名鉄バス、運転士が約60人純増 村上佳菜子さんCM第2弾へ

2025年2月26日(水) 配信

新グラフィックポスターイメージ

 名鉄バス(瀧修一社長、愛知県名古屋市)は2月25日(火)、バス運転士の増加をはかるため、テレビCM放映など採用活動を積極的に実施したところ、2024年度の採用数が前年度から26人増の120人を見込むと発表した。ベースアップや制服のカジュアル化などの定着施策に取り組んだ結果、離職者が昨年度から37人減の62人で、結果としてバス運転士が58人増となる見込み。同社で運転士が純増するのは、18年度以来6年ぶり。

 25年度は、需要の旺盛な高速バスの増便やバス運転士の負担軽減を目指し、バス運転士採用の目標数を昨年度に引き続き150人に設定した。目標達成に向けた採用活動の一環として、プロフィギュアスケーター・タレントの村上佳菜子さんを起用したテレビCMキャンペーンを3月1日(土)から~3月31日(月)まで実施する。村上さん出演のテレビCMは昨年に続く第2弾で、今回は村上さんが「運天使(うんてんし)」というキャラクターに扮し、キャッチフレーズの「運転士が運命のお仕事」を求職者に優しく語り掛けるストーリーに仕上げたという。

 第2弾のテレビCMに連動して、名鉄百貨店(名古屋市)のナナちゃん人形を3月26日(木)~4月1日(火)まで、CMの村上佳菜子さんとおそろいの衣装で天使の羽をつけた「運天使」として特別に装飾する。さらに、天吊りバナーや階段フェンスシートなどによってフルジャックする。

 このほか、3月から名古屋鉄道車両ボディステッカー(豊田線)、名鉄名古屋駅ポスタージャック、ラジオCM放送など各種採用キャンペーンを実施する。

「地域見守りの宿」全国展開へ ”旅の駆け込み寺”に(全旅連青年部)

2025年2月26日(水) 配信

「地域見守りの宿」ステッカー

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の青年部(塚島英太部長)は2月から、地域の安心安全を守る「地域見守りの宿」制度への参画を、全国の宿泊施設に呼び掛けている。

 24時間稼働し各種インフラが整う宿泊施設の特性を生かして、緊急時に頼れる「旅の駆け込み寺」としての役割を果たす。これにより観光客や地域住民から愛され、頼られる宿の創出を目指す。

 塚島部長は「女性の一人歩きや、子供を狙う犯罪の抑止力となり、インバウンド旅行者やバリアフリーを必要とする旅行者が緊急時に頼れる環境を整えたい」と話す。登録施設には、「地域見守りの宿」ステッカーを配布し、玄関先など見やすい場所への掲示を推奨する。

 緊急時のトイレの貸し出しや、連絡手段を失ったインバウンド旅行者への一時的なWi-Fi利用サポートなどにも対応し、警察との連携も強化していく考えだ。

60周年大感謝祭タイムセール最終回を開催へ ジャルパックが2月27日から

2025年2月26日(水) 配信

目玉は「いち押しレンタカー」

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は2月27日(木)から、JALPAKブランド誕生60周年を記念した「60周年大感謝祭タイムセール」の最終回を開催する。国内航空券と宿泊がセットになったダイナミックパッケージの限定プランを売り出すほか、ゴールデンウイーク(GW)や夏休みも対象の割引クーポンも用意する。

 今回の目玉は「いち押しレンタカー」は、4~9月利用のSクラスが1日間から2泊30日まで同料金で提供する。GWや夏休みも対象。

 旅行代金に応じて割引額が異なる「大感謝祭ファイナルクーポン」は、他の割引クーポンとの併用で1グループにつき、最大3万3000円割引となる。

 大感謝祭商品の販売期間はWebサイトで2月27日午前10時~3月16日午後11:59まで。設定期間は2月28日~2026年2月8日宿泊まで。

読売旅行、本社ビルを移転 マロニエゲート銀座3に

2025年2月25日(火)配信

新本社ビルのマロニエゲート銀座3

 読売旅行(貞広貴志社長)は2月25日(火)、本社ビルを移転した。新住所は東京都中央区銀座2―3―12マロニエゲート銀座3の5階一部と6階、7階フロア。同社は1962年に銀座で創業し、94年に築地新社屋に移り、このたび創業の地である銀座に戻った。

