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大分県日田市 県内初の地域おこし企業人にフランス人を受入

2019年5月8日
編集部:長谷川 貴人

2019年5月8日(水) 配信

協定締結式での(写真左から)原田啓介日田市長、ハレ・ローランさん、上田祐司社長

 CtoC体験予約サービス「TABICA(たびか)」を運営するガイアックス(上田祐司社長、東京都千代田区)と大分県日田市は、2019年4月26日(金)に協定締結式を開いた。両者は、ガイアックス社員で訪日観光コンサルタントのハレ・ローランさんを、県内で初めての「地域おこし企業人」として派遣・受け入れすることに合意した。

 「地域おこし企業人」は、地方公共団体が三大都市圏に所在する民間企業などの社員を一定期間受け入れ、民間企業での経験や知見を生かして地域独自の魅力や価値の向上などを目指す、総務省の交流プログラム。ガイアックスがTABICAを全国に提供するなかで得たノウハウや、ローランさんの外国人としての視点により、日田市の商店街の活性化やインバウンド観光の強化を目指す。

 原田啓介日田市長は、「ハレ・ローランさんは日本人以上に日本のことを知りながら、我われとは感性の違う部分も持っている。これを機会に、インバウンド含めた明るい街にしていきたい。プロジェクト名もハレさんにちなみ『晴れまちプロジェクト』と名付けた。モノ消費からコト消費ということで、過去いろいろな取り組みをしてきたが、新しい視点からの提案をしてもらえることを楽しみにしている」と、期待を込めたコメントを残している。

協定概要「晴れまちプロジェクト」

 日田市とガイアックスは、日田市が将来像とする「ともにつくる 一人ひとりが主役の ひた」への取り組みを推進するため、次の事項に関して「晴れまちプロジェクト」として協力する。

(1)体験・滞在型プログラムの創出による商店街等のまちなかの活性化

(2)インバウンド受入れ強化を推進するためのアドバイスの実施

(3)その他日田地域へのひとの流れを創出するための取組

リアルなつながりを大切にしたサービス「TABICA」

 TABICAは「みんなの暮らしを旅しよう」をコンセプトとした、地域体験のCtoCマッチングを行うプラットフォーム。ガイドブックの見どころをめぐる普通の観光とは一味違った、案内人自身の知識や知見を生かした体験を提供し、参加者はまるで友人や親戚に会いに行くような体験を満喫することができる。2015年6月からのサービス提供以降、総登録者数約3万7千人、ホスト登録数は約6,300人に達し、これまで延べ4万人以上がTABICAの体験を楽しんでいる。

 2017年8月にはNTTドコモと協力し、TABICAのインバウンド観光客向けシェアサービス「WOW! JAPAN Experience+」を開始。2019年3月に佐賀県多久市と共同の着地型観光開発を目的として「多久市偏愛紀行」を開始するなど、インバウンド観光客向け事業や地方活性化に向けた取り組みにも力を入れている。

CtoC体験予約サービス「TABICA」:

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