「提言!これからの日本観光」  「自転車観光」を考える

2018年12月24日(月) 配信

自転車観光の普及に期待したい(写真はイメージ)

近年、自転車による観光が急速に普及してきた。自転車が排気ガスを出さず、環境にやさしい乗り物であることや、自転車の性能が向上し、長距離の旅行にも堪えるようになってきたことが、その要因のようだ。

 「自転車観光」は環境問題や交通渋滞緩和、観光客自身の観光効果を高めることや、健康にもプラスすることなどから、その普及が期待される。

 一方、「自転車観光」について、深刻な問題が急速に一部観光地などで生じつつある。まず、歩行者との間に生ずる事故、トラブルの多発である。自転車観光のために歩行者と自転車の通路を分離し、自転車専用路が設けられるところが増えてきたが、そうでない所、とくに歩行者で混雑する観光地の道路や、主な街道などの場合が問題だ。

 そこでは自転車と歩行者の接触事故が多発してきたのである。しかも、自動車と異なり、事故状況を確認しにくいこともあり、警察による事故処理もほとんど行われていないという。また、自転車にはナンバーもなく、歩行者も自転車側も「事故」として注意を払わず、多くの場合、加害者は逃げ去り、通行人が怪我人を介護しているケースも見受けられる。結構な重症者が出るのに、いわば泣き寝入りを強いられている、このため自転車でまちを動く観光にみちを使いにくくなりつつあるのが心配だ。歩行者も自転車が気になって、ゆっくり歩くことができない。このため住民との対話、買い物さえままならなくなった地域が続出しているのである。

 このような自転車公害が観光地では急増しつつある。京都市では、主要道の自転車の車道通行を禁止するとともに、朝夕の混雑時間帯は歩道での自転車を押して歩くようにさせる区域も出てきたという。

 このように課題が急増している自転車観光であるが、前記のメリットから今後、国内観光の重要な手段として普及すべきと考えられる。そのための対応策として次のような点を提案したい。

 第一に、主要都市、観光地では、自転車と歩行者の分離を進め、自転車専用道を整備する。また、駐輪場を設けて混雑区間は徒歩観光をすすめることである。第二に自転車による事故も交通事故なのであるから、交通法規の徹底、運転者としての自覚をもって使用するよう啓蒙活動を徹底することである(自転車購入の際、一定の講習を義務付けることや、学校などでこの点の徹底をはかることである)。第三に、自転車にも制限速度を設けることや、昔のようにナンバーを明示することにより、自転車利用への自覚を促すことも必要だ。

 環境にやさしい自転車が逆に観光地では凶器となりつつある現実(筆者も事故を経験しただけに)をみるとき、このような対策はまさに、急務であると思う。急速に普及する自転車観光もここで一旦、立ち止まって過去の反省のうえに立って、安全第一を再確認し、その対策を考えたうえで、次なる段階に進むべき時ではなかろうか。

須田 寛

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏

「井川今日子のおもてなし接客術(34)」観光地としてのおもてなし

2018年12月23日(日) 配信

観光地としてのおもてなし

おもてなし接客術34先日、小樽市で開催された「観光関連産業で求められる人材育成講座」内の一講座で、「道内・国内観光客に対する魅力の発信とおもてなし」というテーマで講演をさせていただきました。 

 講座の一部では、おもてなしについて講義し理解を深めてもらったうえで、滞在前・滞在中・滞在後という時系列に沿って、どのようなおもてなしが提供できるかを、ワークショップで議論してもらいました。

 受講者からは、「小樽」という町を軸にさまざまな施策を考えて発表してもらいました。なかでも印象的だったのは、滞在後の「小樽市に対する評価を聞くアンケートを実施する」というものでした。

 私は「旅館」の研修を通じて、滞在前・滞在中・滞在後にどのような「おもてなし」を提供できるかに試行錯誤していますが、「観光地」という視点では、深く考えたことがありませんでした。旅行をしていると、国や地方の行政単位でも「〇〇(国名や地域名)の人は、皆さん温かかった」という感想を耳にすることがあります。

