19歳~22歳限定「加賀アオハルキャンペーン」8月からスタート

2019年8月5日(月) 配信

加賀アオハルキャンペーン イメージ

 石川県・加賀市誘客推進課は8月1日(木)から、19~22歳の若年層をターゲットに、加賀の魅力発見やファン作りを目的とした「加賀アオハルキャンペーン」を始めた。現在、市を訪れる宿泊観光客は40代以上が7割以上を占めており、若年層の取り込みが課題だった。

 同キャンペーンでは、若年層向けに「グルメ」「観光」「体験」「宿泊」の4つをテーマに、市内にある飲食店や体験スポット、宿泊施設と協働し、限定メニューや宿泊プランなどを提供。若年層のさまざまなニーズに応えられるようにした。

キャンペーン概要

名称:加賀アオハルキャンペーン

実施期間:2019年8月1日(木)~2020年3月31日(火)

対象年齢:19~22歳(1997年4月2日~2001年4月1日生まれ)

キャンペーン内容:19~22歳世代限定のグルメ、観光、体験、宿泊で利用できる特典付きプランの提供

グルメ:加賀アオハルキャンペーンのために作られた新メニュー・限定メニューが登場(全16店舗)

自分でネタをのせて作る体験型カラフル海鮮寿司(1780円)/くいもん家 ふるさと 加賀本店

観光:観光施設の入館料を無料や半額などで安く楽しむことができる(全26施設)

入館料が無料になり、氷のペンダント作りが体験できる/雪のミュージアム「雪の科学館」

体験:加賀でしか体験できないオリジナルプランが体験できる(全22施設)

加賀アオハル限定でゴールドとピンクが登場した一心絵馬/愛染寺(片山津温泉)

宿泊:アオハル世代向けの特典付きプランが新登場(現在24施設 ※順次拡充予定)

チェックイン時に引いたカードで特典が決まる/加賀観光ホテル

 このほかにも加賀アオハルプランだけに使用できるクーポン(3千円、5千円、2万円)の発行や、SNSを活用したプレゼント企画の実施など、さまざまな内容で19~22歳世代の旅をサポートする。

キャンペーン特設サイトオープン

 旅行サイト「じゃらんnet」内に「加賀アオハルキャンペーン」の特設ページが設置され、宿泊プランや体験メニューの予約ができる。また「加賀アオハル」プラン限定で使用できるクーポンの取得も可能となっている。

「マジ☆部」アプリとの連携

 「じゃらんnet」 がプロデュースする会員数140万人以上の若者限定アプリ「マジ☆部」とも連携する。特設バナーから「加賀アオハルキャンペーン」ページを開き、表示されるクーポンを提示することで特典を利用できる。※要事前登録

「加賀アオハル」パンフレット配布

「加賀アオハル」パンフレット

 キャンペーン期間中に使えるメニューやプランの内容を紹介したパンフレットを無料で配布している。主な配布場所は加賀市内の観光施設や宿泊施設、JR加賀温泉駅。

沖縄県・石垣島のフサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ、新客室棟「ノースウイング」オープン

2019年8月5日(月) 配信

開放的なロビー

 沖縄本島からさらに南へ飛行機で約1時間。八重山諸島の玄関口である沖縄県・石垣島は、人口約5万人を有する日本最南端の自然文化都市で、リゾート地としても年々、観光客が増加している。豊かな自然と透明度の高い青い海に魅せられて、何度も訪れる人も多いという。

 市街地中心部から西側に車で約20分ほどのところにあるホテル「フサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ」は2019年7月19日(金)から、新棟客室「ノースウイング」(151室)の営業を始めた。今回、夏休みを利用して真新しい客室に宿泊した。

 チェックイン後に案内されたスーペリアツインは、エキストラベッドを入れても余裕の広さで、スーツケースを全開にしてお土産の整理ができるほど、ゆったりとしていた。2階のベランダからは南国の植物の濃い緑と真夏の青い空、沖縄らしい赤瓦の屋根を眺めることができ、鮮やかな色のコントラストが印象的だった。 

スーペリアツイン

 バス・トイレは独立タイプで、女性3人が宿泊しても入浴時などに不便を感じることはなかった。部屋の入口を含め室内には段差がほとんどなく、あらゆる年齢層に優しい作りになっていると感じた。

