明石海峡大橋登頂体験ツアー 24年度の開催概要発表

2024年1月31日(水) 配信

神戸側主塔(2P)からの神戸側風景

 本州四国連絡高速道路(後藤政郎社長、兵庫県神戸市)は1月31日(水)、同市と淡路島を結ぶ世界最大級の吊橋・明石海峡大橋の登頂体験ツアー「明石海峡大橋ブリッジワールド」の2024年度開催分の概要を発表した。

 4月4日(木)から11月30日(土)と、25年3月1日(土)から30日(日)の木・金・土・日・祝日のうち、同社が指定する日にツアーを実施する。

 4~6月分のツアー参加申し込みを、2月1日(木)午前10時からウェブサイト「JTB BÓKUN」で受け付ける。先着順となる。

 24年度のツアーは3年ぶりに神戸側主塔(2P)で開催する。同市の橋の科学館集合・解散で所要時間は約2時間40分。舞子海上プロムナードを経由し、管理路から高さ300㍍の登頂に上がる。

 料金は平日大人5000円、中学生2500円。休日大人6000円、中学生3000円。中学生の参加は大人の同伴が必要。中学生未満は参加できない。

 各日とも1日2回(午前と午後の部)開催する。各回定員48人。最少催行人員12人に満たない場合はツアーを中止する。

 なお、7~9月開催分は4月1日(月)、10・11月開催分は7月1日(月)からそれぞれ申し込みを受け付ける。

ASEAN+3観光大臣会合、國場副大臣が出席 日ラオスの観光交流促進などについて意見交換

2024年1月30日(火) 配信

発言をする國場幸之助国土交通副大臣(国交省HPより)

 ASEAN+3観光大臣会合は1月26日(金)、ラオス・ビエンチャンで行われた。日本からは國場幸之助国土交通副大臣が出席し、ASEAN+3観光大臣会合共同声明を採択した。各国がこれまでに実施した観光施策に関する情報・意見交換や、今後の国際的な観光交流の促進に向けて引き続き協力していくことを確認した。

 國場副大臣は、「観光交流の拡大を通じた国際相互理解の増進や世界平和への貢献の重要性について発信するとともに、昨年10月の日ASEAN観光大臣特別対話において合意した共同声明に基づき、日ASEAN間の絆をさらに強固なものとするための取り組みを進めていくと発言し、多くのASEAN諸国から感謝の意が述べられた」ことを話した。

 また、各国からの能登半島地震の見舞いに対し、「改めて御礼をお伝えするとともに、引き続き政府一丸となって取り組む」と表明した。

 國場副大臣は、ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相へ表敬訪問を行ったほか、2国間会談にてラオスのスワンサワン・ヴィニャケート情報文化観光大臣と日ラオス間の観光交流促進や、観光分野における協力について意見交換を行った。

NAA、12月外客が過去最高 64万人超の国内線旅客も

2024年1月30日(火) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が1月25日(木)に発表した2023年12月の総旅客数は、前年同月比43%増の308万8952人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同74%増の165万3558人で12月として過去最高。19年同月比では6%増とコロナ禍前を超え、過去3番目の水準となった。

 国際線の総旅客数は前年同月比55%増の244万6985人だった。このうち、日本人旅客数は同73%増の57万5227人。コロナ禍前の19年同月比では52%減であり、前月に引き続き5割程度の水準を推移している。

 国内線旅客数は前年同月比12%増の64万1967人と、12月として過去最高。19年同月比では4%増となった。

 総発着回数は前年同月比19%増の1万9505回。旅客便のうち、国際線は同47%増の1万2350回。国内線は同8%減の4145回だった。

23年旅客数が2倍超、国内旅客は過去最高

 23年暦年の旅客数は前年比112%増の3270万5995人。前年比は2倍超で、19年比では26%減まで回復した。水際対策の撤廃や新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けの5類移行、中国の訪日旅行商品の解禁などが主な要因。

 国際線の総旅客数は前年比177%増の2504万7843人。このうち、外国人旅客数は同370%増の1607万2914人となり、過去3番目の水準となった。日本人旅客数は同153%増の605万675人で、外国人旅客数と比べて緩やかだが着実に回復の一途を辿っている。

 国内線旅客数は同20%増の765万8152人となり、暦年として過去最高を記録した。

韓国などコロナ前超、24年の春節に期待へ

 1月1~20日の国際線出国旅客数は前年同期比54%増の68万5600人。このうち、韓国線は同56%増の13万1100人、19年同期比では41%増。台湾線は前年同期比70%増の7万4200人、19年同期比では9%増となり、それぞれコロナ禍前の水準を超えた。

 一方、中国は前年同期比224%増の6万3400人で、19年同期比では33%減まで回復。田村社長は「これからの春節にあわせて、中国航空会社が復便を予定している。需要が増えていくことに期待を寄せている」と話した。