 やはり、その地域の印象がそのまま評価につながっており、旅行のし易さや魅力度向上につながっています。

 旅の中継地点である飲食店や宿では、口コミを投稿できるサイトが普及し、常に評価の目に晒されています。

 一方で、その中継地をつなぐ交通手段や観光案内所、地元商店の人々、さらに当該観光地のWebサイトや交通・観光案内の仕方(看板など)を含めた観光客視点の利便性などは、評価されても、それをダイレクトに主体者側が把握する仕組みは、整っていないように思います。

 具体的には、「〇〇観光案内所のスタッフの対応が良かった/悪かった」や「〇〇温泉のWebサイトの作りが時代遅れで、スマホでの閲覧がしづらかった」というようなことです。

 旅行中に色々と感動したり、不満に思うことはあっても、その感想や評価を当事者に伝える環境が整っていないのです。

 SNS(交流サイト)で自身の行動や思いを積極的に発信している人は、感じたことをアップしているかもしれませんが、それが相手に伝わっているかは、また別の話です。

 余程のことであれば、相手先に直接クレームを言う人もいるかもしれませんが、大体は仲間同士で愚痴を言って終わってしまうのがふつうです。

 それが旅館であれば、予約サイトの口コミ投稿機能が発達しているため、お客様の些細な感想も(嫌でも)把握しやすい環境が整っているわけです。

 お付き合い先の旅館でも、お客様の声から改善を積み重ねてレベルを、めきめきと上げているところは少なくありません。

 そう考えると、「観光地」という視点ではまだまだ改善の余地があり、そこに目を向けることで発展が期待できるものと思います。

(おもてなしコンサルタント 井川 今日子 )

コラムニスト紹介

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

「女将のこえ217」渡辺 克江さん、沖縄第一ホテル(沖縄県那覇市)

2018年12月22日(土) 配信 

沖縄第一ホテル 渡辺克江さん

 薬膳朝食と「ただいま」と

賑やかな国際通りの牧志交差点から数分。シーサーが守る門をくぐれば、庭を囲んだ家庭的なホテルに到着だ。

 実母の島袋芳子さんが創業した沖縄第一ホテルは、安里から牧志への移転や、次女の克江さんへの後継を経て、いまでは常連客の曾孫までが訪れる特別な場となっている。

 克江さんにとって、ロビーはリビングだった。「昔は夜警もフロントも食事も母がやっていたので、私はそばにいたくて、いつもロビーにいました。3歳くらいから好きで接客を始め、敬語も自然と覚えました。『いい子だね』と褒めてもらえるのが嬉しかった。宿題に付き合ってくれたお客さまもいます。この仕事が嫌と思ったことはないんです」。

 一度だけ、「ホテルと私、どっちが大事?」と聞いたことがある。「母は、『もちろんあなたよ』と、すぐに言ってくれました」。

 短大を出て、東京で5年働いたあと、母の要請もあって沖縄に帰省。そのまま気負いなくホテルを継いだ。

 沖縄第一ホテルを語るうえで欠かせないのが、「ヌチグスイ」(沖縄の言葉で命の薬)とした「薬膳朝食」だ。

 50年ほど前、母の芳子さんのヨーロッパ旅行がきっかけだった。はるばる外国に来たのに、どの国の朝食も日本でも食べられるトーストと卵ばかり。

 「そこで、うちでは沖縄らしい朝食をお出ししようと考えました。ハンダマは血の巡りを良くし、長命草は体のさびを取る。沖縄では琉球時代からクスイムン(体にいい食事)を作ってきた。管理栄養士さんの助言も受けて一食585㌔㌍に抑え、約50品目がとれるようにしています」。

