大阪・関西万博で高知の食文化発信、土佐田舎寿司やカツオのたたきなど
2025年4月28日(月) 配信

高知県は4月27日(日)、開催中の大阪・関西万博の大阪外食産業協会(ORA)パビリオン内の催事スペースで、土佐田舎寿司やカツオのたたきなどをPRするイベントを開いた。
イベントは当日計3回行われ、約30人が参加。1回目には、イギリスやアメリカなどからの観光客10人が参加した。県の伝統的な食文化や農水産物を紹介する映像プレゼンテーションに続き、土佐田舎寿司づくりとオリジナルポン酢のブレンド体験に挑戦した。
土佐田舎寿司は、山菜や野菜をネタに使うもので、みょうがやしいたけ、たけのこ、こんにゃくなどを、通常の寿司と同様、にぎり状にした酢飯の上にネタを乗せる。すし酢にはユズの果汁を使うなど、ベジタリアンの人でも食べることができるという。
講師を務めた東京・銀座の県アンテナショップ「まるごと高知」内レストラン「TOSA DININGおきゃく」の料理長・山下裕司氏が、慣れない手付きの参加者を丁寧に指導。終始、笑顔と驚きが絶えない和やかな雰囲気に包まれた。
完成した料理は、カツオのたたきと3種類の土佐酒とともに試食した。アメリカ・ニューヨークからの参加者は「とてもおいしい。見た目も華やかで楽しめる」と話していた。
今回のイベントは、県が万博を通じて、高知ならではの地方の魅力を「スーパーローカル」というコンセプトで発信する取り組みの第1弾。昨年7月にオープンした関西アンテナショップ「SUPER LOCAL SHOPとさとさ」とも連動し、今後も継続的なPR展開を予定している。
