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旅館5万846軒に―1449軒減少、ホテルは増加傾向

2009年12月11日
編集部

 旅館営業軒数は前年度比2・8%減の5万846軒に――。厚生労働省がまとめた2008年度の「衛生行政報告」によると、09年3月末現在の宿泊施設数(簡易宿泊施設、下宿を含む)は8万4411軒と、前年度に比べ1155施設減少。なかでも旅館は5万846軒と、この1年間で1449軒減少したことになる。一方、ホテルは161軒増加し、9603軒となった。旅館減少、ホテル増加の傾向が続いている。

 旅館数は5万846軒。この1年間で1449軒減少し近年も年間1500―2千軒程度減少しており、2009年度にはついに5万軒割れの可能性が高まった。1980年代に8万3226軒でピークを迎えたが、その後減少傾向に歯止めはかかっていない。客室数は80万7697室と、前年度の82万1870室から1万4173室が減少した。

 一方、ホテルの客室数は78万505室と、同1万5023軒増加し、旅館とホテルの客室数は近づいてきた。

 山小屋やユースホステル、カプセルホテルなどの簡易宿所は2万3050軒と、前年度に比べ162軒増えた。また、下宿は912軒で17軒の減少となった。

 都道府県別にみた旅館軒数は、静岡県が3661軒でトップ。次いで北海道(2844軒)、長野県(2832軒)、新潟県(2453軒)、三重県(1822軒)と続く。トップ5に順位の変更はなかったが、大分県(3軒増)を除いて軒並み減少した。

 ホテル軒数の上位5都道府県は(1)東京都(691軒)、(2)北海道(660軒)、(3)長野県(535軒)、(4)兵庫県(402軒)、(5)静岡県(367軒)。

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