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カジノの学会設立、産業の正確な情報を啓発

ロケーション・エンタテインメント学会が設立
ロケーション・エンタテインメント学会が設立

 国内外の有識者が発起人メンバーとなり、カジノを核とする大型複合施設とIRに関する調査・研究を目的とした「ロケーション・エンタテインメント学会」が設立した。

 同学会事務局となる金沢工業大学は、2011年に米国、韓国のカジノ企業を交え、産学協同の協議会「ロケーション・エンタテインメント研究協議会」を設立。合法化を直前に控え、活動活性化のため「ロケーション・エンタテインメント学会」として発展させ、有識者による研究を進めていく。

 1月22日に金沢工業大学虎ノ門キャンパスで開かれた記者会見で、佐藤仁会長は「カジノ法案が通れば、法律、経営、観光資源としての統合マーケティングなどカジノ産業の学識を持った専門家が必要になる。これまでのノウハウが少しでも役に立つのであればと思い立ち上げた」と学会設立の意図を説明した。北谷賢司副会長は「近年増えている中華系の海外旅行客はカジノに対して関心が高い。東アジアからの観光客誘致拡大にはカジノなどの大きなアトラクションが足りない。観光立国に向けた競争力強化や経済成長の起爆剤として役立つ」とカジノ産業の利点を語った。今後は、3―4カ月ごとにシンポジウムやセミナーを開き、カジノやゲーミング産業の正しい情報の啓発活動、海外からの問い合わせ対応や情報交換などを行っていく。

 アジア人はゲーム好き
 税率と設置数が鍵

 その後、「激変するカジノ産業 アジアにおける成功例から考える、日本のカジノ創設と展望」と題した設立記念シンポジウムを行い、パネルディスカッションでは、それぞれの立場からカジノ産業について語られた。カンボジアでカジノを経営するGoodLuck9 Casino & Hotel Presidentのアン・ユンモ氏は、「以前はカジノがゲームをするためだけの場所だったが、現在は家族や会社の同僚、恋人などと一緒に楽しむ方向へ変化している」との見解を述べ、「総合エンタテインメントが含まれる複合リゾート」とした。

 Global Gaming for MGM Resorts Internationalの元社長でカジノ経営に詳しいロイド・ネイサン氏は、「アジアの人はゲーム嗜好が高いので、カジノ産業はしばらく成長を続けるだろう」と展望を語った。立法化を目前に、すでに外資が日本国内でオペレーションを始めており、日本のマーケットを利益性高い市場になると見ているとの分析を紹介。日本でのカジノの成否のカギに(1)税率(2)設置カ所数――の2点を挙げた。

 シンガポールでは2カ所に限定し、25億円の投資で豪華なカジノを設営。ネイサン氏は、「もし、1億円ずつの投資で25カ所に作っていたら、客の奪い合いで失敗していた。どのくらいの規模のものを何カ所造るかを決めるのが先決」と助言した。

 学会発起人メンバーは次の各氏。

 【会長】佐藤仁(東急レクリエーション社長)【副会長】北谷賢司(金沢工業大学コンテンツ&テクノロジー融合研究所所長、エイベックス・インターナショナル・ホールディングス社長)【理事】千代勝美(エフエム東京社長、金沢工業大学コンテンツ&テクノロジー融合研究所客員教授)▽北山孝雄(北山創造研究所代表、金沢工業大学コンテンツ&テクノロジー融合研究所客員教授)▽ロイド・ネイサン(英国/米国カリフォルニア州弁護士、Global Gaming for MGM Resorts International元社長)▽鎌田正彦(SBSホールディングス代表)▽秋山弘志(東京ドーム顧問、金沢工業大学コンテンツ&テクノロジー融合研究所客員教授)▽中村規脩(オークローンマーケティング相談役共同創始者)▽林和男(ぴあ特別顧問共同創始者)▽三枝利行(東急不動産常務)▽和田史久(GoodLuck9 Casino & Hotel会長)▽清水太郎(シミズオクト社長)▽多田宏行(前三井不動産S&E総合研究所所長、東京藝術大学講師)▽金山勉(立命館大学国際部副部長教授)▽村井好博(金沢工業大学理事、産学連携機構事務局長)【監事】大橋卓生(虎ノ門協同法律事務所弁護士、金沢工業大学虎ノ門大学院准教授)【事務局長】泉屋利吉(金沢工業大学虎ノ門大学院事務室長)

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