富裕層向けカタログ通販「ロイヤルステージ」、自己破産申請へ(帝国データバンク調べ)
2026年10月20日(火) 配信

富裕層向けカタログ通販の「ロイヤルステージ」(暮松毅代表、大阪府大阪市)は9月30日(水)に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、「負債は現在調査中」としている。
同社は2005(平成17)年10月に大手総合商社の子会社の事業をMBOにより買収する目的で設立。富裕層向けに自社発行の通販雑誌を通じて、高級アパレルやブランド品、美術工芸品、宝飾品、インテリア用品、食品などを販売していた。
経営者や開業医、医師、弁護士などを対象に「ロイヤルステージ」「ロイヤルセレクション」を発行。メンズ向けの輸入アパレル商材が伸長した14年3月期には年間売上高約41億円を計上していた。
しかし、シニア層の顧客が多かったこともあり、会員数の減少や購買意欲の低迷で売上は減少傾向で推移。新型コロナの感染拡大以降は、海外からの商品輸入が難航するなど事業環境が悪化していた。
近時は為替相場の変動に伴い、仕入価格が高騰する一方で、価格転嫁は進まず収益性が悪化。「余裕のない資金繰りが続くなか、先行きの見通しが立たなくなり事業の継続を断念した」(帝国データバンク)としている。