広々としたバスルーム

 ホテルの敷地内には、4ゾーンに分かれたプールがあり、子供が楽しめる島内最大級のウォータースライダーや、のんびりくつろげるビーチサイドプールがある。屋外バーも併設し、大人の時間も味わえる。

昼間のプールサイド
海外リゾートを思わせる夜のプールサイド

 プールの目の前には天然のビーチが広がり、日中は海水浴を楽しむ多くの人でにぎわっている。客室にマリンレジャー用のバスタオルが多めに備わっているのもうれしいサービスだった。

 夕刻になると、落ち着いたサンセットビーチに様変わりする。水平線に吸い込まれるように沈んでいく太陽と、刻一刻と変化する空の色をビーチチェアから眺めながら日頃の疲れをリセットできた贅沢な時間だった。

夕日を眺める人たち

 今回オープンした新客室棟「ノースウイング」は、東シナ海を望むオーシャンビュールームや亜熱帯植物が眺められるパティオ付きガーデンビュールーム、赤ちゃんの宿泊にも配慮したファミリールームなど、全11タイプを備える。

 同ホテルは、赤瓦屋根を備えたコテージタイプの「ガーデンヴィラズ」と1室最大6人まで宿泊できる客室棟「ガーデンテラス」もあり、全体の客室数は333室を数える。現在、敷地内の拡張工事を段階的に行っており、20年春には屋内プールや大浴場、スパ施設が、同年秋には新客室棟(サウスウイング)が完成予定。客室は全398室に増設される。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(103)「私」を待つ部屋に感動がある 「現場からメッセージを書く」

2019年8月5日(月) 配信

(画像はイメージ)

 弊社が年に2回、主催している「おもてなしセミナー」開催前のことです。半年間に出逢った感動サービスをまとめるためと、モチベーションを上げるために訪れることにしているのが「リッツカールトン東京」です。訪れるたびに新しい気付きをくれる、私にとって大切な場所でもあります。

 「今回はどんな感動に出逢えるのだろうか」とわくわくしながらその日を迎えました。チェックイン時に「西川様、お帰りなさいませ。今日はアップグレードしてスイートルームをご準備いたしました。ゆっくりとおくつろぎください」と迎えられました。その瞬間に1つの不安がよぎったのです。

 宿泊業のクライアントや講演、セミナーでも、「チェックイン時に端末を操作して、その時の空室から適切な部屋を割り振るようなやり方をしてはいけません。安易なアップグレードはしないでください」とよく話をします。アップグレードで喜ばれて次回利用に結び付いても、予約通りの部屋しか準備できなかったら、お客様は残念、あるいは不満にすら感じるのではないでしょうか。

 しかし、リッツカールトン東京では、客室に案内をされてその不安は一瞬でなくなりました。部屋のテーブルには、メッセージカードがちゃんと置かれていたのです。つまり、ホテルに到着する前から、その部屋は私のために用意されていたのです。当日の部屋の清掃をして、私の到着をずっと待っていてくれたのです。その想いが、とてもうれしかったのです。

 置かれたメッセージカードも印刷ではなく、私宛の手書きのメッセージだったのです。さらに、初めて宿泊した10数年前から変わらず、いつも用意してもらうズボンプレッサーが、部屋の隅にあったのです。間違いなくその部屋は、私の好みに合わせた部屋だったのです。

 メッセージカードを置くホテルも増えています。手書きだと手間もかかることでしょう。「以前は実行していたが、効果がないので止めました」という声を聞いたこともあります。

 よく聞いてみると、そのメッセージカードは印刷されたものでした。印刷でも構いませんが、もっともいけないことは、そのメッセージを発信した人がお客様と出逢っていないということです。

 やはり一度はリアルに出逢うことにより、そのメッセージカードが初めて生きてくるのです。メッセージの内容は、個客をイメージした個別メッセージが喜ばれることは間違いありません。そのためにも現場からメッセージを書く人に、個客情報のバトンを渡すことのできる仕組みを創造することが、おもてなし経営を実現するのです。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

ジーリー、中国市場の取り込みに本腰 中国語版の訪日観光情報サイト「ラーチーゴー! 日本」開設

2019年8月4日(日) 配信

中国版イメージ

 台湾・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)! 日本」を展開するジーリーメディアグループ(吉田皓一代表)は8月1日(木)、訪日中国人のFIT(個人旅行者)を対象にした簡体字中国語版「ラーチーゴー! 日本」を始めた。訪日市場でもっとも大きい中国市場の取り込みに本腰を入れる。

