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ポスト直虎見据え、渋谷に「居酒屋はままつ」オープン

2017年11月2日
編集部:平綿 裕一

2017年11月2日(木) 配信 

店内中央の16枚の凧が踊る

大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台であり、出世の街、ものづくりの街としても歴史ある静岡県浜松市は、2017年11月1日(水)~11月30日(木)の1カ月間限定で、 同市の魅力発信の拠点としてShibuya City Loungeに「居酒屋はままつ」をオープンする。1日、午後7時のオープンに先駆け、午後4時からメディア向けに内覧会を開いた。

(居酒屋はままつの店舗情報などは10月24日(火)の配信記事に詳細)

主催者代表あいさつ、山下文彦氏(浜松市産業部 観光・ブランド振興担当部長)

山下氏があいさつ、ゆるキャラも応援に駆け付けた

 現在、浜松市は大河ドラマ「おんな城主直虎」をきっかけとして、全国から多くの人が訪れ、観光で盛り上がっている。ただ、「ドラマも終盤に入り、我われとしてもこれだけにすがる訳にはいかないので、次の手を打たなくてはいけないと考えている」と述べた。

 ポスト直虎を見据えるなか、浜松市“出世100人会議”でさまざまな議論を実施。さまざまな魅力が同市にはあるが、「絞りこむことが重要との考えに至った」(山下氏)。このなかの1つに、毎年5月に行う「浜松まつり」が挙げられた。174町が参加する大凧まつりで、市民の情熱や意気込みが息づいている。

 今回はこの浜松まつりの「醍醐味」と、浜松市民の人柄を表す「人情味」、そして美食の「美味」、この合計3つの“三大味”を「居酒屋はままつ」のテーマに据えた。

 続けて山下氏は「まだ浜松市の皆様の認知度などは今一つの部分がある。渋谷は若者の街。若い人たちにも刺さるような浜松の魅力を、居酒屋はままつを通じて、しっかりと魅力を伝えていきたい」と力を込めた。

山下氏にプチインタビュー、一問一答

今回は国内がターゲットですか。

山下 とくに国内に絞っているわけではない。まずは国内からといった側面もあるが、アジア圏では今回提供するうなぎなどの食材も人気で、食を通じて国内外問わず、浜松の魅力の一端に触れてほしい。

―大河ドラマ館は好調で、来県者が多いようですが。

山下 おかげ様で60万人を超えた。ただ、やはり視聴者層の年齢や、歴史・文化を切り口に訪れる人は、年齢層が高いことはある。今回は食がテーマだが、浜松には浜名湖でのマリンスポーツ、レジャーなども多くあり、居酒屋はままつが、若者への浜松市の認知度向上、訪れてもらうキッカケになればと思っている。

―中部管内の統計で静岡県を見ると、訪日外客数が下がってきていますが、このあたりのお考えを教えてください。

山下 ゴールデンルート真ん中で、バスの中継地が静岡県の位置。これまでは施策を講じなくても団体が来ていたが、やはり何もしなければ減っていくのは当然。一方、中部管内でも伸びている地域はあるので、何とかしなければならないと考えている。

―具体的な取り組みなどはありますか。

山下 インバウンド向けの商談会などは多数行っている。ファムトリップなども実施しており、一定の成果は得られている。第一段階として、人数を増やすことは肝心だが、今後はどれほどの経済波及効果があったのか、なども精査しないといけない。

―狙っている市場などはありますか。

山下 重点地域はアジア。国内は人口減少もあり、現在は、多くの地域が観光に力を入れている状況下で、観光客獲得の競争が激しい。これらを踏まえ、近年の旅行形態の変化、とくに団体客からのFIT(海外個人旅行)化を踏まえ、しっかり訴求していく必要がある。

―ありがとうございました。

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