中東へ初の直行便、3月末にドーハ線開設 JAL24年度計画

2024年1月30日(火) 配信

 日本航空(JAL)はこのほど、2024年度の便数計画を発表した。3月31日(日)から、日本の航空会社として初めて中東への直行便となる羽田―ドーハ線を新規就航する。週7便のデイリー運航となる。

 ドーハ線の開設を記念し、2月8日からディスカウントマイルキャンペーンを予定する。詳細はJALホームページで発表するという。

 このほか、国際線はエアバスA350―1000型機を24年度中に羽田―ダラス・フォートワース線、ニューヨーク線、ロンドン線へ順次投入する。

 国内線は好調な観光需要に応えるため、羽田―新千歳線を増便する。6月1日~9月30日は伊丹―新千歳線の期間増便を行う。また、羽田―石垣線ではJALとして初の787―8型機の就航で機材を大型化して供給座席を拡大する。

自民党観議連、新役員人事を決定

2024年1月30日(火) 配信

1月18日に開いた緊急総会であいさつする岩屋毅会長

 自民党観光産業振興議員連盟は1月18日(木)、緊急総会を開き、昨年11月10日死去した細田博之氏に代わる会長として岩屋毅会長代行の就任を正式に決めた。岩屋会長に一任後、新体制が決まった。

 新役員は次の各氏。

 【会長】岩屋毅【副会長】中曽根弘文▽田村憲久▽西村明宏▽稲田朋美【幹事長】高階恵美子【幹事長代理】赤澤亮正▽西田昌司【事務局長】武井俊輔【事務局次長】鬼木誠▽佐々木紀▽尾﨑正直▽鈴木英敬

「くまモン島」1月31日公開 人気ゲームで熊本の魅力発信

2024年1月30日(火) 配信

くまモンが重要キャラクターで登場する ©2010熊本県くまモン

 熊本県(蒲島知事)131日(水)、サイバエージェント(藤田社長、東京都渋谷区)協力と、Epic Games米国)人気オンラインゲーム「フォートナイト」において、同県舞台ステージ「モン島」公開る。

 経営シミュレーションゲームで、舞台る「モン島」営業部長しあ部長である「モン」重要キャラクタ登場る。トマトイチゴ、スイカ代表特産品収穫コイン熊本城黒川温泉、球磨川代表的観光地建設ていストーリ登場特産品観光施設実在モチーフし、ゲーム実際ってたいようゲーム構成っていという。

 ゲーム公開同日午前10時。特設サイトティザ動画同時公開る。

電動船の一般乗船開始 島根・松江の堀川遊覧船

2024年1月30日(火) 配信

静かな電動船で松江の冬の情緒を味わう

 島根県松江市松江城堀川遊覧船を運航する同市観光振興公社理事長)127日(土)本田技研工業(三部敏宏社長、東京都港区、以下ホンダ)開発推進搭載電動ついて、一般乗船

 電動船の導入をめぐっては両社が昨夏から実証事業に取り組み、関係者や事前募集した松江市民を対象に試乗会を行ってきたが、同日から、予約をすれば誰でも乗れるようになった。

 当面225日(日)土・日曜日完全予約制運航る。14便各便定員9料金通常大人1600円、中・高校生1300円、小学生800希望日前日午後3予約制。1予約可能グループ乗船貸切対応る。貸切料金1万6000円。

 3中旬以降土・日曜日平日予約があ運航予定という。

 電動船2050製品企業活動カーボンニュートラル目指というホンダと、環境省炭素先行地域選定れ、カーボンニュートラル観光」タッグ実証事業開始。報道陣や行政関係者を対象にした試乗会複数回昨年10松江市民を対象にした無料試乗会った233試乗昨年ホンダ運用検証1段階完了し、ホンダ社員遊覧船船頭運航ようった。

 電動推進低騒音・低振動、二酸化炭素排出ゼロ、余裕ある動力性能などが特徴で、バッテリー交換も容易という。試乗市民船頭説明こえ」「さえこえ」「エンジンにお一切振動ない」好評った

 堀川遊覧船松江城13750国宝指定松江城天守閣武家屋敷風情わえ松江観光人気メニューだ。本紙主催の「プロ水上観光船30選」創設20187連続トップ10し、今年過去最高4獲得ている。

一般乗船の初日は家族連れで賑わった
電動推進機を操作する船頭

「札幌から純白の世界を」 2月1~14日 東京・銀座で道産牛乳やチーズを使った創作料理を楽しむフェア開催

2024年1月30日(火)配信

「アツアツでどうぞ」とオニオングラタンスープPRする星野料理長

 札幌市は2024年2月1日(木)~14日(水)の2週間、マロニエゲート銀座1(東京都中央区)のレストラン9店舗で、北海道産の牛乳やチーズを使った創作メニューを楽しめる「SAPPORO SNOW MILK FAIR in GINZA」を開催する。北海道酪農を盛り上げ、北海道産牛乳・乳製品の消費の拡大を目的とする運動「MILK LAND HOKKAIDO」が企画協力する。

