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5カ国が過去最高、東南アジアの好調続く

2012年12月1日
編集部

JNTO10月訪日外客数

 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)が発表した2012年10月の訪日外客数推計値は、前年同月比14・7%増の70万6100人。10年10月と比較すると2・9%減となったが、前月から5・1ポイント改善した。10月で過去最高を更新したのは台湾、タイ、マレーシア、ベトナム、インドで、とくに東南アジアが好調だった。また、震災前との比較で、米国は12年7月以降、英国は12年4月以降のマイナスが再びプラスに転じ、豪州は震災後初めて20カ月ぶりにプラスになった。

 各市場の動向をみると、韓国は10年同月比13・2%減、11年同月比27・2%増の16万8200人と円高の緩和が見られるものの、依然として円高ウォン安の継続が訪日旅行の回復に影響した。

 中国は、10年同月比33・2%減、11年同月比33・1%減の7万1千人。尖閣諸島の影響で、団体旅行を中心に訪日旅行のキャンセルがみられた。

 台湾は、10年同月比27・0%増、11年同月比23・8%増の13万4200人と過去最高を更新した。オープンスカイによる航空座席供給量の増加が定着し、LCCの就航による需要の拡大が、訪日旅行者数を押し上げた。

 タイは、10年同月比14・0%増、11年同月比62・4%増の3万1700人と、12年4月以降7カ月連続で単月が過去最高を更新。8月にタイの国際旅行博で訪日旅行をPRしたこともあり、訪日旅行の意欲が喚起された。

 そのほかでは、香港は10年同月比10・4%増、11年同月比5・3%減の3万3600人、マレーシアは10年同月比22・4%減、11年同月比は60・5%増の1万1300人と過去最高、ベトナムは10年同月比49・1%増、11年同月比32・1%増の6300人と過去最高、インドは10年同月比1・5%増、11年同月比24・4%増の6700人と過去最高。豪州は10年同月比7・4%増、11年同月比20・8%増の1万7900人、米国は10年同月比0・9%増、11年同月比13・6%増の6万6600人。

 なお、出国日本人数は、11年同月比3・0%減の147万2千人。10年同月比で2・4%増。

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