記念CPも実施

 

 これまでラーチーゴー! 日本では、台湾・香港人が使う繁体字中国語だけの展開だった。中国国内で主に使われるのは簡体字中国語であるため、中国人ユーザーは閲覧しづらく、中国政府のネット規制でスムーズに表示されないといった課題があった。

 この2つの課題をクリアにし、より快適にターゲットである中国人のFITに情報を伝えられるようにしたのが、今回の簡体字中国語版。現地法人の協力を得て中国国内にサーバーを設置し、WeiboやWeChatなどのSNS(交流サイト)やシステムを中国対応にして、快適にサイトを見ることができるようにした。

 なお、リリースを記念して中国人のFIT向けにキャンペーンを行う。日本で使える1000以上のクーポンが手に入る「ラーチーゴー! カード」を、Peach Aviationが運航するピーチ機内で配布する。CPの期間は8月1日(木)~12月31日(火)まで。

「観光革命」地球規模の構造的変化(213)地方創生と地方衰退

2019年8月3日(土) 配信

地域社会の復権を(画像はイメージ)

 第25回参議院選挙が終了し、与党が過半数を確保したが、自民党などの改憲勢力は憲法改正の国会発議に必要な全体の3分の2を確保できなかった。安倍首相にとっては憲法改正が最重要課題であるが、多くの国民には年金問題や雇用問題などが重要である。さらに旅行・観光業界は観光立国やインバウンド立国の成否が重要課題であろう。

 安倍政権はこれまで「地方創生」を最重要課題と位置づけ、さまざまな政策を講じてきた。5年前に日本創成会議が「全国の自治体の約5割が人口減で将来消滅する可能性がある」と問題提起したことがきっかけだった。その結果、東京圏への転入者数が転出者数を上回る「転入超過」を2020年までに解消する目標が掲げられたが、達成は絶望的だ。北海道内の自治体の場合には約8割が人口減で将来消滅する可能性が指摘されており、人口減に歯止めが掛からず、地域衰退がさらに深刻化している。

 いま世界的に地域社会の重要性が注目を集めている。シカゴ大学のラグラム・ラジャン教授は現在56歳のインド人であるが、世界銀行の政策顧問、国際通貨基金のチーフエコノミスト、インド準備銀行(中央銀行)総裁などを経て、シカゴ大学経営大学院教授に就任した逸材。ラジャン教授は「The Third Pillar(第3の柱): The Revival of Community in a Polarised World(対極的世界における地域社会の復権)」(Kindle版)を今年出版して世界の注目を集めている。世界的にグローバル化や技術革新などが著しく進展する一方、ポピュリズムや自国第一主義の台頭などによって民主主義の危機が生じる中で、危機打開のためには「国家」「市場」と並んで、第3の柱としての「地域社会」の復権が必要不可欠と論じている。

 世界的逸材は「地域社会の復権」を提唱するが、日本では与党も野党も「地方創生」に対して有効な政策を講じることができないままに「地方衰退」がさらに深刻化している。少子高齢化の進展と共に、年金不安、非正規雇用の増加、東京圏一極集中、貧富格差の先鋭化などに伴って「日本の美質」がさまざまな面で損なわれつつある。今こそ、日本全体で「地域社会の復権」を真剣に追求しないと日本の未来は暗くならざるを得ないだろう。

 

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

HIS、日本のウユニ塩湖「父母ヶ浜海岸」と東洋のマチュピチュ「別子銅山」を巡る日帰りバスツアー売り出す

2019年8月3日(土) 配信

父母ヶ浜海岸イメージ

 エイチ・アイ・エス(HIS)中四国事業部の「地域創生チーム」は8月3日(土)から、広島駅発着「日本のウユニ塩湖『父母ヶ浜海岸』と東洋のマチュピチュ『別子銅山』」を巡る日帰りバスツアーを売り出した。

 同チームは2019年6月に設立されたばかりで、今回が企画第一弾となる。日帰りバスツアーだからこその移動手段の気軽さと、中国・四国地域の目玉観光地を融合させた。

 同チームは、旅行を通じて地域の活性化に繋げることを目的とする。「自然や歴史・文化をはじめ、四季折々の景色・グルメといった地域の魅力を感じてもらい、また足を運びたくなるようなツアーの造成を目指していく」と意気込んだ。

ツアー概要

出発日:2019年9月29日(日)、 10月10日(木)、 12日(土)、 30日(水)    11月9日(土)、 15日(金)