 筆者も公私で2度いただいたが、テーブルいっぱい、小皿に少量ずつ盛られた薬膳朝食の美しさと美味しさが心に残っていた。

 「91歳の母は、今でも厨房で料理を手伝ってくれています。盛り付けるお皿や味付けが違うと、いまだに叱られます(笑)」。

 実は、克江さんにはもう一つの顔がある。アナウンサーでラジオパーソナリティでもあるのだ。沖縄RBCテレビやイベントで活躍し、地元FMラジオの番組も持つ。確かにこの取材依頼の電話からすでに声音が心地よく、期待が高まった。しかも、厨房を担う義兄の上地正則さんも驚くほど親切な電話対応で、「ただいま」を言いたくなる顧客の気持ちが分かる気がした。

 「どの仕事も、相手に『ああ楽しかった』、『心地よい時間を過ごせた』と思ってもらえることを目指しています」と克江さん。大好きな沖縄で、また会いたい人が増えた。

(ジャーナリスト 瀬戸川 礼子)

住所:沖縄県那覇市牧志1-1-12▽電話:098-867-3116▽客室数:5室(8人収容)、一人利用可▽創業:1955年(2011年に現在地に移転)▽料金:1泊2食付16,200円~、素泊まり7,000円~(税別)▽数々の骨董品が置かれ、販売も。薬膳朝食(3,240円)は宿泊客を優先に、食事予約可。克江さんは野菜ソムリエプロと国際中医薬膳師の資格も。

 

コラムニスト紹介

ジャーナリスト 瀬戸川 礼子 氏
ジャーナリスト・中小企業診断士。多様な業種の取材を通じ、「幸せのコツ」は同じと確信。働きがい、リーダーシップ、感動経営を軸に取材、講演、コンサルを行なう。著書『女将さんのこころ』、『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと」等。

冬の着地型体験「飛騨みんなの博覧会」 25日から受付開始

2018年12月21日(金) 配信 

飛騨美人をモデルにした2018年冬のメインビジュアル

岐阜県飛騨市はこのたび、2019年1月15日(火)~2月24日(日)まで開催する「飛騨みんなの博覧会2018冬」の公式ガイドブック完成を発表した。着地型体験観光イベントで、18年12月25日(月)から申し込み受付を開始する。

「飛騨みんなの博覧会」(通称:飛騨みんぱく)とは?

 長良川おんぱくなどで知られる温泉博覧会(おんぱく)の手法を飛騨市版にカスタマイズした、飛騨の魅力を飛騨で体験する着地型体験観光イベント。2016年から始めて、今回で4回目の開催になる。

 飛騨市を愛してやまない「濃い」メンバーが提供する体験プログラムは、伝統的な和紙作りや寒干し大根の料理教室、テレマークスキー体験など、飛騨の冬の魅力を体験できる10の厳選プログラムを用意する。

受付開始:2018年12月25日(火) 午前10:00~

受付方法:公式Webサイト、もしくは各プログラム(公式Webサイト参照)に電話

開催期間:2019年1月15日(火)~2月24日(日)

 ※会場、時間、参加費などは各プログラムにより異なる

WEBサイト:以下のページリンクから

オススメプログラム

山中和紙最年少職人と過ごす、和紙の村
挑戦!楮たくりから紙すきまで。山中和紙のすべて

雪国ならではの製法を体験

山中和紙の歴史を受け継ぐ数少ない職人と和紙の村での一日を過ごしませんか?

 雪国ならではの製法で作られる、約800年前から伝わる河合の山中和紙。原料の楮(こうぞ)やトロロアオイもすべて自家製で、余計なものは入れずに漉かれている。素朴で丈夫な和紙が出来ていく過程を、一日かけてじっくり体験できる。自分で漉いた紙は土産として持ち帰り可能。

