組みを持続的に実施していく」とした。

NAA、人材確保へ大学と関係強化 情報交換会を開催へ

2023年8月29日(火) 配信

空港関連企業28社が出席する

 千葉県内を中心にキャンパスを有する大学27校で構成する千葉県大学就職指導会(会長=杉本雅視・神田外語大学キャリア教育部ゼネラルマネージャー)と成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は9月4日(月)、成田空港第1ターミナルで、空港関連企業の採用担当者と大学の就職担当者の関係性を強化する情報交換会を開催する。

 需要の回復で航空業界では⼈材の確保が課題となるなか、成田空港は年間発着枠を20万回増加させる「さらなる機能強化」で、より人手が求められている。就職を考える大学生はパイロットや客室乗務員、チェックインカウンターでの旅客サービスなどの職種への認知度が高い一方で、グランドハンドリングや貨物サービス、空港施設の管理などの業務への理解を深める時間が少ないという。

 これを踏まえ、情報交換会では空港関連企業の採用担当者と県内大学の就職担当者の関係性を深めてもらい、学生の航空業界への就業意識向上につなげる。当日は空港関連企業28社が出席し、就職促進に向けて大学と企業が協力していくことをテーマに意見を交換する。

10月1日の開業記念日は入館料が半額! 鴨川シーワールド

2023年8月29日(火) 配信

53回目の開業記念日を迎える

 鴨川シーワールド(勝俣浩館長、千葉県鴨川市)は10月1日(日)の開業記念日当日、入館料を半額にする。今年は53回目の開業記念日。

 入館特別割引は、チケット売場で販売する当日券と「鴨川シーワールド オンラインサービス」で販売している日付指定券の2023年10月1日(日)入館分に適用される。料金は大人(高校生以上) 1650円(正規3300円)、子供(小学生・中学生) 1000円(正規2000円)、幼児(4歳以上)が650円(正規1300円)になる。なお、各種割引との併用はできない。

 また、開業記念イベントとして鴨川シーワールド館長・勝俣浩による特別レクチャー「鴨川シーワールドの歩み」を実施する。53年にわたり培ってきた動物に関する知識や飼育のノウハウが詰まった約20分の特別レクチャー。午前11時から、マリンシアターで行う。

明治村でリアル謎解きゲーム企画 帝国ホテル・ライト館竣工100周年を記念

2023年8月29日(火) 配信

博物館 明治村の「帝国ホテル中央玄関」

 博物館明治村(愛知県犬山市)は9月1日(金)から、帝国ホテル・ライト館竣工100年を記念したリアル謎解きゲーム「2Dメタバース×リアル謎解きゲーム ROOM No.201『注文の絶えない宿泊者へのルームサービス』編」を開始する。イベント企画会社、ハレガケ(黒田洋介社長、東京都豊島区)の企画。12月17日(日)まで。

 明治村は、明治時代を中心に歴史的建造物を移築・保存・展示する博物館。ゲームでは、この村内の現実世界と、仮想空間のメタライフ内を行き来しながら周遊する。家族や若年層をターゲットに、帝国ホテル・ライト館竣工100年を盛り上げ、明治村の新たな魅力の発見につながることを期待する。

イベントメインビジュアル

 ゲームは謎とストーリーが書かれた専用のキットを持って、謎を解く手がかりを探す。「過去と現在を冒険しながら謎を解き明かす」というストーリーで、インぺリアホテル内で巻き起こるさまざまな出来事をクリアしながら、進めていく。メタライフ内で再現された2Dの明治村を散策できるほか、明治村には移築されていない帝国ホテル・ライト館の宿泊棟や食堂、そこで働くホテルマンや宿泊客などをメタライフ上で表現した。

 最後の謎に解答するとWebページにエピローグが表示されてクリアとなる。制限時間はないので、明治村の通常散策と合わせて楽しめる。謎解きキットは1800円(税込)。

 帝国ホテル・ライト館は20世紀建築界の巨匠として名高い、フランク・ロイド・ライトが設計した「東洋の宝石」と称される建築物。2023年9月1日に竣工から100周年を迎える。明治村には、客室棟の中央玄関部が移築保存されており、建物前にあった池も再現されている。

宮古島に「キャノピーbyヒルトン」、2026年春開業へ

2023年8月29日(火) 配信

ルーフトッププール&バー(イメージ)

 三菱地所(中島篤社長、東京千代田区)と鹿島建設(天野裕正社長、東京都港区)が開発し、ヒルトン(米国バージニア州)が運営する沖縄県宮古島市の新ホテル「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」が2026年春に開業する。

 3社のパートナーシップで6月に開業した「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」の隣接地に、地上12階建てのホテル棟などを整備する。客室数は310室。「キャノピーbyヒルトン」ブランドとして、アジア太平洋地域初のリゾート進出になるという。

 オールデイダイニングやバー&ラウンジなどの「キャノピー・セントラル」、伊良部大橋やサンセットを望む「ルーフトッププール&バー」、シャワールームとロッカーを完備した「トランスファー・ラウンジ」など付帯施設を充実させる。

 地域の人など宿泊者以外でも利用できる「賑わい施設」(地上2階建て、4棟)も整備する。

右が「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」(イメージ)、左は6月開業した「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」