旅行代金:8980円~9980円(大人・子供、一人)

行程:JR広島駅 集合⇒白楽天で昼食(今治のソウルフード「焼豚玉子飯」)⇒別子銅山(東平遺跡エリアを見学)⇒父母ヶ浜海岸(「ウユニ塩湖」のような写真が撮れるスポット)⇒JR広島駅 解散

ツアーポイント:

【別子銅山】…東洋のマチュピチュと呼ばれる東平遺跡エリアを有し、貯鉱庫・選鉱場・索道基地・インクライン・変電所のほか、学校・娯楽場・接待館など、当時を伝える産業遺産が多数ある貴重な観光地

【父母ヶ浜海岸】…約1㌔のロングビーチを誇る穏やかな海水浴場。南米ボリビアの天空の鏡とも呼ばれる「ウユニ塩湖」のような写真が撮れるスポット

成田ー庄内路線の運航を開始 ジェットスター初の東北路線

2019年8月2日(金) 配信

搭乗客に酒田米菓の特性せんべいをプレゼント

  ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は8月1 日(木)、成田国際空港(千葉県)―おいしい庄内空港(山形県)を結ぶ新規路線を就航した。同社初の東北路線で、成田を発着する国内線としては14 路線目となる。

 成田発の初便GK777 便は169人を乗せ、午後1時10分に羽田を出発。空港では観光庁審議官の加藤進氏や、成田国際空港(NAA)取締役、営業部門長の田辺誠氏 らが出席し「庄内応援!! ジェットスター成田=庄内路線初便出発式」が行われた。

 一方、おいしい庄内空港では片岡社長や山形県の吉村美栄子知事らが出席し「庄内応援!! ジェットスター庄内=東京(成田)就航式典」が開かれた。片岡社長は、「昨年11月の就航表明から、旅行や帰省、ビジネスで利用したいと高い関心をお寄せいただきました。就航を機に新たな航空・観光需要を開拓し、交流人口の拡大や地域の発展に微力ながら貢献します」とあいさつした。なお成田行きの初便GK776は、172人が搭乗し午後3 :03分に飛び立った。

吉村美栄子山形県知事(中央左)、片岡社長(同右)らが出席

スーパースターセール★庄内就航スペシャル

対象路線:東京(成田)―庄内

セール運賃:片道1990 円

※エコノミークラス「Starter」片道運賃。支払手数料、空港使用料などが別途必要。受託手荷物の料金は含まれないほか、諸条件が適用される。

セール期間: 8月2日(金)午後3:00~8月5日(月)午後6:00(日本時間)

※完売次第終了。販売期間は延長する場合がある。

搭乗期間:9月10日(火)~10月16日(水)

 

エメラルドグリーンの海が広がる沖縄県・八重山諸島へ

2019年8月2日(金) 配信

石垣港離島ターミナルにある具志堅用高氏のモニュメント

 東京から直行便で約3時間。夏真っ盛りの沖縄県・八重山諸島を訪れた。石垣島ではシュノーケルと島内観光を、さらに有人島で日本最南端の波照間島にも足をのばした。かけ足の旅だったが、各島の絶景を満喫した。

 羽田空港を午前6時10分発の直行便に搭乗し、石垣島には午前9時に到着した。南ぬ島石垣空港が近づき次第に高度を下げていくと、窓の外には青い海とサンゴ礁が広がっていた。着陸前から見逃せない景色の連続だった。

着陸前、眼下に広がるサンゴ礁

 到着後は、車で5分ほどの所にある白保海岸からボートでシュノーケルに出発。白保沖は北半球最大と言われるアオサンゴ群落をはじめ、多種多様なサンゴや熱帯魚が生息しているとされる。この日は巨大岩のようなハマサンゴやカラフルな熱帯魚、サメのネムリブカなども見ることができた。

船の上から見えるハマサンゴ(右)など

 島内観光は、空港から北上し、高台にある玉取崎展望台と島内最北端の平久保崎灯台、北西部にある川平湾へ。市街地に戻り、JAおきなわが運営する「ゆらてぃく市場」(「ゆらてぃく」は八重山方言で「よってらっしゃい」などの意味)で、この時期限定のパインやマンゴーなどを購入した。ドライブの途中、旧空港跡地に移転した県立八重山病院も目にした。