 昼食には、トマト農家でもある案内人が絶品トマトカレーを振る舞う。

案内人:長尾隆司

 河合町で夏はトマトの生産、冬は山中和紙の製造を行う長尾農園を経営。飛騨の豊かな自然や伝統を未来に繋いでいけるよう農業、和紙作りに取り組んでいる。

天然フリーズドライ!?究極のスローフード
天空の里から出張!寒干し大根お料理会

地元のお母さんらが美味しい調理法を伝授する

寒干し大根の可能性、教えます。

 標高1千㍍の天空の里、山之村の厳しい寒さの中で寒干し大根は作られる。軒先に干された大根は、夜に水分が凍り、昼の暖かさで融けて抜ける、それをいく日も繰り返すことで、天然のフリーズドライ、大根本来の甘みがたっぷり凝縮された寒干し大根になるのだ。

 現代人に不足気味の食物繊維やカルシウムも豊富で、乾物なので災害時の保存食としても重宝する。“どうやって食べたらいいのかな…?”そんな声に応えて、今回は簡単で美味しい調理法を山之村のお母さんらが伝授する。地元のジビエを使った豪華なすき焼きから、濃厚グラタンやマリネサラダなど、究極のスローフードを体験できる。

案内人:すずしろグループ

 岐阜県飛騨市神岡町の山之村地域で伝統保存食、寒干し大根の製造販売を行っているグループ。たっぷりの愛情を込めて作っている。

笑いながら転ぶ!ゲレンデで一番目立つスキー
テレマークスキー体験 ヘンなスキー入門!

スキージャンプでおなじみの着地姿勢を伝授する

北欧発祥で現在のスキーの原型~テレマークスキー体験イベント

 スキージャンプの着地姿勢でおなじみの膝カックンのターンの基本を学ぶ。歩く、登る、滑るを一本のスキーで可能になる。

 レンタル付きなのでスキーウエアがあれば気軽に参加できる。ただしボーゲン(=スキー板をV字形に開き、速度を落としながら回転すること)が出来て、リフトに乗れる人が対象。

 テレマークスキー歴25年のガイドが、楽しく滑るコツを伝授。体験イベントを通して、テレマーカーの仲間入りに!

案内人:ワンダーガイド 大田利正

 飛騨古川ユースホステルオーナー。スキーがやりたくて飛騨に移住して37年。テレマークスキーの楽しさを知ってもらいたいと、宿泊者を対象に講習会を開催している。今回地元の人にも門を開放した。

鍋-1グランプリ2連覇 あん肝同盟も発足! 茨城県・魚の宿まるみつ

2018年12月21日(金) 配信

鍋-1グランプリ2連覇

魚の宿まるみつ(茨城県北茨城市)は、2018年12月2日(日)に行われた、「第9回全国ご当地鍋フェスタ 鍋-1グランプリ」(主催:笠置町四季彩祭実行委員会)で、2年連続のグランプリ獲得。快挙の鍵となった「あん肝」の魅力を伝えるため、あん肝のファンクラブとも言える「あん肝同盟」を発足させた。

 2017年グランプリの「あんこう鍋」に続き、グランプリ獲得した鍋は「北茨城とらふぐ汁」。自社専用プラントで育てたとらふぐ、「平潟港温泉とらふぐ」の骨付の身と白子、そしてあん肝を使った鍋は、濃厚でクリーミー。大好評を得てクランプリ獲得をした。

■開発ストーリー

 河豚(とらふぐ)と鮟鱇(あんこう)の類似点や、昔祖父母が言っていた言葉(鮟鱇と河豚は身と肝の身質や味が似ている)をヒントに、2018年2月 茨城初となる陸上養殖プラント(最大2千匹養殖可)を、自社にて立ち上げた。

 温泉(平潟港温泉)と人工海水を使って育てた河豚を「平潟港温泉とらふぐ」を命名し、自社で経営する「あんこうの宿 まるみつ旅館」に併設する「あんこう研究所」で商品開発を進めた。