 フェアのコンセプトは「札幌から純白の世界を」。提供店舗の1つ、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座では、「北海道バターとチーズを使ったオニオングラタンスープ」(880円)を楽しめる。料理長の星野晃彦さんは「北海道と言えば、酪農。とくに牛乳、生クリーム、バターは濃厚で力強い味。それぞれの農家さんが自信と誇りをもって生産に取り組んでいる」と、道産乳製品の魅力を紹介するとともに、「(フェアで提供するオニオングラタンスープは)オーブンから出したアツアツ状態で食べてもらいたい」とPRする。
 
 フェア参加店は、焼きとり 鳥ぼんち、銀座しゃぶ通 好の笹、ひつまぶし名古屋備長、江戸前肉割烹 宮下、ヴェトナム・アリス、シンガポール・シーフード・リパブリック、クッチーナバスタンジェラ、チーズキッチン クラレ 銀座、ブラッスリー ポールボキューズ銀座の各店。参加店でフェアメニューを注文すると各店毎日先着5人に、フェア会場近隣の北海道どさんこプラザ有楽町店で使える「ソフトクリーム引換券」をプレゼントする。

 このほか、2月1日(木)~同29日(木)まで、今回のフェア料理をはじめ、首都圏でみつけた「さっぽろ」の写真を投稿すると、羽田-新千歳往復ペア航空券や特産品が当たる「いいっしょさっぽろフォローキャンペーン」も開催している。

JALと京急が「ハネチカ」の魅力を発信 大田区と品川区でスタンプラリー

2024年1月30日(火) 配信

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長、東京都品川区)と京浜急行電鉄(京急電鉄、川俣幸宏社長、神奈川県横浜市)は2月1日(木)から、「おおた・しながわ ハネチカ魅力発見キャンペーン」としてデジタルスタンプラリーを実施する。羽田空港を利用する旅客に周辺地域の魅力を発信し、大田区や品川区の地域活性化をはかる。

 JALは期間中、ハネチカの魅力あるスポットの特集を機内誌「スカイワード2月号」に掲載するほか、機内エンターテインメントで動画配信する。また京急電鉄は運行する車内の中づり広告や駅ナカ広告にキャンペーンポスターを掲示する。

 CPは3月31日(日)まで。期間中にJAL便を利用してデジタルスタンプラリーの条件を達成すると、先着3000人にオリジナルグッズをプレゼントする。また、アンケート回答者のなかから航空券などが当たる抽選も実施する。両社は今後も全国各地からの誘客に向けて、「ハネチカ」の魅力を発信する企画を検討していくという。

東京都旅行業協会、被災地ツアー計画へ 新年賀詞交歓会開く

2024年1月29日(月) 配信

村山吉三郎会長

 全国旅行業協会東京都支部・東京都旅行業協会(村山吉三郎支部長・会長)は1月23日(火)、浅草ビューホテル(東京都台東区)で新春賀詞交歓会を開いた。村山会長は「能登半島地震に対する旅行業の支援として、被災地応援ツアーを計画していきたい」と語った。さらに2025年、東京都で国内観光活性化フォーラムを開催することを報告。「さまざまな東京の魅力をアピールしたい。成功に向けて協力してほしい」と呼び掛けた。

 来賓の小池百合子東京都知事は、25年に世界陸上競技選手権大会・デフリンピックが東京で開かれることことに触れ、「(東京を)障害者をはじめ誰もが旅行しやすく、楽しめる観光地にし、リピーターを増やしたい」と話した。

小池百合子知事

 観光庁の石塚智之審議官は能登半島地震に対して、「政府全体で連携しながら、1日も早い復旧に全力を尽くす」と語った。また、「コロナ前の水準までのみならず、さらなる深みを目指していく。一層協力してほしい」と話した。

石塚智之審議官

 全国旅行業協会の近藤幸二副会長は「能登半島地震で我々の会員も被災した。常任理事会では各県支部が支援していくことを決めた」と報告。「復旧後には全力で送客をすることが必要だ。過度な自粛は大きなメリットを生まない」と語った。

近藤幸二副会長

 また、25年の国内観光活性化フォーラムについては「東京都は全国で最もアクセスに優れた場所。日本の中心としてのポテンシャルもある。会員の皆様と成功に向けて頑張っていきたい」と語った。

 ㈱全旅の武井哲郎副社長は「能登半島地震の被災者が立ち直るための施策を1つでも多く実現させたい。さらに、会員の皆様が能登半島へのツアーを実施する際の支援にも力を入れたい」と語った。

武井哲郎副社長

 東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長は、「キャンプやグランピング、サウナを望む消費者が増えるなど旅行形態が変化している。旅行会社と宿が一致団結して、互いの発展のための案を出していきたい」と語った。

児島博司会長

 その後、和歌山県観光連盟や池の平ホテル&リゾーツなどによる観光PRや福引抽選会も交え、懇親を深めた。