中咲きボタンが見頃 市制施行70周年の新品種もお目見え 東松山ぼたん園
2025年4月23日(水) 配信

埼玉県東松山市の東松山ぼたん園は、華やかなボタンの開花シーズンを迎えている。園内には約5000株のボタンがあり、同園によると4月23日現在、1330株が開花しているという。
ボタンは早咲き、中咲き、遅咲きと3段階の時期に分かれて咲くが、現在は中咲き品種のボタンが見ごろを迎えている。今後、遅咲き品種も開花し、5月上旬にかけて最盛期を迎える。
今年の見どころは、同市の市制施行70周年記念の一環として昨秋に植樹した3つの新品種ボタン。日本ぼたん協会から贈られた品種で、命名権は同市に提供され、地元の人々がその名を決定したという背景もあり、地元の愛情が込められたボダンだ。このうち「歩々笑美(ほほえみ)」と「古稀の彩(いろどり)」と名付けられた新品種ボタンは、島根県松江市大根島の松本農園が提供した。この2つは中咲き品種で、現在見頃を迎えている。
同園では5月6日まで、開花に合わせ、「花絵巻」イベントを開催。5千輪のボタンを水上に浮かべる「巨大花(はな)手水(ちょうず)」を5月3~6日の4日間開く。ボタンが広がる景色はまさに圧巻だ。