■「平潟港温泉とらふぐ」特徴

<3つの安心安全>
・無毒
・無寄生虫
・トレーサビリティー管理

 ※2019年からエサにあんこうのコラーゲンを入れ、美味しさ・ご当地感などを取り込み、他ブランドとの差別化を進めてブランドを強化する。

■「北茨城とらふぐ汁」の特徴

北茨城とらふぐ汁

 あんこう研究所にて約1年かけて開発した「北茨城とらふぐ汁」は、北茨城特有のあん肝文化で培った料理方法を取り入れ、自慢のあん肝をスープに入れて、今までにない濃厚な鍋に仕上げた。とらふぐの白子が入ることにより、味に深みや上品さクリーミーさが加わり、あんこう鍋を越えた味になっている。

あん肝同盟について

 2年連続のグランプリ獲得の鍵は、「あん肝」。このあん肝の魅力を最大限に引き出し、多くの方々に楽しんでもらいたい。その想いから、農林水産業の6次化支援を行うリトルワールド(東京都品川区)の協力を得て、あん肝のファンクラブとも言える「あん肝同盟」を発足させた。

 あん肝同盟は、あん肝好きなら誰でもLINE@で友達登録するだけで、あん肝同盟に入れる。全国のあん肝好きを募り、あん肝に関する耳寄りな情報を届ける。さらにあん肝好きの声を集めながら商品化や試食をしたり、「あんこうの宿 まるみつ旅館」では、あん肝同盟だけの、特別なメニューにて究極のあん肝の食体験を提供する。

優勝鍋のスペシャルセット・プレゼントキャンペーンを実施

 2年連続のグランプリ獲得を記念し、この優勝した味を味わえるプレゼントキャンペーンを実施する。

キャンペーン応募は、
1)あん肝同盟よりあん肝同盟LINE@を友達追加
2)友達追加された人の中から、2018年12月、2019年1月は毎月抽選で3人に、それ以降は毎月抽選で1人に、グランプリ獲得した「北茨城とらふぐ汁」スペシャルセットをプレゼント。

会社概要

商号  : 株式会社魚の宿まるみつ
代表者 : 代表取締役 武士 能久
所在地 : 〒319-1701 茨城県北茨城市平潟町235
設立  : 1988年4月 創業1965年7月
資本金 : 10,000,000円
事業内容: 旅館業、虎フグ養殖・販売

国内線片道672円 ジェットスター、「冷やし中華価格に挑戦!セール」を開催

2018年12月21日(金) 配信

来夏の旅に思いを馳せてほしいとPR(写真はイメージ)

ジェットスター・ジャパンは、12月21日(金)午後6:00から、2019年夏期スケジュールのフライトを対象にした「冷やし中華価格に挑戦!セール」を開く。国内全22路線の片道の航空運賃を672円に設定した。

 同社はこれまで、旅の楽しみのひとつでもあるグルメの価格で、さまざまなセールを展開している。また、今年8月には、厳しい残暑が続くなか、冬の風物詩「おでん」価格でセールを開催し、違和感を楽しんでもらうとともに、早めの旅行計画がおトクであることをアピールした。今回は、「冷やし中華1食に支払ってもいいと思う全国平均の金額」である672円に片道運賃を設定。「平成最後のクリスマス直前に、あえて夏の風物詩『冷やし中華』をテーマにしたセールを展開することで、来年の夏旅に想いを馳せてもらいたい」とPRする。

  なお「冷やし中華1食に支払ってもいいと思う全国の平均金額は、クロス・マーケティングが実施した調査から引用している。同社は18年7月27日(金)~7月30日(月)まで、全国の20~60代の男女計1千人を対象に「季節の料理及び郷土料理の価格に関する意識調査」をインターネット上で実施した。

冷やし中華価格に挑戦セール

対象路線:国内全22路線

※2019年3月30日(土)就航の東京(成田)―宮古(下地島)路線を含む。運航は関係機関への申請・認可を前提とする。

セール運賃:片道672円

※ 座席数・曜日限定。エコノミークラス「Starter」片道運賃。支払手数料や空港使用料などが別途必要で、受託手荷物の料金は含まれない。諸条件が適用される。

セール期間:

2018年12月21日(金)午後6:00~12月25日(火)午後6:00(日本時間)

