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露付き客室、宴会棟など 耐震リニューアルオープン(有馬グランドホテル)

2019年8月20日
関西支社:土橋 孝秀

2019年8月20日(火) 配信

「金泉露天付き和洋室」(2階クラブフロア)

 兵庫県・有馬温泉の有馬グランドホテル(梶木実社長)は、昨年5月から実施していた宿泊棟・宴会棟の耐震改装工事を完了し、7月26日にリニューアルオープンした。

 宿泊棟は東館をリニューアルし、「別墅結楽(べっしょゆら)」と新たに命名。「宿の中の、もうひとつの宿」をコンセプトに、有馬温泉名物の金泉・銀泉の露天風呂付き客室をはじめ、全75室のラグジュアリー客室をそろえた。

 そのなかでも、銀泉露天風呂付き客室10室からなる最上階7階と、金泉露天風呂付き客室8室の2階をクラブフロアに設定。専用ラウンジ、チェックインカウンター、エレベーターを用意するなど、特別な滞在を提供する。

 7階にある貴賓室(1室)は同ホテル最上級のスイートルームの位置付け。184・7平方㍍の空間に銀泉露天風呂、温水プール、2ベッドルームのほか、料理人の出張料理に対応するキッチンも備える。宿泊料金は2人1室で1人10万円(平日、1泊2食付き)。

 クラブフロアは専用厨房から料理を提供する部屋食となる。別墅結楽のそれ以外の客室の食事場所となるダイニング「時分時(じぶんじ)」も同日オープンした。

グランバンケット「森羅」

 宴会棟リニューアルでは、建て替え工事を行い、新宴会棟を誕生させた。県内の温泉旅館として屈指の規模となる最大800人収容のグランバンケット「森羅」(637平方㍍)をはじめ、カンファレンスルーム(157平方㍍、分割可)や分科会・2次会利用を想定した7つのフレキシブルルームも備える充実の施設で、企業の会議・研修など「温泉MICE」の取り込みを強化する。

 7月23日に内覧会が行われ、同社の梶木社長が今回の大規模リニューアルについて説明。そのなかで、かつての阪神淡路大震災での被災経験などを踏まえ、「お客様の安心・安全にこだわった」と強調。今回のリニューアル完了で、全館が新耐震基準に適合したことを報告した。

 さらに、「自主点検で早期復旧可能なエレベーターにすべて入れ替えたほか、大型の自家発電も整備した。食の安全ではHACCP(ハサップ)の考え方を導入した」と話した。

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