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13年ヒット予測、第1位「日本流ロングトレイル」

2013年4月21日
編集部
渡辺敦美編集長
渡辺敦美編集長

 名鉄観光サービス(神應昭社長)は3月25日、愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで全国支店長会議を開き、記念講演に日経トレンディの渡辺敦美編集長による「2013年ヒット予測~ヒットを生み出す施策と今後のトレンド」を行った。13年ヒット予測第1位は「日本流ロングトレイル」で、欧米発の「歩く旅」が日本の文化と融合し、健康や食などを取り込み地域観光の起爆剤になると予測した。
【内川 久季】

 渡辺編集長は「近年、日本の登山人口は1千万人を超え、ピクニックやハイキング人口は3300万人以上にもなった。全体で、5千万人近い人が登山などを楽しんでおり、とても大きな市場に成長した。13年は、自然や歴史を楽しむ〝歩きながらの旅〟が求められる」と語った。さらに、「日本の場合は地場グルメ(地域グルメ)や名所、歴史などを加えてストーリーを作ることができる。単に〝歩きましょう〟では商品としてはダメ。パワースポットやエコ、健康、歴女、山ガールなどのトレンドも取り入れ、ストーリー性をいかに作るかが重要」と話した。

 日本のトレイル場所としては、(1)北根室ランチウェイ全長70キロ(2)とかちロングトレイル全長70キロ(3)スノーカントリートレイル全長280キロ超(4)信越トレイル全長80キロ(5)浅間ロングトレイル全長170キロ(6)塩の道トレイル全長120キロ(7)霧ケ峰―美ヶ原 中央分水嶺トレイル全長38キロ(8)八ヶ岳山麓スーパートレイル全長200キロ(9)高島トレイル全長80キロ――をあげた。

 13年のトレンド傾向は(1)健康の娯楽化(2)ボーダレス(3)小世帯を狙え――の3点。

 (1)の「健康の娯楽化」では、楽しみながら健康を目指すエンタメヘルスが注目されている。さらに、昨今は「飲むだけ」「履くだけ」など辛いことをしないで健康を手に入れたい人が多いこともポイントにあげた。厚生労働省では「メタボ」に変わり「ロコモ」の認知度を広める活動をしており、現在の認知度1割程度から、今年中に認知度8割を目指すという。ロコモとは、加齢による運動器の衰えで寝たきりや要介護になること、またそのリスクが高い状態のことで、日本人は40歳以上の男女の5人に4人がロコモ、およびロコモ予備軍と推定されている。「ロコモ」人口は予備軍含め約4700万人で、市場はメタボの2倍以上だ。「ロコモ」の知名度が上がれば、健康を盛り込んだ旅行商品を売り込むチャンスだろう。

 (2)「ボーダレス」は、マニアのために商品を作り、マニア以外にもウケる可能性があると示唆した。例にレノアハピネスのアロマジュエルをあげ「今までは、衣類に香りをつけるためだけの商品が売れると思われていなかったが、購入希望者は香りマニアだけではなく、一般人もいた」とマニアとマニア以外の境目、中間あたりを狙うことが新商品開発のポイントとした。

 (3)「小世帯を狙え」では、これまでサービスの基本と言われたファミリー層ではなく、子供が離れた親世代や、結婚をしていない人にターゲット層をシフトする必要性があるとした。渡辺編集長は「今後は、未婚者や小世帯が旅行業界でパワーを持ってくる。今までの概念を変えなくてはいけない」と強調した。

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