※完売次第終了。販売期間は延長する場合がある。

搭乗期間:2019年4月9日(火)~6月27日(木)

※路線ごとに異なる。2019年4月25日(木)~5月7日(火)は、セール対象外。上記搭乗期間内でも、セール運賃が適用されない日・フライトがある。

HIS、タビジョの有休取得率は1・5倍に 「2019年行ってみたい旅先」アンケート発表 

2018年12月21日(金) 配信 

ギリシャでの写真(HISリリースより)

 

エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、旅する女子コミュニティ「#タビジョ」に向け、「2019年行ってみたい旅先」と「有給休暇」についてのアンケートを行った。1位はモロッコ(シャウエン・マラケシュなど)で、2位はギリシャ(サントリーニ島など)、3位はウユニ塩湖(ボリビア)となった。インスタ映えスポットが上位を占めた。有休取得率は平均14日間で、日本人平均9・3%(※)の約1・5倍と大きく上回った。

 1位のモロッコの投票コメントでは、「モロッコではその場の雰囲気をたっぷり味わう&たくさん写真を撮りたいので、リヤドでゆっくり、砂漠でゆっくりする時間を作りたい」との声があった。古い邸宅を宿に改装したリヤドはモロッカン様式で、現在注目を集めているという。

 4 位以下はトルコ、ニューヨーク、ハワイ、ドバイ、ロサンゼルス、メキシコと続き、10位はキューバとなった。今回はInstagramアカウント「タビジョ」で18 年12 月7―12日に調査を行った。回答数は200 人。

(※) 出典:厚生労働省「平成30年勤労条件総合調査・第5表 労働者1人平均年次有給休暇の取得状況」

トラストユー、「外国人に選ばれる !クチコミ高評価の日本の宿 2016 – 2018」ランキングを発表

2018年12月21日(金) 配信

レイクヴィラ河口湖外観

トラストユー(下嶋一義代表、東京都港区)はこのほど、「外国人に選ばれる !クチコミ高評価の日本の宿 2016 ― 2018」の総合ランキングを発表した。1位には、レイクヴィラ河口湖(山梨県・富士河口湖町)が選ばれたほか、コテージやゲストハウスが多くランクインした。また、6カ国語(英語とフランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、タイ語)の言語別のランキングも作成した。

 1位の「レイクヴィラ河口湖」は、富士山を一望する河口湖エリアにあるコテージ。2LDKと3LDKの貸し切りコテージ12棟がある。言語別ランキングの英語、中国語、タイ語の3部門でもトップ5入りしている。「車で駅まで迎えに来てくれ、バーベキューの買い出しにも連れて行ってくれたから、駅から遠くても何も困ることはなかった」など、ホスピタリティとサービスを絶賛するクチコミが多く寄せられている。

 2位は、築約100年になる京都の町家を改装したゲストハウス、「Guesthouse KYOTO COMPASS」。言語別ランキングでは、英語と中国語でトップ5入りしている。歴史ある京町家での宿泊・文化体験などが外国人の心をつかんでいる。第3位には、約120年の歴史ある老舗旅館を2014年にリニューアルした「ホテル龍名館 お茶の水本店」がランクイン。旅館時代から受け継ぐおもてなしのサービスや和を貴重とした雰囲気、総客室数9室のプライベート感が特徴で、とくに英語圏の外国人客が多い。

Guesthouse KYOTO COMPASS 外観
ホテル龍名館 内観

言語別、外国人が評価する宿

 同社は英語とフランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、タイ語の6言語別の特徴も分析。日本での平均泊数10泊以上と長い欧米豪の旅行者は、ランドリー・ルームや簡易キッチン、ゲスト同士やスタッフ、地元の人との交流ができるラウンジなどの共有スペースの充実度を重視する傾向が読み取れるとする。一方、平均泊数3~5日程度のアジアからの旅行者の場合は、初訪問者は旅行会社手配のパッケージツアーなどで知名度の高い大規模ホテルに宿泊し、リピーターはより日本らしさを求めて小規模なホテルや旅館、地方のエリアを選ぶ傾向があるという。