 移転に伴う電話番号、FAX番号の変更はない。なお、旅行カウンターの設置はなく、旅行の問い合わせは東日本または西日本販売センターで受け付ける。

地上40メートルで食事を楽しむ 「Dinner in the Sky」で景観資源に活性化を

2025年2月25日(火) 配信

豊洲で3月13日から「Dinner in the Sky」開始

 地上40メートルで絶景と食事を楽しむ――。DISJは3月13日(木)から、空中で食事を提供するレストラン企画「Dinner in the Sky(ディナーインザスカイ)」の国内サービスを東京都江東区の「キラナガーデン豊洲」で開始する。ディナーインザスカイは2006年にベルギーで始まり、現在までに65カ国で1万回以上開催されている。日本ではこれが初めて。

谷川佳朗氏

 2月21日(金)はマスコミ向けに体験会を実施。同事業を日本に導入した、ノット社長の谷川佳朗氏はその背景について、海外での展開を目にして「日本には魅力的な景観が多くある。日本でも可能性を感じた」と語った。

 地域ごとのライセンスのため、本社との契約を昨年3月に締結。ゴンドラの購入や国内での検証・トレーニング、開催場所の選定などを経て、今春からサービスを開始することになった。

 海外ではドバイで常設しているほか、タイでは12月31日まで開催中。今年はイタリアやベルギーなどでも開催予定だ。常設のドバイは利用者の8割がインバウンドという。谷川氏は「日本ではまず国内の方に利用してもらいたいと考えており、インバウンド向けのプロモーションは行っていないが、引き合いはある」と明かした。国内客向けには記念日やサプライズなどのシーンでの利用を想定する。

上空ではスタッフが飲み物を給仕してくれる

 初回の開催地として豊洲を選んだことについては、「レインボーブリッジや東京湾、天気の良い時には富士山が一望でき、昼と夜で印象の変わる特別な空間を演出できる」と期待を込めた。豊洲は近年、市場や新しい観光施設などもでき、国内外の観光客が増えていることも大きいという。

提供予定の弁当型の食事

 豊洲での開催は6月ごろまでを予定する。3~4月の営業時間は午後2:00~8:30まで。1日4回の実施で、1回あたり60分、搭乗可能人数は22人。料金はデイタイム1人33000円、サンセットタイムが4万円でいずれも税込。

 谷川氏は将来的に日本各地での開催を目指す。次回の開催地は未定だが、長野県・軽井沢などが候補に挙がっている。「日本の素晴らしい景観を世界に発信し、地方創生に貢献していきたい。各地域の特産を生かした料理の提供なども考えていく」と展望する。

第25回料理コンテストを開催 日本ハウス・ホテル&リゾート 最優秀賞は藤原蓮氏(ホテル森の風立山)に 

2025年2月25日(火) 配信

山栄社長から藤原氏に表彰状が贈られた

 日本ハウス・ホテル&リゾート(山栄共靖社長、東京都千代田区)は2025年2月20日(木)、ホテル東日本宇都宮(栃木県宇都宮市)で「第25回料理コンテスト」を開き、最優秀賞には藤原蓮氏(ホテル森の風立山)の「海鮮ちらし寿司ご飯 ガトー仕立て鯛の清ましスープを添えて」が選ばれた。

 年に1度開いている社内コンテストで、従来はSDGsやベジタリアンなどのテーマを設けてきたが、今回は原価600円という条件だけを課し、「お客さまが喜ぶことを徹底的に楽しもう」(相澤敬一常務取締役グループ総料理長)と取り組んだ。35人が挑んだ予選を経て選ばれた、藤原氏、中島貴弘氏(ホテル東日本宇都宮)、高砂勇人氏(ホテル四季の館那須)、鈴木悠大氏(ホテル東日本宇都宮)の4人が創作料理を披露した。

藤原氏が手掛けた料理

 本紙を含む4人がそれぞれの料理を、見栄えや味、アイデアなど、5つの観点から審査した。藤原氏は女性をターゲットに、味はもちろん目で見て楽しんでもらえるよう、海鮮ちらしずしをフレンチの盛り付け方であるガトー仕立てで創作。味覚に変化をつけるため大葉のソースも添え、口直しには魚の骨でとったスープをつけた。審査員の評価が高かったアイデアの発芽は、旅行先で食べた料理。「(このカタチを)和食でやったらどうなるだろう」(藤原氏)と考え、創作した。

 山栄共靖社長は「(取り組みが)自分の目標を定められるスタート地点になれば」と、参加者の今後に期待を込めた。同社はサービス面でのコンテストも計画中で、さらなる顧客満足度向上に取り組む。

