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丹那盆地めぐり 教育旅行素材をPR

2019年10月15日
営業部:後藤 文昭

2019年10月15日(火) 配信

酪農王国オラッチェ

 静岡県の函南町農泊推進協議会は9月18日、教育旅行や家族向け企画を扱う旅行会社社員ら40人を招き、ファムツアーを行った。季節野菜の収穫体験などができる「酪農王国オラッチェ」や、2018年にジオパークに認定された「丹那断層公園」などを巡りながら、現地の豊富な学習素材を紹介した。

 函南町は、箱根連山に囲まれた小さな盆地で、酪農を営むうえでの条件がそろっていることから、約70年前に酪農が本格化した。さらに、牛ふんたい肥を使った「函南めぐり野菜」のブランド化も進めている。

 「酪農王国オラッチェ」では、「函南めぐり野菜」の収穫体験が楽しめるほか、自社ハーブ園で収穫したハーブで作る「ハーブソルト作り」など、さまざまな体験プログラムを用意している。また、畑で収穫した野菜は園内にあるバーベキュー場で味わうこともできる。

 施設の向かいには、1955年に酪農家らが設立した工場「丹那牛乳」があり、工場見学や、酪農家の仕事なども学ぶことができる。

 同工場で生産された牛乳は、「オラッチェ」でアイスクリームなど乳製品を使った体験プログラムや、同施設で販売している乳製品などに使用されている。

断層のズレが見える丹那断層公園

矢印の方向に石垣がズレた

 昨年、世界ジオパークに認定された丹那断層。函南町にある「丹那断層公園」では、1930年に起きた北伊豆地震によって生じた断層のずれが保存されている。

 公園内に保存されている石垣や水路などが、断層に沿って約2・6㍍ずれているようすが一目でわかる。

 また公園内には地下の断層を細かに眺められる「断層地下観察室」や、断層線を示した「丹那・田代盆地周辺地形模型」などもある。

 伊豆半島ジオガイド協会のジオガイドによる解説を聞きながら、断層への知識を深めることが可能だ。

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