「アジア三名泉」を目指し、意見交換 下呂温泉が韓国・儒城、台湾・台中の温泉地と「三温泉交流会」
2025年5月13日(火) 配信

岐阜県・下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)、韓国・儒城(ユソン)観光振興協議会、台湾・台中市温泉観光協会の「三温泉交流会」が5月1日(木)~3日(土・祝)まで、韓国・太田市で開かれ、3都市が保有する温泉の効能について理解を深めたほか、高齢者向けのプログラムの共同開発について意見を交わした。
日本三名泉の1つとして称えられる下呂温泉、韓国で由緒ある温泉地として知られる儒城温泉、谷関、大坑など、多彩な温泉を擁する台中市のトップが一堂に会した「三温泉会談」で瀧会長は、「温泉の効能についての比較、高齢者に対しての取り組み、共同プロモーションについてしっかり協議したい」とあいさつ。プレゼンテーションでは、温泉保護を目的に全国に先駆け導入した集中管理や、クアオルト健康ウォーキングについて紹介した。
滞在中はこのほか、儒城温泉文化大祭の開幕式やストリートパレードに参加し、下呂温泉の魅力を伝えた。
下呂温泉観光協会は2017年に、儒城、台中の2温泉地と「温泉地友好提携」を結び、3地域間で温泉文化発展に向け交流を深めてきた。今回の取り組みもその一環。「アジア三名泉」を目指すなか、来年は下呂温泉で開催する。