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ONSEN・ガストロノミーツーリズムコラム 油分を含む珍しい温泉(北海道・豊富温泉)

2021年10月6日
営業部:後藤 文昭

2021年10月6日(水) 配信

町営日帰り入浴施設「ふれあいセンター」

 

 豊富町の温泉は、世界的にみても「アゼルバイジャンの油風呂とここだけではないか」ともいわれる珍しい泉質を持つ温泉として知られています。油分を含んだお湯は、石油の臭いも特徴で、保温効果が高く美肌の湯としても知られています。効能は神経痛、関節痛、慢性湿疹などと言われ、近年はアトピー性皮膚炎や乾癬といった皮膚疾患などに悩む方々に注目されています。

 東京都や愛知県、広島県などの皮膚科の先生のすすめもあり、湯治を目的に来られる方も多く、平均2週間くらいの滞在をされています。湯治をきっかけに移住される方もおり、近隣市町村への移住も合わせると、ここ10年の間で約100人が移住されました。

 豊富町には温泉以外にも、「利尻礼文サロベツ国立公園」に指定されているサロベツ湿原や、晴れた日には海に浮かぶ利尻山・夕日が一望できる稚咲内海岸などたくさんの見どころがあります。兜沼に併設されているキャンプ場は、ゆったりとした時間を過ごせる私のお気に入りの場所です。

 グルメでは、酪農のまちならではの新鮮な牛乳を使ったソフトクリームやプリン、カタラーナを町内の飲食店、豊富町観光情報センターで購入できます。また町営日帰り入浴施設「ふれあいセンター」内にある食堂、味彩で提供している、新鮮なエゾ鹿肉のジンギスカンもおすすめです。

【豊富町観光協会 事務局長 栗山尚久】

 

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