ハイビスカスが咲き誇る玉取崎展望台
平久保崎灯台
石垣島の景勝地・川平湾
ゆらてぃく市場に並ぶパイン
移転して新しくなった県立八重山病院

 別の日、石垣港離島ターミナルから船で約1時間半かけて、竹富町に属する波照間島へと渡った。人が暮らしている場所としては日本最南端で、513人(2019年1月末現在)が生活している。

 島北部にあるニシ浜ビーチ(方言で、方角の“北”を「ニシ」という)は、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「旅好きが選ぶ日本のベストビーチTop10」(2017年)で1位に選ばれたほど、多くの人を魅了している。集落にある駐在所の壁面には日本列島と台湾が描かれ、波照間島が国境近くの島であることがひと目で分かるようになっている。島の南側には日本最南端の碑もあり、はるか南まで来たことを実感した。

ニシ浜ビーチ
港側から眺めたニシ浜ビーチ沖
日本最南端の碑
日本最南端の駐在所

観光政策など学ぶ観光大学で参加者募集 8月29-30日開催

2019年8月2日(金)配信

市内視察では高山市の古い町並を巡る

 観光政策や地域経済の活性化につながる事業などを学ぶ「第36回飛騨高山観光大学」が8月29、30日の2日間、岐阜県高山市のひだホテルプラザで開かれる。運営事務局は全国の地方自治体や観光協会の職員、観光関連学部の学生などを対象に8月16日まで参加者を募集する。

 29日は、ジャーマン・インターナショナルのルース・マリー・ジャーマンCEOが「世界に誇れる日本の美点~日本的なグローバル化を目指して~」をテーマに基調講演を行う。事例報告では、Tri-winの伊藤通康社長が「ナイトタイムエコノミーの現場から」を発表。さらに、高山市海外戦略部の田中明部長が「地方都市のインバウンドへの挑戦~人口の6倍以上の外国人が宿泊するわけ~」を発表する。講演会終了後は、同ホテルで交流会が行われる。

 30日は市内視察を実施。髙山祭屋台会館や日下部民藝館など古い町並散策や飛騨の伝統芸能に浸る「古い町並(下町)・日本伝統芸能でこなる座コース」と、奥飛騨温泉郷の平湯大滝から平湯自然探勝路のウォーキングや日帰り入浴が楽しめる「じゃらん人気温泉地満足度1位奥飛騨温泉郷コース」の2種類を用意する。

 参加料は初日の講演会が2千円(学生及び高山市民は無料)。交流会が4千円。2日目の市内視察は食事代として古い町並(下町)・日本伝統でこなる座コースが2500円、じゃらん人気温泉地満足度1位奥飛騨温泉郷コースが2300円。2コースとも定員は先着25人。

 申し込み・問い合わせ=飛騨高山観光大学実行委員会事務局(高山市商工観光部観光課内)、TEL:0577(35)3145。

 そのほか、詳細は以下のページから

第35回飛騨高山観光大学
http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000006/2001047/2001452.html
高山市公式観光サイト

オトモ、KADOKAWAグループらと連携し「Unique Experience Japan」PJ始める 新たな日本の楽しみ方を発信

2019年8月2日(金) 配信

ホープツーリズムなど特集

 外国人向けプライベートツアーを運営するotomo(オトモ、平塚雄輝代表)はこのほど、新たな日本の楽しみ方を発信する「Unique Experience Japan」プロジェクトを始めた。KADOKAWAグループが運営する台湾向け日本旅行専門誌「Japan Walker」を始め、複数のインバウンドメディアと連携。日本を何度も訪れているリピーターらも満足させるよう、これまでにない訪日観光コンテンツを掘り起こし、提案していく。

 今後は、オトモが独自に作成したモデルコースも含めて紹介する特集を、2週間に1回のペースで継続的に発信していく。「Unique Experience Japan」特集テーマの例には、世界第3位の島国である日本の島々の魅力や、戦争・自然災害のつめ痕と復興のようすから、日本の平和と防災に対する意識、取り組みに触れるホープツーリズムなどを挙げた。

 PJ始動の背景には訪日リピーターがいる。日本を2回以上訪れている訪日リピーターは多く、観光庁によると、約3100万人に上る訪日客(2018年)のうち、リピーターの割合は6割を超える。さらに10人に1人以上が、10回以上訪れているヘビーリピーターとなっている。

 オトモは「日本に複数回訪れても楽しめる、多様性ある旅の楽しみ方やコンテンツが求められてる」とPJの意義を示した。