 なおランキングは、TrustYouが収集、保有する、約50万軒分の口コミデータの2016年から18年分を対象に、独自に分析し、算出した総合スコアを基に作成した。

鉄道消費で1578億円 訪客で地方鉄道再生へ 観光庁

2018年12月21日(金) 配信 

会のようす

 

観光庁は12月20日(木)、訪日外国人の地方鉄道利用促進に向けた初会合を開いた。地方鉄道を軸に沿線地域含め観光コンテンツを整備する。訪日外国人は2016年に鉄道利用で1578億円(同庁推計)消費し、個人で地方を旅するようになっている。一方地方鉄道は厳しい経営状況にある。全国で96社あるうち約8割(76%)が赤字だ。同会で誘客策の方向性をガイドラインにまとめ、地方鉄道の再生をはかる。

 地方鉄道の沿線地域には豊かな自然環境や伝統、文化が残る。沿線住民の重要な生活の足であり、訪日外国人に魅力的な観光素材がそろっている。すでに地方鉄道のうち7割ほどが、観光列車として沿線域外からの誘客に取り組んでいる。

 ただ課題も多い。多言語での情報発信や、外国人向けの商品造成、受入環境の整備が遅れている。訪日外国人がSNS(交流サイト)など中心に情報収集を行うなか、SNSでの情報発信は日本語のみだという。このため訪日外国人からの認知は低い。

 今後は全国調査とヒヤリングをもとに、効果的な「プロモーション」「商品・販売」「受入環境整備」の方向性を決める。年度内にあと3回開き、「インバウンド誘客促進ガイドライン(仮称)」をとりまとめる見通し。来年度にモデル事業者を選定して支援し、磨き上げをはかる。

 なお、同会のようすを観光庁ホームページのYouTubeチャンネルで配信する。新たな取り組みで、同庁の田口芳郎参事官は「毎度、東京に人員を派遣してもうことが難しいなか、幅広い人に観てもらえるようにした」と述べた。

北九州からチャーター直行便で行く与那国島・宮古諸島ツアー売り出す 阪急交通社

2018年12月21日(金) 配信 

FDA機

阪急交通社トラピックスはこのほど、フジドリームエアラインズ(FDA)をチャーターし、北九州空港から直行便で行く「与那国島・宮古諸島5島めぐり3日間」を売り出した。

伊良部大橋(全長3540㍍、宮古島~伊良部島)

 通常の那覇・石垣の2つの空港を乗り継ぐルートでは、移動だけで1日を費やすが、直行便のチャーター機を利用することで、北九州から2時間45分で与那国島に到着可能となり、所要時間が約6時間短縮される。また、直行便のない与那国島から宮古島への移動もチャーター機で直接乗り入れるため、現地での滞在時間が増え、充実した観光を楽しむことが可能となる。 

 定期運航の少ない地方空港間を結ぶFDAチャーター機を利用するツアーは、その利便性の高さから発売後直ぐに完売する傾向にあり、山口宇部空港を発着地とするFDAチャーター機を利用したツアーは約1週間で完売。需要の高さがうかがえる。

商品概要

コース名: <北九州発着> 与那国島・宮古諸島5島めぐり3日間
日程:2019年3月19日(火)~3月21日(木・祝) ※1本限定
旅行代金:15万円(大人 2~3人1室利用)

ツアーポイント

・チャーター機を利用する為、移動時間が大幅に短縮。
・気温、湿度、晴天率など、最も気候が良いとされる観光の時期に訪問。
・日本最西端の島「与那国島」にて日本で最後に沈む夕日を観賞。
・沖縄の離島ならではの新鮮な海の幸・島の幸を堪能。
・「与那国島」では、人気ドラマのセットとして使われた建物が建つロケ地を訪問。
・半潜水艇に乗船し「与那国島」の海底に眠る謎の遺跡 “海底遺跡”を探索。