【訃報】多田邦彦氏(和倉温泉観光協会会長)死去 73歳

2025年2月25日(火) 配信

多田邦彦氏

 和倉温泉観光協会会長(石川県七尾市)の多田邦彦氏(ただ・くにひこ=多田屋会長)が2月17日(月)に死去した。73歳。通夜は2月21日(金)、葬儀は22日(土)に、オークスセレモニーホール七尾西館(石川県七尾市)で行われた。

 喪主は長男の健太郎氏。

ラグーナテンボス、7月下旬に新プールエリア 子供向けに海中で遊ぶ演出

2025年2月25日(火) 配信

くじらさんのスプラッシュガーデンのイメージ

 ラグーナテンボス(小寺康弘社長、愛知県蒲郡市)は2025年7月下旬、テーマパークラグナシアに新プールエリア「くじらさんのスプラッシュガーデン」をオープンする。

 同エリアは、海を連想させる鮮やかな青を使ったプールに海の生き物や貝殻の遊具を設置。海の中で遊んでいるような空間を演出する。水深60センチの子供向けのエリアには直径約9メートル、高さ約2メートルのドーム型のくじらのスライダーを設ける。

 幼児向けのエリアの水深は10~30センチ。小さなくじらの滑り台やウミヘビをイメージしたシャワー、水が噴き出すイソギンチャクのオブジェなどを置く。

東武トップツアーズ、牧之原市から感謝状 企業版ふるさと納税で

2025年2月25日(火) 配信

杉本喜久雄牧之原市長(左)、東武トップツアーズの百木田康二社長

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、静岡県牧之原市(杉本基久雄市長)から企業版ふるさと納税に対する感謝状を贈呈された。

 牧之原市は、東武トップツアーズが2024年12月に全国16自治体へ行った企業版ふるさと納税の寄付先の1つ。今年で市制施行20周年を迎え、同社が最初に包括連携協定を締結した観光で地域創生をはかる自治体。昨年は観光庁の「観光新発見事業」で同社と協業した取り組みが採択され、サーフ&ガストロノミーツアーを3回実施し、国内や海外に向けて牧之原市の魅力を発信した。

出席者全員で記念撮影を行った

 当日は牧之原市から杉本市長、大石企画政策部長、道野秘書広報課主事の3人が本社に来訪。杉本市長から百木田社長に感謝状が贈呈され、その後の歓談で今後の両者のさらなる公民連携を相互確認した。

 東武トップツアーズによると、今後も地域の魅力発掘と活性化事業をより強化、推進するとともに、持続可能な社会づくりに貢献するとした。

旅行業の協調共創と課題への対応考える 2月27日から公開の「JATA経営フォーラム2025」事前登録を受付中

2025年2月25日(火) 配信

JATAの髙橋広行会長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は2月27日(木)の午後1時から、「第33回JATA経営フォーラム2025」をWeb上で開催する。今回のテーマは「柔軟で強靭な組織作りと協調共創が織りなす旅行業の未来~レジリエントな組織作りを目指して~」。フォーラムは事前登録制で、参加費は無料。公開は4月4日(金)までで、期間中はいつでも視聴ができる。

 開催に先立ち、2月10日(月)に東京都内で、髙橋会長のあいさつと、モダンボーイズ社長の竹中功氏による基調講演の公開収録を行った。

 髙橋会長は旅行業の未来について、「稼げる業界に生まれ変わらせる」ことをゴールに据え、そのために何をするのか考えるための場がこの経営フォーラムだと言及。「今年こそ、業界挙げて回復が遅れている海外旅行を復活させ、国内と訪日と合わせて三位一体で稼げる業界への実現に向けた大きな一歩を歩んでいきたい」と意気込みを語った。

竹中功氏

 竹中氏は「危機管理に強い組織・人が辞めない組織の育て方」と題し、基調講演を行った。元吉本興業グループの役員として、広報や危機管理担当を務めていた“謝罪マスター”の竹中氏は「広報と宣伝はまったく違う分野。守ることこそ攻めることと捉え、広報を軸足に売上を上げることを考えてきた」と述べ、事故を未然に防ぐためのマネジメント術などをアドバイスした。

 竹中氏は「旅行ほど最高なライブコンテンツはない。テレビやネットなどの旅コンテンツは予告編。それをしっかりアナウンスして行きたい人に届けてほしい」と激励した。

 このほか、フォーラムはセミナー「近未来の旅行業における『生成AI』活用の可能性」、「旅行会社の採用活動における『2024年の成功事例』&『2025年の傾向と対策』」や、分科会として、国内旅行と訪日旅行、海外旅行、輸送ガイドライン、カスタマーハラスメントの5つのテーマを設定している。

 フォーラムの事前登録は専用フォームから。