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31・5%増で過去最高、韓国は20カ月ぶりの減少(10月訪日外客数)

2013年12月1日
編集部

日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)がこのほど発表した10月の訪日外客数推計値は、前年同月比31・5%増の92万8500人。10月の過去最高だった2007年を14万3千人上回った。1―10月の累計では前年同期比23・4%増の865万9600人。目標の1千万人は、前年比20%増を維持できれば達成するが、韓国が12年2月以来のマイナスとなるなど予断を許さない状況は続く。

市場別では中国、台湾、香港、シンガポール、ベトナム、フランスが10月として過去最高を記録。タイ、マレーシアは通年の単月ベースでも過去最高を更新した。また、台湾、香港、タイ、ベトナムに続き、1―10月までの累計で、韓国、インドネシア、フィリピン、フランス、ロシアがすでに12年の年間累計を上回った。

市場ごとに詳細をみると、訪日外客数全体の4分の1を占める最大市場の韓国は同5・9%減の15万8300人と、12年2月以来20カ月ぶりのマイナスとなった。放射能汚染水問題の報道が影響し、11月以降も厳しい見通しだ。

10月として過去最高を更新した中国は同74・1%増の12万1400人。10月上旬の国慶節休暇に加え、日本への忌避感が薄れたことで、堅調な個人旅行に加え、団体旅行の回復基調が継続した。

台湾は同58・0%増の21万3500人と、10月の過去最高を更新し、9カ月連続で毎月の過去最高を更新中だ。円高是正を背景に、買い物目的の訪日旅行需要が拡大。また、仙台や山形へのチャーター便が運航し、地方への旅行需要も高く、今後も新規就航が予定される。

同じく10月の過去最高を更新し、9カ月連続で毎月の過去最高を更新中の香港は、同84・5%増の6万2400人となった。そのほか、東南アジア諸国は、査証緩和効果で引き続き高い伸びを示した。

なお、出国日本人数は同1・3%増の149万人で、9カ月ぶりに前年同月を上回った。

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