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No.375 旅館経営教室①―「管理会計」 - 現場を会計的に“見える化”する

2014年7月1日
編集部

旅館経営教室①―「管理会計」
現場を会計的に“見える化”する

 客観的で、正確である財務データを使って、現場の実態を「見える化」し正確な経営判断を行っていくのが「管理会計」。どのような計数に着目し、それを現場でどのようにコントロールしていくかをしっかりと考えていく必要があるが、中小零細企業が多い旅館では、なかなか難しい問題である。工学博士で、一般社団法人サービス産業革新推進機構代表理事の内藤耕氏が「旅館経営教室」の第1弾として、管理会計について根本的な部分から考えていく。(3面に続く)

【増田 剛】

 
 
どうして会社に利益が必要か?、社員と日常的に議論し成長へ

 どうして会社に利益が必要なのか?

 このようなことを経営者によく質問するのですが、多くの場合、「会社が生き残るため」など、とても曖昧な答えしか返ってきません。それで、「会社が生き残るためになぜ利益が必要か?」と改めて聞くと、ここで多くの人は答えに窮してしまいます。あまりにも当たり前のことで、多くの人はこのことを深く考えていないようです。

 これでは、経営者が社員たちに「利益を出せ」と言っても、社員たちは利益が出ると結局のところ「社用車が新しくなるだけ」といった稚拙なイメージを持ってしまいます。これは、会社が真に必要なことと、社員が率直に日頃から感じていることの間に大きなミスマッチがあるということです。

 経営者は改めて社員たちに日々の仕事のなかで、「なぜ会社に利益が必要なのか」ということを具体的に説明していかなければならないと、私は思っています。

 会社で何か投資しようとするとき、・・・

 

※ 詳細は本紙1550号または7月7日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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